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あぐらぐち物語 1997年01月分





1997年1月31日

今日ターミナルアダプターが返ってきた。どうにも、雷に縁が深いようである。
お雛様用の「ひしもち」を造った。ひし形はやはり造りにくいが、組んでしまうと非常に奇麗だ。
かきもちも、そろそろ終了に近づいてきた。しかし、2月はタイガースで無いが地獄のロードの様に、やれ研修だ、総会だ、セミナーだと外出が多くなってくる。
そして、大体2月も終わり頃になると体調を崩すのがパターンだ。へたすると、家の風呂に何日も入らず温泉ばっかりになる。温泉も毎日行くと拷問である。


1997年1月30日

左の写真が、かきもち編み風景。ちなみに、私の母であるが一枚一枚手で編み込む。大体25枚位にして吊る。
あんまり、沢山編むと仕事は減るけど吊るのが大変になる、つまり自分の背丈以上は吊れない。昨日から寒波でひどく雪が降っているがかきもちには調度いい。
ライスセンターの天井に吊るのだが、うちはフォークリフトで移動しながらの作業をしているが大工さんの足場みたいのを組んでやっている所もあるようだ。
昨晩の会合で2月1日に再度油回収に行く事になった。今度は、もしかしたらマスコミに取り上げられるかもしれないので、奥能登の惨状をアピールして人を集めなくてはと思っている。




1997年1月29日

昨日の落雷で、なんとターミナルアダプター(ISDN用のモデムみたいな物)が壊れてしまった。おかげで、昨日から今日にかけて復旧に一日かかってしまった。
過去に、落雷で我が家の電気製品を全てやられた経験のある私はかなり対策をこうじているにもかかわらず再度やられてしまった。
プロバイダさんの好意で、借りもので復旧したが非常に落雷に弱い事が判明した。気をを付けなくては。
今日、また地元のFMに出演した。お鏡もちの再利用についてだが、15分の番組では短い。90分のスペシャル番組「林浩陽、かく語りき」でやって欲しいな。


1997年1月27日

ついに、デジタルカメラなる物を購入してしまった。これから始まる春の農作業はぜひホームページに載せたくて買ってしまった。しかし、色々あって迷ってしまった。しかも、値段が高い。
一番良かったのが10万位でさらに、ビデオみたいにアクセサリーキットならぬインターフェイスキットも購入しなくてはならないのでもう1万から2万必要なのである。
私は、子供の表現会すら写真に撮らない人間なのでカメラは持たない事にしていたのにいきなりデジカメである。結局、まだ発展途上の製品なので一番安いのを買ったらはまってしまった。
電池がたった3枚撮ったら無くなるのである。あれ、付いてきた電池が悪かったのだと思って新品入れても、やはり同じ。
しかも、FMVのRS232Cが二つあるのに一個しか使えない事がすったもんだした挙げ句に分かった。お店の人に確認したのに、やはりトラブッた
昨晩は、どうしようもなく寝てしまって、朝さっそく交換したら治った。232Cも分配器を買って一件落着。まあ、この事は忘れて早くホームページに載せれる様に勉強しなくては。


1997年1月26日

午前中、おもちの配達があった。新築祝いのお返しに使って頂いたのだが、色々な使い方があってこちらが勉強になる。
昨日は、今年のお餅とお米のパンフレットの話しでデザイナーの方と妻と3人で打ち合わせをした。今までのパンフを3年間使用して古くなったので更新するのだが、書きたい事は山ほどあって方向性を決めるのが大変である。
デザイナーの彼女は実は私の大学の後輩で、妻の同級生であるのだが我々が志し半ばで農業に転じたのに対し最近独立してがんばっている。
昔は、あんまり仕事の繋がりもなかったのだが最近やたらその方面の仕事が多くて、ほとんどのビジュアルはお願いしている。
私の知り合いの農業者の仕事をしていると、非常に楽しいと言って結構最近は農業関係の仕事も多くやってくれている。なぜ、楽しいかはおそらく皆が肯定的にプラス思考の人ばかりだからと思う。
しかし、デザイナー、ライター、新聞記者、報道関係で農業をうまく表現出来る人が少ないのである。彼女はそんな数少ない理解者です。私達もどんどん発信して理解者を増やさなくてはと日々書き込んでいます。


1997年1月24日

行ってきました。流出油回収ボランテア。嫁さんと二人で車で3時間、能登は珠洲市、輪島のさらに向こうです。
とにかく、一言「行ける人は、行った方が良い」です。特に、能登は漂着量が多いうえに、人口が少ないので大変です。私達が行った片岩海岸でもボランテアの方が去ってしまった後は、地元のおばちゃんが10人位でした。
丁度、岩場で玉砂利の上にチョコレートを厚さ10センチ以上に敷き詰めたと思えば良いでしょう。砂場と違って、私が持って行った得意の農具の「四つ鍬」「レイキ」「プロ用シャベル」「玉じゃくし」は全て使用不能でした
使ったのは、手、園芸用シャベルと20リットルのオイル缶でした。缶に土嚢の袋を入れてひたすら手ですくうのです。ところが、少し行った長橋海岸ではスコップやクマデが有効だったと聞くし、油と水を分離するのにザルも必要なところもあるらしい。
つまり、石川県は砂浜と岩場が入り混じっているので結局、現場に行ってみないと分からないので全部持っていけばいいのである。絶対に必要な物は、ゴミ袋、カッパ、そしてガムテープ。ガムテープでカッパとゴム手袋、長靴を縛らないと、相手は粘度が高いのでバケツに捨てたつもりが手袋ごと行っちゃいます。
あと、雪が降っていても油は冷たくないので寒くありません。現場の人にボランテアに来たと告げた時の笑顔が印象的でした。


1997年1月23日

昨日は、一日かきもちをついていたので何も出来なかった。相変わらず、机の上は書類の山でそんな時ほどインターネットをしたくなるので弱る。
スクリーンセイバーでマーフィーの法則を使っているがまさしくそのとおりである。うちのスクリーンセイバーや壁紙は、勝手にバイトの学生が変えて行くので便利である。
オネーチャンのいいのもあるのだが、当社には結構見学の人が来るので真面目な壁紙で我慢している。うちの小一の子供も知らないうちに使っていたりするので末恐ろしい気がする。
なんたって、生まれた時からパソコンが存在しそれで遊んでいるので、全然教えないのにアイコンをいじってあったりするので、お父さんは電源を入れてビックリと言う事が良くある
今は、事務所が遠いのとミニ四駆に夢中になっているので幸いな事に被害にはあってない。


1997年1月21日

うちは、1月決算なのでご多聞にもれずせっせと伝票を書いている。最近は天気も悪くて外の仕事も出来ないので丁度良い。
昨晩、農業者の勉強会で「五郎島金時」で焼きいもの販売を目指して加工所を造った仲間のところに行ってきた。「五郎島金時」はすごくおいしいサツマイモでこの地区でしか栽培出来ない物です。
しかし、この本物のサツマイモも市場でそのまんま販売しては、その辺の物と同じになってしまう。なんとかして「五郎島」のアイデンテイテイを守りたいと彼は、立ち上がっているのである。
最初の頃は、思いばかりが先行して見えたけど実際に商品が出来てくると、人間って不思議な生き物だなあーとつくづく思ってしまった。
私も、生餅ばっかりでなく「焼きもち」も面白いのかも知れない。


1997年1月20日

やはり、切る厚さが問題。うちのかきもちの場合、4.4ミリこれが4.5でも4.3でも焼くと芯が残ったり、割れたりする。さらに吊る時の間隔、大体棒の間が25センチから30センチで間隔が6センチから10センチ。しかも、効率もあるのでなるべく詰めたいところだが詰めるとカビが生える
では、開けると次は割れる。特に、黒砂糖や黒豆はカビが着易く、色を付けたのは割れ易い。だから、微妙に間隔を調整しながら吊ってます。昔は、そんなに屋根一杯に吊る事がなかったので良かったし、割れてもそんなに気にならなかったのだと思います。
今日、耳よりな話しを聞いた。お鏡を切る時包丁を火であぶってから切るとスーと切れるそうです。そして、包丁についたもちは濡れ布巾で取って又あぶって切ればどんどん切れるそうです。


1997年1月19日

昼、事務所に来たらついに油回収のボランテア要請が来ていた。昨晩ファックスされていたようで、出動しぞこなってしまった。どうも、能登方面が人手が足りないのかもしれない。それに岩場は取るのが大変そうである。
しかし、地元消防の方で来週は出動がかかりそうである。
今現在、かきもちをついて編んで、吊っているが最初の頃本当に苦労した。やはり、昔の合掌造りの家が一番乾燥には適しているみたいで、最初仏間が一番それっぽいと思ってカモイに棒を渡して畳の部屋一杯に吊ったら、部屋全体が重みで落ちてしまい戸は開かないし床は抜けてしまうしで大変な事になってしまった。
しかも、案外湿気が抜けずカビが発生してしまった。そしてさらにまずい事に仏壇の金箔が湿気ではげて壊れてしまった。結局修理に何百万もかかってしまった。
そして、現在は色々な事が分かってきたがその話しは次回で。


1997年1月18日

ここのところ、天気が良くてトラクターで田んぼを起こしていた。例年なら、雪があって作業が出来ないのだが、今年は特に暖かい気がする。この様な年はカキモチがうまく仕上がらない。
雪が降ると、天然の冷蔵庫みたいになって、低温、定温、適度な湿度でうまく乾く。これが雪が降らないと気温がすごく上下して、カキモチが割れるし気温が高いのでカビも生える。
以前、能登沖地震があった時前兆現象でフェーンがあってその後揺れたので結構な数が落ちてしまった。阪神淡路の時は雪があったので落ちなかった。朝、かなり揺れたのでビックリして見に行ったのを覚えている。
そして、今は原油流出で大変な事になっているが、その事で温泉旅行をキャンセルしているバカがいるらしい。絶対に油臭い魚なんて出さないのに、別にボランテアでなくたって温泉旅行に積極的に来てくれても地元の人の為になるのに、ホントーーにバカがいるものである。
神戸も雲仙にも積極的に出かけるべきです。ちなみに、うちの石川松任地区は霊峰白山から流れ出る手取川のおかげで、油が岸まで来ていない。やはり、自然はスゴイ。


1997年1月15日

今日は、左義長と言って正月用品や書き初めを燃やす行事があった。この時にお鏡を焼いたりして食べる。
そして、書き初めを燃やしてその灰を天高く飛ばすと字が上手になると言われている。しかし、私の書き初めはかなりの高度まで上がったにもかかわらず習字で良い成績がなかったところを見ると効果の程は疑わしい。
さらに、この時の灰をまぶした餅を食べると一年風邪をひかないと言われているが、私は去年数回風邪をひいてしまったし、子供たちはもっとひいていたように思う。この効果も非常に疑わしい。
しかし、子どもの頃からこの行事でいよいよ春が来るという感じでケジメがついて良いものである。さらに、案外正月用品は捨てるに困るもので、縁起物を捨てるに困った昔の人がうまく考えた行事でもあるのかもしれない。


1997年1月14日

風邪が長引いて休んでしまった。今年の風邪は強力だ。しかし、ようやく調子も戻ってきたので再開します。
昨晩、農業経営者の集まりで、プレゼンテーションの研修があった。一人、10分でプレゼンをするのだが、これの難しい事。私は2回目なので今回は、OHPもバッチリパソコンで作って、嫁さんの前で何回も練習して行ったのに時間が少し足りなかった。
今日、バーコードの機械を注文した。うちの餅もジャスコやAコープに出荷するとなるとバーコードラベルが必要になってきた。しかし、この機械が高い事、一台150万から300万もする。プリンターが4万円程で売っているのに「どうなってるの?]って感じだ。


1997年1月9日

今日は、私の趣味の話し。私の趣味はバイクレース、それもハーレーダビッドソンクラスで走っています。高校生の頃から好きで真面目な進学校?にもかかわらずサボッテ免許を取りに行っていました。
モータースポーツ先進国のイギリスのことわざに「バイク メーク ア マン」という長島監督が言ったみたいなのがあります。つまり、バイクが男を育てるといった意味だと思いますが、この歳(36歳)になると非常にこの意味が分かるようになってきました。
常識的に言えばこんな危険な事は止めなさいと良く人に言われるが、実はどんな経営者の研修にも優る事がバイクには含まれていて現在の私を形成したと思っています。
3年前に50ccのレースでアバラを5本折って入院した事もありますが、今は1200ccに変えて楽しんでいます。普通の人はここですでに固定観念の渦の中にはまってしまいます。無理もありません。日頃そういう事に出くわさないからです。
まず、50ccと聞いて「なんだファミリーバイクか。」と思うが実は下手な750より速い。そしてハーレーと聞いてあの宇宙戦艦ヤマトみたいなバイクと思うが、実はレーサーはシンプルでナロウそしてハイパワーです。
全てが、常識とは違う。いや常識と普段思っている事が違うのです。私も、バイトの方やお客様を見る時、いかに素直に見れるかに集中しています。
今の世の中もそういう事が求められていると思います。今の人は、宗教裁判で「天が、回っている。」と言わせた昔の人を笑うが、何世紀か後にきっと笑われているのだと思います。


1997年1月8日

6日の出初式で完全に風邪をひいてしまった。毎年、この時期気合が抜けてひどい風邪をひくのだが今年こそは大丈夫と思っていたがダメだった。
しかし、仕事の方はもう今日から一回目のかきもちつきである。がんばろう。


1997年1月5日

今日も、仕事は休みだが朝から明日の出初め式のハシゴの練習と打ち合わせがあった。しかし、寒かった明日は雪が降りそう。おまけに、裸放水もあるので天気の良い事を祈るだけである。
毎日、農作業日誌なるものを記帳して、経営の指標を出しているが今日、年次切り替えをした。一年分のデータなので結構慎重にやっている。こいつのおかげで、田んぼ一枚にどれだけ時間がかかったか、単位時間当たりの粗利はと全ての計算の元になる。
「百姓の来年」と言う言葉があるが、どうも来年はこうしようああしようと言う事がその場では覚えているが一年経つとスッカリ忘れている。
それを防ぐ意味でも日誌は重要である。ちなみに、平成8年度は労働時間で9%アップの10アール当たり(300坪)25.3時間でお米を作った。あと決算の粗利が分かれば効率が分かる。一時間当たり3600円以上で合格である。それ以下は赤字決算と思えばいい。ちなみにあの冷夏の平成5年は3150円で大赤字であった。


1997年1月4日

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

もう4日になってしまった。妻の里の富山に行っていたので日記が書けなかった。ちなみに私はノートを持たないので外に出てしまったらパソコンは触れないので気楽なものである。
去年の、もちつきで多かったクレームが、お鏡が粉々に割れると言う物があった。結構、縁起をかついでいるのでお客様はカンカンだったが、今年は表面のビニールを付けずに販売してみようと思っている。もしくは、お鏡のつきたてが欲しい方には限定で販売するかしないと、せっかくの評判が落ちてしまう。
信用を得るのに10年かかるが、落とすのは一瞬で可能なので注意しなくてはならない。ようするに、お鏡を沢山つく事に無理があり、いっそのこと食べる餅だけの販売に徹するか、岐路に立っているのかもしれない。
さらに、売り上げが上がるにつれ、こだわりの餅のコンセプトを何処まで守れるか、それもどこかでハッキリしなくてはならないだろう。
相変わらず、今年も楽しめそうである。





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