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     林さんちのあぐらぐち物語 2008年 文月2号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 文月2号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 鎖骨のチタンプレートの無事除去。あとは、肥料散布しながらリハビリ、夏
を待つのみです。7月9日水曜日、早朝より高知県で、農育人を通じた講演が
あり出かけますので、1日早い、メルマガ発行です、、\(_ _)

****** 田んぼのフェスティバルが、8月24日開催で決定しました!*******
 当初、8月17日で予定していましたが、諸般の事情で1週間ずらしました。
          詳しくは、次号のメルマガにて、、o(^o^)o

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・田んぼのダム湖

6月8日早朝、雷の音で目覚める。あっ!やはりと思うまもなく、土砂降り
の豪雨が降り始めました。昨夕、この時期は、間断通水と言って、3日おき位
に、田んぼに水を入れて、稲に刺激を与えてやらねばならないので水を田んぼ
に入れてあったのです。田んぼから、水を引いて硬くして秋の作業を楽にする
意味も含めて、水を入れたり抜いたりします。こうすると、土の中のチッソ成
分つまり栄養分が、外に出て稲が吸収し始めます。これを乾土効果と呼びます。
あんまり乾燥し過ぎると、全部飛んで行っちゃうので要注意で、それを防ぐの
が土作りです。良い土は、チッソ成分を飛ばし過ぎません。

 あと水を抜くと、それまで分株(ぶんけつ)と、呼ぶ稲の株が増えながら成
長する現象が止まります。あんまり株が増えすぎると、過繁茂と呼ばれる状態
になり、お米の粒は小さくなるわ、病気になるわ、虫は来るわで、ロクなこと
がないので、あんまり増え過ぎないようにします。しかし、この水管理は、人
によって、「田んぼを硬くしたい派」「水が好きな派」に分かれます。

 「田んぼを硬くしたい派」は、昔の農業機械は、軟弱な田んぼに弱く、すご
く苦労した人が多いですね。稲刈り機械のコンバインが、田んぼに埋まって動
けなくなり、もがくうちに、クローラー(ゴムのキャタピラー)が外れて万事
休すということは、私の苦い経験でもあります。そして昔は、とにかく、味が
どうとかではなく、沢山お米が欲しいので、肥料を目一杯やって、株が増えす
ぎるのを防ぐために乾かしていたのです。

 「水が好きな派」は、やはり植物を育てる醍醐味は、水遣りとばかりに水を
入れてしまうようです。おかげで、稲刈りに行くと、機械が埋まってしまい、
その穴が、毎年大きくなってしまい収拾がつかなくなることも、しばしばです。
出来れば、林さんちでは、その中間を狙っています。最近の機械は性能が良い
ので多少柔らかくても大丈夫。さらに、そんなに株も多く育てていないので、
田んぼを強烈に乾かさなくても大丈夫です。

 そんな事情で、たまたま水を入れてあったのですが、家に帰ると空気が冷た
くなって来ました。「あっ、雨の予感、、失敗したかな?」と思い思い床に、
ついたのですが、案の定、朝方の豪雨でした。私は、集落の生産組合長ですが
その大事な役目が、水門調整。急いで、集落の端にある水門に行くと、かなり
水位が上がっています。本来ならこの水門は、急激な豪雨では、浮きを使った
自動堰なので、水圧で倒れて水を下流にスムーズに流すのですが、ここ数年、
故障したまま。人力での調整が求められています。

 水門調整の後は、自分の田んぼの水を、止めに回るのですが、私の担当地区
は、市街地でどこも用水が、溢れて田んぼがダム湖のようになっていました。
そのため、水をせき止めてある板を外すのですが、水圧で動きません。雨の中
格闘して回っているうちに、豪雨は小雨になってきて、助かりました。中には、
排水から逆流して、入水パイプの上限よりはるか上まで、水が溜まっている田
んぼもありました。当然、その周辺は、道路まで水が溢れていました。周辺住
民の中には、田んぼから水が溢れて来たと勘違いされる方もいますが、まった
く逆で、田んぼがダム湖になって頑張っているから、これぐらいの被害で済ん
だのです。

 今年、新たに水が、溢れた田んぼは、今年、上流で田んぼが埋められた地区
でした。周辺住民の方々は、さぞビックリしたと思いますが、それが現実です。
口を酸っぱくして、田んぼの治水能力を語って来ましたが、田んぼを埋める地
主さんには、そんなことは言ってられない事情があるのも承知しています。で
も、今後は、その地区の住民の方々の自己防衛に期待するしかありませんね。
あとは、林さんちの存在が、少しでもその救いとなることを願って、びしょ濡
れになりながら帰って来ました。

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、アホなことをしない証として

 7月3日に、3月23日自転車で転倒、鎖骨脱臼、肋骨骨折の痛恨のケガで
入れた鎖骨チタンプレートの除去手術のため入院しました。プレートを入れる
時の、なんてアホなことをしたんだと言う、暗たんたる気持ちとは違って、激
動の3ヶ月間を乗り越えたワクワクした気持ちでした。こんなワクワクした不
謹慎な入院患者は、あんまりいないのではないでしょうか。とにかく飛び出し
た鎖骨を、プレートでネジ止めして、その先端を肩の骨に引っ掛ける方法は、
腕と共によく動く鎖骨の治療には、画期的な方法でした。鎖骨は、肩の骨に引
っ掛けて飛び出さないだけで、横への動きは出来ます。しかし、腕を水平より
上に上げると、腕の骨で肩に引っ掛けた先端部を押してしまい、テコの原理で、
鎖骨に留めたネジが取れるというのです。

 でも、そんなこと言ったって、たまには水平以上にも、腕を上げることも、
あります。一番やばかったのは、火災出動でした。テンションが上がっている
のと、機材を扱う際に、しゃがんで触ることが多いのですが、その時、腕は下
向きでも、うつむいて体が水平以下になっていると、結果的に腕を上げた状態
になります。この時は、痛かった、、気付いてすぐに後輩に、放水ノズルを交
代しましたが、みんな私が放水していたのでビックリしていました。

 あとどうにも、肩に入れた先端部のせいか知りませんが、上腕二頭筋がとに
かく痛い。食卓で醤油を取ることすら激痛との闘いでした。今回、プレートを
外したからって言って、劇的に回復されたわけではありませんが、毎日、少し
づつ良くなっている、、気がします。というのは、どうも転倒時に、肉離れを
起したのではないかという疑いを持っています。リハビリしながら、こっちは、
こっちで治療が必要のようです。

 なにせ外したチタンプレートは、お医者さんに頼んで、頂いたのですが、肩
の骨に入れた先端のコーティングが、見事に剥がれていて3ヶ月間の長い闘い
の跡が見てとれました。よほど骨と擦っていたのですね。だから普通、プレー
トを入れた手術の場合、痛みもなく、場合によっては1年以上、それ以上も入
れたままという場合も良く聞いていたのですが、私の場合は、一刻も早く外し
て欲しいと願うばかりでした。しかし、このプレートはマジマジと病室で眺め
ると、機能美に溢れると同時に、その高性能さも、うかがえました。普通のプ
レートの場合、ネジは骨に捻じ込むだけですが、このネジは頭にも斜めにネジ
が切られていて、骨に捻じ込んだ後、プレートに切ったネジにも捻じ込めらて
完全固定されます。さらに3本ネジの方向は、それぞれ違っていて抜けにくい
ようになっています。

 私が入院した、日赤金沢の整形外科は、外来は患者で一杯ですが、たまたま
今回は、入院患者は、あまりいなくて空いていたので、看護士さん達もさぞか
し楽だったろうと思ったら、さにあらず。別の病棟には、ご老人の入院の方多
数で、看護士さん達も、掛かりっきり。私も、めったな事では、ナースコール
は、押さないのですが、あ〜押さなくて良かったと思いました。1回だけ押し
たのは、点滴が無くなって血が、逆流した時だけでした。まあ、血の気の多い
分、少し抜いた方が良いのですが、、( ̄○ ̄;) でも、これからの高齢化社
会を垣間見たようで、もうアホなことして入院しないように心の誓いました。
私の分身のチタンプレートは、その証として天皇杯と共に、陳列棚に入れてお
きます、、(⌒‐⌒)

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成19年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 65袋/290袋 22%   10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 108袋/571袋 19%    9月15日  
普通のコシヒカリ    133袋/751袋 18%    9月15日    
ハナエチゼン      20袋/279袋  7%   8月24日
ひとめぼれ        37袋/245袋 15%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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