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林さんちのあぐらぐち物語 2005年 水無月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 水無月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
完全なカラ梅雨ですね。林さんちは、霊峰白山の雪解け水が、豊富にあるの
で、安心ですが、一部の地域では、水不足も心配されています。畑の農家も、
大変です。林家の家庭菜園も、野菜の育ちが、イマイチ。
なお、6月20日午後8時〜翌21日午前9時半まで、サーバーがダウンし
ましたことをお詫びします。現在、その対応策も検討中です。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お得なコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・売上げ0.9倍
林さんちのニューホープ「新型コイン精米機」が登場して2ヶ月。売上げが
旧型と2台で、2倍!上手くすれば2.5倍!と目論んでいたが、現在のところ
なんと0.9倍。1台だった頃より下がっている。精米のお客様を見ていると、
新型機があるのに、わざわざ旧型機の順番の列に並ぶ車がある。中には、気付
かずに、並ぶ方もいるが、意外にも旧型をわざわざチョイスする方が多い。
実は、最近、その稼ぎ頭?の旧型機が、トラブル。30キロ精米するのに、
通常の300円ではなく、400〜500円かかっていたようなのである。据
付の雑記帳に、苦情が書かれていて、気付いて修理をしたが、どうも、何人か
のお客様は、不快な思いされたのではと推測される。このクチコミによる、「
あそこのコイン精米機は、ぼったくっている」と言う噂が一番、怖い。もちろん
雑記帳にクレームを書かれた方には、お店で、払い過ぎたお金はお返しします。
と返事をしたが、あれから3週間経つが、そのようなお客様は、おいでてない。
旧型機も、時々メンテナンスしているが、さすがに10年経って、どこかが
壊れたと言う訳でない、トラブル。なんとなく調子が悪い状態が続いた。原因
は、いろんな所についた、わずかなアク、ゴミ、カスの類のせいと判明。専務が
今回は、本気で、全ばらしの整備を行って清掃した。これで、調子が戻るはず
であるが、お客様が戻るかどうかは、定かではない。
さらに、どうも新型機にまだまだ気付かない、お客様のためもあり、電光掲
示板の導入を考えている。良く、お店で見かける発光ダイオードで光る文字の
あれである。林さんちのお店の営業中の看板は、「営業中」と書かれた大きな
プラスチック板を、お店の前の看板に差し込むと言う、実にアナログな方式を
取っているが、雪の日などは、凍ってしまって抜けなかったり。しかも、営業
時間も、分かりにくい。
「コイン精米機・2台で営業中・待たせません」「営業中・玄米白米販売・
農家直売・新米発売開始」「林農産で検索・HP毎日更新」てな具合で、道行
く車にアピールできればグッドだなぁ〜と考えている。しかし、6文字タイプ
で、70万円、もちろんリースもあるが、少々高いので悩んでいる。リース分
売上げが伸びれば、それで問題は解決だが、、、。コイン精米売上げ、2.5倍
への道は、険しい。
3.人類最高の発明
最近、林さんちの若いスタッフが、農業簿記の研修に出かけている。簿記と
言うのは、色々あるが、ここで言う簿記は、複式簿記のことである。イタリア
のベニスで、発明されたとされますが、かの文豪ゲーテが、自らの著作におい
て「複式簿記は人類最高の発明である」言っているくらいですから、それは、
すごい代物です。
そして、その反対にあるのが、単式簿記と呼ばれる簿記方式。実は、農業界
では、永年、その単式簿記が基本でした。単式簿記=青色申告だったのです。
単式は、簡単に言うと、収入と経費があるだけ。複式は、貸借対照表と、損益
計算書が、あります。この二つの大きな差は、借金があまり全面に出てこない
のが、単式なんです。
私が、会社を辞め農業をするにあたり、若い農業者数名で、農業試験場の経
営科へ、弁当を持って押しかけて、農業経営を学びました。その中の一つが、
複式簿記でした。最初、先生である経営科科長が、手渡してくれた「分かり易
い複式簿記」?と言う、茶色表紙の地味な本をもらった時は、ちんぷんかんぷ
んでした。実は、その以前に試験場主催で、複式簿記の講義はあったのですが、
例題が、「キュウリを栽培して、肥料を買って、販売して、、」と、まったく
自分達の経営とは違うパターンで、さっぱり分からなかったので、手弁当で、
押しかけた次第だったのですが、それでも手強い。
とにかく、みんなで輪読しようということで、分からないながらにも、貸方
借方、資本金、貸借対照表、損益計算書、資産台帳という言葉は覚えました。
一番、不思議だったのは、借金も財産だと言うこと。と言うことは、トラクタ
ーを借金して購入すると、固定資産としての財産も残るが、負債としての財産
も帳面の片方に載ってってくる。これが、複式簿記のゆえんか?と一人納得し
たものである。と言うことは、今まで単式簿記では、嬉しい顔して借金ばかり
して農機具を、多数そろえて来た結果、自社の経営の数字を、入れて行くと、
そら恐ろしい、貸借対照表の出来上がりでした。
でも、やはり複式簿記を手書きで、一からするのは困難。しかも、有限会社
化してしまったので、複式簿記は、待った無し。そこで、当時は、まだ高価だ
った簿記ソフトを購入。それに苦労して、入力しながら1年がんばりましたが
結局、仕訳ミスや入力ミスで、その年の会計決算は、大変な思いをしました。
そこで、会計士さんと相談して、会計事務所の所定の記入用紙に記帳して行き
毎月、会計士さんに来ていただき、事務所のパソコンに入力してもらうことに。
これならミスは防げるし、毎月、会計士さんと経営について相談も出来る。
その頃の目標は、「黒字にして法人税を払う」でしたが、おかげで10年ほ
どで、名付けて「念ずれば花開く方式」で、達成。今は、さらに数字を良くし
て、「社員でハワイ旅行へ行こう」が目標です。今のところ、日帰りの温泉が
いいとこですが、いずれと願っています。人類最高の発明である複式簿記は、
未だに不可解なすごい代物であることには変わりはありませんが、経営の良き
友として、心強い味方です。そこまで、若い人達が、分かってくれることを、
祈っています。
先週→今週 新米販売予定
超普通じゃないコシヒカ 75→73袋/182袋 40% 40袋余る 9月中旬
普通じゃないコシヒカリ 60→45袋/507袋 9% 7月末売切れ 9月上旬
お得なコシヒカリ 281→261袋/800袋 32% 100袋余る 9月上旬
ハナエチゼン 1→1袋/137袋 0% 売切れ寸前 9月初め
ひとめぼれ 10→7袋/144袋 5% 7月中で売切れ8月下旬
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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