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     林さんちのあぐらぐち物語 2007年 皐月4号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年皐月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 コシヒカリの田植えが、終ったとは言え、体からは、疲れからか、ギシギシ
と軋みが、、。あとは、カグラモチ、のんびりやります。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・超コシよ、草より速く育て!

 先週、『スキマ紙マルチ』で、完璧に植えた紙マルチ田植え。しかも、終了
後、雨が降って、さらに紙を抑えて超完璧な状態になったはずの紙マルチ田で
したが、世の中、そんなに甘くないことを、思い知りました。植え終わったの
が16日。そして17日夜半から朝方にかけて強風が吹き荒れました。その結
果→http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20070518 紙マルチが、まくれて
しまったのです。まくれたと言うより、せっかく貼り付いた紙マルチを、無理
やり引き剥がした感じです。こんなことは、紙マルチ田植え5年目で、初めて
の経験でした。

 紙マルチは、最初の頃は、1本、125m巻き90g/平米、現在は、170
m巻き80g/平米。1m×1mの紙の重さが、90gと80gの違いで、さら
にロールが太くて170mと45mも多く巻いてある。この90gの時は、つ
まり紙厚が、厚いわけで、その分なかなか紙が水を吸わずに、ゆっくり田植え
すると、硬くて、植え付け爪が、紙を破れずに上に乗せて行くだけだったり、
植え終わって紙を切ろうとしても、なかなか切れずに、引き千切ったり、さら
に植え始めに、田んぼの密着せずに、紙を引き摺ってしまい、植えた苗が、下
に巻き込んでしまったりと、トラブルが絶えませんでした。

 しかし、紙が80gと薄くなったら、すぐに水を吸ってくれて、ゆっくり植
えて良し、良く切れて良く密着するという、まさしく三拍子揃った性能でした。
薄い分、早く分解されてしまうのですが、それでもその頃には、コシヒカリは
大きくなっていて、田面は、日陰状態で、草は生えません。さらに、ロールが
45m長いと、風に一番弱い、継ぎ目が少ないと言うことで、密着性と相まっ
て、風被害に関しては、相当の自信を持っていました。さらに継ぎ目は、もち
ろん、風でまくれないように、泥を載せて、抑えていました。

 それにも関わらず、風速25mが一晩、吹き荒れたとなると、さすがに剥が
れてしまったようです。せっかくの苦労して敷いてくれた『スキマ紙マルチ』
風で、まくれてネジネジ状態で、田んぼのあちらこちらに、散乱していました。
今は、まだカグラモチの代掻き中で、忙しいので、どうするかは未定です。し
かし修理するにも、紙マルチを踏みつけたのであれば、そこから草が生えるし。
このまま、コシヒカリが大きくなるのを待って、生えた草を取りに入る等々。
スタッフで、色々相談中です。

 それにしても、今年は、風の強い年です。除草剤にしても、風でなかなか散
布できない日が、続いています。地球温暖化の影響による気象の変化を、肌で
感じていいます。それでも、百姓は、自然には逆らえません。剥がれた紙マル
チにしろ、よく、ここまでで踏み止まってくれたと思うようにしています。超
普通じゃないコシヒカリよ、草より速く育て!

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3、今年は、さらに強敵?

いよいよ子供達の米作りが始まりました。最初は、とくの幼稚園、ここは白
山市と津幡町にニ園あって、年長100名前後の大きな幼稚園です。まずは、
恒例の田植えの前の呪文の練習。「1本目は鳥さん用、2本目は虫さん用、3
本目が人間用」と言って、苗の3本植えを教えます。良い子のみんなは、素直
に、声を揃えて「1本目はぁ〜、、」とやってくれます。ついでに、保護者の
皆さんにも、「さあ、問題は、お母さん達ですよ〜!1本目はぁ?」と、同じ
く唱えてもらいます。これだけやれば、十分。みんな1列に並んで、整然と3
本植えで、植えて行きます。人数が、多いので、あっと言う間に終ってしまう
ので、物足りない方も、いるくらいです。

 問題は、やはり小学校の田植えです。まあ、例年5年生が、米作りをするの
ですが、まったく先生や私の話を聞いてくれない年もあります。ずいぶん工夫
して、なんとかなるようになりましたが、それでも強敵であることは、変りま
せん。1番最初の年は、悲惨でした。私が3本植えの絵まで描いて説明したの
に、松明のように植えて、なんと苗箱を50箱使用!今では、10箱あれば十
分ですが、その5倍。しかも、その時は、まったく保護者の協力を得られず、
私や会社のスタッフ総出で、ワク回し、苗の準備をしたのにも関わらず、適当
に植えた後は、田んぼの用水で遊び始める始末、、(-_-#)

 そこで気付いたのが、クラス単位で動かないと、先生の指導も上手くいかな
い点。さらに、保護者の協力がないと、絶対無理な点を、痛感して翌年から、
クラス別に、田んぼを区切って田植えを行うようになりました。さらに、ワク
回しも、苗の準備も、全て保護者に任せるようになりました。最初は、なかな
か参加者を得られなかったのですが、10年以上経った今では、大勢の方の協
力が得られるようになりました。やはり伝統の力って必要です。

 それでも、元気一杯の小学生100人を相手にするのは、エネルギーが必要
です。最近では、小型拡声器を使用して、頑張っています。そして、今年は、
さらに元気な子供が多かったのか、苗が不足してしまいました。例年10箱あ
れば足りる苗が、足りません。見ると、案の定、数人が私の話を聞かずに、6
〜10本植えをしてくれています。これは、先が、少々思いやられますが、こ
んなに大変なのは、我が富陽小学校だけ?

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     平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/227袋 0%    9月29日
普通じゃないコシヒカリ 266袋/779袋 34%  9月13日
普通のコシヒカリ    298袋/888袋 34%   9月10日
ハナエチゼン       53袋/243袋 22%   8月26日
ひとめぼれ        90袋/251袋 36%  9月4日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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発行 (有)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
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