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     林さんちのあぐらぐち物語 2005年 皐月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   皐月3号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 コシヒカリの田植え終了、、\(^o^)/ これで、一息です。次は、カグラモ
チの田植えに向け、ダッシュ開始です。でも、GW終了と同時に、会議やら、
会合が、怒涛の勢いで押し寄せています、、、(T_T)

2.今週の林さんち・・・・ますます好調・紙マルチ

 5月14日に、紙マルチの田植えを行いました。今年は、好天に恵まれ最高
の紙マルチ田植え日和!http://www.hayashisanchi.co.jp/diary-k/koyo.cgi
  専務の日記版→http://www.hayashisanchi.co.jp/diary-h/hiro.html
去年は、お天気が悪くて、一時は雨で中止した位だった。今年で3年目だが、
最初の年の、とにかく恐る恐るの田植えとは違い、ずいぶん自信が付いて来た。
なにせ、風が強いと紙がめくれて飛んで行くだの、レーザー光線で計ったよう
にかなり均平に代掻きしないと水溜りがあると、上手く植えられないだの、要
らぬ情報や考えが多かったものだから、大変でした。だから、完全無風で田植
え、代掻きも2回行いとにかく慎重に慎重に行いました。田植えの方法も、最
初は、普通の方法ではなく、端っこから、真っ直ぐだけ植えて、横方向は植え
ずにおこうかと、相談していました。それほど、紙を敷きながらの田植えは、
未知の領域だったのです。しかし、やって見ると結構、斜めに進んでも紙は、
対応してくれることが分かりました。そこで、真ん中を植えてから、周りを2
周する林さんちの植え方で、行うことが出来ました。
 さらに、代掻きですが、面積が多くなった今、とてもじゃないが2回も代掻
きをしていられません。それでも、一般田より、かなり慎重に均平を出して行
いました。しかし、水溜りはどうしても出来ます。水溜りがあると、土と紙の
間に水が入って潤滑油のような働きで、摩擦がなくなり、紙を田植え機で引き
摺ってしまいます。すると植えた苗が、田面と紙のズレで、倒れるか最悪、抜
けてしまいます。
 しかし、意外にも、林さんちの田んぼは、水はけが良いので、田植えに支障
が出るほどでもないことが、分かりました。しかも、風が多少あっても、林さ
んちの田んぼの土は、上手く紙とマッチしているのか、ピッタリとくっついて
離れません。これに自信を深めて、最近はとにかく、風はともかく雨が降らな
ければOKと考えて、代掻きと苗の状態の良い時期を目掛けて予定を立てまし
た。去年は、あまりにも慎重に、お天気を選んだ結果、時期が遅くなり苗が伸
び過ぎてしまいました。だから、機械は、しっかり植えたのですが、かなりの
苗が、伸びて寝てしまっていました。それでも、ちゃんと育ったのですから、
大したものです。それに比べれば、今年は完璧です。
 さらに、良かったのが、雨。実は、本当は苗の為には、植えた直後、水を入
れたい。それは、風や寒さから苗を守るために必要なことなのです。でも横か
らパイプで入れる水には、さすがに紙が浮く可能性が大きい。ところが、雨だ
と上から紙を押さえつけながら、水を供給するので、実にいい具合に、なるの
である。紙は土と密着するし、水も苗に供給できる。たかが雨と言うなかれ、
紙マルチを敷くと、一晩で5センチも水位が下がる、一般田に比べ、4倍〜5
倍の保水力がつくのである。だから、少しの雨でも十分、水がたまるのである。
そしてその日の晩、晴れの天気予報が外れ、見事に雨が降りました。
 この事実は、紙マルチの除草効果以外で、意外に知られていないことで、毎
日、水周りに明け暮れている林さんちにとっては、とても嬉しいことである。
保水力がある=水温が保てる=生育が良い。もちろん、紙が溶けてしまえば、
普通の保水力の低い田んぼに戻るが、その時は、もう十分大きくなって、逆に
水温の寒暖差が、食味を上げる作用をする。しかも、その後の、除草を含め管
理は、一切不要。水周りをたまにしてあげるだけ。あとは肥料をあげて収穫す
るだけ。まあ、その分、田植えは、一般田の倍の時間と人数と労力、そして3
00万円の田植え機と重い紙ロールが、1ヘクタールで50本必要です。実は
その疲れで、週末から昨日までダウンしていました。でも、自分でメルマガを
書いていても、これほど、林さんちにピッタリな農法があるのかと、自画自賛
してしまいます、、、(⌒‐⌒) 3年目の超コシをこれからもよろしく!

3.スーパーマイナスイオン癒し爆裂光線

 今年も子供達の米作りが始まりました。幼稚園が2園と、小学校が1校。今
年で、9年目に突入です。特に幼稚園は、熱心で、田植えや稲刈りだけでなく
苗の見学、代掻き、草取り、あと保護者参観でお米の話を、親や子供達に、私
がします。最初の頃は、田植えと稲刈りだけだったのが、保育士さん達が考え
てどんどんメニューが、増えてきました。幼稚園の強みは、フットワーク、園
の送迎バスを持っているので、遠くても問題なしで、林さんちの田んぼまで、
来ます。実際、来ている幼稚園は、お隣の金沢市や白山市から、20分〜30
分かけてやって来ます。これが、保育園となると、私もシステムは、良く分か
りませんが、私の周りでは、米作り体験等の話はあまり聞きません。とにかく
私立の幼稚園は、あの手この手で、園児集めに必死なのは感じます。
 でも、最初の頃は、田植えと言っても、たくさん保護者は来るのですが、あ
ぜ道で、カメラで我が子を撮るのに一生懸命で、先生達や我が社のスタッフが
必死になってやっているのにまったく手伝おうとはしません。「あ〜こりゃダ
メだ。」あまり親も子も、手をかけると良くないなと感じました。それからは
園にもお願いして、子供達と一緒にやってもらうことにしました。今では、と
ても協力的で、私は苗の準備をするだけになりました。
 そのうち、苗の見学に来たい!と言い出して、育苗ハウスで、苗を触りに来
るようになりました。次は、代掻きをしたい!と言うのですが「代掻き」は、
普通、幼稚園児が出来るような作業ではありません。そこで、最初、水を張っ
た田んぼに、潮干狩りで使うような熊手で、掻き掻きしてもらいました。でも
そのうち、子供達に足で踏んでもらうだけで十分効果があると分かり、今では
田んぼを走り回っています。「う〜ん、これでも代掻きになるなぁ〜」と、逆
に感心したものです。でも、後で、ちゃんとトラクターで均しますが、、、。
 その度に、園の田んぼへ、出向いて子供達の相手をするのは、大変と言えば
大変ですが、目一杯の笑顔で「林さ〜ん」と呼ばれると、すぐに元気になりま
す。これぞ「スーパーマイナスイオン癒し爆裂光線」です。長生きできます。
今年は、私の提案で、芽出しをしたカグラモチの種を、園に持ち帰ってもらい
ました。あまり栽培の説明は、しません。子供達が自分で考えて育てて欲しい
からです。さてさて、ちゃんと育つかなぁ〜、、、(⌒‐⌒)

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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