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林さんちのあぐらぐち物語 2007年 神無月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年 神無月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
いよいよ餅つきシーズンに突入して来ました。天気の良いときは外で、雨の
時は中で、加工の仕事になって来ました。
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超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・新たな伝説誕生?
NHKの生討論番組、「日本のこれから」に出演していきなり伝説誕生でし
た。冒頭に、国産、アメリカ産、中国産のオニギリ試食があって、私は、思い
っきり間違えて中国産に手を挙げてしまいました。地元で応援している人達の
どよめきが聞こえた気がしました。言い訳をすると私自身、香りの良いお米が
好きで中国産は香りが良かったのです。国産は一番アッサリしていたのです。
帰ってからは、林さんらしい!というお褒め?慰め?の言葉が多く寄せられ、
中には「新しい伝説が出来ましたね」という方も、、( ̄○ ̄;)
打ち合わせでもこの試食に難色を示す農家が、何人もいて揉めていましたが
私は、国産でも、お隣同士で美味い米を作る人もいれば、不味い米を作る人も
いる。外国産も同じ、美味い人が作れば美味いし、不味い人が作れば不味い。
もはや国産、外国産で、味が云々と言うのはナンセンスであるということを知
ってもらうだけで十分だと思い大賛成でした。それを隠す体質こそ問題だと打
ち合わせでの議論を聞きながら感じました。
まあ番組の内容は、もう100人もいるので討論にはならなかったのですが、
難しい食の問題のある程度の材料は、まな板に乗ったのではないかと感じまし
た。私も3回発言、ラスト45秒で、食育の大切さを訴えることが出来ました。
何事も際の際が勝負なので、ずいぶん頑張ったと思います。ただ、言いたいこ
とが言えないフラストレーションは大きく、番組終了後は、がっくりしていま
した。
それを救ってくれたのが、新潟の元研修生。8年前に半年研修で林さんちに
いた農業青年です。たまたま新潟のアンテナショップでお米を売りに来ていて
しかもホテルが私と同じ渋谷!こんな偶然があって良いのだろうかと思いまし
た。番組終了後、深夜まで飲んで再会を祝しました。農業の厳しさばかりクロ
ーズアップされていましたが、私の教えを守って、必死にお米を一粒でも売ろ
うと努力している彼の姿は、本当に輝いて見えました。今では、生産量の半分
は、お客様への直売。しかもそのお客様は、地道に東京のデパートやイベント
で掴んだ方だと言うのです。大したもんです。
そして帰ってから面白い現象が起きていました。私の発言より、私の姿勢や
態度が、全てを物語っていたと皆さんおっしゃるのです。帰宅して、まず最近
反抗期の次男が、開口一番「オヤジ、がんばっとったじ!」といきなり褒め言
葉。これは極めて珍しいことです。これだけで出た甲斐があります。どうも、
黄緑色のツナギで目立っていたのか、一生懸命、番号札を挙げて当ててもらお
うとする姿、他の方の発言へのリアクション、表情がよく画面に映っていたよ
うです。スタジオではどのように放送されているのかは、分からなかったので
す。
言葉より態度が、多くを物語ることもあるのだなと、今回知りました。帰っ
ていきなり子供達の脱穀や授業があったのですが、きっと子供達も同じように
感じているはずです。「笑顔」「やる気」「優しさ」「強さ」これらも「お笑
い」と共に大きな私の武器であることを知ったのは収穫でした。そして、なに
やら訳の分からないことばかり言っている、そんな私のことを一番理解してく
れているのは、林さんちのお客様であることを、超!超再認識した出来事でし
た、、(⌒‐⌒)
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3、なぜ日本で米作り
近くの小学校で、稲作についての研究授業に呼ばれました。バケツ苗を春か
ら育ててそれをオニギリにして食べた子供達がさらに、学びを深めるために白
羽の矢が刺さったのが私でした。当然、喜んで引き受けましたが、打ち合わせ
も何度か行わねばならず、結構大変だなと感じました。でも、話を進めるうち
に、すごく面白くなって来ました。内容は、まず先生が私についてプレゼンを
して、それに対し子供達が、感じたこと、分かったこと、疑問に思ったことを
出して行きます。そして満を持して私の登場という段取りです。水曜日の本番
前に、月曜日にその予行練習で隣の教室で授業を行いました。
私の話は3部構成です。
1、籾、玄米、白米の3種類を持って行き、みんなの食べたのはどれ?と聞き
ます。皆、玄米だと言います。じゃあみんなは、普段、どれを食べている?と
聞くと白米だと言います。しかし中には健康に良いから玄米を食べているとい
う子もいます。ではなんでわざわざ栄養を捨てて、なんで白米なの?と質問。
「美味しいから」「柔らかいから」等々の意見。では、白米はずっと昔から食
べているの?と聞くと違うと言うので、じゃあいつ頃から日本でお米を食べて
いるの?と聞きます。百年前!千年前!といろいろな答え。実は、2300年
前から食べられています。と答え。では、白米を食べるようになったのは?こ
れまたいろいろな答え。答えは、230年前江戸時代中期。しかし当時の白米
は、こんな真っ白ではなかった。これぐらい玄かったと、3分づきの米を出す。
では、こんな真っ白になったのはいつ?答えは50年前です。でも、今では健
康のため玄米が見直されているけど、実は、農薬の成分が一番集まるのもヌカ
の部分なんです。だから、玄米で食べるときは江戸時代のように無農薬で作ら
ないとダメなんです。
2、では話をもっと戻して、なぜ日本で稲作なの?小麦や野菜でもいいじゃな
いの?実は、稲作つまり水を張って作るお米は、数千年も同じところで栽培し
ても、作り続けることが出来る高性能な作物なんだ。話は変わるが、エジプト
やギリシャのイメージは?「砂漠」「乾燥地帯」「雨が少ない」、、。大昔は
あの辺も緑の大地だったんだよ。しかし文明が出来て畑を作り続けているうち
に砂漠化してしまったんだ。でも稲作は、学校の周りを見ても分かるように、
数千年経っても、作り続けることが出来る高性能な作物なんです。キーポイン
トは、豊かな水、つまり日本の気候に合っているということなんです。
3、昔から「しんどふじ」と言われる16キロ四方のモノを食べていれば人間
幸せになれるということわざがあります。ここで質問、大根、ごぼう、にんじ
んは、どこに生る?そう土の中。トマト、ナス、キュウリは?そう空中。では、
土の中の野菜はいつとれる?そう冬。空中は夏。実は、土の中の野菜は体を温
めてくれるんだ。冬のおでんは美味しいよね。空中の野菜は、体を冷やすんだ。
夏のサラダは美味しいよね。じゃあ、こらがでたらめだったらどうなる?そう
体調を崩すよね。この「しんどふじ」つまり地元の作物を食べていれば、自動
的に健康で幸せになれるんだ。それはお米も同じ。だから日本でお米が作り続
けれらているんです。
そして質問タイムですが、子供達は、これからまだまだ調べ学習が進むそう
です。今の農業のことを考えると、日本中の小学校で授業をやりたいくらいで
す、、o(^o^)o
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 252袋/290袋 87% 10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 480袋/571袋 84% 9月15日
普通のコシヒカリ 821袋/926袋 87% 9月15日
ハナエチゼン 200袋/279袋 72% 8月24日
ひとめぼれ 215袋/245袋 88% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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