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林さんちのあぐらぐち物語 2004年 師走1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 師走1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
12月に、いよいよ突入。林さんちでは、DMの郵送準備で、大忙しです。
皆様のご要望に、お応えし12月限定で、「超普通じゃないコシヒカリ」の白
米を販売します。ご賞味ください。ご贈答には、林さんちセットをどうぞ!
ご注文→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
2.今週の林さんち・・・・蝶結び?結び切り?
先日、初老のお客様から、のし紙の水引きが違うと、大変な剣幕で電話があ
った。聞くと、水引きには「結び切り」と「蝶結び」があり、林さんちののし
紙は、開業当時から、蝶結びであったが、厄という2度ないことには、結婚式
のように、「結び切り」でなければならない。そんなことも知らないで、商売
やっているのか!と言う内容であった。確かに、熨斗の意味は、知っていたが
水引きの形までは、恥ずかしながら知識を持ち合わせておらず、平身低頭謝っ
て、なんとか収めてもらった。
それから、インターネットで調べ、同業者や、水引き屋さんに、問い合わせ
て、いろんなことが分かった。確かに、結婚式は、「結び切り」だが、それ以
外は、初老を含め、やはり「蝶結び」であること。しかし、それに対するお返
しは、「結び切り」を使う。結び切りも、いろんな結び方が、あり用途に合わ
せて、使い分ける。と、ここまでは、一般論で、同業者や水引き屋さんも、こ
こまで言って、やはり、無難なことを言えば、「結び切り=あわび結び」にす
れば、問題は起きないのでは、と言われる。
このような縁起物は、最大公約数となると、どうしても華美で過剰な方向に
行きがち。でも、そう思い込んでおられるお客様に反論するわけにも行かず、
困ってしまった。しかも良く考えると、中に丸干しイワシが、水引き熨斗に入
っているので、そもそも、箱にさらに、熨斗紙自体が、おかしいということに
なる。昔は、今のように箱入りではなく、お鏡の状態で一組一組、風呂敷で包
んでいたので箱は、無く熨斗紙の必要も無かったのである。
来年に向け、スタッフで、ベストな方法を相談中であるが、このような縁起
物は、なかなか平均的な方法と言うわけにも行かず、苦慮している。でも、今
回の事件で、水引きの風習が、実に事細かく決められていることを知り、勉強
になった。このような伝統は、長い先人の色々な知恵が、詰まっているので、
紐解けば奥が深いことが分かる。この件に関しては、また後日!
3.対スーパー
林さんちの社長である私の最大の苦手は、「カエル」「ミミズ」「ヘビ」そ
して「商談」である。しかし、年末に向け、スーパーの卸価格の商談に、どう
しても出かけざるを得ない。特に、今年は、商品の価格表示が「税込価格」に
なったので、全品価格見直しをしなくてはならず、ブルーであった。単純に、
5%をかけて、ハイそうですかと言うわけには行かず、あ〜でもない、こ〜で
もないと、交渉するはめになる。税込価格を、税抜価格にして、そこから値入
率を、交渉して卸価格を決定する。
年末の林さんちのスーパーの売上げは、直売と比べると、3分の1以下なの
だが、労力は3倍になる。確かに直売は1個1個配達するので、大変と言えば
大変だが、スーパーは気疲れしてしまう。大体、売れる量が、予想がつきにく
く、天気や曜日で、大きく左右され、その度に大慌てで、生産配送をするので
たまりません。
林さんちと取り引きのある、スーパーさんは、それでもフレンドリーな方で
卸価格についても、そんなに無理は言って来ません。お互いにメリットのある
方向でまとまるので、商談が苦手な私としても助かっています。やはり、最後
は、美味しい林さんちのお餅を、どうしても置いて欲しいと言う気持ちが、そ
うなってくれているのだと自負も、しています。でも、数年前には、3年ほど
取引していた大手スーパーさんが、そんなこと関係なしに、○○%で、○○円
で卸して下さい。とガツンと押し付けて来たので、結局、取り引きを止めまし
た。結果、その年の収益はアップ、さらに人件費は大幅削減でした。無理して
スーパーの言いなりで、バイトを派遣し販売していても、ロクな事がないと、
実感しました。
そして、やはり最後は、お客様の笑顔が、そんな苦労を吹き飛ばしてくれま
す。スーパーの担当者も、年末の商戦を乗り切り、完売時には、同じように喜
んでくれます。今年も、1店舗でも多く、ピッタリ完売のお店が出るように、
がんばるそ〜!お〜!
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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