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     林さんちのあぐらぐち物語 2007年 霜月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2007年 霜月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 祝い餅の生産が始まりました。これからは、休日返上の作業が多くなるので、
大変です。そこで、稲刈りの打ち上げを兼ねて、林さんち初の社内温泉に行き
ました、、(o^-^o) 行ったのは、先週のメルマガで取り上げた温泉宿です!

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・除草剤まみれ大豆から油

 林さんちでは、今、大豆の選別袋詰めを行っています。そこで今回は、大豆
のお話。先週「大豆百粒運動」についての会議を行いましたが、林さんち稲作
農家としては、「米百粒運動」が良いと言うスタンスで、話し合いを始めまし
た。そもそも大豆百粒運動は、http://www.daizu100.com/料理研究家の辰巳芳
子さん が子供達に食や命の大切さを伝えるために始められた運動です。コン
セプトから言うと、林さんちが毎年行っている稲作体験授業と同じです。と言
うことで、皆で大豆について議論を重ねるうちに、農家にとっては当たり前、
食べている人にとっては、え〜〜!という面白い話が、続出でした。

 そもそも食糧は、、と言う話になって、国家の安全保障は「防衛」「教育」
そして「農業」。確かに大豆の自給率は、たったの5%!これじゃ、国家の安
全保障どころの話ではない。大豆を輸出しないよ〜と言われれば、あっと言う
間に大混乱間違いなしです。でも、この5%には、裏事情があって、実際に食
べるために使われる大豆だと、自給率25%前後。この中には、林さんちの大
豆もがんばっているわけです。

 それじゃ〜残り75%は、何に使われてるの?と聞かれて、すぐに答えられ
る方は、なかなかいないと思います。実は、搾油、つまり油になっているんで
すね。ほとんどの業務用の油は、大豆から採られています。これが一番安価な
油なんです。つまり、日本の食事の変化が、油の需要を増やしたのです。揚げ
物、お惣菜、お菓子等々、身の回りを見ても油を使用する食品ばかりです。し
かし、この油に使う大豆に関しては、遺伝子組み換え大豆使用の表示義務があ
りません。つまり、かなりの量の遺伝子組み換え大豆が使用されていると見て
良いでしょう。

 でもなぜ遺伝子組み換え大豆が問題なんでしょうか?なんか一般庶民には、
神の領域に手を出したヤバイ大豆というイメージしかありません。実は、この
大豆は、ラウンドアップという除草剤が効かないように遺伝子操作をしてある
のです。つまり、草が生えないように、ラウンドアップを上からザ〜っと撒い
ても大豆だけは枯れないので、刈り取りが容易になるのです。林さんちの大豆
は、播種時の種大豆が土中にある時に、1回だけしか除草剤を散布しないので、
結構、草が生えてしまいます。その分、養分も吸われてしまうし、刈り取り時
に邪魔なので手で除草を行います。だから、上からラウンドアップを撒けば、
大豆だけを残し、草が枯れるのであれば、作業的、経営的には、パラダイスで
す。

 つまり遺伝子組み換え大豆ではなく、『除草剤まみれ大豆』と言った方が正
確なんです。しかし、よ〜〜く表示を見てみると、カルビーのポテトチップに
は、米糠油を使用しています。唯一国産に違いない安全な油を使っている企業
もあるんですね。知っているのと知らないのでは、大違い。そういえば油とポ
テトと言えば、マックのポテトフライ、、う〜〜ん、大豆の油だけで、結構、
書いてしまいました。これに関しては、また別の機会に!とにかく、これらは
食べ過ぎに注意です、、o(^o^)o

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、小さな応援団

 先日、地元の小学校に家庭教育学級の講師として呼ばれました。もちろんテ
ーマは、食育。今回は、ニューバージョンで、幼稚園で行う「身土不二」「肉
ばかりじゃダメ」「いのちをいただいてます」に加え、「稲作の歴史」「なん
で日本でお米」「お米と身土不二」の小学校バージョンを加えて行いました。
お肉のところで使う、牛の飼料に虫が沸いていて使えなくて慌てた以外は、ま
あまあの出来でした。

 しかし、今回の授業には、実は小さな応援団が来ていたのです。今年の春に
この小学校の5年生に授業を行った際も、黒板に「苗の1本目は、誰のため?
」と書くと、後ろで「鳥さん!」私は「???」さらに「2本目は?、、」「
虫さん!」と言う声が聞こえたのでビックリ!この小学校では、まだ、話して
いないはずのネタです。そうなんです、稲作体験授業を何年も行っている、と
くの幼稚園の子供が数人クラスに居たのです。あれから5年、時空を超えて、
また会うことが出来たのです。しかも、田植えの呪文を覚えていたのです。感
動したのは言うまでもありません。

 そして今回の授業にも、とくの幼稚園の保護者や子供達も参加してくれまし
た。私の授業は質問形式なので、家庭教育学級という大人相手の場合、なかな
か答えてくれず苦戦するのですが、今回は小さな応援団が、ところところで、
「合いの手」よろしく答えてくれて盛り上げてくれました。でも、良く私の話
を覚えているもんだと感心します。かれこれ稲作体験授業を行って11年。よ
うやく成果らしいものが見えてきたのかしれません。そして、そんな小さな応
援団の為にも、農業を頑張らにゃとさらに気合いを入れています。

 お米のお客様の中にも、小さなお得意様が、数人いて永い子は、すでに高校
生!月日の経つのは早いものです。別に宣伝しているわけではないのですが、
、(* ̄▽ ̄*) やっぱり買ってくれると、さらに嬉しいですね。会社のスタッ
フにも面目が立つし。「社長、また仕事サボって学校ばかり行っている」と思
われても仕方ないくらい、行ってますからね。そして家族には、食育の授業で
もらった牛肉1キロを、持って帰って「これは今日、オヤジが稼いで来た肉や
食べなさい!」という時が、一番、オヤジの威厳が輝く時です、、o(^o^)o

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成18年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 242袋/290袋 83%   10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 459袋/571袋 80%    9月15日  
普通のコシヒカリ    813袋/926袋 87%    9月15日    
ハナエチゼン      200袋/279袋 72%   8月24日
ひとめぼれ        202袋/245袋 82%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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