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     林さんちのあぐらぐち物語 2009年 神無月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 神無月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

猫の目のようなお天気を縫うように、作業を進めています。そんな中、大豆
の収穫が終わったのは、本当にホッをしました。薄氷を踏むような子供達の秋
作業も残すは、あと脱穀の幼稚園一つ。次にお天気が問題は、普通じゃない系
に使うカルス菌散布の日です。カルス菌は、散布後、すぐに鋤き込まねばなら
ないのです。毎日、空ばかり見て首が痛いです。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・空気漏れ解消!

 詳しくは、メルマガhttp://www.hayashisanchi.co.jp/mailbk/20090905.html
『空気漏れ解消に向け』にありますが、林さんちの真空袋の空気漏れのトラブ
ルが、夏以降多発してお客様に大変ご迷惑をおかけしました。その後、空気漏
れしにくい2種類の袋に絞って、テストして来ましたが、この度、新しい袋を
決定しました、その名も「雲流」。まさしくスジ雲の流れのような模様入りで
す。単価的には、今までの透明袋より10円以上高価ですが、この雲の模様が
クッションになって袋が傷みにくいようです。物事に100%ということは、
なかなか無いのですが、空気漏れ率は、相当低くなりました。

 この雲の模様は、最初、糸かなんかを挟んでいるかと思いきや、単なる印刷
でした。たかが雲の模様の印刷とは言うなかれ。今までの透明袋だと、実は積
み重ねて運ぶと、滑りまくって危なかったのですが、たったこれだけのことで
まったく滑らないのです。ちなみに、当初の袋の候補の中に、単価も安くもっ
と雲が濃い袋もあったのですが、これは「雲流」よりさらに、しっかりしてい
ました。しかし、まさしくお米が雲の中で、まったく見えないのです。しかも
ロットが、2万枚!林さんちだと、何年もかかっちゃいます。何年もかかると
またまた経年変化で痛むことも考えられるので、採用を止めました。今回の雲
流のロットは、1000枚単位なので、何年もかからないと思います。

 色々と調べて分かったのですが、この真空袋は、なかなか難しい商品で、見
た目がまったく同じロットでも、わずかの個体差で、空気漏れが多発すること
もあるそうです。さらに真空にする機械が1台150万円もするにも関わらず
調子が悪いと、やはり空気漏れを生じるようで知り合いの農家さんでは、1台
を廃棄したとのこと。皆さん、苦労されているようですね。しかし、精米した
お米は、すぐに酸化が始まるので、ネット通販等のどうしても口に入るまでに
タイムラグのある場合は、真空袋は重宝します。

 そして林さんちが、モタモタと解決に時間が、かかっている間に、気のせい
かネットの注文が減ったような感じがします。注文数というのは、連休明けの
縁故米や、新米が一度行き渡るまで等で、中休みをすることがあります。しか
し何名かのお客様からは、苦情をいただき返品や、お詫びの品を送ったりして
対応できましたが、それも氷山の一角ではないかと不安で不安で仕方ありませ
ん。実は、林さんちの評判を落としたことは、これが初めてはありません。

 平成12年の夏バテ米、平成15年の売り切れ事件。夏バテ米の時は、価格
を1年だけ下げましたが翌年元に戻しました。平成15年の時は、古米混入事
件のテレビ番組に出たら、注文が殺到半年で売り切れ。おかげでお得意様から
大ひんしゅくで翌年、注文が激減。その度に、減ったお得意様を元に戻すため
に大変な苦労をして来ました。今回の注文数の中休みは、きっと連休で縁故米
や、新米の贈答米があってのことと信じていますが、空気漏れのトラブルは、
解決したので、ぜひまた林さんちのお米をお買い求め下さい!

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、壮観!足踏み脱穀機7台

 月曜日に「とくの幼稚園」さんの足踏み脱穀が終了しました。今回の脱穀は、
非常に心配していました。なぜなら、過去にやったことがない位の量だったか
らです。農作業量は、田植えが1とすると、稲刈りが2、脱穀が4と、どんど
ん増えて行くのです。だから稲刈りに備え、通常、林さんちで70%ほど予め
刈ってしまいます。13年前に、初めて小学校の稲刈りをした時は、そんなこ
とを知らずに手刈りさせたら、時間内で終わらず半分田んぼに、残してしまい
さらに脱穀でも、全部、終わらずに会社に持ち帰りコンバインに通すはめにな
りました。

 それ以来、作業時間、人数に合わせて刈取り面積を、コントロールしていま
した。ところが、とくの幼稚園さんの参加人数が増えて最近では、親子で二百
人超!そして2年前についに、稲刈りが、一人一株しか刈れなかったという事
態になりました。それなら!ということで、昨年は、2倍の稲刈りを用意した
のですが、今年は、もっと刈りたいという保護者からの要望で、ほぼ田んぼ1
枚700平米を用意しました。

 昨年の面積が、2倍でも凄くて、そうなると林さんちの足踏み脱穀機3台で
は足りないと言ったら、なんと!とくの幼稚園で、マイ脱穀機を3台調達。怒
涛の脱穀で、なんとかこなしました。それが今年は、さらにその倍う〜んどう
なるのやらと思いましたが「刈りたい!」という保護者の熱意に負けた格好で
した。となると稲を幼稚園に運ぶ手段から変えねばなりません。今までは、軽
トラック2台で良かったのですが、林さんちの3トン車を用意しました。

 そして迎えた稲刈りですが、幼稚園の要望通り予め1周だけコンバインで刈
って、作業スペースを確保しておきました。ところが後で分かったのですが、
先生の思うコンバインの幅が、もっと大きいと錯覚していたようで、いざ来て
みたら、思ってたより稲が残っていてビックリしたそうです。まあ、そうなっ
ても後の祭り、やるっきゃありません。百十数名の園児、そしてそれ以上の保
護者への稲刈り指導は、1度では出来ないので、結局5回に分けて行いました。
そして二百人以上による稲刈りは、1時間半ほどで無事終了。結局、稲は、3
トン車では足りず軽トラックにも満載。幼稚園のベランダというベランダ、遊
具という遊具に稲架(はさ)干しされました。

 そして迎えた問題の足踏み脱穀。とくの幼稚園では、マイ脱穀機を1台追加
林さんちでは、緊急時に備えコンバインを持って行くことになりました。計7
台の足踏み脱穀機での作業は、壮観でした。唐箕で選別するお父さんが、もう
汗だくになって選別袋詰めして行きます。しかし1時間経過でも約半分。これ
では、お昼時間をオーバーしてしまいます。そこでコンバイン投入を決断。こ
うなると、園児は、珍しいコンバインの脱穀に集まってしまいますが、それを
なんとか均等に誘導しながら、予定の1時間半少し超で、作業終了。この時点
で、籾袋が19袋。昨年が、9.5袋だったのでちょうど倍の量でした。

 しかしコンバインにも、かなりの量があると思いましたが、その場ではタン
クから袋に抜けないので持ち帰りました。自分的には、かなり通したので10
袋分は、あると思っていましたが、なんと開けて見るとたった3袋!まあ籾が
綺麗なので、足踏み脱穀換算で4袋としてもやはり意外に少ない。ということ
は、いかに、とくの幼稚園さんの足踏み脱穀能力が高かったか分かります。来
年は、あと1周多めに刈っておけば、オール足踏み脱穀で行けるのではないか
と思います。でも意外に、コンバイン投入も子供達は、喜んでいたので、それ
も面白いかなとも思いました。コンバインをあんなに間近で見ることなんてな
いはずですからね。それにしてもいつも思うのは、昔の百姓さんって凄いです。
たかがこれっくらいでワーワー言っていますが、昔は、全てが手作業ですから
ね、、尊敬を通り越して畏敬の念を持ちます。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成21年度       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 320袋/360袋 89%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 417袋/490袋 85%    9月15日  
普通のコシヒカリ    499袋/647袋 77%    9月15日    
ハナエチゼン      184袋/243袋 75%   8月28日
ひとめぼれ        207袋/231袋 90%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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