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林さんちのあぐらぐち物語 2006年 霜月2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 霜月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
初老や還暦のお祝い餅の生産が、本格化して来ました。毎週、土日は、餅
つきと配達で、大忙しです。秋起こしも、好天が続き、結構進みました。で
もさすがに、時雨れてきましたね。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
お得なコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・祝い餅も時代とともに
林さんちの餅つきシーズンのスタートは、祝い餅からです。この祝い餅は、
ネット注文にも載っていない、林さんち周辺の地域限定の習慣です。人生の節
目である、初老、還暦と言った厄年にお餅を、配って厄を、みんなに担いでも
らうと言う昔からの、習慣です。それが、ここ加賀百万石では、いつしか、結
構派手に、行うようになったようです。各地方によって、この厄年の迎え方は、
様々で、お祭で、厄年の男が、御輿を担ぐとか、禊をするとかが多いようです
が、ここ加賀地方では、お鏡餅を、神社に奉納、盛大に初老を祝って宴会をし
て、その時に、お餅、お酒、スルメ等を、参列者や近所に、配っていました。
最近では、宴会まで、行う人は少なくなって来ましたが、それでも初老や還
暦に餅だけは、配る習慣は、まだまだ根強く残っています。厄年というのは、
昔の人が、永い経験の上に気づいた「注意すべき歳」ということなんでしょう
ね。確かに、実際40歳前後と言うのは、体の変化もさることながら、社会的
にも、色々なことの多い歳です。林さんちのお客様でも、餅の注文はしたが、
病気になってキャンセルといった方も、この20年の歴史で、数名いらっしゃ
いました。病気になる前に、林さんちのお餅を配っておけば、大丈夫?だった
かもしれませんが、やはり、なにかとある40歳です。
実は、初老42歳と言いますが、これは数え歳で、生まれた時にすでに、1
歳と数えるので、実際は、40歳の冬に初老の餅を配ります。林さんちでも、
ややこしいので、いつも神社の早見表で、確認しています。今年の初老は、昭
和41年生まれ、還暦は、昭和22年生まれです。皆さん、満42歳だと、思
い込んでいると、過ぎてしまいますよ〜!
そして時代が、どんどん変わるにつれ、祝い餅の姿も少しづつ変化して来ま
した。昔は、大きなお鏡餅を、神社に奉納したあと、半分もらって来て、切っ
て配ったようです。そのうち、大きな丸餅を箱に入れて、配り易い形に、変化
して来ました。しかし、この大きな丸餅は、2個で2升前後もあって、最近の
核家族では、すぐには食べ切れず、ましてや、近所で何軒からか配られると、
冷蔵庫は、お餅で、一杯になることもしばしば。そこで、最近は、丸餅は小さ
くして、周りを包装餅で囲むスタイルが、流行っています。林さんちも、早々
と、そのスタイルを取り入れ、祝い餅セットとして販売しています。
祝い餅は、朝、まだ餅が柔らかいうちに配達するので、前日の夜に作ります。
昔は、大きな丸餅を沢山ついたので、深夜まで作業して、早朝、配達が普通で
した。でも、毎週、土日、このパターンが続くので、結構こたえたのも事実で
した。しかし、今は、包装餅を昼ついて、小さい丸餅は、夜、短時間でつくと
いうパターンなので、体力的にも助かっていますし、お客様サイドも、非常に
好評です。せっかく、初老の餅を持って行って、冷蔵庫が一杯状態で、いやい
や受け取ってもらったのでは、厄を担いでもらえません。
この祝い餅には、丸干しイワシを腹合わせにして、入れます。これは、匂い
で魔よけと、腹合わせで、いつまでも腹を割って仲良くお願いしますと言う、
意味があるようです。さらに、メザシではなく、目(芽)が出るように、高級
な丸干しイワシを使用しています。この丸干しイワシは、一匹一匹、ワラに刺
してあって、すごく高級なモノです。昔は、熨斗も、干しアワビだったようで
すが、今では形骸化しています。祝い餅も時代とともに、変化して来ましたが、
この丸干しイワシは、形ばかりにならないように、いつまでも、作る方が、い
ることを、祈りたいです。
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3、野っ中魂、消えることなく永遠に
私が、PTA会長を務める野々市中学で、11月18日に50周年式典が行
われます。この50周年事業のために、2年前から準備を進めてきて、ようや
く本番を迎えることになりました。私は、20期生に当りますが、会長すらそ
のことを知らなかったのですから、いわんや一般の卒業生は、ほとんど何期生
だったのかも知らない状態でした。PTAの役員になった時も、数年後50周
年だから、準備しなくてはいけないと、当時の校長先生に聞いても、まったく
ピンと来ません。
それでも、それまで全体を通じた同窓会は、なかったのですが、急遽組織し
て、事業資金の寄付を開始しました。と言うのも、40周年では、町からの補
助金等もあり、事業規模も小さかったのですが、さすがに50周年となると、
2度と出来ない事業にという、前校長の強い思いで、緞帳を新調することにな
ったのです。でも、緞帳?あのステージの幕?という程度の認識でした。でも
聞くと、少し豪華なホールの緞帳ともなると、数千万円!もすると聞きビック
リ。実際、見積もりを取ると、野々市中学の小さな緞帳でも、400万円程度
では、無地がやっとと聞き、さらにビックリ!
そして以前、つまり50年前に付けた緞帳は、すでにボロボロで、ここ数年
は、入学式、卒業式、文化祭でも、下ろしたことはなく、下ろさなくても、繊
維が、ヒラヒラと舞い落ちる始末。それを、糸で縫いつけようとしても、生地
がスカスカで、縫えない状態でした。この状況を、卒業生に伝え、なぜ今、緞
帳なのか、さらに高価なモノであることを理解してもらうのは、大変でした。
幸い、我が20期生は、4年に一度、同窓会を開いていたので、名簿もあった
ので、助かりましが、学校には、まったく名簿というものは無く、多くの期で、
連絡すら出来ない状況だったので、最初は、どうなるかと不安で不安で、仕方
ありませんでした。
それでも、なんとか同窓会で、485万円余りの寄付があり、無地ではなく
刺繍や織がなされた立派な緞帳が仕上がりました。緞帳だけでも、かなりの事
業でしたが、その他の段取りも、本当に、大変でした。私は、主に、町や関係
機関への、お願いやお礼、そして依頼と言ったものが、ほとんどでしたが、学
校の先生は、普段の授業や生徒指導の上に、色々なことがあって、本当に苦労
されたと思います。でも私が中学2年の時、つまり30年前に、今の新校舎に
移転があって、その時に、机や備品を、1キロ先の旧校舎から運んだことは、
昨日のように覚えています。きっと、生徒達、保護者も、この50周年を、ず
っと脳裡に刻んでくれると、信じています。そして、スローガンの『野っ中魂、
消えることなく永遠に』の通りに、50周年は、次の100周年に向けてのス
テップになることを祈っています。
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平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 169袋/227袋 74% 9月29日
普通じゃないコシヒカリ 601袋/779袋 77% 9月13日
お得なコシヒカリ 582袋/888袋 66% 9月10日
ハナエチゼン 137袋/243袋 56% 8月26日
ひとめぼれ 188袋/251袋 75% 9月4日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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