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林さんちのあぐらぐち物語 2004年 葉月2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 葉月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
ついに、稲刈り予想が、立ちました。あとは、実るのを待つのみです。問題
は、収量ですね。去年みたいに、不作でないことを祈っています。
2.今週の林さんち・・・・ハナエチゼン22日発売開始予定
苦節6ヶ月、林さんちのお米が、売り切れてしまってから、ようやく新米の
収穫が始まります。待望のトップバッターは、「ハナエチゼン」です。
http://www.hayashisanchi.co.jp/unchiku/030901.html
刈取り開始は、7月17日!梅雨明け後の好天で、なんとお盆明けすぐに、全
開で刈れそうな勢いです。胴割れや夏バテ米になっていないことを祈るだけで
す。17日に刈って、乾燥して18日に袋詰めすれば、最短で19日には販売
が出来るのですが。
ここで問題が。ハナエチゼンと表示するためには、検査を受けないといけな
いのだが、初検査が問題になるのです。初検査と言うのは、業界では、神聖な
行為?らしく、にぎにぎしくテレビ局や新聞社を呼んで行われます。「JA○
○初検査!全量1等!」と見出しが、新聞各社に踊ることに、なります。とこ
ろが、林さんちは、一般より稲刈りが早いので、必然的に、どこよりも早く初
検査になってしまうのです。しかし、林さんちの検査を、JAの検査を差し置
いて、報道各社を呼ぶ訳にも行かず、しかも、カメムシで2等の可能性がある
ものを検査するわけにも行かないのです。
そこで、担当者と駆け引きが始まるのですが、1秒でもJAで、林さんちよ
り早く、初検査が出来るギリギリの線で、現在20日午後を予定しています。
本当は、19日可能なのですが、仕方ありません。20日午後だと、21日精
米なので、22日販売開始、発送開始は、23日からになります。
林さんちのお米は、現在の農薬を散布せざるを得ない検査基準には、合って
いません。だから3年前までは、検査を受けずに販売していましたが、業界で
偽表示事件が頻発するに至り、検査をしないお米は、品種名を一切表示出来な
いとなったのです。しかも、この半年、他人様の1等米コシヒカリを仕入れて
販売して分かったことは、1等なのに、籾や草種の混入があって、とても苦労
しました。ようするに今の検査制度は、玄米状態では、お客様に直接供給する
商品状態にないと言うことです。林さんちでは、玄米状態で販売するため、と
ても品質には気をつけています。でも、検査では、関係ないカメムシで2等級
をつけられることもしばしばです。
ですから、林さんちで検査をするのは、ハナエチゼン、ひとめぼれ、コシヒ
カリと、お米の名前を使う為だけの行為なのです。しかし、最近、林さんちに
合わないこの制度に、うんざりしていて、いつの日か「林さんちのお米・Vir1」
「林さんちのお米・1号」てな感じで売ることを夢見ています。そんなお米で
も、皆さん買ってくれるかなぁ〜。
3.お盆休みで思うこと
このメルマガを、書いている今日11日から16日まで、現場スタッフはお
盆休みに入りました。Web通販と店舗の方は、お盆も営業します。昔は、お
盆の最中でも、農薬や肥料を散布していました。とにかく沢山収穫があればそ
れでいい時代ですから、穂肥えの後に、実肥えと言ってさらに2回、しかも今
の有機肥料とかではなく、チッソ成分が50%ほど入った超化学肥料?尿素肥
料をガツン!と散布していました。今、思えば恐ろしく不味いお米が大量に出
来ていたのだろうと思いますが、意外にも、結局、病気や虫害が発生したり、
稲を倒してしまったりで、労力と経費の割には、クズ米ばかり出来たので収益
には、繋がらなかったと思います。
今は、土作りをして、肥料も優しく撒いて、農薬も除草剤以外は散布しない
ので、労力も経費も少なく、そしてかえってクズ米が少なくて収量は当時より
あります。しかも美味しいし安全。何事もそうですが、少し考えを変えるだけ
で、何もかも上手く行くことがります。林さんちは、10年ほど前から、以前
の悪循環から抜けることが出来て、本当に幸せだったと、長いお盆休みを過ご
しながら感じています。
林家的には、お盆は、妻の実家の富山に帰って、息子達と富山港で釣りをし
ようと考えています。その後、能登で野球の大会があって、そのまま稲刈りで
す。スタッフは、それぞれ登山や旅行に行ったり、楽しむようです。稲刈りが
始まれば、そのまま年末の餅つきに、突入ですので、思いっきり羽を伸ばして
欲しいと願っています。
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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