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     林さんちのあぐらぐち物語 2006年 皐月4号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/    皐月4号   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 紙マルチの田植えが、終了したと同時に、社長の腰に異変が、、。やばい
と思った時は、時すでに遅し。現在、他のスタッフは、次のカグラモチの田
植えを目指し、全開で、代掻き中です。早く、治さないと、、。
 超コシの在庫が、あぶないです。取り置き希望の方は、ご連絡ください。
           info@hayashisanchi.co.jp

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
お得なコシヒカリ     ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ        □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・80gと90gの差は大きかった

 林さんちのフラッグシップ「紙マルチ・超普通じゃないコシヒカリ」の田植
えを、無事?終えました。今年で、3年目ですが、それでも、植え方は、試行
錯誤でした。通常の田植えでは、額縁式と言って、田んぼの真ん中を、周辺2
周分を除き、植えて、最後、それを囲むように2周すると、あら不思議!植え
残しが無く植えます。http://www.hayashisanchi.co.jp/unchiku/040905.html

 ところが、紙を敷きながらの田植えだと、どうしても、最後の2周目で、紙
を田植え機で踏むのです。昨年は、それでも、踏んで植えましたが、スタッフ
から不評で、踏んでクシャクシャにすると、修正が難しいので、踏むくらいな
ら、植えないでくれと言われました。そこで、今年は、修正用に、紙マルチを
90センチ四方の大きさに切って準備しました。

 最終的にベターと思われたのが、縦を1周残し、横を2周残します。横の2
周目は、1回バックして植えました。こうすると、4隅に約60×360セン
チの植え残しが出来ますが、例の修正用紙マルチを敷き、手植えをして完成。
こちらの方が、スタッフからは綺麗なので、好評でした。私としては、最後ま
で、機械植えにこだわったのですが、、。また来年、良い方法を考えようと思
います。と言うのも、紙マルチ栽培も軌道に乗ってきたので、面積を増やそう
かと言う、機運が盛り上がって来たからです。そうなると、この手植え作業も
負担になることは間違いありません。

 今年、昨年2本だけ試験した、超軽量紙マルチロールを、大幅に増やしまし
た。昨年は、125m巻き90g/平米でした。今年は、170m巻き80g
/平米。前者が、10a当り4.5本必要なのに対し、後者は、3.3本、し
かも、価格が4,600円と、前者4,000円に、対しお得!つまり、紙を
薄くして、たくさん巻いて作業性を上げてあるのである。しかし、この1平米あ
たり90gと80gで、10gしか違わないけど、紙が溶ける時間が、約50
日と60日で、約10日間の差が出ます。この10日間の間に、稲がしっかり
育っていれば問題がないのですが、もし、育ちが悪いと草が生えて来ます。昨
年の試験の場合は、問題はありませんでした。さらに、125m巻きが21キ
ロ、170m巻きが26キロと、重くなっているのです。この差が、スタッフ
に、どれだけ負担をかけるか、心配でした。

 しかし、今回、超軽量紙マルチを使用してみて意外な利点が、色々と浮上し
て来ました。まず、紙が薄いので、すぐに水が染み込み、土に馴染む。すると
苗が植え易い、田植え機の紙カッターで切り易い。以前の厚い紙は、低速で植
えると、植付け爪が、紙を破れず上に苗を、置いて行ったり、かと言って速く
植えると、紙を引き摺って行ったりしました。そしてターンの際、紙を田植え
機の特殊カッターで切ろうとしても、なかなか切れなかったのです。おかげで、
2年連続で、このカッターを破損してしまいました。意外に、紙は、硬かった
のです。

 今回の超軽量紙マルチは、敷くと同時に、水が染み込み、柔らかくなるので
植付け爪も、超スローでも突き破って植えるし、おかげで、引き摺ることもあ
りません。さらに、薄いので、紙とは言っても、多少のカーブはOKです。以
前の紙は、直線のみでした。あとは、紙が分解して溶けてしまうタイミングだ
けですが、さあ、夏が楽しみです。しかし、最後の最後に、ロールが重い分、
大変だろうと考えて、ロール補充を優先して、苗補給の態勢を犠牲にしたおか
げで、私の腰の方が、壊れてしまいました。来年は、自分優先で、植えようっと。

           林さんちのお米はこちら↓
       http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、7角形の特別製

 子供達の田植えが、あったが、なぁ〜んか同じようなことがあったよな?と
日記を見ると、昨年も子供達との稲作体験の時にギックリ腰になっていました。
http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20051003 
5月や9月は、本当に体力の限界に挑戦しているようなモノなのか、良く体調
を崩すことが多く、注意しなくていけない。

 子供達には、ご存知「1本目は、虫さん用、2本目は、鳥さん用、3本目が、
人間用」と言って、苗を植えてもらいます。これは、魔法の呪文で、何年も、
何度も説明しても、タイマツのように苗を植えられてしまい困っていましたが、
これを唱えるようになってからは、完璧です。今年も、ばっちり、OKでした。
以前、この呪文がない時は、200坪で、苗を50箱!も植えてしまい、困り
果てていました。今では、200坪当り12箱もあれば十分です。機械で植え
るより、好成績です。

 この「1本目は、、」の呪文には、とても深ぁ〜い意味があります。つまり
全部、人間用に作るとどうなるか?それは、虫や鳥に食べられないように、す
るために、農薬を撒いたり、さらに欲張って、肥料をたくさん撒くことになり
ます。すると、ますます、デブデブになって、さらに農薬が必要に、、。と悪
循環を生むのです。ところが、ある程度、虫や鳥に、食べられてもいいやと考
えると、あまり農薬は撒かないし、たくさん肥料をやって太らすことはありま
せん。まさしく、林さんちの考えにピッタリ!この呪文、妻が、どこかの新聞
で読んだと言って、教えてくれたのですが、林さんちのためにある呪文ですね。

 さらに、考えて行くと、「世の中、無駄なモノはない」と言う考えにたどり
着きます。虫も鳥も、一見必要でないようで、実は、とても大切な役割を持っ
ています。有機栽培に代表される有機肥料には、ほとんどが一見、無駄なモノ
ばかりが入っています。鉄、亜鉛、マンガン等々、でも、これらは、微量であ
っても人間の身体を作るには、とても大切なモノばかり。化学肥料では、窒素
燐酸、カリウムの3要素だけしか入っていないのです。それは、人間社会でも、
同様で、健常者も、障害者も、子供も、老人も、みんな、それぞれの役割を持
って生きているんです。それぞれを、尊重した考えを、小さい頃から、持つこ
とは非常に大切なことです。

 この子供達の田植えでは、保護者や先生に、「ワク回し」を、してもらいま
す。→http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20050523 子供達は、このワ
クの升目通りに植えて行くのです。しかし、やってみると、すごく難しい!そ
して「ワク」は、実は、林さんちで使っているのは、スペシャルマシンです。
それは、なんと7角形なんです!http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20060522
普通のワクは、作り易い、6角形ですが、このワクは、地元JAの組合長宅の
からお借りしたモノで、豪農だった余韻が十分伝わる、業物(わざもの)です。
7角形だと、転がり抵抗が少なくて済むので、幅も大きいので、作業効率が、
上がるのです。

 このワクは、林さんちの地域の大きさがあり、以前、金沢市の北部から借り
て来たら、まったくワクの大きさが、合わずビックリしました。昔の人は、そ
の土地の土質、品種等々で、微妙に、大きさを変えているんですね。今の田植
え機にしても、苗の植付け幅は、細かく調整できます。林さんちでは、1坪当
り、60株植え→18センチ×30センチが、ハナエチゼン、ひとめぼれ、カ
グラモチ。50株→21センチ×30センチが、コシヒカリと、分けて植えて
います。この幅が、狭いとたくさん株が出来ますが、分株(ぶんけつ)と行っ
て、株分かれして行くと、混雑してしまう場合は、病気や虫に、やられてしま
うのです。逆に広いと、大きくなっても葉で、日光を遮られない場合は、草が
生えて来ますし、株数が少ない分、収量も減る場合があります。適当な幅で、
苗が、植えられていることは、非常に大切なことなんです。人間の幅も、大切
なのと、同じです、、(⌒-⌒)

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

先週→今週      平成17年度新米販売日
超普通じゃないコシヒカ 20袋/200袋 10%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 175袋/575袋 30%  9月17日
お得なコシヒカリ       170袋/736袋 23%   9月10日
ハナエチゼン       0袋/181袋 0%    8月24日
ひとめぼれ         0袋/146袋 0%   9月7日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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