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     林さんちのあぐらぐち物語 2005年 弥生4号
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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   弥生4号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 あれから1週間経つのに、ろくに田んぼの仕事が、進んでいません。ハウス
のポリ張りも一旦開始するも、風&雨で中止。一体、この天気どうなってるの?

2.今週の林さんち・・・・芽さえ出れば大成功

 お天気は、悪いが苗の準備は着々と進めている。まず種籾の対病気や菌の処
理をする。これを種子予措(しゅしよしゃく)と呼ぶ。最近は、一般の農家用
の種籾は、すでに化学合成農薬が紛衣されていて、水に漬けるだけで自動的に
予措が出来る。昔は、林さんちでも、化学合成農薬の液に漬けて予措をしてい
たが、どうみても、体に良い薬とは思えない強烈な匂いと色で、へき易してい
た。最悪なのは、その臭い薬を処理後に、用水に平気で流していたこと。
 8年前に、ついに化学合成農薬を使わないことを決めて、いろいろと手を打
って来た。最初は、「超酸性水」25万円もする機械を買って、種籾を予措し
たが、効果はあったらしい?が、大量の「超酸性水」を作れず2年で断念。次
に使った資材が、ある農家から効くらしいと聞いた「○○100」で3年。
「○○100」は、どこかの健康食品のように、効能は書いていないが、必ず
ついて来る「体験談」に「私はこれで、○○出来ました」と書いてあった。確
かに効いたかもしれないが、余りの高価さに、どうしようか迷っていた時に、
今の「エコホープ」がJAから発売されて、今年で使用3年目である。
 このエコホープは、一種のカビを苗床に発生させて、それで他のカビや菌を
寄せ付けないという方法で、病気等に対応している。苗が大きくなると、寿命
が来て、自然に無くなって行く。苗というのは、苗箱にどうしても密集した状
態でいるので、病気になり易いのが事実。昔に比べて、密集度合いは低くなっ
たが、それでも病気やカビで、良くない苗が出来ることもしばしば。特に今年
のような曇りがちな天候が続くと、かなりヤバイ。それを逆にカビで、対応で
きる画期的な資材と感じている。
 他のプロ農家では、最近、温湯(おんとう)処理が、普及していて、機械も
発売されている。私が、始めたころは、そんな機械もなかったので、現在のス
タイルを取っているが、でも一番の理由は、温湯処理で失敗したら怖いからで
ある。種籾が煮えないけど、菌は死ぬ、ギリギリの60度で行う、この処理は
あまり林さんち向きとは言えないと考えている、でも、次はこの方法かな、、。
 ところが、予措をしても、苗の発芽不良にとても悩まされていました。その
原因が、水に漬けている時間ではないかと最近分かって来ました。以前は、1
年分の種籾1.5トンを、全部一度に、予措して場合によっては、1ヶ月以上、
水に漬けていました。すると、段々、水に漬けて長い方が、発芽しやすいと思
うのに、後半ほど芽が出にくいのです。籾殻には、実は発芽阻害物質が含まれ
ていて、それがドンドン染み出してしまうらしいのです。種籾だって勝手にガ
ンガン、いつでもどこでも、芽を出されては困るのです。
 さらに、長く水に漬けておくと、種籾に含まれる雑菌が、発酵してネバネバ
を作るのです。このネバネバが発生すると、水を変えて洗い流しても、発芽阻
害物質は、洗い落とせず残ってしまうのです。特に、暑い時期に収穫する早生
品種に、この傾向が強いです。さらに、種籾の生産者でも、大きな差が出ます。
そこで、どんどん水に漬けておく時間が短くなって、去年は12日間だったの
を、9日間。早生は6日間、後半の気温が高くなった時の種は、7日間と細か
く設定しました。特に、林さんちの水は、井戸水なので、水温が高いのと塩素
が入っていないので、ネバネバを作る傾向が強いようです。
 化学農薬を使用していても、実は、この現象は起きていたようです。ただ、
薬のせいで見えていなかっただけです。だから、何度種まきをしても、芽の揃
いが良くなかった。ところが、最近は、割と良く芽が出るので、発芽不良の原
因は、どうもこんなところにあったのですね。かれこれ今年で、農業に就いて
22年目になりますが、この種籾の芽がキッチリ出れば、その年の稲作は、ほ
ぼ成功したも同然と感じています。それほど、スタートが肝心なんです。


3.タマタマよ、さよなら

 林さんち癒し系担当猫のちょみのすけ君の、タマタマ除去手術を先週行いま
した。春になって、最近、頻繁に脱走を図るので、適齢期に入った時点で実行
しました。本当は、可哀想なんですが、私が小学校の時、拾った猫が子猫をた
くさん生んでしまい、結局、親ごと遠くのどこかの家の納屋に捨ててきたと言
う前歴があるのです。その時は、猫可愛がりで、学校で作るモノ全てが猫化し
ていました。本棚、枕カバーの刺繍、作文等々。でも、子猫を生んでしまって
どうしようもないので、親に捨てて来いと言われ、泣く泣く捨てることになっ
たのです。しかし、全部捨てるのは、嫌だと言うので、目が青い白いオスの子
猫を、1匹残して、性格の良かった親猫もろとも捨ててしまいました。その時
の悲しい思い出は、完全にトラウマになっています。
 ところが、残した子猫のトイレトレーニングが出来ず、叱ってばかりいた、
ある日、突然と姿を消したのです。オス猫だったので当然の行動だったと今は
分かりますが、その時は、ダブルショックでした。それからは、猫は二度と飼
うまいと思っていましたが、20年前に、近所に捨てられていた子猫を車で轢
いてしまったのです。その猫が足を引き摺りながら、どこかに逃げてしまい死
んでしまったと思っていたら、3日後に、ひょこり、傷だらけで現れたのです。
そこで捕まえて家で、養生させたところ、そのまま飼猫になってしまいました。
 その猫の毛並みが、黒に茶色の斑模様で、しかも雑巾みたいに汚かったので
「ぞうきんちゃん」と呼ばれるようになりました。動物病院で「林ぞうきんち
ゃん」とカルテに、書かれるのは少々恥ずかしかったですが、私にだけは、良
くなついて、可愛がっていました。私の長男が生まれた時に、毛が抜けて血だ
らけになってしまい、ビックリして医者に連れて行くと、「ノイローゼです」
と言われ、もっとビックリ!子供が出来て、自分に構ってもらえないので、そ
のストレスで、足を舐めているうちに毛が抜けてしまう立派な?病気だったの
です。
 今度は、以前のような悲しい目には、会いたくなかったので、避妊手術を施
しました。メスは腹を開くので、特に可哀想ですが、結果的には10年生きて
最後は、倒れる直前まで、私をガレージの入口で待っていたようです。死に目
には会えず、晩に帰ると冷たくなっていました。それからは、避妊や去勢をす
るようになりました。
 先代の「ちょみきち」君は、去勢が遅れてしまい、近所を遠征。オス猫は半
径1.5キロは移動するそうです。おかげで、彼に似た子猫を、時折見るに至り
タマタマを取りました。しかし、他の猫とのケンカや交尾で、猫エイズや、そ
の他の伝染病をもらってきて、本当に病気や怪我のデパートのような猫でした。
最後は、尿道結石、脳梗塞で、早くに死んでしまい可哀想なことをしました。
 ペットは、やはり家族やスタッフの潤滑油。どれだけ彼らのおかげで、ギク
シャクしたムードが、助かったことか。だから、永く生きて一緒にいて欲しい
のです。人間の勝手とは、分かっているけど、「ちょみのすけ」には、健康で
永く生きて欲しいと祈っています。

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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