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     林さんちのあぐらぐち物語 2007年 卯月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年卯月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 田んぼに、水が入っていよいよ代掻きも始まりました。田植えまで、もうカ
ウントダウン開始です。でも、統一地方選挙も始まり、なんだか騒然とした中
の農作業です。4回目の紙マルチの苗を含めた、遅くに植える用のコシヒカリ
の種まきをしました。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・いつもは我田引水ですが

この時期、作業が錯綜しています。入水作業、荒起こし、代掻き、種まき、
さらに、餅加工まで、みんなで天気を見ながら手分けして行います。しかも、
17日から、町議会議員選挙も告示で、林さんちの地区でも、代表が立候補し
ているので、その応援にも行かねばなりません。さらにさらに、私は、PTA
会長として、春先の大事な会議が連続します。

 その中でも、荒起こし、入水作業、代掻き、田植えと、この4つの作業は、
5月に入っても同時並行で、行います。以前は、全ての作業を、完全に終了し
てから、次の作業に移行していました。と言うのも、以前は田植えと言うモノ
は、5月のゴーデンウィーク中に終らすものだと信じていたからです。だから
作業は、過酷を極め、当然、仕事も粗くなります。しかし、田んぼの面積が、
20ヘクタールを超した時から、事実上、ゴールデンウィーク中に、田植えを
終らすのは不可能になりました。そこで、種まきを、2回に分けて、ゴールデ
ンウィーク後も、田植えをするようになってからは、田植えをする時期に合わ
せ、入水、代掻きを行うようになりました。

 多くの作業を並行して出来るようになった訳は、それまでのバイト頼みの農
作業から、正社員による農作業に、なったからです。バイト頼みだと、どうし
ても、日曜日やゴールデンウィークに作業をしなくてはいけませんが、正社員
は、平日にしかも複数の作業が可能になったのです。そして、最近の温暖化で、
コシヒカリの田植えを、ゴールデンウィーク後半からにしなさいと、指導があ
り、それまでの、2回に分けていた種まきを、さらに3回に分けました。もう
こうなると、早稲(ハナエチゼン、ひとめぼれ)、コシヒカリ、カグラモチの
3パターンの作業が、同時並行で行われるようになりました。

 だから、今日は、田植え機、明日は、トラクターと、もうスタッフは、その
日の天候や苗の状態で、毎日の作業がバラバラで、結構段取りが大変です。で
も、その分、田植え期間が、以前のゴールデンウィーク前後から、5月一杯ま
での3倍程度に伸びたので、作業は丁寧になりました。特に、代掻きは、以前
は、220坪平均の田んぼで、1台で17枚程度こなさないと、とてもじゃな
いが田植えに間に合わなかったのですが、今のノルマは13枚。17枚のノル
マだと、もう綺麗に田植え代の為と言うより、ただクルクルと水田の上を、ト
ラクターで掻き混ぜているだけになります。本来の代掻きは、草を泥に練り込
んで除草、土を平らに均し、土を掻き混ぜることによって、水漏れの少ない田
んぼにするための作業です。これが上手く出来ないと、草は生える、田んぼは、
ガタガタ、水漏れが激しい田んぼになってしまい、後で、除草剤を多用するこ
とになるし、稲の生育も思わしくありません。

 そして、今の13枚のノルマだと、本当に丁寧に行うことが可能です。しか
も、今では、社長の愛機L1トラクターも、天候によっては、代掻きに出動す
るので、その分、さらにアドバンテージを取れます。稲作は、子育てと同じで、
後で修正、更正するほど、難しくなります。稲も、種の時が、とても大切と何
度も言っていますが、代掻きにしても春先の作業は、とても重要です。逆に、
言えば、苗と田植えさえ上手く行けば、8割方稲作は成功したも同然です。多
少、作業は錯綜しますが、その分、ゆっくり各作業の時間が、取れるようにな
った、今の林さんちは、以前とはずいぶん様変わりしたと思います。

 今年のように統一地方選挙があると、どうしても、一般の方の農作業は、遅
れ気味になり、用水に水を、なかなか引いてもらえません。勝手に水門を開く
と、お叱りの電話がジャンジャン掛かってきます。その点でも、作業のスパン
を延ばしたので、水が来ていない場合は、後回しに出来る余裕も、ありがたい
副産物です。ほとんどの何事においても、私の場合、我田引水ですが、こと、
本当の田んぼへの水引きは、意外に謙虚なんです、、\(_ _)

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3、何が起こるか分からないのが野球

 先週の日曜日から、野々市町学童野球連盟の春季大会が始まりました。実は、
我が富陽学童野球クラブは、2004年09月24日以来優勝から、遠ざかっている。
つまり2年半祝勝会を行っていないので、今の選手の半分位は、その意味さえ
知らない子もいるのではないだろうか。祝勝会では、伝統的に、子供達の一言
コメントがあったり、親の応援メッセージがあったりと、本当に、今まで見た
ことの無い子供の姿を見れて楽しい。しかし、勝負事である限り、相手がいる
訳で、この2年間は、地元に強豪チームがいてなかなか、勝てないと言う事態
になっていました。この2年間の選手や保護者そして指導者の悔しさは、見て
いて本当に辛いものでした。その分、学びは大きいが、そろそろ、その苦労に
報いたいところでもあります。

 そして、先週の中頃、町の審判部から、15日の公式戦2試合、マスクを被
ってくれとの依頼があり、本当は、超疲れていて、休みたいところでしたが、
子供達の活躍を、間近で見たかったので、引き受けました。ところが、試合日
程を見ると、なんと、開幕戦いきなり、我が富陽と優勝候補の別のチームとの
試合が組まれていて、その試合の球審担当になっていました。過去2年は、出
身チームの富陽の公式戦は回避していました。やはり、勝っても負けても、他
チームから見れば違和感を、感じるだろうと考えたからです。ところが、今年
は、球審3名が全て富陽出身。逃げる訳にも行かず、さらに、富陽を卒業して
すでに2年。保護者の方も、ずいぶん入れ替わったので、大丈夫だろうと判断
しました。そして、何よりも、勝っても負けても、引導を渡すなら、私自身の
手でと、思ったからです。

 だから、当日の私の集中力は、自分自身でも、かなりのモノだったと思いま
す。とにかく正確なジャッジを、心がけました。そして、試合は、予想どおり
一進一退。初回に2点先制するも、中盤に逆転され、迎えた最終回表。富陽は、
いきなり代打の選手が出てきました。この選手は、控えの選手でしたが、監督
は、最後の大事な場面で、彼に今までの努力に対しチャンスを与えたのだと思
います。もうベンチや応援の保護者は、喉を枯らしての声援でした。その言葉
に応えるように、彼は、渋いヒットを打ち、出塁。続く選手は、フォアボール。
しかし、アウトカウントは、進み2アウト1、2塁。そして、最後のチャンス
に、バッターは、キャプテン。しかし、打った打球は、高々とレフト方向へ、
上がって行きました。万事休すと、皆が思った時、なんと選手同士がぶつかっ
て落球。もう、球場は、歓声と悲鳴で、もう大変な騒ぎの中、選手は、2アウ
トだったので、セオリーどおり、どんなにアウトになりそうな打球でも、ちゃ
んと全速で、走っていました。エラーは、仕方のないことですが、走塁はそう
ではありません。冬の辛い練習で、何度も何度も繰り返し練習して、身に付く
ことです。運動神経のあるなしでは無いのです。だから私は、周りの大騒ぎに
関係なく一生懸命走った、二人の選手と、その指導をした監督コーチがエライ
と思います。そして、2点目が入り逆転。最終回裏も、なんとか、抑えて奇跡
の勝利を得ることが出来ました。

 私は、その間、超客観的に、選手の動きを見ていました。走塁妨害、守備妨
害がないか、ちゃんとベースは踏んでいたか。あとで、試合を見ていた富陽の
知り合いからも、途中で、私が球審をしていることを忘れていたと聞いて、ホ
ッとしました。審判は、黒子に徹した時が、一番の出来です。審判が目立った
り、試合を作ることが一番、出来の悪い時です。そして、試合終了、整列した
時点では、相手チームの多くの選手が泣いていました。エラーは、誰にでもあ
ること。富陽も、エラーをたくさんしていました。だから、これからまた練習
して良きライバルであって欲しいと思いました。あと、出来れば、他のチーム
からも、どんどん公式審判を、輩出して欲しいと感じました。素晴らしい試合
の球審をさせてもらって良かったけど、エライ疲れましたわ、、( ̄○ ̄;) 
しかし、チームは、まったく浮かれてはいません。春季大会はリーグ戦の総当
り形式で、あと2戦あります。昨年は、3連勝で最後に負けての2位。最後の
締めを、22日に見せてもらいます。

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     平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 2袋/227袋 1%    9月29日
普通じゃないコシヒカリ 336袋/779袋 43%  9月13日
普通のコシヒカリ    357袋/888袋 40%   9月10日
ハナエチゼン       68袋/243袋 28%   8月26日
ひとめぼれ        104袋/251袋 42%  9月4日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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