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     林さんちのあぐらぐち物語 2005年 如月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   如月1号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 決算の月になりました。大体は、予想がついていますが、それでも、もしか
したらと思う、今日この頃。去年のことは忘れて、今年の経営に集中です。

2.今週の林さんち・・・・売り切れ御免は、御免

 決算で大事なことは、期末の棚卸です。去年は、平成15年産が、冷夏で不
作、価格が高騰した挙句、古米混入騒動の中、真面目に作っている農家として
林さんちがテレビ放送された結果、注文が殺到。全てのお米が5月に、売り切
れるという前代未聞の事態が起きました。去年の今ごろの棚卸の数字を見ても
売り切れるはずの無い量があったのにも関わらずです。
 それは、皮肉にも、林さんちは、お米の値段を平成12年の胴割れ事件を除
き、平成8年から一度も変えていないことが原因でした。すると、世の中のお
米の値段が上がると、一気に注文が殺到すると言う事態を招くのです。ところ
が、この価格高騰の原因が、業者の買占めと聞き唖然、、、(-_-#) 不作によ
る高価格を予想してお米をかき集めて儲けようとしたようです。ところが、ぎ
っちょん、あまりの高値に、政府の備蓄米や一部輸入で対応した結果、ドッと
余って平成16年に市場に出回ったのです。平成16年も、災害の多い年で、
作況指数は、100以下でした。普通、100を割り込むと、お米の価格は上
がるのですが、15年産米在庫がまだあるので、結局、平年より下がっていま
す。
 林さんちのお米は、どんな年になろうとも、お客様には一定の価格と量を供
給したいと考えています。ところが、去年は、周りの状況に振り回されてしま
い売り切れと言う失態を演じてしまいました。特に、今までの、林さんちのお
米が、決して安いから買っているのではないお得意様には、迷惑をかけてしま
い、反省をしています。そこで、今年から在庫状況が危なくなったら、このメ
ルマガのお客様には、事前にお知らせして、一般販売を中止するつもりです。

 現在の在庫状況・玄米30キロ袋数
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 超普通じゃないコシヒカリ=124 余裕の在庫と言うか余りそう、、(T_T)
  普通じゃないコシヒカリ=256 若干の余裕、いい線です、、\(^o^)/
     お得なコシヒカリ=525 余裕の在庫、、、(^O^)
       ハナエチゼン=52  梅雨までの予想、食味を考えると、、(^-^)
        ひとめぼれ=51  梅雨までの予想、食味を考えると、、(^-^)

ハナエチゼンとひとめぼれの、お客様には、量が減った時点で、確保するか、
コシヒカリに移行するか、お尋ねしますので安心ください。それでも、このコ
メントは、あくまで予想ですから怖いですね。去年は、この数字の約7割の在
庫量でしたが、あれよあれよで無くなってしまったのですから。
 なにはともあれ、今年も、なんとか田んぼを確保して、お客様の食卓のご飯
を守りたいと願っています。ただし、出来ればちょうど新米収穫と同時に完売
だと嬉しいなぁ〜、、、o(^o^)o  応援のほどよろしくお願いします。

3.林農産は旅行代理店ではありません

 2月になると、多いのが農業関係の会合や総会。私が所属しているだけでも
石川県農業法人協会、アグリファンド石川、野々市町稲作受託組合、土地改良
区総代、これでもずいぶん減らした方である。あとは、消防団、PTA、公民
館館長、学童野球、と来る。まあ、晩に家にいること自体が珍しいのである。
 あと、次に多いのが、農業関係の視察研修。組織が多い分、視察研修も多く
なる。林さんちでも、ほとんど断ってはいますが、それでも1月2月で、すで
に4団体が来られたり来る予定である。一般の方からすると、なんでそんなに
組織が多いの?お互いに研修に行ったり来たりするの?と不思議に思うのでは
ないでしょうか。
 農業と言うのは、補助金が付き物。するとその受け皿として、組織を作るこ
とが前提となる。その補助金の名目や作物の数だけ組織が出来る。米、大豆、
ナス、トマト、キューリ、ハス、キウイ、etc。その組織が、それぞれ事業
の中で、研修という名目で補助金を消費していくことが多い。以前、ある組織
で、補助金は要らないからカットしてくれとお願いしたら、町としては、農政
に力を入れていないと思われるから、お願いだから受け取ってくれと言われた。
 ところが最近は、嬉しいことに?、行政が補助金カットの方向で動いている。
カットされれば、わざわざ補助金を消費する事業や研修をしなくて済む。本来
補助金は必要な時、使えば良いと思うが、どうも行政では恒常的に予算計上し
ておかないと気が済まないようで困る。でも、今後は、自主独立採算の農業組
織が、生まれてくると思う。
 さて、その農業組織の視察研修だが、林さんちには、年間5〜10団体が来
る。その視察研修用の全国便覧があるくらいなので、問い合わせはその3倍は
ある。昔は、まさしく補助金消費型の凄い団体が多く、大型観光バスで乗り付
けて、降りると一斉に田んぼに向かって、立小便、、、(-_-#) そしてタバコ
を店の前の溝にポイポイ。会議室で私の話の最中に居眠り(話がつまらないの
は分かるが、、、)でも、まだ降りて来るのは、マシで、二日酔いで冷房の効
いたバスで寝ている人もいる。そんな団体に限って、林さんちを旅行代理店と
勘違いしているのか、やたらと道を聞いてくる。電話であ〜だこ〜だ、FAX
で地図を描いたりと、せっかく教えても、まったく予定外のレストランで食事
をしたので、また教えてくださいと言って来る。しかも昼間からビールを飲ん
で酒臭い、、、(-_-#)
 あんまり行儀が悪いので、道を聞いてくる団体には「林農産は旅行代理店で
はありません。学ぶ気持ちがあるなら自分で調べてくるのが、常識です」と
FAXを入れたこともあります。すると、来る道すがら、添乗員さんがそれを
見せて、「皆さん、次に伺う林農産からのFAXです。心してください」と注
意したらしいです。あと、資料代として2万円を請求するようにしました。決
してお金が欲しい訳でなく、本当に学ぶ気持ちがあるのかの踏絵としての2万
円です。ちなみに、個人的に本当に勉強に来る方々からは、一切受け取りませ
ん。
 と、超傲慢ぶりを如何なく発揮していたのですが、ナホトカ号の重油流出事
件で、石川県の温泉旅館の宿泊数が減ったと聞き、それからは、逆になるべく
県内の温泉に泊まって来るように薦めるようになり、道順にしても、なるべく
優しく教えるようになりました。ところが、上手くしたもので、これまでの評
判?が効いたのか、学ぶ姿勢の強い優良な団体さんの視察研修が多くなりまし
た。特に、若い農業者のパワーには、圧倒されることもあり、日本農業もまだ
まだ、捨てたものでないと感じます。ただ、問題は、研修に値する林さんちで
あるかどうかだが、、、(⌒-⌒)

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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