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     林さんちのあぐらぐち物語 2008年 神無月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 神無月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 子供達の脱穀が開始されました。しかしギックリ腰になってしまい。しかも
17〜19日まで沖縄に出張。餅つきの段取りも、超高速で入って来て、ます
ます厳しいです。でも、田んぼでは、順調に土作り資材を散布しています。は
ぁ〜〜早く治さないと、、(o^-^o)

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・史上最高記録の足踏み脱穀

子供達の脱穀が、始まりました。一番手は、もっとも人数の多い、とくの幼
稚園の二園です。しかし、脱穀予定日は、連休明けの14日火曜日。稲刈りで
は、ほぼ100%の保護者参加率でしたが、脱穀は20名ほどの申し込みでし
たので、大ピンチ。とくの幼稚園は、地元の松任園と遠方の津幡園合わせて、
114名の園児、保護者も合わせると200名超の大所帯なので、今年は稲刈
り面積を1.5倍に増やしてあります。なにせ、昨年は、1株しか刈れなかっ
た親子がいたくらいです。でも、脱穀の量も1.5倍!果たして、どうなるや
らと前の晩からドキドキでした。

 そしてドキドキの原因が、腰痛。12日の農業祭りでの、商品搬入の際少し
ピクッと来たので、13日は一日家で、引きこもって養生していたのだ。実は、
数年前に、とくの幼稚園での脱穀で、足踏み脱穀機を、我が社の女性社員と運
んでいたところ、彼女が重さに耐え切れず、途中で力尽きてズルッ、、となっ
た瞬間、咄嗟に支えた私の腰が、ギクッ!足踏み脱穀機は、構造上持つところ
が無く、しかも中の回転する脱穀部には、重いはずみ車が付いています。今回
も、そのとくの幼稚園。当然、注意に注意を重ね、重たい物を持たないように、
バイト君を連れて行く周到さでした。

 しかし、しかし、現場で準備中、理事長が足踏み脱穀機を運ぼうとしたので、
思わず私が、持ってしまいました。そしてそ〜〜っと降ろしたところで、ピッ
キィ〜〜ンと鋭い痛みが、、(×_×) やってしまいました。しかも、不要な
ことをしてでの発症です。もう後は、おじいさんのように、腰を曲げながら親
子に、脱穀の手順を教えて、ただひたすら終わるのを待つのみ。

 でもとくの幼稚園は、マイ脱穀機を3台持っていて、林さんちの脱穀機3台
合わせて6台体制。遠方に津幡園からも、保護者が数名応援に来てくれて、松
任園も、何十人も来てくれました。そして、一番心強かったのはお父さん達の
参加でした。どうやってウィークデーに休めたのかは、分かりませんが、10
名近く参加してくれ、すごく助かりました。おかげで、例年の1.5倍の脱穀
も、なんとかお昼までには、終了することが出来ました。

 昨年は、時間内に仕切れなかった富陽小学校の稲も脱穀していただいたので、
そのパワーは、実証済みでしたが、今回は、さすがに心配していたのです。例
年だと5袋の籾が、今年は、9袋ちょっとと、倍近かったことを見ても、面積
もさることながら、豊作だったことが伺えます。あと、選別も良かった。選別
機は、「唐箕」と呼ぶ、手回しの風車の風で、重いお米とクズ米やワラを飛ば
す機械です。これを回すのは例年お父さんの役目ですが、今年は、大勢参加さ
れたので、最後までパワーダウンせずに風を送ることが出来ました。やはり、
お父さんパワー健在でした。実は、もし間に合わない場合を想定して、トラッ
クにコンバインを積んで行ったのですが、出番はなくトラックに脱穀した籾を
積んで帰って来ました。

 足踏み脱穀は、順調に無事終了したのですが、私の腰は、悲鳴を上げていま
した。しかし悲鳴を上げたまま、役場で会議。しかもこれが長かった、、(ToT)
そのまま、夜は、アグリファンド石川の会議、、(×_×) 結局、これがトドメ
になってしまいました。夏と秋の疲れがまとめて来たようです。とにかく、養生
あるのみ、、o(^o^)o

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、お餅の値上げのお知らせ

 今、林さんちでは、年末のお餅のチラシ、パンフレットの製作に、大急ぎで
かかっています。その中で、今年の変更点で、大きなものは、価格の値上げで
す。まず、餅米1.5キロが、750円から840円へ、お味噌が800gが
500円から650円へすでに値上げされています。ここ数年は、値上げを我
慢して来たのですが、コスト上昇分をカバーしきれなくなったのです。コスト
上昇分を、安易に価格に転嫁したくないのですが、決算書を見るたびに、どう
しても資材費の上昇した部分が、飛び出していることがよく分かります。

 味噌に関しては、1パック現在、大豆と糀の販売価格でコスト計算すると、
620円!はっきり言って、労賃も出ない状態だったのですが、さすがに50
0円以上の価格設定には、勇気が必要でした。餅米は、ここのところ市場価格
が上がって来て、あまりにも林さんちの販売価格との違いが出てきてしまいや
むなく値上げを行いました。

 でも値上げをすれば、販売数は減るし、お客様の負担も増える。しかし資材
の業者は、この数年間に何回も値上げをしています。まるでガソリンスタンド
並みに頻繁に値上げをするのです。それに耐えてがんばっていたのですが、ス
タッフ、特に女性陣から、いい加減に上げた方が良いと言われ続けていました。
男性は、カッコをつけたがるので、「我が社は、今年も価格は変えません!」
と言えばいいのですが、女性は、やはり種の保存を賭けていますので「そんな
カッコつけていてどうなるの?」とシビアです。

 結局、今年の餅は、3〜5%の値上げを決断しました。今、その交渉を納品
先と行うための準備をしています。今回の値上げのコスト上昇で一番大きいの
は、肥料代です。特に、カグラモチに使用している肥料が、40%以上値上げ
されました。原因は、リン鉱石の不足です。肥料の代表的な元素としては、チ
ッソ、リン酸、カリウムの三元素です。リン鉱石の主な輸出先であった中国が、
自国の供給を優先し輸出規制をしたため一気に不足しました。

 決算書では、この肥料代の高騰分がどうしても、赤字となって残って来たの
です。燃料代やその他資材の値上がり分は、今までの経営努力の積み重ねで、
なんとかカバー出来ていると思いますが、肥料は、面積×量が決まっている上
に、大量なのでどうしてもダメージが、正比例して上昇するのです。今、来年
の肥料体系をどうしようか思案中です。簡単に考えると有機肥料なら食物残渣
等なので、中国の影響は受けないのですが、いかんせん散布量が2倍以上なの
で価格的に厳しい。もちろんカグラモチに今使っている肥料が、2倍以上の価
格になれば、当然全量、有機肥料への移行も考えられますが、それでは、また
また価格に転嫁せざるを得ません。そして、肥料メーカーもリン酸分を減らし
た肥料を開発中と聞きます。

 そんなこんなで、お餅の価格が、値上がりすることを、ご容赦下さい。最後
は、ギリギリのところで、林さんちが存続可能な、いわゆる再生産価格とお考
えください、、m(_ _)m なお、価格改定時期は、11月1日を予定しています。


林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成20年度      新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 338袋/374袋 90%    9月24日
普通じゃないコシヒカリ 430袋/515袋 84%    9月12日  
普通のコシヒカリ    561袋/659袋 85%    9月12日    
ハナエチゼン      119袋/175袋 68%   8月21日
ひとめぼれ        255袋/286袋 78%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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