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林さんちのあぐらぐち物語 2005年 神無月1号
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 神無月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
全ての稲刈りが終了しました。あとは、袋詰めをするだけです。それと同時
に秋雨前線が現れました。なんと間に合って、ホッとしています。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
お得なコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・神様が宿るお米
カグラモチの稲刈りが先週の土曜日に終了。と同時に、秋雨が降り始めた。
去年は、同時期に台風や秋雨前線の停滞で、1週間以上稲刈りが遅れて、往生
したことを思うと、本当にラッキー。なにせ、今週は、稲刈り終了を待ってい
たかのような、ハードスケジュール。幼稚園と小学校の稲刈り、雑誌の取材が
2本、会議と打ち合わせが多数。これを稲刈りと同時に、こなすのは至難の業
でした。
一番大変なのは、子供達との稲刈り。最近は、ズルをして、予め50%ほど
機械で刈ってしまいます。そうでもしないと、刈り終えることが出来ないので
す。以前、丸々1枚、手刈りしたら、刈るのはなんとかなりましたが、束にし
て縛るのが大変で、死んでしまいました。さらに、それを運ぶのに3トントラ
ックを使っても1回では積み切らず、、(T_T)
作業時間的には、同じ面積をこなすとして、田植えが1とすると、稲刈りは
2、束ねて干すのが3、足踏み脱穀が4という感じなのである。だから、稲刈
りを半分にしても、足踏み脱穀は、すっごく時間がかかります。昔の人は、だ
から、稲を納屋に運んでは、晩秋に向けて脱穀したのです。そして、場合によ
っては、冬の間に、籾摺り、俵を編んで出荷と、ずいぶん時間がかかったそう
です。今のように、稲刈り終了直後に、新米を食べるなんて、超々贅沢な話。
昔は、前の年のお米を、お正月まで食べて、新米には手をつけませんでした。
というのは、脱穀籾摺り袋詰めに、時間がかかるのと、もしかしたら不作で、
前の年のお米を、大事に食いつなぐ必要があるかもしれないからです。それで
も、足踏み脱穀機の前は、さらに大変な「千歯こき」と呼ばれる、櫛のお化け
みたいな脱穀の道具を、江戸時代は使っていたのですから、気が遠くなります。
その気が遠くなる「千歯こき」での脱穀も、一度やってみましたが、ガッ!と
櫛の部分に穂をかけて、思いっきり引っ張って、籾を取るはずですが、ウンと
もスンとも動かない。かなりの重労働に驚きました。もっと、簡単にサクサク
と取れるのかと思ったのですが、ダメでした。
それでも、この「千歯こき」が江戸時代に発明された時は、「後家殺し」と
呼ばれたそうです。当時は、割り箸みたいな道具に、穂を挟んで脱穀していた
のですが、いわゆる未亡人達がする仕事として、今で言うワークシェアーされ
ていたのです。それが、「千歯こき」の出現で、仕事を失ったと言うのですか
ら、時代は変われど、技術革新で、仕事を奪われる人が出てくるのは、世の常
のようですね。
そんな先人の苦労を感じながら、お米の大切さを、子供達より自分自身が学
んでいます。毎日、大量の稲刈りや籾摺りを、ドドド!とやっていると、お米
というよりは、商品という感覚に陥ってしまうのです。しかし一束一束、汗を
かいて足踏み脱穀すると、一粒一粒に、神様が宿っているように感じます。
3.あ〜また、やっちゃいました
久しぶりに日曜日に行われた地区の運動会で、ギックリ腰になってしまいま
した。木曜日のハシゴ登りの練習の後、調子が悪くて、用心していたのですが
やってしまいました。今年、あろうことか、PTA会長と消防団もやって、た
だでも限界なのに、回り順番で、集落の公民館館長を、やるはめになり、祭り
や運動会の準備を、しなくてはならなかったのです。日曜日も、降水確率70
%で、絶対に雨が降るので、中止になると踏んでいたのですが、案に相違して
開催を強行。結局、早朝からテントを張ったり、シートを敷いたりとやってい
るうちに、段々やばくなって、そのうち雨が降り始めた辺りから、ギクゥ〜と
痛くなってしまいました。
私のギックリ腰の歴史?は古く、結婚して間もない28歳の冬からです。原
因は、籾殻。当時、籾殻は田んぼに撒かず、全部、大きなビニル袋に詰めて、
売っていました。それを田んぼの区画整理の際、排水の暗渠に使用していたの
です。その為に、籾殻を詰めた袋を、山積みにしておいて、時々、業者がトラ
ックで取りに来ていました。ところが、時々、穴が空いて水が貯まった袋があ
ったのです。そして、その時も、業者が小雪の舞う日の夕方に突然、来て積み
始めたのですが、軽い籾殻袋を、ホイホイと投げていたら、突然、重い袋があ
ってそれを、持ち上げた瞬間、腰にギクッ!と鋭い音と痛みが走って、1週間
まったく動けなくなったのです。それからというもの、何かの拍子に、すぐに
ギックリ腰になるようになってしまいました。
ギックリ腰と言うのは、腰の筋肉の肉離れで、ひどい時は出血を伴うそうで
す。良く聞くヘルニアとは、違う腰痛です。腰痛の治療と言うのは、西洋医学
ではなく、どちらかというと東洋医学と言うか、民間医療と言うか、整体や鍼
カイロプラティックと言った類が多く、そのいずれも、ワラにもすがる気持ち
で、通いました。結果的に、根本的な解決にはなりませんでしたが、それぞれ
の先生に教えられて、普段の生活を気を付けるようになりました。
まず腰痛体操、朝の柔軟、そして服装もベルトを締めるズボンを履くように
しました。そして、一番、効いたのが、ハシゴ登りの練習。35歳から始めて
からというもの、技の習得と平行して、ギックリ腰の回数は減って行きました。
ギックリ腰と言うのは、腰の筋肉の肉離れ、一度断裂した筋肉は、戻りません
が、回りの腹筋、背筋を鍛えることにより、それをカバーすることが出来ます。
おかげで、ここ数年は、ギックリ腰にはならなかったのですが、稲刈り疲れ
で、風邪をひいて体調が落ちたところで、無理をしたら、やってしまいました。
おかげで、以前使っていたコルセット等を探すのが、大変でした。ギックリ腰
は、肉体的な痛みもさることながら、精神的にも落ち込むので、参ります。早
く、治してパワー全開に戻したいものです。
先週→今週 新米販売予定
超普通じゃないコシヒカ 袋/200袋 100% 発売開始 9月25日
普通じゃないコシヒカリ 袋/575袋 100% 発売開始 9月17日
お得なコシヒカリ 袋/736袋 100% 発売開始 9月10日
ハナエチゼン 袋/181袋 100% 発売開始 8月24日
ひとめぼれ 袋/146袋 100% 発売開始 9月7日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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