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     林さんちのあぐらぐち物語 2007年 水無月4号
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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年水無月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言

 梅雨入りしました。なんだか、雨音を聴いていると安心しますね。しかし、
毎年、梅雨明け間際に、ドカッと降るのは、堪忍です、、( ̄○ ̄;)

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・穂の赤ちゃん誕生

 今年も、稲の生育は順調ですが、意外にも、気温が低く、若干短めです。ま
あ、最近の猛暑の夏を、考えると、これぐらいのスタートが、ベストです。あ
んまり春先に伸び過ぎると、あとで、ばててしまいます。そして、初夏に向け
肥料散布が始まります。この肥料散布を、『穂肥え』と呼んで、まさしく穂の
栄養を与える大事な作業です。

 生物という物は、自らの遺伝子を残す理由は、生命の危機が及んだ時だそう
です。稲も春先から順調に成長して、一旦、肥料が切れるタイミングを作って
あげると、「あ!ヤバイ!」と思って、今度は子孫を作る体勢に入ります。こ
の子孫を作るタイミングに、合わせて栄養分を、補給してあげると、お米に栄
養が、行ってたくさんお米が、とれるのです。これが、早すぎると、稲の成長
に栄養が行ってしまい、お米でなく茎ばかり伸びて、お米がとれないばかりか、
倒れてしまいます。さらに、遅すぎると、やはり必要な栄養が行き渡らずに、
お米がとれません。

 この絶妙なタイミングに、穂肥えを、与えると、豊作になります。このタイ
ミングを計る指標が、幼穂(ようすい)と呼ばれる、穂の赤ちゃんです。米粒
は、果物のように、枝の先に花が出来て実を、つけるのではなく、実は、株元
つまり根っこの所から、穂の元が出来て、除々に上に上がって来ます。上がり
ながら、穂は大きくなり、最後、茎から顔を出す頃には、立派な穂が出来てい
ます。この穂が、顔を出して、花、、と言っても青い籾殻状の花が開いて受粉
して実、つまりお米が稔っていきます。

 この除々に上がってくる穂の赤ちゃんの大きさが、約1センチで、肥料を散
布してあげると、ドンピシャです。でも、品種や肥料の違いで、ずいぶんこの
幼穂の大きさには、差が出ます。以前、使用していた普通じゃないコシの肥料
だと、2センチ。今の肥料は、5ミリ前後。カグラモチに至っては、見えるか
見えないかで、散布しないと、ダメです。でも、この頃、幼穂は、1日で数ミ
リは、簡単に育つので、油断が出来ません。しかも、お天気も梅雨で、不安定
なので、本当に気を使います。

 だから、林さんちのお米のうち、ハナエチゼン、ひとめぼれ、普通のコシに
関しては、一発肥料と呼ばれる、春先にまとめて散布しておけば、あとは、気
温の積算によって溶け出す肥料を、使用しています。そうでもしないと、とて
もじゃないが、全てにグッドタイミングで、肥料を散布できず、結局、共倒れ
してしまいます。ただし、この一発肥料は、平均的なお天気を想定して作られ
ているので、もしもお天気が、予想外な場合は、修正不可能です。その分、土
作りや、一発肥料と言いながらも、普通のコシの場合、二発に分けて、その修
正幅を、広げて栽培しています。まあ、どっちにしろ、平均的な夏希望です!

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3、忘れ物を取りに!(長いので、、m(_ _)m )

 なんとなんと、白山野々市消防ポンプ操法大会にて、ポンプ車で優勝、二連
覇達成、しかも総合優勝のオマケ付き。これで、あの県大会会場に、もう一度
リベンジで、行ける事になった。昨年、初優勝して、何が何だか訳の分からな
いうちに、県大会に出場。しかし、雨の中、転びまくって最下位の屈辱。この
まま終ったのでは、人生に大きな汚点を残すところでした。

 しかし、白山野々市大会は、25分団中2位にならねばならず、しかも一発
勝負の怖さは、今までも嫌っと言うほど思い知らされている。だから、今年の
目標は、何が何でも2位以内で、『県大会出場』であった。昨年は、『県大会
出場権獲得』だったので、出場権を獲得してしまったら、燃え尽き症候群のよ
うに、モチベーションが一気に下がってしまい、最後まで響いてしまった。だ
から、今年は、目標をさらに1ヶ月あとの県大会の操法においてのスタートで
した。

 そして、昨年、最下位に沈んだあと、周りの人に言われたのは、県大会は、
お祭みたいなもので、最下位なんて気にするな。その代わり、県大会へ向けて
プラス1ヶ月の練習をした分団が、いかに変るか実感しなさいと、言われまし
た。しかし、自信喪失したチームには、慰めにしか聞こえませんでした。今年
操法練習が始まると、周りの空気が一変していることに気付きました。『昨年
の優勝チーム=上手い!』と、皆が思って見てるのです。これは、真実である
だろうけど、我々自身は、そうは思っていないので、がむしゃらに練習を、続
けました。

 この『昨年の優勝チーム=上手い!』には、落とし穴があって、誰も教えて
くれなくなったのです。これには、困ってしまいましたが、その原因は、自ら
にもあることに気付いたのです。『俺達は、県大会の操法をしている』思い込
んで、どんな些細なことも、聞く態度に無かったのです。だから、中盤からは
どんな若い署員にも、気付いたことは、何でも指導してくださいと頼みました。
そして、そのとおり意外な抜け落ちやミスも、発見して対処できました。

 そして迎えた本番直前公開練習では、連日の雨や疲れもあってか、ボロボロ
の操法をやってしまいました。しかも続いて行った、昨年2位の強豪が、超完
璧な操法を、大勢の注目の中行い、喝采を受けていました。これに切れてしま
った私は、普通、明日の準備をしたら帰宅するところを、ギリギリまで厳しい
練習をしてしまい、分団長にたしなめられる始末。とにかく、その超完璧な操
法が、目に焼き付いて離れなず、選手一同ガックリ落ち込んでしまいました。

 そんな夜に昨年、一緒に県大会に出場したチームの指揮者から、「前日練習
は、あてになりませんよ」と慰められようやく、気持ちを立て直しました。そ
して迎えた本番、細かいミスはありましたが、昨晩の一夜漬け?が効いてほぼ
自分達の操法が出来ました。でも、完璧とは思えず、県大会出場は半ばあきら
めていました。昨年2位の強豪チームは、驚異的なタイムで、私の目には、1
位確定でした。

 しかし、成績発表を聞いてビックリ仰天、なんと優勝でした。審査には、総
合、タイム、個人とあったのですが、我々がほとんど目にするのは、ホースを
延ばす選手で、その他は、見ていません。強豪チームで、どうも、その他で何
かあったようです。しかも、あろうことか3位に沈んでしまい、いっしょに県
大会出場が叶わなくなりました。せっかく、そのチームとは仲良くなったのに
残念でした。

 そして総合優勝と言って、大会の全ての競技においても、トップ成績で、優
勝してしまいなんと二冠達成。我が分団の歴史においても、野々市町の歴史に
おいても、初の快挙でした。残念ながら小型ポンプ操法は、雨の中、手を滑ら
せてホースを持てず3位。もしあの時、掴んでいたら三冠でしたが、それはま
たの楽しみに、しておきます。また、1ヶ月間、県大会へ向けての練習が始まり
ます。そして、昨年、忘れてきた、私達の誇りを取り戻しに行きます。あ〜、
1年間は、長かった〜〜〜( ̄○ ̄;)

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     平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/227袋 0%    9月29日
普通じゃないコシヒカリ 189袋/779袋 25%  9月13日
普通のコシヒカリ    137袋/888袋 15%   9月10日
ハナエチゼン       25袋/243袋 10%   8月26日
ひとめぼれ        72袋/251袋 28%  9月4日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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