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林さんちのあぐらぐち物語 2005年 睦月3号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
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1. 巻頭言
年末年始の疲れがたまったのか、体調を崩して家に、こもっていました。そ
の分、色々と考えることが多かった1週間でした。
2.今週の林さんち・・・・カキモチの記憶
カキモチの焼き方について、掲示板に書き込みがあったので、今週号は、焼
き方についてのお話。一番いいのは、なんと言っても、ストーブ、それも最近
の温風ヒーターやハロゲンヒーターなんてのではなく、普通に芯に火をつけて
天板が熱くなるタイプ。最近、見かけなくなりましたね。でも、これは電気も
要らないし静かだし、赤い火がなんとも言えない癒しの雰囲気で最高です。最
近の災害では、停電でストーブも使えないという状況を考えると、一家に一台
このタイプのストーブも必要ですね。ちなみ林さんちでは、3台所有していま
す、、、\(^o^)/ おっと、他には七輪も持ってますよ!
そしてストーブを囲んで世間話をしながら、焼いていきます。ただ置いてお
くと、メラメラとそっくり反ってくるので、その度に軍手や割り箸か何かで、
伸ばしながら焼くと綺麗に仕上がります。ストーブが無い方は、電気オーブン
トースターで焼きます。これも時々、伸ばしてあげるのがコツ。
次は、一番お手軽が、油で揚げる方法。160度程度で一度揚げて、180
度の高温でサッと揚げると、パリッと仕上がります。2度揚げが面倒な場合、
電子レンジで2〜3分チンして、180度で揚げます。この方法は、ガンコ揚
げと言って、お正月に出る大量の「のし餅のミミ」を干して揚げる時も同様で
す。塩を少し振って味付けするのですが、昆布茶を少し混ぜるとクセになる味
になります。食べ過ぎに注意ですね。カキモチは、もともと塩味が強いので味
付けは、ほとんどしません。そのままでお食べください。
林さんちのカキモチは、あまり膨らみません。中に、米粉や、豆粉、砂糖、
長芋、山芋等々を入れると、おもいっきり膨らむのですが、うちでは、昔なが
らのシンプルなカキモチを目指しています。それなのに、「お前んとこのカキ
モチは、ワシが思っているカキモチみたいに膨らまん、、、(−_−#)」とクレ
ームの電話が、かかって来たことがあり、どれだけ口で説明してもダメなので
スタッフとオーブンを抱えて、お宅で実演したことがあります。結果は、やは
り最高に焼いても、これはカキモチではないと結論付けられてしまいました。
でも、最後は、その方も、我々の姿勢には感謝していただいたのですが、良く
聞くと亡き母親が焼いてくれた、ふわぁ〜と膨らんだ甘いカキモチが、思い出
されて仕方がないとのことでした。
また逆に、ついに昔、母親が火鉢で焼いてくれたあの硬い歯応えのある素朴
なカキモチに、ついに出会って感動したと言うお話も良く聞きます。3月にな
ると新カキモチが販売されますが、中には、まだ乾き切っていないこの頃の、
カキモチでないとダメと言う方もいます。そんな方は、決まって昔は、軒先に
吊ってあったまだ、乾き切らないカキモチを囲炉裏で焼いて、少し芯のあるの
を美味しくいただいたものだと話をされます。
こうやってカキモチを作り始めて分かったのは、カキモチの味は、食べる人
の思い出に、大きく左右されるのだなと言うことです。きっと、我が家の息子
達も、母親の焼いてくれたカキモチの味が、彼らの舌に記憶されていくのでし
ょうね。ぜひ、子供達に、カキモチを焼いて記憶に残してあげてください。
3.復活、田んぼのコンサート
いやぁ〜参りました。はっきり言って年末年始、動き過ぎました。その結果
風邪が治り切らないうちに、無理をして最後は、動けなくなってしまいました。
1月のこの時期と、春先に毎年繰り返されているのですが、懲りませんね。で
も、食生活は好き嫌いゼロ、野菜魚中心、タバコは吸わない、うがい手洗い励
行で、風邪をひくのであれば、こりゃどうしようもありません。
たまにゆっくりと家で、天井を見ながら、宅地化による農地の減少や、年末
商戦の不振の原因、そして林さんちのこれからについて、色々と考えていたの
ですが、どうにも考えがまとまらない。まあ、寝ていてまとまる位なら苦労は
しないのですが、フッと思ったのが、「笑う門には福来る」DMや年賀状に描
いてあった招き猫のように、お笑い系百姓に立ち返ってやろうと思ったのです。
それは、4年前を最後に、行われなくなった「田んぼのコンサート」の復活。
実は、4年前のその日の晩に、ビールを冷やそうと、冷凍庫に取りに行って、
あろうことかその大きな氷の塊を、足の上に落として複雑骨折と5針縫う怪我
をしていまい、それ以来やっていなかったのです。それでも翌々日からの稲刈
りでは、コンバインに乗っていたのですが、、、、(T_T)
それまでは、田んぼでは2回能登の海で3回、その他いろんな所で、みんな
で集まってワイワイやったものでした。それが、果たして経営に役立つかどう
かは、分かりません。でも、こんな風に迷ったり悩んでいても仕方ない時は、
みんなで笑い飛ばして、福を呼ぶほうが、私に似合っていると考えたのです。
確かに、そんな時は、林さんちには、何か分からない勢いがありました。
それに、4年前の冬に入社した「あんち」は、まだその頃のコンサートの事
を知らず「ぜひやって下さい社長」と涙目で訴えて来ていたし、その頃のミュ
ージシャンからは、「いつやるんですか?」と時々言われるし、林さんちのレ
ディース達は、近隣の農業法人で行われる、収穫祭等を羨ましくみながら、「
私達なら、なんか、もっといいモン出しちゃるがいね」と鼻息が、段々と荒く
なってプレッシャーをかけて来ていたのも事実です。
何も考えていませんが、みんなで相談して、とりあえず開催日だけは、決定
しました。8月20日土曜日、その名も「林農産新社屋完成10周年記念・田
んぼのコンサート」まあ、いつものように、一般の収穫祭のように、お客様を
もてなすと言うより、一緒に音楽を楽しんで、歌って踊って、美味しいお酒が
飲めるイベントになればと考えています。メルマガの読者の方々も、この機会
に、ぜひ、林さんちの実物を見に来てください。
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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