~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     林さんちのあぐらぐち物語 2007年 如月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年如月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 あんまり天気が良いので、すでに畦塗りの作業に、出動しています。かと言
って、まだ味噌加工の仕事もあるので、痛し痒しです。田んぼの作付け計画地
図も完成して、いよいよ2007年の米作りスタートです。
 
  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・この私が道徳の授業?

 今年度、私がPTA会長を務める野々市中学で、文部科学省の事業で、校外
から、一般の先生を呼んで、道徳の時間に「いのちの授業」を行うことになっ
た。その白羽の矢が、私の刺さってしまった。最初にお話を、聞いたのは、4
月初めだが、そんな私が道徳の先生!なんて出来ないと、固辞していましたが、
校長先生と教頭先生が、ウンと言うまで帰さないと言う勢いで、要請してくる
ので、仕方なくウンと言ってしまいました。

 しかし、帰ってから良く考えれば、考えるほどブルーになってくる。だって
1年から3年の全クラスで、それぞれ話しをしなくてはならないのである。つ
まり合計15回、同じテーマで、話すのである。しかも、その15クラスのう
ち、2年のクラスには、我が次男のクラスもあるわけで、それは避けては通れ
ない事実。そこで、青年塾生で「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中
人氏に、助言を求め、DVDや本を読んで勉強しました。
「いのちをバトンタッチする会」→http://www.hm7.aitai.ne.jp/~inochi-b/

 そこで頂いたのが、最後のオチの部分の3つのキーワード。
生き抜く・逆縁はダメ、強い想いを持って、中学生の今を、生きて欲しい。
支えあう・人は、一人では生きて行けません。世の中、無駄な人はいません。
ありがとう・今の世の日本に生まれて来たことに感謝。すべきことが見えてくる。

 この3つのキーワードに向け、私の人生経験を、話していくことにしました。
まずは、『念ずれば花開く』として、2年3年生には、まず進路や就職に関し
て、私自身の経験を話しをしました。自分自身も、決して、中学2年生の時は
何かに成りたいと言う明確な思いは、無かった。ただ、モノ作りや絵を描くこ
とは、好きだった。しかし、高校は、なんとなく進学校へ。勉強はせずに、サ
ッカー部に夢中になっていました。しかも、受験には、関係のない選択科目の
美術が、大好きで一生懸命やっていました。ところが、他の生徒は、数学や英
語の宿題を、するのが美術の時間でした。

 そのうち3年になりましたが、まだ進路は決めかねていました。ところが、
偶然にも、友人同士の会話の中で、金沢美大に工業デザインという専攻がある
と知りました。思いがあれば、向こうから、チャンスは現れることを知りまし
た。しかも、ずいぶん、遅れて美大進学を相談したにも関わらず、美術の先生
は、すんなりOKが出ました。2年間、一生懸命授業を受けていたのを、見て
いたからでした。そして見事合格、そして4年後、工業デザイナーとしてホン
ダに入社。順風満帆の人生と思われた矢先に、事件が、、。

 ここから先は、『人生には、3つの坂がある。それは、上り坂、下り坂、そ
して、「まさか」』として、モノ作りは、農業もデザインも同じと考えて農業
に転身した話。そして、天皇杯受賞から始まった、七転八倒の経験、多くの死
との出会い。そこで得た、死をいうのモノは、他人事ではなく、自分のすぐ隣
に存在すること。だから、今を、一生懸命生きていることを、多くのエピソー
ドを交えて話をしました。その授業も、今日で、2年生全てが終わり、あとは、
1年生の5クラスを残すのみ。

 でも、生徒達は、シーンとして聞き入ってくれて感謝しています。その後の
ワークシートの感想を読むのが、楽しみです。そして、さすがに、これだけハ
ードルの高い相手に、話を続けると、自分でも、かなり上達したことを感じま
す。それは、他の農業者の講演や、他の話をする場面でも同様で、やはりこの
修行?は、かなり成果がありました。あと、心配していた次男の反応は、「オ
ヤジ、語っとったじ、、(⌒‐⌒) 」と嬉しそうだったので、ホッとしました。
オヤジの生き様を、見せれて良い機会でもありました。


           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、普通の夏希望

 今、メルマガを書いていても、外は、快晴!しかも、暖かい!一体、この天
気は、どうなってしまったのでしょう。エルニーニョ現象で、今までの西高東
低の気圧配置が崩れてしまい、暖冬になってしまったと言いますが、やはり、
地球温暖化の波が、押し寄せて来たのでしょうか。しかし、120年前にも、
同様の冬があったと聞き、温暖化ではなく、たまたまの異常気象であればと、
願うだけです。

 そして、おかしなもので、私が、会う一般の人は、「お天気が良くていいで
すね〜」と挨拶してくるのです。そりゃ、春や秋ならともかく、冬の最中に、
この天気は、おかしいでしょう。だから、「いやあ〜、、カキモチが割れて」
と言うと、事の異常に気づいて「あっそうか!暖かいとダメなんだ!」となる
場合が多いです。実際、気温が高く、急激に乾いた結果、カキモチの割れる率
が、昨年に比べ格段に高いです。しかし、この割れたカキモチが、実に美味し
いのも事実で、マニアは、わざわざ「割れカキモチ」をオーダーしてきます。
しかし、そうかと言って、価格は、そのままと言う訳にも行かず、泣く泣く安
く販売したものです。今は、割れカキモチは、油で揚げて別に、店頭販売して
います。それでも、あまり多いと、、(T_T)

 さらに、困るのが、草。冬の雪が、残って入れば残っているほど、当たり前
ですが草は、生えません。しかし、今年、ほとんど雪が無かったので、草ボ〜
ボ〜状態。きっと、草の種も、たくさん生き残って、今年の春や夏に盛大に、
芽吹くのを、虎視眈々と狙っていることでしょう。すると、除草剤も効かない
ので、大変なことになります。さらに、生き残っているのは、虫達です。この
各種の虫達が、一体どの程度、悪さをするかは未知数です。特に、林さんちは、
殺虫剤を使用しないので、もし大量発生したらお手あげです。

 でも、この好天を利用しない手はないので、すでに、かなりの量の苗床用の
土は、メーカーから運び入れました。そして、苗箱も、5300箱、納屋の2
階から下ろしました。実は、この苗箱は、4月に合併する新JAと、交換する
ためのものです。林さんちには、購入時期の違いで、苗箱が3種類あります。
ところが新JAの育苗センターで使える苗箱が、今の農協が使用している苗箱
ではないことが判明。困った挙句、林さんちに相談しに来た結果、新JAで使
う苗箱が、5300箱あったのです。そこで、今の農協が使っている苗箱と交
換と相成りました。しかも、7000箱以上あるようなので、交換分と合わせ
て、1種類に苗箱を統一できる予定です。これは、作業的に大きいです。今ま
では、3種類もあったので、種まき機械を調整し直したり、片付けも、分けて
いたので、その心配は一切なくなります。この作業も、暖冬だったので、出来
ました。あとは、畦塗り作業を、前倒しで、せっせと行っています。

 聞くところによると、あの悪夢の冷夏で米不足を招いた平成5年も、同様の
冬だったそうです。世の中、どこかでバランスを取るものですから、さもあり
なんと言った感じです。ただし、あの時のような無防備ではなく、冷夏対策で、
ひとめぼれも、作付けしているし、土作りも、肥料体系も変えました。来るな
ら来て見ろ!と、強がってみるものの、やはり普通の夏希望です。とにかく、
2007年の米作りが、スタートです、、p(^-^)q


         ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
       http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 75袋/227袋 33%    9月29日
普通じゃないコシヒカリ 411袋/779袋 53%  9月13日
普通のコシヒカリ    462袋/888袋 52%   9月10日
ハナエチゼン       79袋/243袋 32%   8月26日
ひとめぼれ        125袋/251袋 50%  9月4日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (有)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
    〒921-8833 石川県石川郡野々市町藤平132
    TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113 
http://www.hayashisanchi.co.jp
 koyo@karatsu.ne.jp
 ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884