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     林さんちのあぐらぐち物語 2005年 長月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   長月3号   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 コシヒカリ全てを刈り終えました。ライスセンターもお米で一杯一杯になっ
て来ました。次は、カグラモチの稲刈りですが、これを全て袋詰めして、掃除
をしてからでないと出来ません。


  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
お得なコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ひとめぼれ        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・超コシの価値感

 今年の稲刈りは、台風や秋雨に悩まされながらも、なんとか進み、コシヒカ
リも、超コシをわずかに残すのみ。今年の営農の成績とも言える収量は、普通
10アール当りで何キロと表現されますが、10アールとは1000平米、も
っと分かり易く言えば、300坪です。林さんちの標準収量は500キロです。
収量があればあるほど、収入は増えますが、その分、味が落ちて行く傾向にあ
るので、経営的にも、食味的にも、一番バランスが取れた収量が500キロと
設定しています。そうは言っても、林さんちでは、500キロを超すことは滅
多にないのですが、、、(T_T)
 今年の収量ですが、ハナエチゼン436キロ、ひとめぼれ477キロと、早
生品種は、余り良くありませんでした。原因は、5月の低温と雨で、初期成育
が良くなかった。その後カラ梅雨のお天気で、持ち直すが、夏に入り雨の日が
多く、最後の伸びが無かったからだと推測しています。それでも、去年の普通
じゃないコシヒカリが、417キロだったことに比べると、豊作?
 今年のコシヒカリは、お得、普通じゃない、超コシの3種類とも、500キ
ロを少し超しそうです。ストライクゾーン真ん中高めと言う、私が農業を始め
てから初めて、安定して収穫出来そうです。肥料のやり方、量、タイミングを
ここ数年で、ずいぶん吟味して来たおかげだと考えています。特に、お得は、
便利な田植え機での、側条散布をあえて止めて、人力で全面散布したおかげで
安定して来ました。普通じゃないコシヒカリは、去年、新しい肥料に変更した
ら、その特性の理解不足で、不作になってしまい、売り切れと言う事態を、引
き起こしていました。今年は、効きが「遅い」「弱い」と言う特性を逆算して
肥料散布のタイミングと量を決定したところ、3割は、ストライクゾーンから
外しましたが、残りがど真ん中に来てくれて、助かりました。外した原因は、
散布タイミングが、1日早かった気がします。
 超普通じゃないコシヒカリ、通称「超コシ」に関しては、今日稲刈りした感
じでは、なかなか手応えがあったのですが、最後は袋詰めしてみないと分かり
ません。超高速で袋詰めをして、なんとか24日土曜日に、JAに無理を言っ
て検査をしてもらうので、25日注文受付開始、26日発送の予定を立ててい
ますが、なにせ、ライスセンターのタンクの中は、お得と普通じゃないコシで
一杯一杯。超コシに、土曜日までにたどり着けるか微妙です。
 さらに、懸案が一つ。いいものプロジェクトのアンケートの中で一番多かっ
た、超コシの価格の件。去年、初めて販売をするに当り、有機認証米に準じた
価格を付けたのですが、今現在、特別栽培米に甘んじている現状を、考えると
下げざるを得ないかなと、考えています。林さんちのお米の価格は、滅多に変
更はありません。それは、前述したように、500キロと言う標準収量を基準
に、販売しているので、世の中が豊作であろうと、なかろうと、価値は同等と
考えているからです。しかし、モニターさんのアンケートで、価値観と価格の
バランスが良くないと思われる以上、調整をしたいと考えています。現在、社
内で協議中ですが、25日の17年産販売開始までには、決定します。

3.超!疲れた審査員

 9月17日に、石川県の「少年の主張・中央地区大会」に行って来ました。
青年の主張と言うのは、知っていたが、少年の主張と言うものがあること自体
初耳でした。今年、野々市町PTA連合会長に、回り順でたまたまなったら、
その審査員がオマケ?で付いてきたのです。実は、稲刈りで超ハードな時だっ
たので、何度もお断りしたのだが、受け入れてもらえず、、、(T_T) 当日も
予め頂いていた原稿にも、まったく目を通す間もなく、バイクでギリギリ会場
入り。すでに、他の審査員の方々は、スタンバイやる気十分で、打ち合わせ寸
前でした。
 良く見ると、審査員は、私を含めたった4名。「うっ少ないぞ」すぐに思い
ました。つまり私の得点も審査に、かなりの影響を与えると言うことです。ち
なみに、内容趣旨に60点、表現力に30点、発表態度に10点の割振りでし
た。でも、これはヤバイと思い、早速質問。「あの〜60点と言っても、どの
辺からやればよろしいのでしょうか?30点が基準か、それに何点刻みかでも
ずいぶん違いますが?」と聞くと、審査委員長さんが、親切に「大体8割が良
い評価と考えて48点を基準に行えばどうでしょうか?」とお答えいただいた。
これで、少しホッとして、会場入りしたが、もうそこはピリピリムード。14
名の中学生男女が、緊張の面持ちで、座っていました。すると横の、審査委員
長さんが、「林さん審査は時間がないので、名前は先に記入しておいた方が良
いですよ」と親切なお言葉。それで開会の挨拶も、まったく聞かずに、私は必
死に、得点票に自分の名前と発表者の名前を、予め記入するのに、四苦八苦。
最初に記入しておいてよ〜、、(-_-#)
 しかも、最初に審査の心構えとして、発表の声の大きさや、家族への思いに
引き摺られないように!と言われた。冷静に発表の内容を審査しなさいと言う
ことだろうが、そんなクールなことを言われても、、、。どんなに内容が陳腐
でも、発表が感動的ならやはり、高得点にならざるを得ない。でも、一応その
点も注意しつつ、一人5分の発表を、集中して審査したら、発表の2時間は、
あっと言う間に過ぎた。
 しかし、私も消防団で発表をしたことがあるので分かるが、普通、この手の
発表では原稿は見ないものであるが、14名中、暗記していたのは3名のみ。
う〜ん、そんな原稿見ながらの発表じゃ、ダメだよ〜ん、、(T_T)と思いなが
ら審査していた。結局、その3名のうち1名の発表が、ダントツ!で、地区
代表として県大会に進んだ。でも、発表はともかく、内容は、憲法第9条から
身近な友人関係に至るまで、バリエーションに富んでいて、面白かった。中学
生らしい論旨の飛躍も、それなりに良いものであった。
 それにしても、疲労しました。人を審査すると言うのは、こんなにも疲れる
ものか。先生方が、通知簿等で、苦労するのが分かります。でも、良い経験に
なりました、、、(⌒-⌒)

先週→今週           新米販売予定
超普通じゃないコシヒカ 24→10袋/182袋  5%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ   袋/未定 100%  発売開始 9月17日
お得なコシヒカリ        袋/未定 100%  発売開始  9月10日
ハナエチゼン       袋/181袋 100%  発売開始  8月24日
ひとめぼれ        袋/146袋 100%  発売開始 9月7日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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