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林さんちのあぐらぐち物語 2006年 長月2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 長月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
コシヒカリの稲刈り適期に、とっくに入っていますが、雨で難儀していま
す。雨で、どんどん、稲は倒れて行くし、田んぼは柔らかいしで、厳しい作
業が続きます。
○○それでも、普通じゃないコシ販売開始!○○
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・刈れない年は無かった
いやはや、コシヒカリの刈取り適期に入って、まともに晴れたのは、数える
ほどです。まあ、石川県では30日雨無しを記録したのですから、仕方ないと
言えばそうですが、週間天気予報を見ても、お日様マークは見当たりません。
4、5月と寒くて、6月はカラ梅雨、7月は長梅雨。つまり、寒かったけど、
急に温かくなったので、それ〜!と稲が伸びたところへ、雨がドドドッ!と降
ったので、その重みで、稲はドンドン倒れて行きました。それでも、なんとか
レスリングのブリッジ状態で、粘っていたのですが、9月に入っての雨で、つ
いにフォール負け。
倒した原因の一つが、施肥のミス。どうも、飛ばし過ぎて真ん中で、重なっ
たような田んぼが多い。気をつけてはいるのだが、噴筒の擦り減り具合も、あ
ったのだろうか。中に散乱させる仕切り板があるのだが、新品の時は、散らば
り過ぎて、手前に落ち過ぎる傾向があり、そうなると、周辺が倒れて非常に、
刈りにくいので、古いまま使っていたのだが、擦り減り過ぎたのか、はたまた
単に、散布が下手だったのか。いずれにせよ、倒すのは良くない。
ただの倒伏なら、コンバインには、スイスイデバイダーと言う、倒れた稲を
起してくれる便利が機械が付いていて、それこそ、スイスイと刈れる。しかし
今年の場合、田んぼが柔らかいのである。倒れた稲を刈るには、稲と地面のわ
ずかな隙間に、刈取り部の先を入れる必要があります。柔らかいと、コンバイ
ンが安定せずに、どうしても、地面に刺さってしまったり、稲の上を刈らずに
踏んだりします。最悪の場合、地面が柔らかいので泥付きの株ごと、抜けてし
まい機械に詰ってしまいます。
クボタ製コンバインには、モンローマチックと言って、機械を、マリリンモ
ンローのように腰を振り振り、水平を保ってくれる機能が付いています。だか
ら、本当に、軟弱な田んぼの場合、モンローマチックを作動させて、しかも、
速度も落として、ゆっくり刈ります。それでもダメな場合は、バック刈りと言
って、刈れる一方向のみ刈っては、バックしてまた刈ると言う技を使います。
こうなると、普通の4倍時間がかかってしまいます。
田んぼが柔らかいと、3トンあるコンバインは、クローラー(ゴムのキャタ
ピラーのようなもの)を空転させると、いとも簡単に泥の中に沈んでしまい、
コントロール不能の陥ります。それを、前後左右にマシンを振りながら、なだ
めすかして、コントロールするので、神経が擦り減ります。それでも、林さん
ちの田んぼは、これでも乾田と呼ばれる部類なんですから、湿田ともなると、
凄いらしいです。大体、履いているクローラーが幅広タイプで違います。それ
でも、ハマってしまい、クレーン車を呼ぶと聞きます。そのクレーン車がハマ
ってしまいさらに大きなクレーン車を呼んで、、。モンローマチックも、制御
範囲を超えるので、そんな時は、オーガーと呼ばれるお米を排出する大きな筒
を、バランスを取るために傾いた反対側に延ばして走行するというスーパーテ
クもあると、聞きました。
そんなことを聞くと、まだまだ林さんちは甘いなと思えますが、乾田農家?
は、田んぼが柔らかいと、少々めげてしまいます。でも、私の周りの年配の方
は、こんな時は、ことあるごとに「刈れない年は無かった」と言います。そう
やって焦る気持ちを、落ち着かせたのでしょう。私もひたすら、この呪文を唱
えて、秋晴れを信じて待っています。
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3、野っ中魂、消えることなく永遠に!
この秋の長雨の中、奇跡的に晴れた、、と言うより晴れ過ぎて気温34度を
記録して、石川県で熱中症で倒れる人が続出した9月9日土曜日に、野々市中
学の運動会が、無事行われました。本当に、ピンポイントでの開催で、この日
以外は、雨がちのややこしい天気ばかりです。野々市町は、現在、小学校が5
校、中学校が2校あり、9日は、中学2校の開催日でした。小学校は、16日
が、予定ですが、果たして無事開催できるのやら心配です。
野々市町は、今から50年前に、4つの村が合併して出来ました。当時は、
村挙げて盛大に、小中学校の運動会を行っていたようです。これは、校区も
行政区も、公民館地区も、ピッタリ同じで、まさに地域が一体となる理想の、
形です。しかし、合併によって、野々市町に、小学校1校、中学校1校が出来
ました。私もその時代の、子供でしたが、すでに金沢市のベットタウンとして、
どんどん転入者があって、県内でも有数のマンモス校でした。すでに、小学校
で1200人を超え、最終的には、1500人に達したはずです。
そして、次々と小学校、そして中学校を建てたのですが、校区とかつての村
を基準とした地区割が、まったく合っていません。なぜ、そうなったかは、地
区に分けると、生徒数が均等にならなかったのだと、容易に想像できますが、
おかげで、地域の連帯は、一気に低下しました。4つの村の地区を、5つの小
学校で分け、さらに、2つの中学で分ければ、地域がバラバラになるのは、明
白です。でも、きっと、当時は、そんな悠長なことを言っていられるような状
況ではなかったのだと思います。しかし、今現在、地域や教育のことを考える
と、非常にまずかったなと感じています。
かつての村は、今も、4つの公民館地区として地域活動の基準になっていま
す。公民館活動をはじめ、町民運動会、消防団、祭、議員の選出、etc、あり
とあらゆることが、4つの地区割で、動いています。しかし、小学校、中学は、
まったく、違う地区割りなので、地域の力がまったく働かないのです。PTA
で、子供見守り隊を地域の方にお願いするにも、複数の地区の代表と交渉しな
くてはならず、しかも誰が、トップなのかも分かりにくい。学校で、地域の方
の参加を呼びかけても、他の地区の方とは、誘い合わせての参加も難しい状況。
そんな状況が続いた結果、野々市町の中学では、徐々に荒れた時代に入って
行きました。地域から学校が孤立すると、こうなるのは、当たり前のことでし
たが、当時は、そんなことを言っていられる状況ではなく、運動会も当然、進
行が、不可能なくらいの状態でした。そうなると、保護者も見に行かなくなる
保護者がいないと学校だけの運動会になり、さらに生徒達は傍若無人の態度を
取ると言った、悪循環を繰り返していました。その頃の校長先生が、私の中学
の恩師で、たまに会うと、明らかに憔悴し切っていたのを覚えています。
その状況をなんとかしようと、「野々市っ子を育む会」と言った、行政、地
域、PTA、警察、ありとあらゆる機関が連携した組織を、当時の先輩達が作
りました。その甲斐もあり、少しづつ学校も、落ち着いて来て、運動会も、よ
うやく運動会らしくなって来ました。私が5年前、副会長の時は、まだPTA
役員の仕事は、「警備」でした。他校の生徒の学校内への侵入、卒業生の乱入
自校生徒の脱走を、阻止するのが役目でした。え〜!これが中学の運動会?と
思ったものでした。長く小学校のPTA会長もしていましたが、ビックリの事
実でした。
そして、ここ3年は、学校も、非常に落ち着いてきました。まあ、波はあり
ますが、以前のような学級崩壊状態は皆無です。そては、地域、PTA、そし
て先生方の献身的な努力の賜物です。野々市町では、「野々市っ子を育む会」
の提唱で、小中学生には携帯電話を持たさない運動を展開しています。現在、
所持率10%前後。しかも、持っている生徒も、その所持、理由を明確に学校
は、把握しています。しかし、他の市町村では、所持率は30%を超えていま
す。こうなると、先生も生徒指導は、非常に難しくなります。
しかし、保護者は、そんな状況はまったく知らずに、GPSが付いているか
ら安心、連絡がつくから安心と、思っているのがほとんど。しかし、子供達の
携帯電話の使い方は、親の想像を遥かに超えます。チェーンメール、携帯カメ
ラでのイジメ。盗撮サイトへの投稿販売、出会い系へのアクセス。さらに、問
題行動を起す子供達と、簡単に繋がってしまう。いろんな意見はあると思いま
すが、今の野放図な携帯電話は、学校にとって「百害あって一理無し」です。
そんな努力を、少しづつ積み上げ、今年の運動会は、保護者もたくさん観に
来ていただき、大盛況。PTA参加競技も過去最高の参加人数。なんと町長さ
んも、参加するというオマケ付きでした。生徒達も、炎天下の中、しっかり競
技に応援にと一生懸命。最後の団対抗リレーは、感動的ですらありました。私
は、荒れていたころを思い出しながら、別の意味で感動をしていました。今年
は、野々市中学50周年スローガン「野っ中魂、消えることなく永遠に!」に
ふさわしい1年になりそうです。
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先週→今週 平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/200袋 0% 9月25日
普通じゃないコシヒカリ 袋/???袋 0% 9月13日
お得なコシヒカリ 袋/???袋 0% 9月10日
ハナエチゼン 125袋/153袋 82% 8月26日
ひとめぼれ 130袋/146袋 89% 9月4日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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