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林さんちのあぐらぐち物語 2004年 文月1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 文月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
ようやく7月。しかし、石川県の雨は、少ない傾向で推移しています。そして
いよいよ、肥料を散布する時期が、近づいてきました。稲も、グングン成長して
きました、、、\(^o^)/
2.今週の林さんち・・・・林さんちは、意外にも素人だった
林さんちの社長も専務も、実は農業系の学校ではなく、思いっきり工業系の学
校に通っていました。二人とも、Uターンで、実家の農業を継ぎ、その後会社を
設立して現在に至っています。ですから、栽培に関しては、素人、、、と言うか
ド素人と言っても過言ではありません。だったら、どうやってお米を作っている
のか。それは、関係機関の農林総合事務所に普及部という部署があり、そこに各
地区、作物別に、普及員がいて、指導にあたっているのです。ですから兼業農家
のサラリーマンで。米作りの知識がなくとも、彼らの指導があれば、お米が出来
てしまうのです。だから日本中で、ちゃんとお米が栽培されているという素晴ら
しいシステムです。プロである林さんちも、良く利用しています。
普通のプロ農家は、栽培に関しては、一家言あって他の農業者のHPを見てい
ても、「お〜すごい!」と言う作り方が、ほとんどです。ところが、悲しいかな
小学校1年生の時にアサガオしか、育てたことのない林さんちの兄弟は、お米の
栽培に関しても、他人の教えを素直に聞くしかなかったのです。
ある時、普及員の言う通り農薬を散布していたら、どうにもこうにも、ビール
が美味くない。そのうち吐き気もしてくる。そして近所の多くのプロ農家では、
有機栽培をいち早く取り入れて、独自の栽培方法を行っている。そんな状況の中
農家の仲間で、能登で農産物の栽培ですごく論理的な先生がいると聞き、ワラを
もすがる気持ちで、出かけました。
その時、正直に、素人であること、市街地であること、農薬を撒きたくないこ
とを、話しました。すると、その先生、答えが明確。「あんたの所だと、ケイカ
ルを150キロ以上入れなさい。籾殻とワラはすき込みなさい。あと肥料は、3
割減。これで、稲体が強くなって、殺虫殺菌剤は撒かなくて大丈夫。加えて、カ
ルス菌と言う、有効微生物があるから、有機質肥料と使って栽培しなさい。きっ
と、美味しいお米になるよ。」と言われました。
それからは、素直にそれを実行して、現在に至っています。農家の多くは、珍
しい栽培法があると、すぐに飛び付く傾向があるのですが、林さんちは、微調整
は、ありますが、一貫してこのスタイルを変えていません。というか、変えられ
るだけの能力がないとも言えます。ただ、松下幸之助が、無学、貧乏、虚弱だっ
たからこそ、他人の話を聞く天才だったと同じく、ことお米の栽培に関しては、
どこの農家より素直に聞いています。そのことが結果的に、現在の林さんちのお
米の味になっていると信じています。そして、今でもこの栽培指針に従いながら
も普及員と、土壌改良剤の選定、苗の栽培、肥料の散布時期等々を相談していま
す。そして来週、いよいよ大きく食味や収量に影響を与える肥料散布に向け、田
んぼの巡回を普及員と行います。
これぐらい素直に、妻の話も聞ければ、完璧なんですがね〜、、、\(^o^)/
3.火災出動指令
さてさて、締め切り目前のメルマガを、午後に書こうと、昼食を食べていた
時、「火災出動各隊!第1方面!火災出動指令!、、、」と、消防無線がけた
たましく鳴り響いた。廃材置き場での出火だったが、放水してもしても、一向
に消える気配がなく、ポンプ車の能力を全て使っても、3時間以上放水してよ
うやく鎮火。結局、帰ったのは夕方。しかも、火災発生場所が、我が分団の管
轄内であったため、今晩から始まる、ハシゴ登りの練習後、さらに夜間見回り
のオマケまでついた。やれやれ、皆さん、火の用心である。
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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