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       林さんちのあぐらぐち物語 2004年 卯月5号
         http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 卯月5号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言
 代掻きが続いていますが、もう田植え寸前。苗も、大きくなって、早く植え
てくれ〜って言っています。

2.今週の林さんち・・・・F1田植え

 林さんちの田植えは、F1グランプリ並のスピードで、行われます。普通?の
大規模稲作農家は、大型の6条〜8条のプロ専用田植え機で、苗を満載して大き
な田んぼを植えて行きますが、林さんちは、大規模口先農家?なので、田んぼが
小さい。すると、田植え機も5条植えの一般農家向けの小型田植え機を使用して
いる。以前、一度6条植えを購入したが、どうにもこうにも、上手く植えれない。
訳は、小さなな田んぼでは、5条植えで、7往復すれば植え切れるところを、6
条では、5.4往復とピッタリ来ないので、結局空戻りしたりして、空走区間が
多くなる。大きな田んぼでは、そう大した問題ではないが、林さんちのように5
00枚以上も田植えをするとなると、大きなロスになる。別の理由が、6条植え
だと、私の腕が短くて、苗の補給の時に、届かないのである。結局、すごく苦労
して補給していたが、もう疲れ果ててだめでした。さらに、機械が大きいので、
市街地の移動の際、怖くて怖くて、、、(T_T) 新車で買いましたが、1年で
売り払ったのは、後にも先にも、これが初めてでした。
 しかし、小さな田植え機で、小さな田んぼとなると、とにかく苗の補給のピッ
トインのスピードが要求されるのです。しかも、最近は、肥料も除草剤も同時に
補給場合もあります。スタッフは、苗の残量を見て、畦際に来る前にすでに、苗
箱を持って待っています。ターンして植付け部が下りたと同時に、補給を開始し
ますが、オペレーターは、バスケットのパスよろしく、苗箱の方には、顔を向け
ず、手だけ出します、スタッフは、その手に向けて苗箱を差し出し、ブラインド
キャッチした苗を、田植え機の苗植付部に素早く、セットして行きます。
 以前、テレビ局が、取材に来た時に、スタッフで練習をしたのですが、その時
は、同時に、苗、肥料、除草剤、燃料を補給するという荒業に挑戦。見事に、放
送されましたが、あの凄さが分かった視聴者は何人いたことだろう。今は、さす
がに、少しスピードダウンしたは言え、高速の田植えには変わりはない。さて、
いよいよ田植え、今年も、上手く行くか、ドキドキである。
  
3.繁栄の象徴&ツバメの恩返し

 林さんちには、現在、3組のツバメが巣を作っている。場所は、納屋の天井だ
が、ここは、スタッフの休憩所の真上。ツバメが来る家は、繁栄すると言われて
いる。訳は、人が沢山出入りする場所は、蛇やその他の天敵に襲われる心配が少
ないからである。林さんちのこの休憩場所は、スタッフの他に、実に多くの人の
憩いの場になっている。確かに、木造の塗り壁の古い建物で汚いが、なんとなく
落ち着くのである。
 以前は、一年に1組が来るのが普通だったが、最近の住宅事情か、沢山来るよ
うになった。しかも、見ていると春と夏の2回卵を産んでいるようである。だか
ら、納屋は、4月から7月までの4ヶ月間は、ツバメの糞だらけになる。休憩時
間も、ほぼ30秒おきには、飛来するので、戸は閉められない。さすがに、糞が
ひどいので、林さんちの会長(私の母)が、巣の下の傘を吊って受けるのだが、
実は、この巣の下に、モノを置くと言うのは危ないのである。
 いくら人が出入りするとは言え、蛇は夜、みんな寝静まったころに現れて、卵
や雛を襲うのである。その時、この傘等に尻尾を巻きつけて巣に侵入して行く。
実際に見たことがあるが、凄い背筋?少しだけ巻き付けただけで、多少距離があ
っても、ぐ〜〜〜んと伸ばして入って行く。朝、ツバメが警戒音で鳴いていると
もしかしてと周りを見ると、卵の殻が落ちていたり、腹を大きく膨らませて動け
なくなっている蛇を見つけることがある。10年ほど前、納屋の隅に、埃だらけ
になった雛を1羽発見。兄弟は、全て食べられてしまい奇跡的に逃げたのである
が、巣から落ちてしまったのである。早速、埃を払って、巣に戻してやると、そ
の年は、その1羽だけが巣立って行った。今、沢山飛来しているツバメ達は、そ
の子孫に違いない。彼らの恩返しのおかげか、ツバメの飛来数に合わせて、経営
状態もずいぶん改善されてきた。今年も、沢山来てくれたので、一安心。糞攻撃
もなんのその、ツバメ達の巣立ちを見守っている。
 
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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