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林さんちのあぐらぐち物語 2010年 弥生1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年 弥生1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
3月に入り、一気にテンションが上がっています。この1ヶ月は、一年の農
作業で一番重要な作業が、目白押しです。まずは、種籾の準備、まずは苗の芽
出しに全てがかかっています。さらに毎年、お天気勝負のハウス張りがあり最
後は、種まき開始です。同時平行でカキモチと田んぼも準備を着々と進めます。
さらに年度末ということもあり、ソワソワしながらも、集中力を保たねばなり
ません、、o(^o^)o
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・カキモチ焼いてリーマン退散へ
3月1日にライスセンターに干してあった10万枚のカキモチを下ろしまし
た。今年は、雪も雨にも降られずに順調に、下ろして工場に搬入出来ました。
カキモチに雨や雪が当ると、せっかく干せているのに濡れるばかりか、そこか
ら変形して割れてしまうので、いちいちワゴン車に積んで搬入することになり
ます。でも荷台にコンテナが積みにくくなかなか面倒な作業になります。その
点晴れていれば、手押し台車2台で、順番に搬入できて非常に効率的です。林
さんちの建物は、基本的に全てバリアフリーになっているので台車にさえ載っ
ていれば、目的地まで一発で行けます。下ろす工場でも床置きではなくコンテ
ナ用台車が何台もあって、中の作業も大量の重いコンテナを軽く移動しながら
の作業が出来ます。この商品を直置きするのではなく、空中に浮かせるという
のも食品製造では、基本です。
今年のカキモチは、適当に雪も降って上出来の乾燥具合です。紐からカキモ
チを外す時の「カラカラ」という音で分かります。これが、暖冬で乾き過ぎる
と干してある棚から紐を外す衝撃とコンテナに入れる衝撃で、「パキパキ」と
割れてしまい、さらに工場で紐を外す時も、割れるのでおっかなびっくりで外
すことになります。逆に、乾燥が緩いと「コンコン」と鈍い音になります。こ
んな場合は、カビが心配になります。今から23年前のカキモチ生産の初期、
仏間に干していて空気の流れが良くなく、乾燥し切らずカビさせてしまった苦
い経験があります。さらに悪いことに、カビてはいないが、残りももったいな
いと言って1枚1枚拭いて販売してしまったこと。
今では、考えられませんがきっとカビ臭かったと思います。その証拠に、そ
の時買われたお客様からは、二度と注文はありませんでした。当時、26歳の
百姓のあんちゃんには、「これぐらい大丈夫」「焼けば大丈夫」という認識し
かありませんでした。「お客様本位」なんて言葉すら知りませんし下手すれば
最近流行り?の食品偽装を簡単にしかねないような経営者感覚でした。その後
何度も痛い目に会いながら、今の感覚にようやくたどり着いています。それで
も多くの食品製造会社の社長さんや、経営コンサルタントの皆さんには、農家
的な食品製造と、食品製造業者的な食品製造は、違うと言われています。近づ
いたとは言え、それほどの差が、両者の間にはあると感じています。まあスタ
ートが、平気でカビ臭いカキモチを販売するくらいですから、ゴールは遠いで
すね。だから23年前に、買っていただいたお客様で、今もわずかにいらっし
ゃるお得意様には、言葉では言い表せないほどの感謝をしています。
カキモチのカビも困りますが、割れたカキモチも困ります。平成5年2月7
日の能登沖地震の時、朝から冬なのに気温が急激に20度以上になって温風が
吹く異常気象でした。おかげでせっかく干したカキモチが、急激な乾燥でヒビ
が入りそしてグラグラッと来た途端30%ほどが落ちてしまいました。これに
は、ショックでした。仕方ないので、割れカキモチとして安く販売するしかな
かったのですがこの割れカキモチ販売が、後のカキモチ販売に影響を与えてし
まいました。カキモチの乾燥具合は、割れるか割れないかのギリギリが美味し
い。ところがこの割れカキモチが、実に美味しい、しかも安い。その後10年
は、割れカキモチが欲しいという要望が続き困ってしまいました。
割れてしまっては、商品価値は、ガタ落ち。今では、割れないようにしかも
美味しく乾燥出来るようになりました。たまに割れたカキモチも、揚げカキモ
チにして付加価値を付けて販売しています。そして今年さらに、専用機械を購
入して焼きカキモチのテスト販売をしようと考えています。カキモチを焼く機
械は、各種あるのですが、どれもこれも高価で手を出しかねていました。しか
も毎日焼くほどの販売量も見込めないとなる人員でも悩んでしまいます。しか
し小型で手頃な機械も出て来た、人員の手配は、最近の雇用情勢からなんとか
なりそうの2点から焼きカキモチを製造してみよう思うようになりました。と
にかく色々と動かない限りは、林さんちにいらしたリーマンさんにお帰り願う
ことが出来ないと思っています。今年中に、どっかに行って欲しいなぁ〜!
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、胃は痛いがなんとかしないと
昨年の10月以来、寝ても醒めても私の心の大部分を占めているのが、4月
4日に野々市町情報交流館で行われる「よい国つくろう!日本志民会議・北陸
大会」のことである。この日本志民会議の代表発起人が、私の志の師匠・上甲
晃氏です。その上甲氏から10月に突然、全国キャラバンをするから林君、北
陸大会の実行委員長を務めてくれないか?と電話がありました。全身からサー
っと血が引くのが分かりました。他の地区の実行委員長には、上甲氏が代表の
志ネットワークの長年の会員さん、各地域でも名だたる経営者や人格者の方が
指名されました。北陸地区に関しては、唯一、上甲氏の教え子である私に白羽
の矢が立ったのでした。
私も上甲氏の志のある青年を育てようという目的で作られた「青年塾」に入
って14年目。「食と命の大切さを伝える」という使命のもと頑張って来まし
た。そして世の中には、そんな多くの志や使命を持って活動している仲間が増
えて来ました。しかしどうにもこれからの日本の行き先は、見えない。そのこ
とを長年憂慮して来た上甲晃氏が、ついに動き始めたのでした。以下が、私な
りに感じた「よい国つくろう!日本志民会議」への思いです。
よい国つくろう日本志民会議・全国キャラバンについて
実行委員の私達は、政治とは無縁の普通の人々です。
しかしそれぞれが「志」を持って生きています。
「志」では、メシは食えんと言う人もいます。
でも「志」が無ければ生きては、いけません。
そして今の日本の閉塞感を打ち破るには、
「志」が重要と気付いていました。
そんな私達から遠いと感じていた政治の世界にも、
「志」を持った人達が現れました。
そんな志を持った普通の人々と、志の政治を目指す人々。
それらを、私達は、「志民」と呼ぶことにしました。
そんな志民達の発表を聞いて一緒にこれからの日本を、考えてみませんか?
そして志民運動に、参加してみませんか?
志民運動は、ただあなたが、志高い生き方をすればよいのです。
志高い人々が、どれだけ増えても、国の舵取りがおかしければどうにもなら
ない。ここで、なんとかしなければいけない!という上甲晃氏や志民政治家の
思いは、私でも痛いほど分かります。どうみたって、このまま一人当たりの国
や地方の600万円以上、日本全体では860万円以上の借金財政を、子供や
孫に残してはいけません。テレビで坂本龍馬を観て感動するなら、今が、その
動くべき時、というかもう瀬戸際に立っていると感じます。
とは言っても、普通の百姓、しかもお笑い系の私が、その一翼を担うなんて
思いもしないことです。現在、北陸大会の参加者目標を300名にしています
が、今のところ申し込みは実行委員を入れても60名!もう胃が痛くなります。
しかし、これでも各地のキャラバンに比べると規模は、半分以下なんです。こ
んな時ほど、自らの小さい器に愕然とすることはありません。そんな私を心配
して多くの方が協力を申し出て来てくれています。そんな方々に後は、おんぶ
にだっこ状態で、当日に突入となりそうです。
上甲晃氏の人を育てる能力には、いつも感嘆していました。今回も、そのマ
ジックにまんまとはまった形ですが、有難い指名を頂いただけで感謝と思い、
少々痛い胃を引きずりながら頑張って行きます。ご興味のある方は、ぜひHP
http://www.yoikuni-shimin.jp/をご覧ください。良ければ参加してもらえる
と嬉しいです、、m(_ _)m 申し込みは、koyo@karatsu.ne.jp
平成22年4月4日(日)午後4時〜6時
野々市町情報交流館『カメリア』(野々市町役場内)
参加費1000円
ゲストスピーカー 志ネットワーク代表・上甲晃氏 前横浜市長・中田宏氏
志の実践者発表 3名
その他の全国キャラバンの詳しい情報は、以下のHPをどうぞ
よい国つくろう日本志民会議 http://www.yoikuni-shimin.jp/
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成21年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 220袋/360袋 61% 9月25日
普通じゃないコシヒカリ 274袋/490袋 56% 9月15日
普通のコシヒカリ 408袋/647袋 63% 9月15日
ハナエチゼン 121袋/243袋 50% 8月28日
ひとめぼれ 148袋/231袋 64% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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