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あぐらぐち物語 1997年02月分





1997年2月28日

昨晩、我々の農業ネットワークのキッカケになった恩師の方と飲む機会があって、また午前様だった。ここのところ続いているので眠い。
本当に、月日の経つのは早く、あれから12年経ったことになる。当時はPC9801−M2という機種で、プリンターも含めて125万もした。
買うか非常に迷ったが、もしあの時買っていなかったら今の私はなかった。その時は、ソフトというものを別に買うという事が理解出来ずに困った。
また、当時でワープロソフトが15万、マルチプランが7万程したと思う。まあ、良く我慢してやったもんである。今じゃ考えられないが、電気屋さんのセールスマンが家に来てセッテイングしてくれた。
明日から、かきもちの販売開始である。


1997年2月27日

稲の苗を作る箱を降ろした(左の写真)。全部で12000箱程持っているが全部に苗を作っても最近は不足しているので、一部もう一回転させて苗を作っている。
右の写真が苗床用の土が入ったフレキシブルコンテナ、柔らかい袋というところか。ひとつ、1トンある。
最近、この日記が重くてなかなか立ち上がらないという意見があるので、1週間ほどで区切って、あとはバックナンバーのスイッチを付けようかと思っている。
今晩、その打ち合わせがあるので、もう少し見やすくなるだろう。
あと、3月1、2日と、かきもちの販売が始まるので異常に忙しい最近であるが、儲けと思ってがんばっている。





1997年2月25日

かきもち降ろしが終了。いよいよ、明日から稲の苗に使う土を取りに行く。大体年間80トン程使用する。
近くの工場までトラックで直接買いに行くので少し安くなる。一日3トンで8往復出来る。
しかし、写真の取り込みはうまく行った。しかし、データ量がまだ多いのでもう少し加工する必要があるようだ。
最近、私がパソコンが得意でホームページに詳しいと誤解している人がいるみたいで、相談に来る方がおいでるが違うので難しい質問はだめなのでよろしく願いたい。
しかし、ホームページの言語以外の話しは大歓迎ですのでメール等よろしくお願いします。


1997年2月24日

昨晩、アグリネットワークという農業者の総会があったが、無事ホームページと電子メールを中心にしたアメーバ系水平方向型ネットワークの構築が決定した。
ホームページの実演を含めて4時間ケンケンガクガクの話し合いの末、決まったのが会員というのもボーダーレスの会にはふさわしくないとして、賛同者による寄附による運営にすることにした。
ちょうど、スポンサー付きのアマチュアホームページみたいなものか。もともと、開催されるセミナーや会合はその時々で会費を受取っているので年会費というのはあんまり意味をなさない。必要なのはホームページの運営費とファックスの電話代しかないので寄附で一度やってみようとなった。
じゃあ、寄附が集まらなかったらとか、巨大スポンサーが乗っ取るのではという意見はこの際考えずに、新しい組織運営に賭けてみる事にした。
今日から、カキモチを降ろし始めました。天気も快晴でビニルハウスも張れたし、この写真も初めて自分で取り込んで加工しました。うまく、いったでしょうか?





1997年2月23日

まるで冬に逆戻りしたような天気で、ハウスのビニルを張る予定が出来なかった。おかげで、かきもちは割れるのもなく完璧に乾いている。
過去何年で最高の出来ではないだろうか。しかし、この時期かきもちを買いにいらっしゃるお客様が多いが残念ながら去年の10月に売り切れてしまいお断りしている。
あと、もう少しで完成ですからみなさんお待ち下さい。
最近は、今年の営農計画を作っているのだが、みなさん申し込み書の返送が遅くて仕事が出来ない。エクセルも去年よりは上手になったが相変わらず単純な所でつまったりする。
そういう時は、うまくしたものでバイトの大学生が遊びにきたついでに、お茶を飲ませてやってもらっている。訳の分からない事をブツブツ言ってちゃんとやってくれるので助かる。
さあ、明日はハウスを張るぞー!


1997年2月22日

予想どうり体調を少し崩してしまった。おまけに、明日の我々が準備した、勉強会の総会の参加者が極端に少ない。新しいネットワークの構築には賛同を得たようだが、他の会合とも重なったが少ない参加者になってしまった。
肯定的に考えれば、実力のある方ばかりなので他の会合でも中心的役割を担っているので休めないのだと思う。やはり、事務局で相当、努力しないと電子メールによる農業ネットワークは実現しないようである。「富山の薬売り」のように足で行商しようと思う。
一人一人、会って説明してアドレスを持ってもらうしかないだろう。
最近、冬に戻ったみたいで、作業が出来ずに困っている。来週から、農作業だから、バンバン写真を載せるので、CPUのパワーのない方、メモリの少ない方は、買いに行って下さい。


1997年2月21日

いやー、この1週間はすごかった。脳みそが耳から出てしまうような気がした。もう最近、かなり腹いっぱいになっている所へこれでもかと素晴らしい人に会うもんだから、体がついていかない。ここで、全員の方の話しをしていたら切りがないが、結局「経営者」として素晴らしい方は「人間力」がすごい。そして、月並みな事だが「愛」があるのでる。
普通は、業績がダウンしたら、せっせと人の首を切る事しか考えてない経営者が多いが、この「愛」のある経営者は、身障者の方や、家庭的に問題のある方を率先して受け入れている。どう考えても、そのような会社は業績が落ちそうだが、そのような会社の方が伸びるのである。
その他にも色々あるが、まとめて考えてみると月並みな「愛」なんて言葉しか見当たらないのある。そして、言葉にして当たり前の事は説明が非常に難しいが、人間うまくしたもので「第六感」というのがあって、実際にその本人に会ったり現場に行くと感じる事が出来るのである。
しかし、その「第六感」もそろそろ、メモリオーバーしてしまった。この、マシンと同じで80メガは搭載してあるが、整理してハードデイスクに移そう。


1997年2月18日

今から、別名「借金、友の会」アグリファンドという会の総会に参加する。これは、制度融資資金と言って利子助成のある資金の会である。
最近、スーパーL資金と言って2%の低利の資金が出来て、私の工場もそうだがそれを借りて建設が出来た。それに、対して補助事業というのがあって、これは3/1補助、2/1補助とか言ってお金がもらえるのである。これは、返さなくていい。
全額借金だと、自分の好きな業者に好きなように立てる事が出来るが、補助金は細かく「お上」が関わってくる。しかもそれは、ほとんどの場合使う側に立ったものでなく、「お上」側の論理で進む。
スーパーL資金は、非常に難しい審査があり私も苦労したが、その時に立てた経営計画があったからこそ、今があるように思う。ところが、最近スーパーL資金が借りにくいと言って文句を言っている方がいるみたいだが、とんでもないことである。
たとえ少ない助成でも、これはモルヒネなのである。十分計画を立てて慎重に使うべきで、それを「だだっこ」の様に借りてうまく行くはずがない。あの、住専問題で叩かれた農林金融公庫の資金だが、素晴らしい資金である。ぜひ、我々農家の事を思うなら厳しくがんばって欲しい。


1997年2月17日

実に刺激的な3日間だった。「志ネットワーク」の全国会議というものだったが、全国で自らの志で全体を考えて行動する人が90人ばかり集まるのだが、その迫力はすごかった。
何がすごいかというと、1分で自己紹介をするのだが一般の場合、出身と名前をモゴモゴ言って終わりなんだが、実にこれが笑いあり、涙ありで素晴らしい発表をする。話しの下手な方ほど、延々と話しして最後に必ず「簡単ですが、これで私の挨拶とさせて頂きます。」と言うのである。
そんな事言う方は、絶対にいないし非常に簡潔である。しかも、当たり前の事を言っているにもかかわらず、こんなに聞くのが疲れたのも始めてで、きっとこれは「気」というものなんでしょう。
だから、ここでは「当たり前の事」を表現するには私の力ではまだ不足なので、もう少し消化しながら書いていこうと思います。
ちなみに、途中5分間発表の機会があって発表したが、足が震え始め、メモの手が震えて持てなくなり、マイクの手が震えてどうしようもなくなり、仕方ないのでメモを置いて両手で持ち、最後は震えが声までこないうちに終了しようと必死だった。
私は、自分でいうのもあれだが話し好きで結構自信があったが、自分の無力を痛感した出来事であった。


1997年2月13日

昨晩は新しい農業ネットワークの準備で深夜までかかってやった。これで、あとはみんなが乗ってくるかだが、そろそろインターネットも電話みたいに使う人が増えてもいいだろう。
そして、今日は経営コンサルタントの先生にミッチリ5時間しぼられた。去年の決算を元に今期の経営計画を立てるのだが、ほれあれが足りない、まさかこれは出来てないだろうな?と質問攻めで、データが揃ってないと分かると、さらに絞られる。
そして、事業者でなく経営者になりたいなら、これぐらいの販売計画書は出来てないとだめだ。と言う事になる。しかし、先生のおかげで随分経営者らしくなったし、経営も曲がりなりになんとかやっている。
多少、怒られるのは大変だが倒産するより、よっぽどいいと思っている。特に、農業の数字を見れる方は少ないので本当に人の縁とは不思議なものである。
明日から、東京へ研修で3日間いないが、帰ったらがんばって宿題をして今年の計画を立てなくては


1997年2月11日

そろそろ、ビニルハウスを張るかという話しをしていたら、雪が降ってきた最近はカキモチをライスセンターに吊ってあるので、作業が3月まで出来ない。
しかし、3月まで何もしないわけにいかないのでビニルハウスを1棟張って苗に使用する土や農機具を一時的に入れるのである。すると、天気が良くなったと同時に引っ張り出してライスセンターに入れて作業を開始する。
なんーだ、そんな事かと思うかもしれないが苗に使用する土は60トン、箱は1万2000箱でこいつを土屋さんから取ってくるだけで何日もかかるし、箱を保管場所から出すだけでも何日もかかる。
それじゃ、置く場所をもっと増やせばいいのだが補助金をあまり使用してない当社ではそんな余裕はなく、狭い所をなんとか工夫して回しているのでどうしてもこうなってしまう。
しかし、我々は春作業前のウオームアップとプラス思考で考えているので問題ないと思っている。


1997年2月10日

またまた、一日ワープロを打つ毎日である。昨日、久しぶりにバイク乗ったら風邪をひいてしまった。まったく、私のからだはどうなっているのか良く風邪をひく。
結局、仕事をしないでブラブラしているからだと思う。なんで寒いのにバイクに乗ったかというと5月の筑波サーキットのレースに向けてキャブレターを交換する為である。ハーレーのビューエルという珍しいバイクだが基本的にはハーレーなのでそのままでは苦しい。
特にキャブは、あの独特のドッドッドと走らすには絶対に不可欠で、ノーマルでは、ドッドド、クッシャンドドってな感じで安定しない。前はさらに電気系やらなにからなにまで変えたものだが最近は良く見ると日本製の部品も多く使われていて乗り易く?なっている。
予想するに、そういうマーケテイングで作ってあるのだろう。なるべく、部品は交換してもらう事によって市場が開拓される。しかも、結構なんだかちょっと見には適当に作ってあるが実は良く考えてあって毎年必ずマイナーチェンジをしている。変わらないのはハーレーのアイデンテイテイだけである。
ハーレーの話しをするといかに人間は既成概念に縛られているか分かるので面白い。インターネットもしかりで、なかなか世間一般の思いとはだいぶずれているでしょうね。


1997年2月8日

今日は、一日ワープロをたたいていた。我々の勉強会でアグリネットワークというのがあって、全国でも珍しい?自費だけの運営で「農業を愛する者」という資格だけで色んな人を巻き込んだネットワークがある。
ところが、組織にも「旬」というのがあって「旬」を過ぎたと判断した我々スタッフは「卒業」をしようと段取り組んでいるのだが、それを会員各位に理解してもらう為に今日は一日手紙を書いていた。現在の日本の組織が硬直化している原因にヤメラレナイ症候群があるのではないかと考えます。この「卒業」という概念も新しい能動的で肯定的な波だと信じています。そして、再構築するネットワークはこのインターネットを中心にしたものにしたいと思っています。
ホームページを見るという行為は少しの能動的な意識が必要です。今の農業者に最も不足した部分ではないかと考えています。


1997年2月6日

昨晩、遅くまで「てんびんの詩」という知っている人は知っているというビデオを見ていたので今日は非常に眠い。
それを見たり、東京に行って思ったが「農業補助金はモルヒネ」という私の持論をもっとみんなに分かってもらう必要があると痛感した。
モルヒネは決して使い方を誤らなければ、素晴らしい効果があるが計画的に慎重に本気でかからなくてはならない。この事を認識するかしないかにこれからの農業はかかっていると思う。


1997年2月5日

東京に研修に行ってきました。農業基本法の事や農業の現状について色々講演を聞いた。内容も超カタイ話しであまり盛り上がりに欠けるようだが、本当は非常に大事な話しである
ところが、みなさん討論にならないのである。どうしてかというと、人間というのは普段使ってない言葉は話せないのである。一度でも、つかえながらでも使った言葉はどんな場面でも話せるのである。いや、そんな言葉しか出ないはずである。
私の仲間の勉強会で偶然そんな話しをしていたのでまだ少しは話せたが、もっとこの問題については議論の余地がある。
しかし、帰りのJRで回りのおやじ達の習性を見ていたら面白かった。座ると必ず靴を脱ぐのである、ひどいのは靴下も脱いでその辺にかけたりしている。携帯電話も、当然話し放題だが、一人すごい人がいて2時間ずーと大声で取引先と、会社の部下に話しをしていた。
最初はうるさかったが、途中でプラス思考で楽しんで聞いていたら取引先には「明日、来い!」と言われたら断れずに「行きます」とどうも言ってしまってそれが松山市である事も判明した。そのあと、部下の伊藤君に連絡を取って別のアポを取り消しているのだがトンネルで度々切れて大変だった。
おまけに、そういう人の携帯は思いっきり音がデカイのでさらヒンシュクを買っていた。一つだけ忠告するとすれば、「携帯電話の性能は素晴らしいので普通に話しても大丈夫ですよ。」と言う事か。
日本のおじさんも大変なのである。


1997年2月1日

全然関係無い事だが、今日は実は有限会社 林農産の第9期めの期首日である。昨晩は、色々と締めたが最終的な決算はもう少しかかるが昨期の成績が楽しみである。
月、火と東京に急に行く事になった。稲作経営者の研修会だが若い経営者も全国に散らばっているので全国レベルの研修会でないと会えないので楽しみである。
この、日記はエデイタでなくてメモ帳を使用していたところ、先日「メモリが不足です」と言ってきて、うんともすんとも動かなくなってしまった。
「ゲーー!雷で壊れた。」あの、落雷で壊れた暗い思い出がよみがえってしまって、結局その日は落ち込んで寝てしまった。翌日、スキャンデイスクをかけてチェックしたが壊れていない。[....?。」でも同じ症状。
「あっ!」と思って、今までの日記を削ったら治ってしまった。ところが、安心して保存したら削ったままバックアップに保存してしまった。つまり、バックアップを壊してしまった。
メモ帳ってあくまでメモ帳なんですね。まさか、こんなに書くと本人も思っていなかったので、トホホな事態になってしまった。しかし、幸運な事にその前日に全てプリントアウトして友人に進呈していたので、完全にボツというわけではなかった。





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