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林さんちのあぐらぐち物語 2007年 皐月5号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年皐月5号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
田植えが、無事終了しました。33.6ヘクタール、昨年は、より1.5へ
クタール多いにも、関わらず昨年より1日早く終りました。みんな頑張ったぞ!
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・頑張れ!宅地の中の田んぼ
今、林さんちの近所では、盛大に、、(-_-#)田んぼを埋めて、宅地造成中で
す。その中には、当然、林さんちが借りて耕作していた田んぼもあったわけで
すが、多くが宅地に変りました。でも田んぼのままで良いと言う地主さんもい
るわけです。そんな地主さんの土地は、一応、田んぼの体裁に区画整理され、
区画整理組合から、田んぼに出来ますと、連絡が来ます。連絡が、来たら、「
ありがとうございます!早速、田んぼにします!」と行きたいところですが、
これが、なかなか、、( ̄○ ̄;)
住宅地に囲まれて、今までとは、まったく様子が、変った田んぼに行ってみ
ると、大きな石がゴロゴロ、工事中の車両があちらこちらに、中には、田んぼ
の真ん中に「入居者募集中」の看板が堂々と立っていたり。元が、宅地造成が
目的の区画整理の工事、業者も訳も分からず『ただの土』を入れただけの代物
です。しかし、なんとか田んぼに戻したいので、1年目は、とりあえず耕して
草を生えないように管理をしてみます。この時点で、石やら砂利、中には大き
なブロックまで、出て来てトラクターの刃にダメージを与えます。
2年目は、大豆を栽培して、砂利混じりの『ただの土』を、ほぐして命を与
えて行きます。そして今年3年目、ようやく、宅地だったところの住宅工事も
終って落ち着いて来たので、満を持して水田に挑戦です。しかし、『ただの土』
に水を与えても、なかなか隅々まで行き渡りません。ぜんぶ、吸い込まれてし
まうのです。それでも、少しづつ、水が入ったところから、トラクターで掻き
混ぜてやると、なんとか保水力がついて、田植えが出来る状態になります。
ここまでにするには、通常の3倍は、労力と時間がかかります。しかし、こ
うやって苦労してようやく、田植え寸前まで作り上げた区画整理の田んぼで、
事件が起きてしまいました。ようやく水を張ってトラクターで、掻き混ぜるこ
とが成功した一番大きな田んぼでしたが、作業中から気になっていたのですが、
田んぼとその隣の家との段差が、極端に少ない。そして、翌日の激しい雨で、
水が溢れて、そのお宅の玄関前に泥水が流れてしまったのです。原因は、風で
すぐに倒れて抜けてしまう入水口、面積の割には、極端に小さい排水口でした。
激しい雨風で、入水口のパイプが抜けて、水が入ってしまったのです。しか
し普通は、排水口から、溢れる水は排水されるので問題が、無かったのですが
600坪の水田に、わずか直径10センチの排水パイプが2ヶ所。しかもすぐ
にゴミが詰って機能不能。普通は、ダム式の排水口で、水位が超えると、ゴミ
ごと水も、溢れる仕組みなんですが、何を思ったか小さなパイプでした。
水が溢れているとの連絡を受け、すぐに、そのお宅に謝罪に行き、区画整理
組合と対応を協議しました。まず、田んぼと家の境の塀を作る、排水口を大き
くする。そして、お詫びに、林さんちのお米も持って行きました。そして、な
んとか、こんな宅地でも少しでも田んぼを、残そうと頑張っていることを、必
死に説明しました。しかし、事はこれで済まなかったのです。火曜の朝、田植
えもラストスパート、一気に植えようと、張り切って、その田んぼを植え始め
たら、そのお宅の奥様が来られて、「昨晩、施行業者と区画整理組合と相談し
て、田植えを待ってくれと言ったはずです」と言われたのです。
そんな話をまったく聞いていないので、びっくりして区画整理組合に電話し
たらなんと、幹部が全員、東京に出張中。でも、とにかくどうしようもないの
で、1行だけ植えた田んぼから、上がって田植えを中止。すぐに、区画整理組
合事務所に行って、一体どうなってるの!と直談判。東京の組合長に、聞いて
も、田植えを止める話は、どこにも出ていないと言われる。一体、誰が正しい
の?と思っていたそこ頃、近くの別の田んぼを植えていた専務に、お詫びに渡
したお米を、「食べる気がしない」言って返されていました。これは、よほど
水が溢れたことに対し、神経質になられているようだと気付きました。これ以
上、何を言っても無駄と判断して、何年もかけてかなり苦労して作り上げた田
んぼでしたが、田植えは中止することにしました。
元は、こちらの管理ミスから、起きた事件で、かわいそうなことをしたと感
じています。私だって、何千万円もする新築の家の前を、泥水が流れたんじゃ
怒ります。ただ、私にとっては、全身全霊、お詫びしてこの野々市町の田んぼ
の必要性を、話したことが、まったく通じなかったことに対し、無力感を感じ
たのでした。しかしこの周辺には、田植えした田んぼが何枚もあるので、今後、
家の前に田んぼが、あると夏涼しいとか、虫の鳴き声がするとか、黄金色の穂
が綺麗だとか、多くの癒しの効果を、感じていただき、また水田に出来る日を
信じています。
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3、オヤジの意地
今年も、消防操法大会の練習が、5月27日から始まりました。昨年は地区
の白山野々市ポンプ操法大会で、悲願の優勝でした。勝ち得た県大会初出場は、
雨の中、転びまくって最下位。まさしく天国と地獄を味わった2ヶ月間でした。
そして、昨年の悔しさは、1年経っても消すことは出来ず、我が人生において
おおきな汚点として刻まれました。この思いを晴らすには、もう一度、あの県
大会の会場に立つ必要があるのです。
しかし、昨年の選手5名のうち1名が、集落の決まりで、退団することにな
っていました。たった一人でも選手が、変ればもうそれは別チーム。また最初
からやり直しです。それでは、県大会出場は無理です。そこで、その彼に残る
ように説得、上にも事情を説明して退団は、ギリギリまで待ってもらいました。
彼が、家族を説得して残ってくれた時は、本当に嬉しかった。
そして3月から週1回の練習を開始、そして5月27日から毎晩7時から2
時間、中学校のグラウンドで野々市町消防団4分団が、勢揃いしての練習が開
始されたのです。地区大会は、この4分団と白山市消防団21分団の合計25
分団のうち、2位までが県大会のキップを手にすることが出来ます。このたっ
た2枚のキップを得ることが、どれほど難しいかと言うと、野々市町の消防団
では、53年の歴史でたった3回しか、県大会に行っていません。ちなみに、
我が第2分団も、僅差の3位には、2回なっていますが、その度に涙を飲みま
した。
ポンプ操法は、操作の正確さやタイム等を競って、それらを点数化して順位
を決めますが、上位5チームは、本当に僅差。どこが、勝っても不思議ではあ
りません。ちょっとホースが曲がったり、選手の息がわずかに合わなかったり
してゼロコンマ数点の減点で勝敗が決まります。しかし、長い間、上位を独占
して来た白山市消防団も、だまってはいません。これらを全部破って、県大会
にいかねばなりません。このゼロコンマ数点の世界では、これまで苦楽を共に
して来た、今のメンバーの力を信じるのみです。
昨年の目標は、地区大会で優勝することでした。だから優勝した後、燃え尽
きてしまい、いざ県大会が決まっても、なかなかモチベーションが上がって来
なかったのも事実でした。しかし、今年の目標は、2ヶ月後の県大会出場です。
この違いが、果たしてどう操法に出るかが、これから地区大会までの4週間の
戦いです。私自身も、消防団員16年目の今回の操法が、おそらく選手として
最後の出場になると考えています。オヤジの意地を見せます、、p(^-^)q
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平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 0袋/227袋 0% 9月29日
普通じゃないコシヒカリ 248袋/779袋 32% 9月13日
普通のコシヒカリ 285袋/888袋 32% 9月10日
ハナエチゼン 40袋/243袋 16% 8月26日
ひとめぼれ 83袋/251袋 33% 9月4日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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