あぐらぐち物語 −中村君版− 1998年3月分





1998年3月31日(火) くもり

「上納金」

雨で地面がぬれてたので午前中は様子見。久々に実家へ帰って上納金を渡してきた。家のローンが たくさんあるので、自分も毎月少し払っている。親孝行をするようになったということか? 午後からは田んぼを起こしに行けた。乾くのが早い。ところで、就農を考えている女子大生から メールがきた。自分とちょっと境遇が似ていて、たくさん聞きたい事があるという、返事を書くのが たいへん楽しみなメールだ。農業をささえてきたのはおばあちゃん達だけれど、現代でも この前うちを見学にきた人達など、意外と農業にかかわってくる若い女性も多い。嬉しい事だ。


1998年3月30日(月) 晴れ

「ステーキワン」

昨日の夕食は、ジャスコ杜の里近くの「ステーキ1」へ行ってきた。三宅君の歓迎会ということだが、 まあこの際名目はなんでもよい。うちの米がブレンドされて出ているということでぜひ行って みたかったのだが、「どこへ食べに行く?」と聞かれるたびに毎回ステーキ1と答えていた自分の ねばりでついに実現した。ライス・サラダ・スープ・フルーツがセルフサービスで食べ放題で金大生 だけでなく、様々な人達にも人気のようだ。日曜の夜ということで行列もできていた。自分は見て ないが、確か先週テレビでこの杜の里一帯の飲食店を紹介したせいもあっただろう。 ここから往復1時間かかり、しかも食事のために30分以上もならんだのは初めてかもしれないが、 サラダの種類が豊富で気に入ったのでまた行くだろう。今日は苗出しと種まき。この前種まきした 苗箱をハウスに並べて、また種まきだ。人がたくさんいるので早く終わりそうだ。


1998年3月29日(日) 晴れ

「水口破壊!」

さて今日も1日中荒起こし。水田には必ず水口(みなくち)と水戸(みと)がある。給水と排水、 水の管理は重要な栽培技術だ。水口はたいてい、よくあるグレーの塩ビパイプがにょきっと出ている のだが、今日はトラクターでその水口を見事に破壊してしまった。たまに(?)あることらしい。 自分は修復が必要なほど破壊したのは多分初めてだ。トラクターの運転は外周を起こすときが 特別気を使う。すみをたくさん残せば、あとは人力で、クワを使う人が体力を消耗する。自分は かなりぎりぎりを通るようになったが、「ガリガリ」とか「ゴン!」という気分の良くない音や衝撃 もあり、サイドミラーを見て「い゛〜」と歯を食いしばりながら運転するので結構汗をかく。 プラマイ3センチぐらいならいいだろうと思っているが、去年はこの数字は5センチ以上だった。 それにしても今日は1週して戻ってくるまで全然壊したことに気がつかなかった。トラクターが 壊れる一歩手前の運転が黒字のラインだろうから、これしきの事は「勲章」で済むはずだ?


1998年3月28日(土) くもり

「土曜休日」

天気その他の関係で、日曜日は出勤のかわり、今日が休みとなった。サッカーファンとしては 非常に嬉しい。Jリーグを見る目はもう代表監督の気分だ。この前は椿まつりでゆっくりできなかった 分、今日はごろごろして、トラクター運転でのこりをほぐした。


1998年3月27日(金) 雨

「脱水機」

雨が降り、午前中はのんびり、と思ったら意外と10時前からお客さんや電話などであわただしい。 今日は種播き。その前に、水に浸けて芽出しした種もみを脱水する。写真がその脱水機で、ブレーキ をかけているところ。洗濯物を脱水させても、すごくいい性能を発揮しそうだが、すこし臭くなるか。 1日約1時間で、年5回ぐらいしか使わない。農業はこういう機械が多い。うちの洗濯機は2層式で 面倒だ。つい、150円で全自動のコインランドリーへ行ってしまう。洗濯の単価ってどれくらい だろ。30分間の水と電気を考えると、150円はそうとう安いのではないか?





1998年3月26日(木) 晴れ

「暗闇に響く轟音」

空襲ではない。明日雨が降るらしいので、堆肥を撒いた田んぼを今日中にすべて起こそうと がんばったら、7時になってしまった。最後には暗くなってよく見えないのでライトをつけて、 ギアも1段上げて、エンジン2500回転オーバーでぶっとばした。爆弾は装備してない。 でも空を飛びたい。耳鳴りがする。明日は種播き。早く休もう。


1998年3月25日(水) 晴れ

「攻めの走り」

岡山から三宅君が1年間の予定で研修にきている。実家も農家なので、ずっとではなく、2ヶ月おき ぐらいで行ったり来たりすることになる。去年も何ヶ月間か、学校から研修に来ていたのだが、 卒業して家業を継ぐにあたって、どこか外部で1年研修してこい、ということになってうちへ来た。 そして今日の荒起こしで、ついに自分がトラクターの運転を教える立場になってしまった。 運転歴は1年だが、思えば自分も上達したもんだ。最初の頃はスピードが速く感じて、あぜや壁が せまってくると焦りまくりだったが、今は余裕もできてのろく感じ、コンクリートを削るほど ぎりぎりまで攻めたりする。(ホントにこするが、トラクターは丈夫だ)


1998年3月24日(火) 晴れ

「回る焼肉」

昨日は2千円で食べ放題という焼肉屋へ行ってきた。お寿司やデザート等も回っていて、ライスに 味噌汁も食べ放題。予想以上においしいので自分は気に入っている。写真を撮ってこようかと 思ったのだが、混んでいて回っている席に座れなかった。食べ放題のかわりに食べ残し厳禁なので 焼くペースが重要だ。こげこげになったのも含めて、ちょっと肉を食べ過ぎた。皆それぞれ、 一週間分ぐらいの栄養をため込んだだろうか。大学生協の同期の生き残り?ももうすぐ県外へ 引越し。自分のアパートが最後のベースキャンプになった。今日はもちつきと荒起こし。 椿まつりでもちが売れたので、店売りの分を少し久々に作った。


1998年3月23日(月) 晴れ

「送別会」

今日は早めに上がって、送別会へ行く。大学時代の同期が2人、院を修了して県外へ就職するので、 自分が幹事で妖しくも楽しい焼肉を食べに行く予定。仕事の方は荒起こしを始めた。バイトの松本君 はさっき、修学旅行先のシンガポールから無事帰ってきた。昨日から研修生の三宅君もきている。


1998年3月22日(日) くもり

「がんこ揚げ」

今日も椿まつりで、商品の運搬で2、3往復。野々市町はお祭りが多くて活気があると思う。 たくさんの人でにぎわい上々だった。町の大きさがほどよく人口も多く一体感がありそうだ。 金沢市は広すぎてどこで何をやってるかよくわからない。ところで例の「がんこ揚げ」だが、試食用 を食べてみると「しん」が残っていて食べるのに時間がかかった。元々は歯が立たないぐらいだから こそ、がんこ揚げというらしいのだが、今の若い人にはあまりがんこじゃない揚げ方のほうが いいんだろうなあ。お菓子の「ビーバー」に似ている。人間の退化防止にはがんこな方が 良いのだろうが、売れ残りそうだし、悩むところだ。


1998年3月21日(土) くもり

「椿まつり」

今日は野々市町の椿まつりで、文化会館フォルテの会場にうちも商品を並べている。もちやかきもち、 山菜おこわなどだが、中でももちを油で揚げた「がんこ揚げ」の揚げたてをつまみぐいするのは 涙が出るほどうまい。自分は会場ではなく、本店?で店番。こちらはあまりお客さんも来ず、電話 もなぜか少ないのだが、お祭り会場の方は予想以上に物が売れて、何度か追加で商品を運び、 意外とせわしなかった。売れ残りが恐くてたくさん作らないせいもある。割れたかきもちを 試食用にその場でストーブで焼いているのが客寄せにいいのかもしれない。天気、気温もまあまあ だった。明日は皆さんも「がんこ揚げ」を食べに来て下さい。





1998年3月20日(金) くもり

「春の嵐」

昨日からの風はすごかった。地震かと思ったほどだ。昔はハウスが吹き飛んでしまう ほどの被害があったらしい。ビニルを張ったばかりでこれから使う前に壊れると ショックなので自分も気になっていたが、大丈夫だったようだ。 それより自分の洗濯機のフタがどこかへ飛んでいった。昼に探すと田んぼで 見つかった。自分は乾燥機のあるコインランドリーが好きでこの洗濯機は全然 使っていなかったが、暖かくなったら使おうと思っている。洗濯、乾燥それぞれ 30分ぐらいかかり、コインランドリーまでは車で7分前後かかるので、 いちいち往復しても家には15分ぐらいしか滞在できない。だから食事や電話など 外でもこなせる用事を探すのだが、そのうち外食したい時に、何かついでの洗濯物 はないか、と発想が逆転してしまったりする。来週から荒起こし。洗濯機のフタを 粉々に砕かなくてよかった。今日はかきもちの配達など、色々と雑用で骨休め。 明日あさっては椿まつりに出店。


1998年3月19日(木) 晴れ

「中間打ち上げ(ちょっと早すぎる?)」

午前中ですみ起こしが終わり、こまごまとしたことをしていた。夕方はかきもちの配達。 時間がなかったので、車を運転しながらチラチラと地図を見たり、電話をかけたりしていた。 もちろん携帯電話はなるべく、信号待ちや車を止めて使うようにしてるが。なぜ急いだかというと、 帰省中でバイトの宮野君が大学へ帰ってしまうので、中間の打ち上げということで焼肉を食べに 行くからだ。宮野君の実家は昔のもち工場の前にあるので、もちつきやもちを食べるということが DNAに組み込まれてしまったのかもしれない。今回も年末のもちつきにしても毎日コンスタントに バイトに来ていた。松本君とともに「むくち(無口)ーズ」と呼ばれていたが、安定していたので、 とにかく肉を食わせて、またバイトにきてもらおうというのが我が社の魂胆だ。


1998年3月18日(水) 晴れ

「一巡」

寒暖の差が激しいな、と感じる今日このごろ。ビニルハウス張りも無事終わり、再びあぜぬり& すみ起こしだが、それも終わりに近付いてきた。作業請負も含めると確か3、4百枚ほど田んぼが あるはずだが、明日には一巡終わる予定。そのあとは荒起こしでまた一巡だ。先のことを考えると 気が遠くなりそうだが、作業を始めると目の前の事しか見ないので毎年いつのまにか終わっている。 まあ一回り2週間ぐらいだからたいしたことないか。そんなことより、昨日からの筋肉痛で今日は しんどかった。浩陽さんは普段、「スーパーエアロビアスレチックはしご」(本人談)で鍛えていた から大丈夫らしい。日本語に直すと、消防団のはしご登り芸の練習だ。


1998年3月17日(火) くもり

「農業はとび職だ!?」

今日もハウスはり。ハウスの上に登ってビニールを固定していく作業をしたのだが、慣れないうちは なかなか立って歩けない。鉄骨の上を綱渡り(鉄骨渡り?)するようなもので、ビニールが 張ってあるからそれほど危険は感じないのだが、それでもへっぴり腰になっているようだ。 こつは、思いっきりガニマタで、足の端のほうで鉄骨を踏み両足の幅を広くとることのようで、 なんとか立って歩けるようにはなった。足は割と強いつもりだが、普段使わない筋肉を使い、 ガニマタへっぴり腰鉄骨渡りの影響か、久々に太ももが痛くなった。午後には強風やみぞれまで降り、 かなり体力を消耗したが、2日ですべてのハウスを固定できたのはいい記録らしい。 あとなぜか、普及所の方やセールス、私の父親その他、何人もの方が様々な用事で直接、作業している ところまでやってきて、来客が集中した日だった。どこかで皆隠れて見ていて、順番に冷やかしに 来たのかと思うほどだ。





1998年3月16日(月) 晴れのち雪雲

「ハッカーとプログラマ」

なんでも昨日、唐通にハッカーが侵入して、この日記も削除されたらしい。ハッカーもずいぶんと 悪人になりさがったもんだ。自分は小学5年のころだったか、おもしろいゲームが作りたい、 ということでプログラミングの勉強を始めたが、勉強とはいっても動機が動機だから遊びみたいな もんだし、とにかく夢中だった。複雑なゲームを作ろうと思えばマシン語、機械語と呼ばれる 原始的、基本的な言語を習得する必要があったが、それを扱うことによって、カセットテープの ゲームソフト(プロテクトがかかっている)をフロッピーにコピーするという「その筋」な事も 多少できた。あのころは「ハッカー」はいい意味で呼ばれていたと思う。すべてをしりつくした、 コンピュータを自由に扱える人、というように畏敬の念がこもっていた。ウイルスを作れるだけの 知識がなければ、ワクチンを作ることもできない。あのころはいつかはハッカーに、という憧れの 対象でもあったが、今は違う。どんな法制度があっても、結局、最後に大切なのは人間性、そして 教育だと思う。今日はにぎやかな、ハウスのビニールはり。午後から急に冷えてまいった。


1998年3月14日(土) 風

「仏教徒のホワイトデー」

昨日は先月に続いての13日の金曜日。仏教徒には関係ないのだが、となるとバレンタインも関係 ないことになる。しかしもらったうえはお返しをせねばなるまい。(とかなんとか理由をつけて、 自分が甘い物を買いに行きたかったのだ)宗教的に節操がないのは好きでないが、日本人は何でも かんでも都合よく取り入れてイベントにしてしまうので、個人として筋を通すのはむずかしい。 いわれを知ったうえで受け入れるのならそれもまたよし、と思うが、すっかりお菓子屋の戦略に はまった感じだ。まあ甘党にはよい機会。ところで、プロ野球巨人軍の外国人選手 が背番号49をつけるのは日本人に縁起の悪い数字だからだと思うが、サッカーの世界ではまだ こういう事はやってないなあ。


1998年3月13日(金) 晴れ

「甘党」

一人暮らししてわかったことだが、自分は甘党だ。買い物にいくとついプリンやヨーグルト、エクレア 、はてはショートケーキまで買うこともある。塩こしょうや七味唐辛子は好きだが酒は飲まない。 事務所の机に雑誌のCLUB3月号がおいてある。3年後に花ひらく人のコーナーに農業青年が のっているからだが、自分はまずケーキショップ特選カタログが目に入った。この野々市周辺は ケーキの専門店が多いと思う。男一人で入るのは恥ずかしい気もするが、どこかへ行ってみよう。


1998年3月12日(木) 雨

「あやしげな魅力?」

朝は田んぼに出たが、すぐ雨で撤収してきた。あとはのんびりと米の袋詰めなどしていた。 日月火といろいろあって疲れてたので助かる。パソコンをいじってたら、韓国での写真をすべて紹介 してないことに気が付いたので今回意味なくのせる。農業試験場のようなところで、怪しげな ピラミッドパワーの展示があったので思わず撮ってしまった。岡本君はここで寝起きしていた (ウソ)。自分も中に入ったが、なんとなくこういう展示をする韓国が気に入った。 映画のセットにもつかえそうなのがいい。別に韓国はピラミッドパワーを奨励してるわけではない と思う。たんさんあった展示の中の一つなので誤解のないように。しかしユニークだ。





1998年3月11日(水) 晴れ

「夢まぼろし」

昨日はさすがにしんどかった。講演が1時間半、映画が2時間半、休憩もいれると5時間近く。 あれだけじっとしてるのは大学でもうこりごりであばれたくなる。(休憩時にサッカーの素振りで あばれてた)事務所に戻ってきたのは23時ごろだったので、今日はこれを昼に書いて早く帰る つもり。今日もあぜぬり&すみ起こしだが、朝行った田んぼで、映画にでていたのと似たような作業 をしていた人がいて夢じゃないかと驚いた。昨晩の思わぬ再会も驚きだったが、3年ぶりのあいさつは やっぱり「最近サッカーしてる?」だった。あれは自分に都合のいいまぼろしか。


1998年3月10日(火) 晴れ

「元チームメイトに会う」

今日は仕事を早めに上がって、川口由一さんの自然農の講演&上映会に行ってきた。 農薬や肥料を使わないのはもちろんのこと、田んぼは耕さず草だらけなのだが、それでも米はとれる。 ほとんど人力で廃棄物もでないから、自給自足なら理想の方法だろう。結構若い人もたくさん きていた。自分も偶然知人に会った。サッカーのサークルをやっていたときのチームメイトだ。 農家と関係はないのだが手伝いにきていた。こんなところで3年ぶりかの再会をするのだから 単なる偶然ではなく、今後にむけて何か意味があるかもしれない。まずは同窓会試合か?


1998年3月9日(月) 晴れ

「山積みの土」

今日はまたトラックで土の運搬。何十トンもあったフレコンがいつのまにかなくなってしまった。 もちろん、土をつめた苗箱はぎっしりとある。今日はがんばって9往復、27トン。 ライスセンターのほうはいいかげんフレコンやら苗箱やらで手狭になってきた。 種子も仕入れたし、これ以上はリフトも身動きがとれなくなりそうだが、たとえるなら弓をいっぱい に引いた状態か。これらがすべて田んぼにまかれていき、秋には米になる。 洋行さんは乗り慣れないフォークリフトに四苦八苦。しかし今日は体力的には楽なほうだ。 この前から口内炎がなかなか治らなくて困っている。ミネラル豊富な自然の食べ物が必要か? 明日は自然農の講演と上映会に行く予定。


1998年3月8日(日) 晴れ

「ミャー」

我が輩は猫が好きである。犬や馬や、動物は全般的に好きだ。動物って言葉は通じなくても、 「気」には敏感だと思う。人間の雰囲気や感情などは感じ取っているかもしれない。私は猫語を 勉強中だ。「こんにちは」は通じるようになったつもりでいる。配達先で、犬がよろこんで飛び出して 来た家が昨日と合わせて3軒あった。室内で小さい犬を飼う人が増えてきたようだ。 また、玄関の前に猫がいたので「ミャー」とあいさつしたら庭に出てたお客さんに不意に人間語で 声をかけられバツが悪かった。配達は不在数件を残して順調に終了。


1998年3月7日(土) 晴れのちくもり

「配達」

今日はかきもちをまとめて配達する日だ。今年のかきもちの乾燥が終わり、商品化されたのだ。 直接お客さんとお話もできるよい機会だ。車を降りて、乗って、次の商品を準備して、を何十回も 繰り返す。せわしなく、不在もあり、汗はかかなくても意外と疲れる。正直言って、お店まで買いに 来てくれたら楽なのになあ、と思っていたが、車を運転できない人から、配達してくれると助かる、 と言われてよかった。おいしいとも言われたし、こういう交流も大切だろう。明日も配達。


1998年3月6日(金) 晴れ

「いちごパワー」

みかんはもう季節が終わってしまうので、ビタミンCを何でとろうか考えていたら、いちごがいいよ、 と五香さんにおしえてもらった。虫歯にもなりにくいそうだ。さっそく昨晩、100円引きのやつを 買って来た。自分でいちごを洗って食べるなんて初めてか?そういえば幼稚園児のころ、友達と2人で、 近所の畑から1粒盗んで食べたことがあったっけ。食後は疲れて寝てしまったが、午前2時だったか 4時に目が覚めて、いちごを食べた。甘くてうまい。デザートに400円もかけていいのか、という 葛藤もあるが、おいしかったので気にしない。心なしか、今日は体力も持続した感じだ。


1998年3月5日(木) くもり

「寒風」

今日は寒い。風が冷たい。朝は田んぼに出てあぜぬりだったが、途中からライスセンターでの 作業にしてもらって助かった。寒風は体力を消耗させる。これで明日には少し回復しそうだ。 屋内で苗箱の紙ひきと床土つめ。今はこれを書きながら、今晩何を食べようかと悩んでいる。 この時間にスーパーに行った時の、100円引きや3割引きという商品が魅力だ。


1998年3月4日(水) 晴れ

「ピーク」

今日は学生バイトの新入りが来た。年末のもちの時も来てたが、田んぼに出るのは初めてだ。 運動不足らしいので、慣れるまできついだろうなあ。こういうのは3日目ぐらいが一番つらい。 自分も今日は腰がしんどい。とっとと帰る。19時からサッカーダイナスティカップ日本ー香港戦。 最近、見たいテレビを見ながらとか、始まる直前に寝てしまうことがあってショックだが、 これだけはテンションが上がることと思う。


1998年3月3日(火) 晴れ

「一大プロジェクト?」

なにやら、ラジオのレギュラー番組制作というプロジェクトが動き始めているようだ。 よく分からないが楽しそうなので参加してみようと思う。農業のイメージアップという点で 共感できる。このホームページもそうだが、どんな人が、どんなふうに農業をしているのか、 理解してもらえれば、と思う。私の場合はイメージダウンにつながるか?ともかくこれから、 弁当買って会議に行こう。


1998年3月2日(月) 晴れ

「いよいよ田んぼへ出る」

さて今日からあぜぬりだ。今年最初の、スコッパ持って、田んぼに出て、の仕事だ。 少し寒くても、体を動かすとちょうどいい。天気がよくて暖かい。本当に今年の冬はどうなった んだろう。3、4月に反動で雪が降るんじゃないかと自分はみてるのだが。ともかく、仕事は はかどりそうだ。これからは休みが日曜日とは限らず、天気に左右されて、バイトも何人か来て 活気を帯びてくる。3、4、5月は稲作の一番アグレッシブ?な時期だろう。 明日は祖父の3回忌。お米を持って実家へ帰る予定。筋肉痛にもなる予定。


1998年3月1日(日) くもり

「お好み焼き」

さて今回は、うまいもんズ改め、チョンガーズのみんなでお好み焼きを食べに行く。 実は「あそこはおいしい」と、あるお店を教えてもらったのだが、今まで2回振られていて、 今回が3回目のトライアル。1回目は定休日で、2回目は「都合により・・・」ということで なかなか縁がない。洋行さんも4回ぐらい行ってまだ1度しか入れてないらしい。 ということはあと2回は行かないと入れないのか。2度あることは3度か、3度目の正直か。 前回は定休日じゃないということが分かっていて行っただけにショックだった。もうぼう然として、 流れるままにラーメン屋へ行ってしまった。今回はいくつかバックアップの店も考えておいて 期待せずに行ったのだが、予想に反して営業していた。正直言ってバックアップの店も気になっていた のだが、まあ今日はこれで満足。日本代表も勝ったし。自分はギャグのつもりで背番号9・中山の Tシャツを着てたのだが、本当に先発、先制点も決めてしまった。いい日だ。