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     林さんちのあぐらぐち物語 2006年 文月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/    文月3号   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

梅雨後半の激しい雨が、続いています。洪水にならないことを祈っています
が、林さんちの田んぼ達は、そんな時も、水を一杯に貯めてがんばっています。

      ○普通のコシヒカリの在庫が、少なくなりました○
   取り置き希望の方は、メールを下さい⇒info@hayashisanchi.co.jp

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
お得なコシヒカリ     ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ        □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・涼しめ希望

石川県が、ここ数日、梅雨前線のど真ん中に突入していて、肥料散布も出来
ない状態です。これが梅雨の最後のあがきなら、雨上がりと同時に、あの暑い
夏がやって来るのではないかと期待しています。このカァ〜!と、太陽が照っ
てくれると、3回目の肥料散布も、ド〜ンと撒けるのですが、日照が失速気味
だと、困ったことになります。日照は、経験上、ドッカァ〜ン!・ガツン!・
涼しい・寒い!の4パターンで、大体来ます。見て分かるように、なかなか丁
度良い日照パターンには、お目にかかれません。

 まず『ドッカァ〜ン!』パターンだと、気温は35℃前後で、2週間〜3週
間続きます。最近では、平成12年の時でした。この時は、暑かった、、(T_T)
ニュースでは連日、熱中症で倒れる人の報道が相次ぎました。おかげで、稲も
すくすくと育っていました。ところが、7月の終わりに、一度、かなり強い雨
が降ったのです。その時は、別になんとも思わなかったのですが、この時の雨
で、今まで乾き切っていた稲に急に水がかかったので、お米が割れてしまった
のです。しかも、その後、お米から古米臭がするトラブルが発生。最初、原因
が分からず、林さんちも袋を変えたり色々とやってみました。そしてようやく
分かった原因は、刈取り前の稲の状態で、あまりの暑さで、お米の脂肪分が酸
化したことが分かりました。こんな年は、もうゴメンです。

 次『ガツン!』パターン。これは、大体ほとんどの年に当てはまります。最
近の地球温暖化は、お米を作っていると如実に、感じます。とにかく、気温が
高いので、今までの稲刈り時期がずいぶん早まっているのです。暑い中収穫期
が重なるとと、お米が割れたり、古米臭等のトラブルが発生するので、その対
策として、コシヒカリの田植えを1週間以上遅らせ、肥料の撒き方も、全層と
言って、より地力を使う撒き方に変更したりしました。土作りも、より夏バテ
しないような方向に進んでいます。

 次『涼しい』パターン。どちらかと言うと、この涼しいパターンになると、
お米も美味しいし、経営的にも助かります。先ほどの全層という肥料散布方法
の対極にあるのが、田植え機による苗のすぐ横に散布する、側条散布です。全
層は、田んぼ一面に撒くので、効き方がマイルドで、しかも、暑くても涼しく
ても、あまりぶれません。ところが側条散布は、作業効率は良いのですが、暑
かったり寒かったりすると一気に、お米の品質が落ちる傾向にあるのです。多
くの経験を積んで、作業は非常に大変ですが、今は、より安全で、美味しくな
る方法へ進んでいます。それでも、若干涼しい方が、この方法の効果は、大き
いようです。まず、暑いと余計に籾をつけるので、クズ米が多いのですが、そ
れもなく、スッキリと大粒になります。さらに、とれ過ぎて作況指数が100
を超えると、せっかく収穫したお米が価格安定のために、『管理保管』と称し
て、安く引き取られてしまうのです。だから、涼しくて作況指数が98位が、
価格も安定して丁度良いのです。

 最後の『寒い!』は、忘れもしない平成5年の冷害です。梅雨が済んでも、
夏の間、ずっと雨が降り続いていました。それまで、普通に、梅雨の後、夏が
来るものだと思っていましたが、とんでもない間違いでした。歴史を振り返っ
ても、度々、日本を冷害が襲っていることを、平和ボケで、忘れていたのです。
昔の農家は、赤米と言われる冷害に強いお米を、必ず作っていたり、新米を食
べるのは、収穫が確実になった次の年の夏からだったりと、先人の知恵として
対策を講じていました。しかし、平成の百姓は、なんの対策もないまま、冷害
に襲われ、万事休す。今の林さんちで、もしこのまま冷夏になったとしても、
冷害に強い土作り、肥料体系、そして冷害に強い『ひとめぼれ』の作付けと、
ある程度の対策をしているので、全滅にはなりません。あの時、冷夏で高騰し
たお米の価格で、狂奔した結果が、『お米離れ』になって、二重苦を生んでし
まったことを今でも忘れません。

 いかなる気象パターンでも、林さんちのお客様には、安定してお米を供給出
来るように、がんばります。そして、間違いなく、このメルマガは、その命綱
の役目をしてくれると、信じています、、p(^-^)q


           そんな林さんちのお米こちら↓
       http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、自分達の操法とは?

 石川県は、ここ数日大雨で、各地で浸水しています。幸いなことに、野々市
町では、水害出動もなく、助かっています。しかし、消防の操法練習が雨で、
思うように進んでいません。焦る余り、雨の中、無理やり練習をした結果、選
手が痛んだり、風邪をひいてしまい、指揮者としておおいに反省することにな
りました。とにかく、放水をして的に当てるタイムが、縮まないのです。マシ
ン的に、5秒はビハインドがあるのは、分かるのですが、このままでは、県大
会出場18分団中、ビリは確実、、(T_T)

 このマシン差と言うのは、まず消防車には、ボンネット型と、キャビン型が
あります。ボンネット型は、ベースが、トヨタ製ランドクルーザーや、日産製
サファリと言った、オフロード車です。キャビン型は、トヨタ製ダイナや
いすゞ製キャンターと言った、トラックです。ボンネット型は、コンパクトで
小回りが効くのですが、車載能力に劣ります。キャビン型は、大柄ですが、近
年の大規模災害に備え、多くの備品を搭載できます。最近では、車両更新で必
ず、キャビン型に移行しているようです。我が第2分団も、11年前に、ボン
ネット型からキャビン型に、更新したのですが、大きさがまったく違うのには
驚かされました。

 県大会に出場チームでも、まだ数台、ボンネット型が出場していて、早いタ
イムを実現しています。操法では、まず、選手は、ポンプ車から降りて、後ろ
に回り込んで、ホースを取り出したり延ばしたりしますので、小型のポンプ車
の方が有利なのは否めません。まあ、それでも、ほとんどのチームが、同じキ
ャビン型なので、それは良しとしても、致命傷が、放水をするための操作盤の
設計ミス。吸水パイプ、送水バルブ、スロットルバルブの位置が、デタラメで
選手は、操作の度に、無駄な移動を強いられています。他の分団は、しっかり
コンパクトにまとめられていて、素早い操作を実現しています。この無駄な動
きで、どうしても5秒はロスをしてしまいます。

 どうしてこんなポンプ車の設計になったと言えば、まったく操法が弱かった
時代のことですから、当然のことです。今なら、あ〜だこ〜だ言う事は出来ま
すが当時は、まったく分からなかったのです。ただ、マシン差を嘆いても仕方
のないこと。地区大会最速チームの名誉にかけて、ギリギリまでタイムを削る
のは言うまでもありませんが、実は、それに囚われて、自分達を見失っていた
のではと考えます。だから、選手を痛めたり風邪をひかしてしまったりして、
しまったと思います。今では、いかに自分達の操法が出来るかが課題です。最
後は、メンタル面が勝負の分かれ目です。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

先週→今週      平成18年度新米予定日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/200袋 0%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 87袋/575袋 15%  9月17日
お得なコシヒカリ     24袋/736袋 3%   9月10日
ハナエチゼン        0袋/181袋 0%    8月24日
ひとめぼれ         0袋/146袋 0%   9月5日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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