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     林さんちのあぐらぐち物語 2008年 文月3号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 文月3号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 ジリジリと暑さが、厳しくなって来ましたが、まだ梅雨明けとは行きません。
その分、作業は順調に進んでいます。そろそろ、お米の在庫が心配になってき
ました。ここからは、暑さの状態でずいぶん、お米の注文量が違うのです。も
う少し、梅雨にがんばってもらえると助かります。

 あと、超普通じゃないコシヒカリの取り置きはぜずに、もう少し頑張ってみ
ます。在庫的には、ピッタリの線です。大丈夫かなぁ〜〜(* ̄▽ ̄*)

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・市街地のお米は環境に優しい

7月12日の朝、集落の田んぼ周りがありました。これは、林さんちの集落
藤平(ふじひら)地区の生産者が集まって、それぞれの田んぼを、農林総合事
務所の普及員とJAの営農担当者とで見て回るものです。私は、今年、生産組
合長といって、そのお世話役です。と言っても、最後にジュースを皆に配る役
だけですが、、(* ̄▽ ̄*) 林さんちの田んぼ周りは、すでに独自に行ってい
るので、まあ一般の生産者の様子を垣間見る程度の参加です。

 今回の要点は、二つ。穂肥え散布の時期の見極め。そしてもう一つは、防除
の有無。一言に防除と言っても、病気防止と、虫害防止の二つがあります。主
な稲の病気としては、イモチ病、紋枯れ病があります。イモチ病は、低温多湿
が続くと発生します。紋枯れ病は、株元が込み合っていると出る病気です。イ
モチ病が発生適地としては、やはり山間部が多いようで、幸い林さんちの地域
では、ほとんど発生しません。平成5年の大冷害の年には、少し発生しました
が稲が、大規模に枯れるようなことはありませんでした。紋枯れ病に関しては
最近は、食味の関係で肥料を抑えているので、病気が発生するほど株数を作り
ません。

 だから主な話題は、虫害の話です。それもとどのつまりは、カメムシの防除
です。稲の被害は、このカメムシ君が、チュ〜〜っと籾に口を挿して中の汁を
吸うと、その跡が黒く斑点として残ることによってもたらされます。このカメ
ムシ君は、みなさんご存知のあの触ると臭い、五角形の甲羅状のカメムシ君で
はなく『アカヒゲホソミドリカスミカメ』(長い!)と呼ばれる実にスリムな
カメムシ君なんです。http://blog.goo.ne.jp/k-o-y-o-3569/d/20080712

 カメムシの発生状況を把握するには、虫取り網を、農道や畦にこすりながら
50回振ります。すると、いるわ!いるわ!カメムシ君の大発生です。カメム
シ君は、稲の穂が出ていないこの時期は、農道や畦の草の中の小さな実をつけ
る草にいます。だからと言って、草刈りをしてしまうと、カメムシ君は、田ん
ぼの中に入って行くので逆効果です。じゃあ、どうするのとなりますが、残さ
れた方法は、防除しかないという訳です。だから、林さんちでは、6月の段階
で草刈りや除草剤散布は、済ますようにしています。そうすれば、カメムシの
発生は抑えられます。ちなみに、林さんちの田んぼの農道や畦で、網を振って
も、1匹か2匹しか見つかりませんでした。大成功です、、(o^-^o)

 でも、よしんばカメムシが発生しても、田んぼには、トンボやクモと言った
捕食昆虫がいるので、彼らに頑張ってもらえばよいと思うのですが。問題は、
殺虫剤を散布しても、カメムシだけに効くのではなく、これらの昆虫も一網打
尽だということです。林さんちの田んぼには、特にクモが多いような気がしま
す。彼らに、田んぼ周辺に網を張ってもらって、カメムシをせっせと食べても
らいたいと願っています。

 しかし、関係機関では、そんなトンボやクモに頼るのではなく、スーパーウ
ェポンである殺虫剤散布を、指導しています。我が野々市農協では、残念なが
ら環境に優しい米作りを推奨せず、1等米比率のアップを奨めています。カメ
ムシ君に1000粒中2粒吸われたら、1等から2等になってしまいます。と
ころが、指導の割には、どこの農家も殺虫剤を散布しているようには見えませ
ん。その抑止力は、どこから来ているのかというと、宅地化によるという皮肉
な現象なのです。あまりにも、一般の住宅が増えて、そんなところで殺虫剤で
も散布したなら苦情の嵐は、目に見えています。だから、意外にも農業振興地
域でない市街地のお米の方が、環境に優しいということになるんです。さあ、
林さんちのクモ君達!頑張ってくれよ〜〜、、o(^o^)o

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、自警団頑張る

 6月13日に隔年開催の野々市町自警団小型ポンプ操法大会に、消防団の役
員として参加しました。野々市町には、55町内会があり、その中に16の自
警団が、活動しています。今回の大会には、9チームが参加しました。約5万
人の野々市町で、同時多発の大規模災害が、あった場合、野々市町消防署職員
24名、野々市町消防団100名では、とてもじゃないけど対応できません。
阪神淡路大震災の時、活躍したのが、自警団の小型ポンプでした。この小型ポ
ンプは、折りたたみ式の持ち手付きの重量70〜90キロで、大人2人以上い
れば手で運べる可搬式です。だから、道路上に、電線や瓦礫が散乱していても、
消防車が来れない火災現場まで運べたのです。

 野々市町消防署には、消防車やハシゴ車で4台。消防団でポンプ車4台。さ
らに、それぞれの消防団には、移送車と呼ばれるハイエースに積んだ小型ポン
プを装備しています。有り得ないことと信じたいですが、野々市消防署と消防
団全てのポンプを出動させたとして12台です。でも、地震による火災を見て
いると、時間帯と季節によりますが、12ヶ所で済むとは思えません。

 そこで活躍が期待されているのが、自警団です。自警団も、町内に1台小型
ポンプを装備しています。普通は、リヤカーに載せてあったり、軽四トラック
に載せてあるのですが、中には、軽四トラックを改造して、まるで消防車のよ
うな形で積んでいる自警団もあります。これは、当然、軽四トラックから下ろ
せるようになっているのですが、消防車のように送水口、吸水口が、固定で付
いていて、普段はそこに結合してあるのです。サイレン、赤色灯、拡声器、サ
ーチライトも、付いていて、まるでミニ消防車です。野々市町の火災原因第1
位は、残念なことに「放火」です。このミニ消防車を使って、毎日、地域の巡
回をしています。さらに不審者対策にも、使われている地域もあり、その努力
に頭が下がります。

 しかしながら、野々市町自警団小型ポンプ操法大会は、今回で5回目。とい
うことは、隔年で行われるので、阪神淡路大震災以降の10年前から始まった
ということですね。初期の頃、自警団の小型ポンプの扱いは、やはり消防団に
比べれば訓練の度合いがまったく違うので、お世辞にも上手いとは、言えませ
んでした。しかし、回を重ねるごとに練度が上がり、今年、動作の減点は抜き
にしても、消火タイムは、我が分団の今年のベストタイムより1秒速かったチ
ームもありました。

 でも大会の結果は、タイムで速かったチームではなく、基本動作が確実、士
気の高いチームが優勝しました。以前は、多少動作が荒くても、タイムさえ速
やければ勝てたのですが、レベルの上がった現在では、消防団並みの訓練礼式
に則ったポンプ操法が、求められて来たようです。実際の火災現場でも、速い
のは当然ですが、やはり安全確実が、最優先されます。今後は、競技というよ
り、実際の現場で活躍できる自警団が、要求されてきたのかもしれないなと、
思い思い帰って来ました。それにしても暑い中、自警団の皆さんの頑張りを見
て、爽やかな気持ちになりました。今後の活躍を期待しています、、o(^o^)o

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成19年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 60袋/290袋 20%   10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 101袋/571袋 18%    9月15日  
普通のコシヒカリ    126袋/751袋 17%    9月15日    
ハナエチゼン      18袋/279袋  6%   8月24日
ひとめぼれ        35袋/245袋 14%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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