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日記を、日付順に、読みたいので、1番下へ行く

あぐらぐち物語 2000年8月分


2000年8月31日


 早生品種の作業請負分の刈取り終了。あとは、自社のハナエチゼンだけだが、予定通りだと、一日分か。去年より、10日は早いが、すぐにコシヒカリの刈取りが始まる。なんとか、必死に、刈取り適期カレンダー通りに、進めている。これも、皮肉な事に、好天が続くおかげである。
 今日は、月末、給料日である。7月、8月は、稲作農家にとっては、資金繰りが厳しい月だが、なんとかお米の出荷が間に合いしのいだ。一切、借金なしで、乗り越えたと言う事は、社長である私にとっては、勝利宣言を出しても良い位である。これ以降は、月々の積立が丸ごと残るわけだから、ますます、良い方向に転がるはずだ。次は、来年に向けての販売戦略通りの、お米の販売と在庫を、キッチリ出来るかどうかだ。現金は欲しいが、余り秋に手放すと、販売価格が安いのと、平成11年のように在庫不足に見舞われると、7月8月に流動資産が息切れしてしまう。しかし、あまり残すと、やはり、秋に大量在庫をかかえ、叩き売りになってしまう。まだ、あきらめていないが、今年は、コシヒカリの販売が、半月早まるので、少し余りそう、現段階での私の点数は80点位か。


2000年8月30日


 クボタコンバインの実演機に、一日乗った。馬力が、1.5倍も違うので、プロペラ機からジェット機位の差がある。馬力に任せて刈れるのは、楽しいが、その分、速くて気を使うので疲れた。レバー類が重いのも原因の一つだが、とにかく、前後後進方向転換が、さながらアクロバット飛行の如く、激しいので、重いとレスポンスが悪くて気を使う。一瞬、宛て舵が遅れると、コンクリート壁にこすりそうになる。それ以外は、やはり快適。定価800万円と聞いてめまいがしたが、今に見ておれ、ポン!とキャッシュで買ってやるからな、待っていろよ。
 今日、我が社のライスセンターで、ハナエチゼンの計画外出荷の特別検査があった。300袋全部が、カメムシで2等。カメムシ推奨の我が社なので、気にしないが、やはり場所で多い少ないはあるようだ。ちなみに、初期ロットの農協検査分は、一等になった。


2000年8月29日


 今日は、テクニカルなところが多くて、疲れた。テクニックを駆使して最大限の注意を払っての、田んぼへの進入や、刈取りだった。そして、この暑さでさすがに、ばててしまった。バリアフリーではないが、ほんの少しのスロープがあれば、安全にしかも早く作業が出来るのに、なかなか、お百姓は、作ってはくれない。しかし、早生もゴールが、見えて来たぞ。


2000年8月28日


 最近は、我が社では、女子供を働かせている。今日も、研修中の普及部職員の妹さんに来てもらった。こうなれば、誰でもいい、とにかく人手不足だ。でも、若いのに、炎天下の中がんばってくれた、感謝!おかげで、今年は、ウハウハ稲刈りだ。
毎日、オラの田んぼは、いつかいな?と言う電話がかかってくる。かかって来たところから、とにかく刈っている。コシヒカリも、もう、刈ってくれーと叫んでいるように見えるのは、気のせいか。今日、足のケガの抜糸をした。傷も確実に治っている。もう少しの辛抱だ。


2000年8月27日


 今日は、3つの行事が重なっていた。一つは、丹後半島にて青年塾生に食の授業。二つ目は、消防の秋の防火訓練、三つ目は、小学校の大掃除。本当は、朝4時おきで丹後に行く気だったが、妻に、叱られて断念。「塾長に言って、止めてもらう」というのがトドメだった。行くも地獄引くも地獄、されど今回は、止めるのが人の道と悟った。結局、松葉杖をついて小学校へ行ったが、校長先生以下、口には出さないが、嬉しそうだった。まあ、頼られていると言う事で良しとしよう。
 食の授業は、代理の塾生に原稿を託したが以下がその一部。

化学肥料(チッソ、燐酸、カリ)より有機肥料(130種類)がいい

化学肥料は、基本的にたった三つの元素です。比べて有機肥料はなんと130種類。人間の世界で例えると、英数理しか出来ず効率的ではない事を排除するようなキャリアのような人が化学肥料的。夫婦、子供、老人、身障者、地域、趣味、等々のいろんな事も、人生にとって大切と思って生きている人が有機肥料的。前者は、効率が良いが、冷害等の外乱に弱い(日本のよう)、後者は、効率は少し悪いが、安定している。しかも、虫や病気に強く、なによりも美味しい。
 一般の方は、ほとんど有機栽培や微量元素の有効性について知らない。それは、私の場合、人間社会に例えて分かり易く話すようにしている。つまり、上甲塾長が良く言われる、「世の中に無駄な人はいない」一見無駄に見えるような物も、何か必然で存在しているという事。どんなに立派な有機栽培をしていても、考え方が化学肥料的つまり、非効率的なものを排除しようという考え方では、それは、形ばかりの有機栽培になると思う。我が社は、有機栽培は、素人だが、有機的な会社経営では自信がある。でなければ、中村君やその他バカーズとの関係は、あり得なかった。
 それにしても、する事が沢山あるのに、家で、テレビを見てボーとしているのは、久しぶりだ。たまには、いいか。


2000年8月27日


 今日は、3つの行事が重なっていた。一つは、丹後半島にて青年塾生に食の授業。二つ目は、消防の秋の防火訓練、三つ目は、小学校の大掃除。本当は、朝4時おきで丹後に行く気だったが、妻に、叱られて断念。「塾長に言って、止めてもらう」というのがトドメだった。行くも地獄引くも地獄、されど今回は、止めるのが人の道と悟った。結局、松葉杖をついて小学校へ行ったが、校長先生以下、口には出さないが、嬉しそうだった。まあ、頼られていると言う事で良しとしよう。
 食の授業は、代理の塾生に原稿を託したが以下がその一部。

化学肥料(チッソ、燐酸、カリ)より有機肥料(130種類)がいい

化学肥料は、基本的にたった三つの元素です。比べて有機肥料はなんと130種類。人間の世界で例えると、英数理しか出来ず効率的ではない事を排除するようなキャリアのような人が化学肥料的。夫婦、子供、老人、身障者、地域、趣味、等々のいろんな事も、人生にとって大切と思って生きている人が有機肥料的。前者は、効率が良いが、冷害等の外乱に弱い(日本のよう)、後者は、効率は少し悪いが、安定している。しかも、虫や病気に強く、なによりも美味しい。
 一般の方は、ほとんど有機栽培や微量元素の有効性について知らない。それは、私の場合、人間社会に例えて分かり易く話すようにしている。つまり、上甲塾長が良く言われる、「世の中に無駄な人はいない」一見無駄に見えるような物も、何か必然で存在しているという事。どんなに立派な有機栽培をしていても、考え方が化学肥料的つまり、非効率的なものを排除しようという考え方では、それは、形ばかりの有機栽培になると思う。我が社は、有機栽培は、素人だが、有機的な会社経営では自信がある。でなければ、中村君やその他バカーズとの関係は、あり得なかった。
 それにしても、する事が沢山あるのに


2000年8月26日


 暑い!もう、昨日今日は、体感的には、一番暑い。コンバインが、オーバーヒートする位だから、相当なものだ。足は、うずくが、稲刈りは全開でしているので、マシンが音を上げている。
 明日は、日曜日でお休み。レディースからは、休むの?と言う声もあったが、日曜日は休みと決まっている。休んで、また全開でやればいい。
 稲刈りをしていると、意外と市街地の方に、大きいカエルがいる。有松地区では、デッカくて平たいイボガエル?がいたし、馬替(まがえ)では、殿様カエルが沢山いた。そして、農業振興地域に近くなると、アマガエルしかいなくなる。これは、一体どうしたことだろう。それにしても、イボガエルは、デカイ。飛べなくて、ノッシノッシと歩くので、見つけて避けるのが大変。でも1匹か2匹は、つぶしてしまった、合掌。


2000年8月25日


 今年は、研修生もいないし、ベテランボーイズの参戦も少ないので、少ない駒で、苦労して稲刈りを進めている。私は、どちらかと言うと、ド素人でも、数で勝負のタイプ。専務は、数が多いと疲れるタイプである。今のベテランも最初は、大変苦労したものだ。人を育てるには、最初は我慢が必要である。少ない時間でも、来て経験を積めば、人は成長する。何年かおきに来る、端境期みたいなものかもしれない。また、新たな人材を育てて行かねばならない。
 ハナエチゼンを刈ったが、とても収量が少ない。刈っても刈っても、乾燥機が一杯にならないのである。よそでは、豊作と騒いでいるが、また、やってしまったのだろうか。まあ、もみすりしてみないと、最後まで分からないが。


2000年8月24日


 今日は、キーも折れず、パンクもせず順調に稲刈りをした。今日は、石川農業青年会議のFAXネットへの投稿を載せる。
林さんちの田んぼの音楽フェスティバル

大成功と骨折

 田んぼフェスでは、皆さんありがとうございました。今回、私も天才ではありますが、皆さんの才能からすれば、微々たるものと感じました。まあ、あれだけ、次から次とパフォーマンスを爆発できるものと、思います。
 今回、謙虚な訳は、実は、あの晩、ビールの氷がなくなり、冷凍庫へ取りに行ったところ、それを足の上に落してしまい骨折してしまったのです。氷と言っても、2貫目以上ある大きなものです。親指の甲の所を粉砕骨折して、5針縫いました。救急車を呼ぶと全国に情報発信してしまうので、妻に松任中央病院に連れて行ってもらいました。 今は、もうプレートをあてて、コンバインで稲刈りをしていて、落ち着いたので、皆さんへお礼をと思いキーボードを打っています。
 まず、全てのスタッフにお礼を申し上げます。これは、林農産がスポンサーになっていますが、経費は、ほとんどトントンで行いましたし、カンパもあったのでどちらかと言うと、お金で、とやかく心配しなくても良い雰囲気作りを提供したと言う程度のものでしょう。それほど、皆さん、良くやってくれたのです。
 遠方からの参加も多く、会員では、吉中さんが、もち豚を持って来てくれて、とても、ビックリしました。この前、美味しかったと、しつこく言ったのは、事実ですが、今回も、美味しかった!
 参加の方で、インターネット関連の方も多く、飛び入りで、演奏に参加してくれたりで、本当に感謝でした。5時間も、間が空き過ぎるのではと思ったのは、思い過ごしでした。
音楽に関しては、皆さんに任せるとして、私は、ゴミ減量の新しい提案として会社ロゴ入り山中漆器アウトドアセットを50セット製作してのぞみました。あと、ビールも本格サーバーを持ちこみ、もちろん本物のジョッキを使用しました。そして、洗い場を会場に設け、セルフサービスで洗う方式をとったのですが、意外にも、皆さん協力的で、皿やお椀、ジョッキが不足する事はありませんでした。
 アウトドアスポーツやバーベキューは、自然に親しむとは裏腹に、余りにも、使い捨て食器を使用しすぎると思うのです。今までも、マイ食器を奨励してきましたが、今回、山中漆器の石小漆器店の協力で、お椀、皿、コップセットを750円で作ることが出来ました。
 山中漆器の衰退の原因に、安価な引き出物として使われた事が挙げられます。今回のように、アウトドアやイベントで繰り返し使用するには、ハイグレードでありながらとても環境に優しく、企業イメージアップを考えると余りあると考えたのです。そして意外な優れた点が、風に強いと言う事です。紙皿が、風で、宙を舞うのを手で押さえながらのバーベキューを良く思い出しませんか。
 私の所属する青年塾でも、150セット持っていて、色々な場面で使用しています。もちろん、お金が余っている貴方には、本漆アウトドアセット5000円もご用意しております。もし、ご興味の有る方はぜひ、私に申し出下さい。 最後に、稲刈りは、なんとかやっておりますので、ご心配なく。アルールを断ち家にジッとする毎日は、何年ぶりの事でしょうか。今まで、一番健康状態が良いようです。


2000年8月23日


 朝、さあ稲刈りと思い、キーを回すと、クルルン!と何の手応えもなく、キーが折れた。まるで、スプーン曲げのように、根元から、折れてしまった。しかも、現場は、最長距離の有松地区。まあ、ともかく、スペアキーを専務に頼んだが、良く考えると、中に入ったキーの片割れが取れない。思案の挙句、ドライバーを車泥棒のように突っ込んで、エンジン始動した。結局、一日中、ドライバーで、かけたり止めたりだった。最近、身の周りで、ポルターガイスト並に色々な事が起きる。オーラの出し過ぎか
 ともあれ、仕事は順調だが、昨晩は、足が痛くて眠れなかった。それも、骨折とは、関係ない人差し指。もしかして折れているのではと、思いつつ我慢して仕事をしていたが、どうも、内出血がひどくて、そこへ貼ったバンソウコウが痛かったと判明。医者には、ちゃんと、松葉杖を使いなさいと注意された。そんな事言っても、パンクするわ、キーは折れるわで、ジッとしていられないのだから、仕方がない。今晩は、良く眠ろう。


2000年8月22日


 今日から、ボイーズのニューフェイス、能瀬ブラザーズが登場。いつもお世話になっている、のせ紙器の社長さんの息子さん達だ。半分冗談で、稲刈りバイト募集していますと、言っていたら、本当に来てくれた。事ここに至っては、「良くぞ来てくれた!」と言う感じだ。おかげで、稲刈りは、私の足の事など、まったく関係ないように順調に進んでいる。傲慢な私は、「片足が無いくらいで、丁度いいわ」とうそぶいているが、少し半泣きも入っている。
 そして夕方、病院へ行った帰り、軽トラのタイヤがパンク。泣き面に蜂とは、この事である。足の甲は、腫れも引いてきて、少し楽になってきた。しかし、相当、大きなダメージだったんだなあと、今更ながらに傷を見て思った。そう言えば、落ちた2貫目くらいの氷が、割れたから、まだ良かったのかもしれない。割れなかったら、切断していたかもと思うと、暑いのに、涼しくなった、ヒュー、、。


2000年8月21日夕方


 レントゲン結果は、「粉砕骨折」でした。全ての予定が、粉砕したような響きです。しかし、その足で、靴屋に行き、最近流行のベルクロ式のサンダルを購入。右足だけそれを履き、稲刈りに行きました。コンバインは、フルオートマで、手だけの操作で動くので、なんとかなりました。脳みそが、まともな限りは、動かせる可能性があれば乗ってしまうのは、レーシングライダーのサガに似ている。
昨日今日とこんな調子で、皆さんにお礼を言うのを忘れていました。今年のフェスティバルも、大成功で、自分で言うのもなんだが、やはり天才かもしれない。しかし、それ以上に、皆さんのポテンシャルも凄過ぎる。バカーズのパフォーマンス「浩陽記念病院」では、まさか私を拉致して舞台で、ナース姿で踊るとは、夢にも思わなかった。後で聞くと、私が、ステージ側に居なかったら、あのパフォーマンスは成立しなかったそうだが、みんなの気が、ベストの位置に座わらしていたんだと思います。天才と馬鹿は、まさしく紙一重。私は、今回、一線を少し超えた気がします。だから、みんな手伝いに来てね!


2000年8月21日


 この2日間で、最高と最低を経験した。最高は、「田んぼの音楽フェスティバル」の成功。気にしていた皿やお椀、ジョッキも皆さん、セルフサービスで洗ってくれて、うまく回ったし、音楽も最高だった。最低は、その打ち上げで、深夜、氷を冷凍庫に取りに行った際、手を滑らせ、大きな氷を足に落してしまった。結構血が出て、ビックリしたが、松任中央病院に行ったら、5針縫うケガだった。まったく、自分の不注意で、稲刈りも青年塾全てに影響を与える事になったしまった。今から、レントゲンを撮りに医者に行く。骨は折れていない事を祈る。


2000年8月18日


 今日は、稲刈り試運転の日。しかし、朝から来客や電話で、気ぜわしい一日だった。ただ、1軒だけ今日刈ったが、稲刈り適期は、思ったほど早くなく安心した。21日からで、十分と分かり、ホッと胸をなでおろした。これで、明日は、「田んぼの音楽フェスティバル」に集中出来る。
 山中漆器のお椀、皿、コップが届いた。林さんちのロゴ入りで、渋い仕上がりに大満足。明日は、なんとかこれで、使い捨て皿の厄介にならないようがんばらねば。


2000年8月17日


 昨晩、妻が居ないのをいいことに、飲み過ぎて頭が痛い。しかし、稲刈りの事を考えると、落ち着いていられないので、一日ウロウロしていた。こうなれば、腹を決めて21日から刈るしかない。田植えと同じで、ハナエチゼンは、専務チーム、作業請負の稲刈りは、私のチームで行う。本当は、一気にハナエチゼンを刈ってしまってから作業請負に入ると楽なのだが、本来、ハナエチゼンの後に刈取適期が来るはずの、ほほほの穂が、異常に早く刈取適期に入っている。なぜ、逆転するかと言うと、都市部は、やはり、気温が高いのである。しかも、こんな暑い夏は、エアコンを使うのでなおさらである。


2000年8月16日


 富山からは、1人で、JRとバスを乗り継いで帰ってきた。田んぼの音楽フェスティバルの事もあるし、稲刈りも、超早くなりそうで、ノンビリしている気がしないのである。かと、言って、何をするわけでもない。いつもは、盆明け1週間ほど、準備期間があり、気持ち的にも、覚悟が整うのだが、今年は、どうなることやら。もう、お客様からは、20日から刈ってくれと言われている。そうは、言っても、ハナエチゼンも9ヘクタールあるのだから、困ってしまう。
 昨日は、富山の岩瀬と言うところで、子供達と釣りに行って来た。岩瀬は、実家の母の実家で、良く行ったのだが、釣り人が良く来る所と判明。今回は、竿を持って行って、釣りを楽しんだ。しかし、目指す小アジは、たった3匹。隣を見ると、調子よくサヨリを釣っている。来年は、サヨリ狙いだ!


2000年8月14日


 昨日は、朝からどっぷりと、少年野球にはまっていた。自分も暇だなあと思うが、たまにはいいかとも思う。それにしても、スポーツ系の監督は、良く怒る。今回の相手チームは、特にすごかった。でも、監督コーチに聞くと、あんなもの当たり前と言う感じ。ただ、自分の子供に手を上げられたら、私は、どう思うか微妙だなあ。スポ根系の指導では、成長の限界が低い。成長の限界が、高いのが、自主性に任せた指導だ。うちのチームは、その点、あまり上手でない子供も、しっかり上手くなっていくと評判である。だから、相手チームが、なんだか萎縮した感じの中、我がチームはノビノビと、走り回って、相手を掻き回して勝って行く。強いと言う事は、やはり、チームの総合力だなあと、感じた。最後は、皆さんで、ビールを飲んで盛り上がったが、そんな時に、意志の疎通をしておくのも、総合力の一つである。と、思っていい気分になっていたら、早く帰りなさいと、妻に叱られた。
 今日は、妻の実家の富山に、子供達と、電車とバスで行く。妻は、昨晩すでに出かけている。最近は、子供達が、実家に帰ってもつまらないと言って、長くいたがらないので、時間差で、行く事にした。JRが、込んでいなければいいが。


2000年8月12日


 昨日は、朝、今度の「田んぼの音楽フェスティバル」で使用する、皿、椀、コップを、山中漆器の知り合いの方に注文した。本物の漆器だと、1セット一万円以上になるが、残念ながらプラスティック製で、50セット数万円になる。それでも、使い捨て皿5枚入りを、250円で購入するより、ずーといい。一度、買ったら、これからの全てのイベントで、器には困らないので、重宝するはず。何よりも、ゴミ減量の姿勢を、周りに示す事により、多くの人に真似をしてもらいたい。
 その後すぐに、石川青年農業会議所の、農業法人巡りに行ったが、農業法人と言っても、本ぶどうの樹が最近開店させた、「シノア」と言う、中国風フランス料理店。平松牧場の、moomooアイスクリーム店。川北温泉の転作麦原料の地ビール「ワクワクファーム」。どれも、今までの百姓のイメージとは、かけ離れたものだ。とにかく、オシャレで、驚くほど、お客様が来る。今回のコンセプトが、お店の物を飲み食いする事なので、社長さんも、押しなべて、機嫌良く話をしていただいた。私もそうだけど、見学だけして、商品を値踏みだけして行く方よりは、ガンガン商品を買っていただける方に対しては、特別な感情が沸いても仕方なないことだろう。最後は、片町で反省会もあって、盛り沢山な一日だった。
 そして、今日から、現場は、盆休みだが、朝4時半起床で、松任の海へ、富陽小学校5年2組の地引網があった。私は、生まれて初めてやったが、あんなに遠くから、引くとは思わなかった。結果は、小さいカマスや小アジが、主だったが、それでも、子供も親も大満足の企画だった。ぜひ、他のクラスでも来年は、広めたい。友人が同様の企画で、山ほど獲れて大変だったと聞いていたので、量的にも丁度だった。
 今晩は、消防操法チームの夫婦同伴の打ち上げ。これで、ようやくお盆である。やれやれ。


2000年8月10日


 今日は、あぜ道の草刈りをした。なんとか、間に合ったと言う感じか。例年だと、この後、盆明けに除草剤を散布する。しかし、今年は、盆明けと同時に、稲刈りなので、草刈りと並行して除草剤を散布するため、虎刈り状態にしている。なぜ虎刈りかと言うと、除草剤も、葉に直接効く、パラコート系と、葉から吸収されて、根を枯らす、ラウンドアップ系がある。前者は、即効性を、後者は、持続性があるが、今散布しているのは、ラウンドアップなので、ある程度、葉がないと効きが悪い。少々格好は、悪いが、虎刈り状態で済ました。前半、カラ梅雨で、草が伸びず助かったが、後半、高温と夕立で、一気に伸びてしまった。これも、草刈機だけで、済まないものかなあ。

朝、チョミ吉が、今度はヘビを捕まえて来た。勝ち誇ったように、傍らにいるが、頼むから部屋には、持って来てくれないでくれ。


2000年8月9日


 ライスセンター前に、テントを張った。例年だと、お盆明けに張るのだが、それでは間に合わないと判断したからだ。稲刈り中は、ライスセンター内は、お米で一杯になるので、コンバインやトラックは、外に置かざるを得ないので、テントが必要になってくる。このテントは、受難の歴史があり、何度、引き千切れて飛んで行ったり、飛ぶ前に、カッターで裂いたりしたことか。だから、これを張ると、天気予報には敏感になる。


2000年8月8日


 12日から盆休みで、しかも、盆明けと同時に稲刈りに入りそうなので、みんな少々焦り気味。そんな中、もちつきをした。もう、我が社の工場は、夏の作業を想定していないので、暑い事、暑い事。しかし、以前なら製造しなかったが、最近は定番として、ある程度は在庫がないとまずいのと、19日の田んぼのフェスで、売りたいので作った。でも、やっぱり、夏のもちつきは、合わないなあ。


2000年8月7日


 2日間、ビッチリ富陽学童野球クラブの合宿だった。とても楽しかったが、やはり疲れた。もう、難民キャンプってこういうのが、毎日だと思うと、ゾーとする。やはり平和が一番。たまには、自分が主催しない会に参加するのもいい。6年の保護者の皆様、本当に御苦労様!
 今日明日と、店の藤井嬢が、地域の盆踊りの準備でいない。そして、マーフィーの法則ではないが、こんな時に限って、子供が熱を出す。今日は、次男がダウン。まあ、合宿ではしゃぎ過ぎたのが原因。
そんな中、午前中、米袋メーカーの方と打ち合わせた結果、「林さんちのコシヒカリ」オリジナル袋と、カグラモチとハナエチゼンも、農協出荷も可能な形で作る事になった。我が社のような、中小企業で、製品が小ロット多品目の場合、包装袋は、汎用性が重要。油断すると、袋の種類ばっかり増えて、しかも、詰め方を失敗すると、詰めなおしという最悪のパターンもある。
 午後は、小学校のプール監視の当番で出かけた。ついでに、最後に少し泳いで、夕方から、「かがやまなか掃除に学ぶ会」の反省会に行く。自分で言うのもなんだが、盛り沢山だなあ。


2000年8月4日


 どうも、お米の袋は、「林さんちのコシヒカリ」オリジナルで行けそうである。後は、無印袋を買って、ハンコを押すつもり。農協への出荷用袋は、正確に注文しなくてはならないが、いたしかたない。そうなると、どんなデザインがいいのかなあ。
 今日は、「富陽小に貞子はいるか」全国放送に尽力してくれたNHKさんを紹介しよう。あんまり実名を挙げると、この日本農業界でもトップのアクセス数を誇る?HPなので遠慮していたのだが、勇敢にもOKが出た。名前を木村珠美さんと言い、4年前に、田んぼのコンサートの取材に来られたのが最初である。チャーミングなママさんディレクターで、やはり、これからの時代を変えて行くのは、子供を生む女性だなあと感じた。良く「マスコミが悪い」と言うセリフを聞くが、彼女のような志の高いマスコミ人もいるのである。苦労して、志高い番組を、制作しても、焼け石に水かもしれないジレンマもあるかもしれないが、私は、焼け石に水でもいいと思っている。農業は、百姓だけがやっているのではない。マスコミ、広告代理店、お米屋さん、農機具メーカー、etc周辺の多く方々の力で、志高い方向へ進めるのである。それだけに、今回の全国放送はうれしい。
 明日、明後日と、富陽学童野球クラブの合宿に家族で出かける。初めての体験なのでワクワクするが、どうなることやら。


2000年8月3日


 生まれて初めて、人間ドックに行って来た。結果は、脂肪肝がある、胃炎があると言ったものだ。ちゃんと休肝日を設けて、定期的に運動や、散歩をするように言われた。予想通りの結果で、この春からの不摂生がたたっている。数値自体は、悪くないので、これから次第ですねと言われた。胃炎は、なぜだか良く分からないが、ガンの元になるので、毎年、胃カメラ検査をしてくださいと言われた。カメラを飲むのに、麻酔を打ったが、あまり効かずに、しんどかった。かえって、帰宅してからもボーとしていて、大変だった。今までは、健康には、余り自信はないが、それなりに良かった。しかし、脂肪肝、胃炎と聞くと、少しショック。百姓も、定期検診を受けないとだめだね。


2000年8月2日


 今日は、トラクターで荒起しをして回った。そして昼休みに、家にいたら、トラクターを置いた交差点で交通事故との無線。げっ!実演機に何かあったらと思い、見に行ったら、小学生が頭から血を出して「お母さん!うえーん」と泣いている。そこで思わず「富陽小学校PTA会長ですが、、、」と声をかけたら、救急隊員に、「金沢の小学生です」と言わた。同じ小学生なのに、不謹慎にも、ホッとしてしまったのは、サガだなあと思った。原因は、自転車同士の接触事故だったが、泣いているその子をなだめすかして、救急車に乗せた。3年前の夏休みに、自転車で死亡事故が、起きて、その時は本当に悲しい思いをしたので、児童の事故には、過敏にならざるをえない。
 「富陽小に貞子はいるか」が、8月27日午前7時半に全国放送されることになった。3分ほど時間も増える。いいぞ、いいぞ!この調子で行こう。


2000年8月1日


 農協から、クボタの実演トラクターを借りてきて、今日は、田んぼを起した。何せ、私が乗っているのが、昭和60年購入だから、15年位の差がある。ほとんどの操作が、デジタルで、ボタンでピッピッ!と出来るし、エアコンは良く効くし、静かでラジオも良く聞こえる。隔世の感がすると言うのは、この事だ。やはり、欲しい、しかし、まだ我慢だ。目指せ、6000時間、現在3800時間。
 食糧事務所の方が来て、検査場所の書類にハンコを押したが、ここで大問題が発生。今まで、何気なく使っていた、「石川コシヒカリ」等々の米袋が、登録商標の関係で、農協出荷以外には使えない事が判明。農協、業者、店舗と3つの販売パターンがあるが、どれほどの比率になるかは、なかなか難しい判断がいるので、一番制約の多い、農協出荷を前提に詰めていたのだ。下手に詰めて、出荷先が変わると、詰め直しと言う最悪の事態を招きかねない。しかし、言われて見れば、確かに他人の商標を使っていたので良くない。と、言う事は、無印の袋に詰めることになるが、今更、印刷が間に合わないので、内容表記の手書きの部分が増える。しかし、4000袋以上を手で書いていたのでは、日が暮れる。何か、良い方法を考えねば。
 昨晩と今日、「富陽小に貞子はいるか」の模様が、NHKで放送された。5分ほどだったが、アピールするには、十分な内容だった。校長先生も最近、気苦労が多かったが、教育長に誉められ、鼻高々である。難しい意味はともかく、楽しく学校に触れる事が出来れば、これでもう満足だ。





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