食育のプロが教える!田植えの体験の服装のすすめ

食育として子供たちの稲作体験を25年やってきた林さんちの田植えのおすすめの服装や準備するものをお教えします。
みんなで楽しく田植えをやりましょう!

まずは服装から

半袖短パン

田んぼに入るし、手も突っ込むので
ぬれたりよごれたりしないように半袖短パンがおすすめです
すこし肌寒い日なら長袖長ズボンの袖や裾を巻き上げる
もしくは上着で調節がよいと思います

はきもの

はきものは大人と子供で少し変わってきます

まずお子さんから

おそらく田植え体験をするぐらいなので
はだしで田植えをするとおもいます
これは知り合いの農家さんがおっしゃっていた話なのですが
人間は土から生まれてきているので時々直に地球にアースすることによって調子が整うのだそうです

もし田んぼの中に石などあって理由あってくつをはいて田植えをする場合
そのままだとくつだけ脱げて見つからなくなるので
くつの上から長いくつ下をはいてくつが脱げないようにする方法があります
そのときはくつもくつ下もどろどろになるのでよごれても良いものを選びましょう

大人の場合

お子さんと一緒に田んぼのはだしの感覚を味わってほしいと思いますが
もし長靴をはいて田植えしたい場合はいくつか選ぶポイントがあります

手持ちの長靴を使う場合は丈が長めで脱げにくいものをえらびましょう
田んぼにもよりますが最低でも30cmぐらい高さがないと上から水が入ってきます
そして土にながぐつがはまり脱げやすいので
あまり足に合っていない大きいサイズだと抜けやすくて苦労すると思います

ちなみにプロはこんな田んぼ用の長靴を使っています

田んぼ作業用でひざ下まである薄いぴったりとした長靴です
ワークマンとかホームセンターに売っているとおもいますが
用途が田んぼでしか使わないので買うまではしなくていいともいます

ちなみに脱げにくいかわりにはくのにも少しコツがいります
長いので足首ぐらいまで先に折り返してからはきましょう
脱ぎ方も先に折り返してから脱ぐと比較的簡単に脱げます

サンダル

田植えの服装といえど田んぼまで裸足で行くわけにはいかないので
田んぼまでのはきものとしては脱ぎはきが楽なサンダルが良いと思います

ただしこれは田んぼの立地にもより
田んぼの周辺が整備されていてアクセスがいいのであればの場合です
土や砂利の農道をしばらく歩いて田んぼに向かうところは
除草してあるかにもよりますがちゃんと靴を履いていくことをお勧めします
その場合は汚れる覚悟しておきましょう
車に乗るときに汚れるのを気にする人は水やブラシを用意したり
ひとまず履き替えて袋に入れるなど考えておきましょうね

手袋

これもぜひとも素手でやってもらいたいですね
苗や土の感触をじかに触れてみてほしいです

ただ肥料っけなどで手が荒れるのが心配という方は
キッチン用の長手袋みたいなものでよいと思います

ちなみにぼくたちが普段使っている手袋は
このテムレスという手袋です
名前の通り蒸れを逃がしてくれて長時間使ってもびしょびしょになりにくい
とてもおすすめの手袋です

帽子

大人子ども共通です
地域によっても差があると思いますが田植えといえばGWぐらいの時期になると思います
このころになると天気が良ければ日差しもしっかりあると思います熱中症防止にもしっかり被りましょう
お子さんは保育園の帽子でいいんじゃないかな

ただ田んぼにおっこちるとどろどろになってしまうのであご紐や落ちないようにこのようなストラップがあるといいですね

ここからは持っていくもの

タオル

どろ汚れを拭いたり
田んぼから上がってきれいにした後に拭くために
タオルを用意しておくとよいでしょう

首から下げて置く場合はよくかがんだ際に落っこちるので
落ちないように結んだり工夫しておきましょう

着替え

か・く・じ・つ・に
よごれます!

着替えを用意しておきましょう

汚れものを入れる袋

そしてよごれた洋服を持ち帰るために
汚れものを持ち帰る袋を用意しましょう

飲み物

田んぼに入るのは楽しいものです
不思議な感触、泥遊び
歩くのにも体力を使います
暑い日に当たると汗もたっぷりかくことでしょう
忘れずに飲み物を用意しましょうね

日焼け止め

暑いということは日差しも強いでしょう!
稲は太陽の日差しをあびて育ちます
ということは、田んぼは日当たりの良い場所であることがほとんどです
そこで田植えをすることになるのでしっかり日光浴することになります
服が汚れないように肌もだすので日焼け止め塗って日焼け予防しましょう

虫カゴ

カエル、オタマジャクシ、ドジョウ、アメンボなどなど
子供たちの興味をしげきする魅力的な生き物が田んぼにはいっぱいいます
ポケットやもったまま連れ帰ろうとすることも!
そうなる前に虫カゴに入れてあげましょう

連れ帰ってよければそのまま飼ってみるのもよし
入れてあげることによって観察しやすくなるので
よく観察して満足してもらって田んぼに返してあげるのもよし
あると便利だと思います

おまけ

サングラス

田植え機に乗る林さんは大人のちょっとお高い装備としては偏光サングラスをかけています
意外と水を張った田んぼからの太陽の反射が強く
ずっと田植えをしていると目が痛くなります
それを防ぐため偏光サングラスがあると快適に田植えができます

田植え機にのるときに少し先を見るときにあるといいものなので
田植え体験で視線が手先の作業には必ず必要なものではないのでなくてもよいです

腰カゴ

ぼくたちプロが田植えをする場合、一度田んぼに入るとなんども苗を取りにいくと
時間がかかるので苗を持ち歩くために腰カゴを使います
こんな感じのカゴを腰に巻いてここに苗を入れて運びます
他にも手で雑草を取るときも使ったりします

ちなみにこの腰カゴひもを自分で付けることになるのですが
ここでビニールひもを使ってはいけません
なぜかというとビニールひもだと細くて
カゴにものを入れて運んでいるうちに
お腹に食い込んできて苦しくなってしまいます
なので林さんちでは畳のへりを再利用して紐にしています
もし使う場合は太い紐や太い平紐をえらぶようにしましょうね

腰カゴを使わない場合は先にいくつかの苗のかたまりを
あらかじめ植えていく先に投げておくと苗を切らさず植えていけます
その時は周りにひとがいないことを確認して投げましょうね
よくばしゃっっと泥しぶきを飛ばしてゆかいな田植えになってるの見ます笑

歩き方のコツ

田んぼの中はとても歩きづらいです
土に足を取られてなかなか抜けなくなるからです
ですが今から教えるコツをやってもらえるとうまく歩くことができるでしょう

まず足を入れるところから
つま先から入れます
足の平やかかとからべったり踏み込んではいけません
しっかりはまり込むことになります
田んぼにはまるときはかかとがはまって抜けないということがおきています
なのでかかとが深く田んぼに入り込まないようつま先から入ります

次に足の抜き方
今度はかかとから足を抜いていきます
かかとが田んぼから抜けてくれればスッと抜けてくれるでしょう

このような感じでつま先歩きみたいな状態で歩くと田んぼ内ではうまく歩けます

一日田んぼの中で作業をすると
それだけで足が棒のようになるのは
やはりそれだけ土に体力を持っていかれているのでしょうね

最後に

いかがでしたでしょうか?
田植え自体は体一つあればできますが
いろいろあれば便利かな?と思うものも考えてみました
何よりもよごれたりたいへんではあるけれどおおらかに
お子さんと自然に触れて田植えを楽しむ気持ちが
なによりも用意してほしいものかもしれません

それじゃあ準備をそろえていっしょに田植え体験を楽しみましょう!