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     林さんちのあぐらぐち物語 2008年 皐月2号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 皐月2号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 順調に、田植えは進んでいます。しかし、台風の接近の影響か、風が強い毎
日です。苗箱は、風で飛ばされるし、除草剤散布は、出来ないし、意外に農業
では、風の影響が大きい、毎日、梢の葉っぱの揺れ具合ばかり気になります。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・社長が頑張る本当の理由

 田植えは、順調なんですが、毎日、風の強い日が続いています。風が強いと
除草剤の散布が出来ないのです。林さんちの除草剤の散布は、小さな粒状の薬
を、動力散布機と呼ばれる小型エンジン付きの送風機とタンクが合体したよう
な機械とホースで、行います。このホースが、約20mあって、風があると、
バタバタとはためいて上手く散布出来ません。バタバタとはためくと、除草剤
が均等に散布出来ないのと、動力散布機を担ぐ者と、ホースの端を持つ者が、
さながら綱引き状態に陥ります。風さえなければ、ピーンと真っ直ぐに伸ばし
たホースから綺麗に散布出来ます。
   理想的な状態→http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20080508 

 そして今年は、それに加え肩の脱臼でチタンプレートが、左肩に入った状態
での作業を余儀なくされています。手術後、3週間目に、動力散布機で、肥料
散布を試みてhttp://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20080412 あまりの痛さ
に断念。1ヶ月半後の5月8日に、恐る恐る除草剤の散布をしてみたら、なん
とか作業が出来ました。それは、肥料は、10アール当たり20キロ、除草剤
は、1キロと、20分の1の量で済むのと、エンジン回転もハーフスロットル
で良いので、肩への負担が少ないようです。でも、鎖骨のチタンプレートは、
皮膚一枚の下にあるので、ビス留め部分に肩かけが擦れて、血が?、( ̄○ ̄;)

 タオルを当てているのですが、それでも風が強くて、綱引きをしているうち
に、少しづつダメージがあるようです。それでも、もう散布時期のタイムリミ
ットをとっくに超えているので、どうしても散布しなくてはいけません。本来
なら、田植え後5〜7日経過して、苗の根が田んぼにしっかり張った時点で、
散布するのが理想ですが、長い田んぼは2週間も間が開いてしまいました。火
曜日に、風が少々弱まったと判断して、かなり頑張って、その差を7日間まで
縮めることが出来ましたが、それでもまだまだです。

 田んぼの草は、代掻きが終了した時点から、芽が動き始めます。特に今年の
ゴールデンウィークは、暖かかったので早めに、動き出したのではないかと、
思います。林さんちのお米は、なるべく農薬を使いたくないので、除草剤使用
は、出来ればこの1回でキッチリ済ましたいのです。草の多発地帯には、どう
しても2回目の散布を行いますが、まずはこの1回目散布が、その後の管理の
成否を鍵を握ります。そして、どうしても上手く、草を減らせない場合は、暑
い夏の間中の草取りという重労働が待っています。

 だから除草剤散布の遅れは、心配で心配で夜も眠れない状態なのです。肩の
痛みなんか、大したことではないのです。じゃあ、スタッフに散布を任せれば
いいかというと、これがなかなか難しい。特に、市街地の田んぼは、起伏が激
しく、住宅地に囲まれていて、電柱、標識、塀垣、と障害物多数で、その障害
物で何度、ホースを切断したことか!1本5,500円もする特殊なホースで
す。そう何本も切られたんではたまりません。しかも、田んぼの形が色々あっ
て、20mのホースをあっちにやったり、こっちにやったりと、超難しい。

 とにかく難度の高い市街地の田んぼの除草剤散布は、社長の私の仕事です。
あと、もう一つ、スタッフに任せられない理由があります。それは、もし除草
剤が上手く効かなかった場合、その散布したスタッフは、みんなに一夏中、冷
たい目で見られます。でも、社長の私なら、笑って耐えられます。まあ、私が
痛い思いまでして、除草剤散布にこだわる一番の本当の理由かもしれません。
でも、そろそろスタッフに、お願いしようかなぁ〜、、(* ̄▽ ̄*)

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、稲作体験学習は、我が事のように

 子供達の稲作体験学習が、始まりました。幼稚園2園と、小学校が1.5校
なんで、小学校が、1.5校かというと、一つの小学校では、田んぼのトラク
ター作業と、餅つきだけ行っているんです、だから1.5。でも、1.1から
少しづつ林さんちへシフトして来ています。本当は、地域の農家の方、出来れ
ば子供が学校にいる方に、お願いしてもらうのがベストです。林さんちがやれ
ば完璧ですが、それでは勉強になりません。地域と一体となった教育をするた
めには、まずは地元の農家さんと、試行錯誤して米作りをしてもらいたいので
す。

 しかし、段々と地域で農業をされている方も少なくなって、学校も四苦八苦
しているのが良く分かります。そこで、大きな機械が必要な春の、トラクター
作業だけでも、やってもらえないか?と近くの息子さんが在校している農家さ
んを通じて依頼あり、引き受けることになりました。その農家さんも、機械作
業の、トラクター作業、田植え、稲刈りは、全て林さんちが行っています。林
さんちの地域の小学校ではないので、なかなかトラクターを持って行くのが大
変で、段取りが難しくなります。出来れば、その辺りの作業中に、行きたいの
すが、時期が、まだ学校が始まったばかりで、担当の先生も、どうしたら良い
か右往左往している状態で、これまた難しい状況です。

 でも、そんなことを言ってはいられないので、昨年も、この時期でしたと、
言って、林さんちのペースで作業日程を設定。子供達の授業も、それに、とり
あえず合わせてもらいました。4月25日に、田んぼで、スタッフの代掻きを
子供達に見てもらい、http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20080425
感想を聞いたり、田んぼを通じて、疑問や気づきを通じ1年間勉強をして欲し
いと話しました。しかし、その後、すぐに気づきの洗礼を受けたのは、先生達
でした。

 ゴールデンウィークが、明けた日、学校から電話があって、田んぼがカラカ
ラになっている!と言うのです。え〜〜マジで?どれぐらい?とにかく、助言
者のJAの方に診てもらって下さい、とにかく植えれる硬さなら、そのまま植
えて下さいと、その場は、逃げました。しかし、翌日、また電話がかかってき
て、やはりやり直しをして欲しいと言われました。う〜〜ん、しかし、林さん
ちも作業が一杯一杯の状況。いつ、その遠方の学校横の田んぼまでトラクター
を持っていけるのか?とにかく、なんとかしますと答えました。田植えが出来
ないとなると、これは、緊急事態です。

 田植え予定日は、14日。だとすると、やはり前の週にはやっておかないと
ダメ。教頭先生は、土日も居ますとおっしゃっている。悶々と考えていました
が、やはりベストは、先生が皆さん居る金曜日夕方。スタッフが、乗車してい
たトラクターを定時の6時に帰社するように頼み、私が田んぼへ向かいました。
トラクターで、市街地の夜間の走行は危険なので、なるべく明るいうちに済ま
せたいと、全開で行きました。トラクターは、サスペンションが無いので路面
の凸凹が、モロに左肩にダメージを伝えてしんどかった、、(ToT)

 到着してみると、完全ひび割れ状態。代掻きをしてみても、なかなか言うこ
と聞いてくれません。でも、スピードを落とし、丁寧に、確実に、と少しづつ
掻き回して、ドロドロ状態にして行きました。校長先生、教頭先生、担任の先
生も、心配そうに見つめておられました。事情を聞いてみると、今までの方が
体を壊し水周りを出来なくなったとのこと。まさか、こんなに早く水が引いて
しまうとは知らなかったということです。先生も、これで一つ、水の重要性に、
骨身に染みて気づいたと思います。そして急いで、地域の方々に呼びかけて後
任の方を捜したようです。さすがに3倍ほど時間が、かかり薄暮から夜になり
かけの時間帯になりましたが、なんとか無事帰社しました。

 先生は、教育のプロですが、農業のプロではありません。だから、稲作体験
学習には、それを結びつける人が、必要です。それは、PTA,JA、行政だ
ったりします。今回のように、先生にあんまり負担をかけるのは、林さんち的
にはNGです。もっと、もっと農業者が、積極的にアプローチしてあげて欲し
いと思います。学校のため、子供達のため、それもあるでしょうが、一番その
恩恵が還ってくるのは、誰あろう農業者の我々なんです。だから、今回の件で
も、我が事のように真剣な対応をしたつもりです。しかし、一度代掻きした田
んぼが、あんなに硬くなると思いませんでした。私も一つ、気づかさせてもら
いました、、(* ̄▽ ̄*)

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成19年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 105袋/290袋 36%   10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 193袋/571袋 33%    9月15日  
普通のコシヒカリ    217袋/751袋 39%    9月15日    
ハナエチゼン      54袋/279袋 19%   8月24日
ひとめぼれ        75袋/245袋 32%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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