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     林さんちのあぐらぐち物語 2004年 神無月2号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   神無月2号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 稲刈りも籾摺りも全て終了。お米の検査も終えて、林さんちの倉庫は、腹
一杯の状態です。あとは、これを売るだけ、加工するだけになりました。田
んぼでは、土作り資材の散布と、大豆の刈取り準備をしています。

2.今週の林さんち・・・・F1並のコーナリングG

 土作り資材の散布を開始しましたが、そもそも、土作り資材って何?と思
われると思います。お米は、チッソ、燐酸、カリの3要素があれば、大体育
つのですが、その他にも、珪酸、鉄、マグネシウム、ヨウリンetc
と言った、金属ちっくなモノが必要になっています。簡単に言えば、そんな
ものが、何やら一杯くっついて、腐食質や塩基という難しい形を沢山作るの
が、良い土と言われます。
 しかし私自身、10数年前は、あまり土については、感心が無く、まあ肥
料さえ撒けばいいだろうと思って農業をしていました。当時、土作りと言え
ば「たい肥」散布。でも、林さんちのような市街地の田んぼに、それを散布
することは不可能に近い。一度だけ、やってみたのですが、たい肥を積んだ
ダンプが、田んぼまで入れず、その辺の道路上に、置いて、さらにそれを、
小型のパワーショベルで、散布機械に積みなおして撒きました。しかし、そ
の小型のパワーショベルが移動の際、会社の前の4車線道路を信号が青の間
に、渡れず怖い思いをしました。そして困ったのが、少々臭いたい肥を、道
路上に点々とこぼしてしまったことでした。
 これに懲りて、土作りを諦めていたのですが、ところが、それが原因で、
その頃は、農薬を、何百万円分も大量散布していました。しかし、色々と勉
強していくうちに、これではダメだ、なんとかしなくてはと、近所の有機栽
培農家に相談すると、土作りの先生の話を聞きに行くという、実にタイムリ
ーな情報を得、それに同行しました。今も、その農家さんから、まさか林さ
んが、そんなことを相談しに来ると思わなかった言われます。
 そして、その先生に素直に、「土作りを知らない」「市街地である」「で
もなんとかしたい」と相談したとろ、ケイカルを散布すればいいと言われま
した。ケイカルは、珪酸カルシウムで、昔からもっともポピュラーな土作り
資材です。かの魚沼で、山間部で病気が多発するのに困った、昔の農家が沢
山使用して、そのおかげで強い稲と同時に、あの有名な美味しいお米になっ
たという逸話もあります。しかし、私にすれば、「エッ?そんな簡単な」と
言う感じで、目から鱗でした。てっきり難しいたい肥作りの話をされるのか
とばかり思っていたからです。
 それから帰ってから、早速散布しようと、スタッフを説得。しかし同時に
すでに、今後何年もかからないと効果の現れないかもしれない、土作りに労
力を裂くのは、いかがなものかと言う異論も出ました。しかも、散布する資
材が、昔っからある「ケイカル」という地味な資材、、、。でも、散布を決
定し、さっそく作業にかかりました。当然、言い出しっぺの私の作業。当時
は、今のような大量に撒ける「ブロードキャスター」ではなく、家の倉庫で
埃をかぶってたまたまあった、少量づつしか撒けないマニアローダで、田ん
ぼをグルグル回って散布しました。おかげで、今のブロードキャスターなら
田んぼの中を、1周で済むところを、トラクターで、5周も高速で走りなが
ら撒くので、F1並のコーナリングGで、首が痛かったこと、、、(T_T)
 それでも、その頃から、農薬を減らし、現在のような、「除草剤が1回〜
2回、殺虫殺菌剤は不使用」や「紙マルチによる化学農薬不使用」まで、た
どり着いたのでした。ではなぜ、土作りをすると、農薬が減るかのかは、
次号で、、、\(^o^)/

3.公式戦11連勝

 次男の野球チームが、10月10日に行われた「石川県学童野球選抜大会」
に出場しました。8月29日以来、一回も負けずに連勝街道を駆け抜けて来
ましたが、ついに、準々決勝でそれも途切れてしまいました。それでも、15
8チーム中ベスト8、十分誇れる戦績です。しかも、最後は、リリーフした次
男が打ち込まれ2点ビハインドで最終回の裏2アウト満塁、バッターは我がチ
ーム随一の強打者という、最高の舞台を演出して、最後はセカンドゴロで終る
と言うどっちに転がっても、おかしくない紙一重の敗戦でした。
 次男も春先に、背番号1をもらってからと言うものの、なかなかエースとし
ての活躍が出来ずに、はがゆい思いをして来ました。でも、この秋の活躍は親
としても胸が熱くなる戦いばかりでした。準々決勝の前の試合で、序盤で、先
発投手が崩れて、1アウト満塁2ストライク2ボールで、エースを投入せざる
を得ない状況で、見事に後続を断ったのですが、その試合で、死力を尽くして
しまったのが、同日に行われた準々決勝で、最後は、力尽きてしまったのだと
感じました。
 さすがに、選手達が応援団に対しお礼をした時は、全員が大泣きで、めった
に泣かない次男も、同様で、親としても胸を締め付けられるような気持ちにな
りました。でも、今のテレビゲーム全盛の時代に、こんなに現実世界で泣いた
り笑ったり感動したり出来ることは、今後の彼らの人生にとって、とても大切
なことだと、本当に感謝しています。
 そして、有り難いことに、我がチームの最終戦、松任石川学童野球秋季大会
決勝が、17日にまだ残っています。チームの伝統で、6年生の最終戦が終了
した時点で、そのグラウンドで、6年生全員をその親で胴上げします。私の経
験では、まだ優勝しての胴上げはありません。長男の時もこの決勝に残りまし
たが、残念ながら負けてしまい、泣きながらの胴上げだったことを覚えていま
す。6年生も、ここのところの連戦で死力を尽くした感がありますが、今度は
決勝の1試合のみ、最高の状態で、臨めます。何がなんでも勝って、胴上げを
したいと、最後のわがままで、願っています。

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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