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     林さんちのあぐらぐち物語 2005年 水無月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   水無月1号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 ついに田植えが終了しました。4月28日から始まった田植えも、500
枚を植えて終了。これで、林さんちも、一段落です、、、(⌒-⌒)

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
お得なコシヒカリ     ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ        ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
            
2.今週の林さんち・・・・農道から落ちる新型軽トラ

 林さんちには、軽トラックが5台あります。それぞれに、1号車〜5号車と
ナンバーが付けられています。今年、ついに2号車の寿命が来たようで新車と
入れ替えることになりました。12年前に、中古で買った当時から、エンジン
の調子の悪い車でしたが、だましだまし良く使ったと思います。現在、1、4
5号車が、エアコン付き、さらに4号車がダンプ型です。日本農業は、小さな
田んぼや農道が多いので、軽トラックは、必需品です。学生時代、軽トラック
を知らない県外の学生がいて、ビックリしました。確かに、軽トラックは、農
村地区だけの特殊な車と言われても、仕方ないくらい、農業用に使われていま
す。
 でも、子供の頃から、農家の車と言えば、オート三輪から始まる、軽トラ。
小学校の頃には、すでに農家の息子達は、運転が出来るのは当り前でした。し
かし、当時の軽トラは、360cc2ストロークエンジン。始動性も悪く、ア
イドリングも安定せず、力がないので、クラッチミートが難しく、スタートで
良くエンストしたものです。だから、うちの母などは、その頃の名残りで、今
でも、とにかくスタート時に、これでもかと、エンジンを思いっきり吹かして
行きます。しかも2ストロークエンジンは、オイルを補給しないと、エンジン
は焼け付きを起こします。実際、一度、焼いてしまい1台廃車にしています。
 そんな軽トラに親子で、田んぼに乗って行って、父ちゃん動力散布機、母ち
ゃんホース持ち、子供は軽トラ運転で、少しづつ田んぼを移動しながら、消毒
をするのが定番でした。消毒の農薬が無くなった所で、停車して補給。また進
むと言う繰り返しでした。子供であろうと、この少し移動して補給出来るか出
来ないかで、ずいぶん効率が違ったのです。もし、運転者がいなければ、重い
動力散布機を担いで、田んぼ道を戻らなければなりません。それは、今も同じ
で、かならず3人で組んで農薬散布は行っています。でも、ちゃんと運転免許
を持ったスタッフに、運転してもらうのは言うまでもありません。なにせ林さ
んちの会社のお隣は、交番。時々、シートベルトやスピード違反の検問をして
いますので、田植えに行くにも、しっかりシートベルトを締めて行きます。
 その後、エンジンが4ストロークになり、排気量も550cc→660cc
へアップして行き、エアコン付き、パワステ付き、さらにはオートマチック車
まで登場して来ました。農家のおじちゃん達は、こんなピッカピッカの軽トラ
で、近所のスナック喫茶に集合して、お茶を飲むのが定番です。林さんちには
さすがに、オートマッチク車はありませんが、今度の新2号車は、エアコン、
パワステ付きです。あんな軽いハンドルにパワステ要るの?と思いますが、付
いて来てしまうようです。
 ところが、最近、軽トラに困ったことが起きています。それは、新サイズが
新規格車と言って、大きくなったのは良いのですが、安全を考えて、前タイヤ
が今まで、普通のトラックのようにシートの下だったのが、シートの前へ。つ
まり普通乗用車のセダンのようになったのです。これは、衝突した際の安全を
考えてのことですが、これでホイールベースつまり前タイヤと後ろタイヤの間
隔が、従来より50センチ伸びたのです。それが、4号車のダンプ。カタログ
上は、最小半径は同じなので、大丈夫と思い購入したら、狭い農道の十字路を
曲がれない、、、(T_T) そうなんです、小さく曲がるためにハンドルの切れ角
は、大きくなだけで、曲がる時その50センチ分、農道の向こうにタイヤが、
落ちちゃうのです。
 これには参りました。結局4号車は、狭い農道には進入禁止車になってしま
い、使いづらいこと使いづらいこと。ところが、唯一まだ以前のようなシート
下のタイヤ位置で、軽トラを販売しているメーカーがあるのです。それは、ダ
イハツさん。これも、一体いつまで販売されるか疑問ですが、とにかく今回は
ダイハツにすることになりました。新型2号車が、末永くがんばってくれるこ
とを祈ります。

3.これが、俺の操法だ

 今年も、消防団の操法大会の訓練が始まった。今年の大会は6月26日開催
それまで、日曜を除く毎晩7時〜9時に、近くの中学グラウンドで、野々市町
の4分団が集まって訓練をする。ポンプ車操法は、5人チームで、ホースを3
本づつ2線延長のタイムと動作の正確さを競う、小型ポンプ操法と言うカテゴ
リーもあり、これは3本1線延長で、大会では実際に水を出して的に当てるま
でのタイムと動作の正確さを競う。はっきり言って、消防団員にとって地獄の、
1ヶ月である。特に選手は、大変である。私も何度も選手をしたが、その度に
疲れたり痛めたりした体を、引き摺っての訓練の毎日であった。それだけに、
終った時の感動も大きく、以前、地区で26分団中3位になった時は、本当に
嬉しかった。
 我が第2分団は、昨年は6位、今年も気合を入れて3月から毎週練習をして
来た。成果に関しては、まったく疑いをもたないが、ここで問題が発生。第2
分団では、操法訓練中の晩飯の用意は、副分団長が作る慣わしになっていたの
だが、今年、その副分団長が選手。すると、部長である私にお鉢が回って来た
のである。最初は「え?俺?」って感じであったが、良く考えると最初から、
分かっていたこと。ところが、何が苦手と言って、料理ほど苦手なものはない
私。
 そこで、相談したのが妻。実は、これこれこういう訳だからと、説明すると
ニヤリとして「じゃあ、私がしごいてやりましょうかね」と一言。「ハイお願
いします、、m(_ _)m 」と頭を下げるしかない私であります。5月30日から
訓練開始なので、29日の夜に一緒に買物に行くが、すでにその日の、火災出
動や操法講習会でヘロヘロ。しかも、お手軽路線を歩もうとする私の買物は全
て却下。若い分団員のマヨネーズは必ずお願いしますとの要望も、一切聞く耳
持たずで、私がカゴに入れた商品は、ドンドン棚に戻されてしまう。結局1時
間半もスーパーをウロウロ。
 選手の6時半集合と合わせて、水周りを急いで済まし、買物をして格納庫へ。
それから、妻にあ〜だこ〜だ言われながら、必死にオニギリを握ったり、調理
をしたり。選手、指導者、ホース巻きを含め18名の料理を作るのは、本当に
私にとっては修行以外の何モノでもない。今日でようやく3日目だが、これか
ら毎日続くかと思うと、操法の選手の方が楽な気になってくる。でも、妻は、
どう見ても、苦労している私を喜々として見ているようである。今までの副分
団長さんで、嫁さんに手伝ってもらった人はいないところを見ると、みんな料
理が出来たんだなぁ〜と感心する。
 しかし、私の妻は、今までのとても健康的とは言い難い、消防団の食事を、
改造しようと意気込んでいて、実に手の込んだ、ヘルシー&コストダウン料理
を作る。家でもそうだが、基本の食材は、まず「もらい物」昨晩は、近所の方
からもらった「ニンニクの芽」で炒め物。今日は、さらに分団員のお母様から
いただいた「スナックエンドウ」がメニューらしい。しかし、これだと9時に
選手が帰ってくるギリギリに出来上がるので、毎回の冷や汗である。本当は、
訓練を見に行きたいのであるが、、「これが、俺の操法だ」とつぶやき、火傷
しながらオニギリを握っている。でも、料理が、分団員に、美味い美味いと言
って、すごい勢いで完食されて行くのは、気持ちいい。やはり選手の元気の源
は、食事。これで優勝を目指すぞ!

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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