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     林さんちのあぐらぐち物語 2006年 長月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/    長月1号   _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 ハナエチゼンの刈取りをほぼ終了しました。次は、ひとめぼれですが、そ
の前にお客様の「ゆめみづほ」を刈ります。この市街地の稲刈りが一番ハー
ドです。ハナエチゼンの発送を25日から開始します、、p(^-^)q

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
お得なコシヒカリ     □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・ひとめぼれに、一目惚れ

 ひとめぼれの刈り取りが終了しました。今年の稲刈りは、21日以降、3日
間でハナエチゼン、6日間で、ゆめみづほ、3日間でひとめぼれと、一日の空
きもなく、刈れました。こんなことは、林さんちの歴史でも珍しいことです。
変わりやすい秋の天気の中、どうしても刈取り中に、雨で中止と言うことも、
よくあることです。実際、何日か、朝方雨が、降って稲刈り中止かなと思う日
も何日かあったし、31日に、ゆめみずほの最後のお客様の田んぼを刈取り中
に、強い夕立があって、もうダメかと思う中、刈り終えたこともありました。

 稲刈り中、雨で中止になると、お客様ごとに乾燥機を、分けているので、次
の日晴れても、わずかに残ったお客様のために、4台中の1台を、使わねばな
らず、作業がその分遅れます。だから、乾燥機4台づつピッタリ予定通り刈り
取りが、進むと、効率がとても良いのです。しかし、以前は、こんなに上手く
は行きませんでした。なぜなら、乾燥機を空けるには、中の籾を、籾摺りをし
て袋詰めをしないといけません。その籾摺りが間に合わなかったのです。

 ですから、5年前は、夜バイトを雇って遅くまで残業して、籾摺りをしてい
ました。ところが、4年前に、今の私の愛機「クボタ製AR70」を購入して
からは、そんなことも無くなったのです。それは、今までは、2台で、やっと
4台一杯に出来たのが、なんとこの1台で、乾燥機3台分は、軽く刈り取る能
力があるため、別のチームで、日中籾摺りが出来るようになったのです。おか
げで、残業しなくても、ドンドン乾燥機を空けて次の日に、稲刈りを続けて行
えることになったのです。何事も、そうですが、オセロのように、どこかの駒
が変わっただけで、全体に影響を与えた良い例でした。

 しかし、それと並行して、専務のマシン「クボタ製R1−551」のエンジ
ンが、不調に、、。暑い日に動かすと、エンジンが、バラバラと回転がばらつ
くのです。燃料系や電気系を色々と診たのですが、原因が特定できず。結局、
エンジンが擦り減ってダメになったらしいと結論付けました。おかげで、今度
は、私が一人で頑張っていたのですが、昨年、部品取りに、中古の同型機を購
入。エンジンを換装したところ、絶好調に復活。今年は、雨が降って、半日し
か稲刈りをしなくても、2台あれば鬼に金棒、予定通り刈ることが出来ました。

 しかし、今年のひとめぼれは、独特の感覚でした。私の愛機をもってしても
なかなか乾燥機が一杯にならない。かと言って、手応えはあって、収量がない
わけではない。非常に、不思議な感じでした。結果的に、ハナエチゼン4.6ha
とひとめぼれ5.6haの、乾燥機の使用台数は同じ12台でした。普通なら、こ
れで収量は、激減しているはずだが、今度は、籾摺りをしていて不思議な現象
がおきました。とにかく、クズ米が少ない。全部、出荷用のお米になっている
ようです。ハナエチゼンのクズ米も少なかったけど、ひとめぼれも、あまりに
も少ないので、選別機が壊れたのではと、疑ったくらいです。

 これらを総合して予想してみると、実った籾全ての端から端まで、実が詰っ
ていた。しかも、籾自体が綺麗で、籾殻の厚さが薄くて、籾殻の表面を覆う毛
も少なかった。だから、刈っても刈ってもカサにならなかった。さらに予想を
進めると、猛暑だと中の米を守るために、籾殻が厚くなるが、割と涼しかった
今年、籾殻が薄く毛も少なかった。そして、ラストスパートの夏が暑かったの
で、しっかり実が詰った。根を強くする土作りが良くて、最後まで夏バテせず
稲は、水を上げて頑張った。と、考えたが専門家は、どう解釈するか分からな
いけど、結果的に、こう考えるしかない状態である。

 だから、自分で言うのも、恥ずかしいけど、今年のひとめぼれは、綺麗。ま
さしく試食してみて「ひとめぼれ」してしまった。確かに、カメムシ君にキス
された跡は、あるがなかなかのモノになったと思う。まあ、長い間、百姓して
いれば、たまにこういうこともあって良いだろう。なにせ、10年ほど前まで
は、クズ米農家みたいに、盛大にクズ米を作っていたのである。だから、クズ
米が少ないと聞くと、林さんち的には、一番嬉しいのである。

 ちなみに、林さんちでは、クズ米とは呼ばずに、2番米、3番米と呼んでい
る。2番米は、中米と呼ばれ、業務用等で十分食されているレベルの大きさ。
3番は、それ以外の小さい粒だが、これもエサやお菓子に使われています。ク
ズ米なんてお米に失礼ですね。特に、ひとめぼれの2番米は、林さんちの味噌
用の糀に変身します。目下のところ、味噌糀用に量を確保出来るのだろうかと、
嬉しい心配をしています、、(⌒-⌒)

         ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
       http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、アメシロ無実の罪で

今年の石川県のアメシロは、凄い。林家でも、7月に入り、椿や山茶花の木
に盛大に、チャドクガが、発生してパリパリと食べて禿げ坊主状態になってし
まい、防除したが夏になり再発生。今年は、しつこいなぁと思っていたら。今
度は、中学のグランドに多く植えてある桜の木に、毛虫が大発生。昨年の夏休
み最後の日曜日に行われる一斉美化清掃で、虫に刺される人が多数いて、今年
は、防除をするという申し送りがあったので、これはヤバイという事で、教育
員会にお願いして町で、2回防除してもらった。

 しかし、8月27日の一斉美化清掃の朝、確認したら、高い桜の木から、パ
リパリと葉を食べる音が、、。ゲッ!まだいる!と言うことで、その一帯を、
コーンを立てて立ち入り禁止にしました。そして、しばらくして地元新聞にデ
カデカと、アメシロ大発生の報道がありました。最近は、街路樹への防除は、
環境や安全を考え自粛の方向にあって、枝を切って排除する方法を、ここ数年
とって来たが、天候やその他で、今年は大発生したので、防除を要望が出てい
るとのことでした。その後、一斉防除が、行われ、哀れアメシロが雪のように
歩道に降り積もったのでした。

 そして、しばらくして中学から、9月9日の運動会に向け、まだ生き残って
いるアメシロを防除したいが、すでに2回教育委員会にお願いしていて、もう
出来ないので、PTAと先生で出来ないか?との連絡がありました。野々市町
では、アメシロの防除機を、5台所有していて、貸し出しをしています。そこ
で、担当部署を聞くと、産業振興課の農政担当部署でした。なぁ〜んだ、いつ
もお世話になっているところではないの!と行くと、やはり超フレンドリー。
しかも、機械をおいてあるのは、農協倉庫と聞き、これは楽勝、、(⌒-⌒)
訳を説明して、一番強力な2号機をお借りして、9月4日午後に出動しました。

 教頭先生以下3名の先生と私で、作業を開始しました。今回、薬剤は、より
毒性の弱い薬品をチョイス。これまで2度、防除して効かないということは、
抗体が出来ている可能性がありますので、薬剤を変える意味と、やはり子供達
が、活動するグラウンド、あまり強力な薬は、親の立場からすると、はばから
れます。しかし、実際の作業は、先生達は、まったくの素人。車の運転とホー
ス延ばしに専念していただき、私が、ノズルを持って作業をしました。さすが
高性能な2号機。高い桜の葉まで、薬剤が届きます。見ると、ソメイヨシノが
盛大に食われて、ヤエザクラは、ほとんど食べていません。ソメイヨシノの葉
の方が美味いのだろうか?

 そして無事、作業を終了しやれやれと家に帰って、次男に、「アメシロの防
除が終ったから安心して部活できるな」と、話すと、「あの毛虫、全然刺さん
よ、みんなで、手でつまんで外へ出しているよ」と言うので、ビックリして、
「みんな刺されて大変なことになっていないか?」と聞くと、「全然!」と、
言われ二度ビックリ。慌てて調べると、なんとアメシロ「アメリカシロヒトリ」
は、刺さない虫でした!男46歳になるまで、刺す虫の代表かと思っていました。
ただ単に、葉っぱを食べるだけで、人間には害のない虫でした。無実の罪で、
きっと、目の仇にされているんだろうなと、想像されます。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

先週→今週      平成18年度新米予定日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/200袋 0%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 6袋/575袋 2%  9月17日
お得なコシヒカリ     2袋/736袋 0%   9月10日
ハナエチゼン       133袋/153袋 0%    8月26日
ひとめぼれ         0袋/???袋 0%   9月4日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。


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