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     林さんちのあぐらぐち物語 2008年 皐月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 皐月3号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 紙マルチ田植えを、昨年より二日早く行いました。今年も、若干風の影響で
めくれた紙マルチもありましたが、昨年に比べれば軽微な被害でした。そして
そのままカグラモチの代掻きに突入中です。子供達の田植えも始まりましたが、
ここで問題が、、( ̄○ ̄;)

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・祭りだ!祭りだ!紙マルチ祭り!

紙マルチ田植えが、終了しました。今年は、昨年より0.6ヘクタール面積
を増やし2.5ヘクタール作付けしました。一番最初の平成15年の0.2ヘ
クタールから始め、1.1→1.9→2.5と順調に面積を伸ばして来ました
が、これでも皆様のご要望に応えているとは言えません。ここ3年は、売り切
れてしまい迷惑ばかりかけています。と言うのも、売り切れそうなので栽培面
積を増やそうと思っても、その対応が2年後になってしまうのです。

 例えば平成20年に、売り切れそうなので、じゃあ来年は、増やそうと今頃
思ってもダメなんです。来年増やすためには、平成19年の秋に紙マルチ用の
土作りをしておかないと今年の田植えには間に合いません。実は、今年は売り
切れない予定で、一昨年冬に、栽培面積を1.1→1.9ヘクタールに増やし
て準備したのですが、昨年の4月売り切れほどではありませんが、やはり6月
には、売り切れで取り置き処置をせざるを得ない状況になってしまいました。

 つまりイタチごっこ状態で、今年の栽培面積になっています。この2.5ヘ
クタール以上、来年作付けするのであれば、今年の稲刈り終了後10月には、
資材購入も含めて判断する必要があります。でも、この紙マルチ栽培の超普通
じゃないコシヒカリが、売れ残ると悲惨なんです。世の中、無農薬米が余った
からと言って高く買ってくれるところはありません。泣く泣く、どこかの幸運
なお客様へ、超高級米が普通のお米として届くか、哀れ、普通の農薬まみれの
お米と混ぜられて売られるかのどちらかの運命をたどります。そのギリギリの
決断を毎年しているのですが、おかげさまで、毎年ハズレっぱなし。どうしょ
う、、( ̄○ ̄;)

 紙マルチ栽培には、当然「紙」が必要です。昨年10アール当たり3.26
本使用したので、今年は、82本必要と計算、予備を入れて85本注文しまし
た。1本4600円するので、391,000円也!しかし、なぜか、13本
余ったのです。計算するとちょうど10アール当たり3本になりました。13
本といえば59,800円のコスト削減です。もしかして、今年の紙ロールは、
生産ミスで、170mプラスαの長さがあったのでは?トイレットペーパーも
100m巻きって書いてあっても、実際は少し長いですよね。

 あとは、私の植え方が上手くなった!今年は、田植えの繋ぎ目で、紙マルチ
を重ねる長さをなるべく小さくしようと頑張りました。でも、10アール当た
り0.26本の差は、44.2mにもなります。多くても繋ぎ目は20箇所ほ
ど、いくらなんでも2mも重ねていなかったので、これも原因の一つとしても
確定ではありませんね。でも、使用紙ロールが少ないのは、本当に良かった。
1本20キロもある、紙ロール交換が10回以上も少なくて済んだのですから!
問題は、来年、10アール当たり3本で注文して良いものかです。今年だけの
現象であれば、作業がストップ。大勢のスタッフを遊ばすことになります。や
はりもう一年、3.26本で計算しようかな〜。

 でも約6万円のコスト削減で喜んでいても一番のコストは、年に二日間、今
年は実質12時間しか使用しなかった紙マルチ専用田植え機の300万円です
ね。ちなみに、私の普段使っている田植え機クボタSPU号は、年間120時
間は、動きます。それでも稼動期間は実質3週間。これでも、稼働率としては
非常に悪い農業機械の典型とも言えるのに、紙マルチは、年間たった12時間!
300万円の車を買って二日しか乗らなかったら嫁さんに叱られます。それで
も、購入し5年が経ち、税法上の償却期間は終わったので、理論上は、これか
らは儲けだけになるはずですなんですが、なぜかそうは行きませんね、、(* ̄▽ ̄*)

 まあ、結局コスト計算して「削減した」「償却が終わった」「儲かった」と
騒ぐのは、社内向きの宣伝であって、実際は、化学合成資材不使用米、分かり
易く言えば無農薬栽培米を、作りたい一心のことなのである。林さんちも分業
体制で、別々のチームで動くことが多いなか、紙マルチ田植えになると、スタ
ッフ全員集まる。そして、いつしか田植えとは言わず「お祭りだぁ」と言うよ
うになったのである。どうも、社長の言い訳に気づいたらしく、みんなで「お
祭り」ということにして、その言い訳を昇華させているようである。さあ、今
年も無事「紙マルチ祭り」も終了、ちゃんと育ってくれよ〜〜o(^o^)o

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         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、大人気!林さんちの稲作体験田

 子供達の田植えが始まりました。でも、ここで問題が発生。一つの園が、今
年100名以上で田植えをすることになったのです。小学校は、100名前後
で、8アールを植えます。しかし、幼稚園の田んぼは、それを2園で共同で、
使っているので、半分の4アールが、栽培面積です。昨年あたりから園児が、
増えて来てヤバイなと思い始めていたのですが、今年は、さすがに多過ぎ!少
子化問題で、騒いでいるのになぜそうなったか?実は、増えた園は、一つの園
ではなく姉妹幼稚園が、金沢の北にある津幡町にあるのです。この津幡町が、
金沢市のベットタウンとして、かつての野々市町のように人口が急増している
のです。

 この姉妹園を合わせて114名らしい。昨年の田植えでも、親子で来たのに
全然田植えが出来なかったと保護者から意見があり、稲刈りでは、例年より多
くの稲を手刈り用に準備しました。でも、それでも狭く隣同士が近くて鎌を扱
うには非常に危険でした。4アールでは、やはり80名が限度です。そこで
もう一つの幼稚園に、少し田植えの面積を譲ってもらおうと考えました。しか
し、少しばかり譲ってもらっても、やはり根本的な解決にはならない。

 そこで、思い切って7アールの田んぼを1枚増やすことに。まず幼稚園用の
田んぼは、安全であること。周りに、交通量の多い道路がないこと。そして、
駐車スペース。幼稚園のバス、そして保護者の車が停められるスペースが確保
できるところです。しかし、いつもの田んぼのそばには、林さんちに田んぼは
無いのです。それでもスタッフで、あ〜だこ〜だ相談して決定しました。そし
て急いで、代掻きをして準備しました。しかし、新しく用意した田んぼは、今
までの田んぼから1キロ離れています。駐車スペースも、そんなに十分とは言
えませんが、子供達の安全面からいうと、周りが畑や田んぼに囲まれていて完
璧です。

 この大きな田んぼと、今までの田んぼ両方を、同時に植えるという技が果た
して可能なのか?先生と打ち合わせて、なんとかやてみます。でも、これだけ
面積があれば、田植えに関しては、腹いっぱい?植えることが出来るので大丈
夫です。稲刈りも、安全なスペースを確保して出来るのですが、刈り過ぎても、
今度は稲架干しのスペース、脱穀の量等々、問題が出てきます。農作業の時間
を、例えば田植えが、1時間とすると、稲刈り2時間、脱穀4時間と倍々で、
労力がかかるので、今回のように丸々3倍の面積にすると、脱穀で、12倍の
労力になってしまいます。だから、稲刈りで予め林さんちの機械で刈って調節
をします。でも、刈り過ぎると、安全なスペース確保は出来ないし。秋までに、
アイデアを絞らないと、、o(^o^)o

 そして今日、子供達の田植え第一弾の小学校の田植えを行いました。例年通
り8アールの田んぼを1枚用意したのですが、なんだか手狭な感じ?先生に聞
いてみるとなんと、今年の児童数が3クラスのマックス120名でした。そう
かぁ〜120名でこんな状況なんだ!と思いました。やはり増やして正解でし
た。なにせ、幼稚園は、保護者も一緒に入るので、実質200名を超えるはず
ですから、、(* ̄▽ ̄*) しかし、小学校も来年は、もっと児童数が増えるは
ず。こっちもそろそろヤバイかも。林さんちの稲作体験田、大人気です。その
うち、田んぼ全部、子供達に手植えしてもらったりして、、\(^o^)/

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成19年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 97袋/290袋 33%   10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 179袋/571袋 31%    9月15日  
普通のコシヒカリ    205袋/751袋 27%    9月15日    
ハナエチゼン      52袋/279袋 19%   8月24日
ひとめぼれ        68袋/245袋 28%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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