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林さんちのあぐらぐち物語 2008年 葉月2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 葉月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
林さんちは、稲刈り前に、現場スタッフは、お盆休みに突入です。でもお店
とネット通販は、営業しますので、よろしくお願いします。お盆前に、稲刈り
準備を整えるために、みんな走り回っています。さあ稲刈り開始ですが、とに
かく8月中の稲刈りは暑いの大変です。気合入れて行きます、、o(^o^)o
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・手加減希望!夏の太陽
稲刈りトップバッターは、ハナエチゼンです。すでに色づき始めています。
穂が黄緑色から徐々に黄金色になって行くのを見ると、なんだか心臓の鼓動が
早くなるのは、お百姓特有ですか?いよいよ、土作りも含めて1年近くかけて
準備した結果が表れる収穫は、すごくドキドキするんです。ちゃんと稔ってい
るのだろうか?虫に食べられ過ぎていないか?お米が猛暑で割れていないか?
収量は、あるのか?心配は尽きません。
稲刈り準備は、機械の整備は、専務が6月から少しづつやって行きます。ま
ずは、稲刈り機械のコンバインの分解整備。3トンもあり、人間の刈って脱穀
までの作業を機械で行うのは複雑な行程です。したがって機械もかなり複雑で
ギヤ、チェーン、ベルトが入り組んでいます。ただバラスのなら簡単ですが、
部品の消耗具合を判断するのが難しいのです。たった千円の部品を1個交換し
なかったばかりに故障して稲刈りが停止することもあるんです。でも、その千
円の部品も、簡単に外せるなら苦労はないのですが、たくさんの大きな部品の
奥にある部品は、そうは行きません。その膨大な作業をしてでも交換するか否
かで、毎日悩みながらの作業が続きます。
最近の農業機械は、整備性がずいぶん良くなって来ました。しかし残念なが
ら林さんちにある農業機械は、最新型とは言えません。しかし稲作農業のコス
ト増大の最大の原因は、過剰な機械設備への投資です。そうそう新型を購入す
るわけには行きません。特に林さんちの社訓は、「農業補助金は、モルヒネ」
です。他の農業経営体のように、補助金をもらって次から次へ新型へ更新する
わけには行きません。林さんちの農業機械の使用時間は、一般の経営の2倍〜
3倍。ちなみに、2台あるコンバインのうち古い1台は、その補助金で購入し
て早々と壊れたコンバインのエンジンだけ外して積み替えて蘇りました。
次は、お米の乾燥機、籾摺り袋詰めラインを、整備清掃。昨年の最後の稲刈
り品種は、カグラモチです。普通ご飯にするお米は「うるち米」と呼ばれます。
これに「糯米」と呼ばれる餅米が混入すると、非常に不味いので、この整備清
掃は、慎重に行います。混入すると、乳白色のお米に、わずかに薄黄色で不透
明なお米が、チラホラ見えます。炊くとモッチリとして美味しいのですが、時
間が経つと黄色く変色してしまいます。そこで林さんちでは、清掃のトドメに
モチ混じり米を作ります。まず2台のコンバインで田んぼを2週づつ刈ります。
その米を乾燥機4台の中を、グルグル回しながら通して行きます。そうやって
わずかに残った餅米が、ハナエチゼンに混じって出てきます。このモチ混じり
米は、売ることが出来ないので、スタッフに配ります。普通は手に入らない超
新米なので、餅米が混じっていても大好評。あっと言う間に無くなります。
最後は、軽トラックに、トラックコンベアと呼ばれる手回し式のダンプ装置
を載せ、軽ダンプには、木枠を載せて準備完了です。田んぼは、このお盆前に
ハナエチゼンの水を切って稲刈りに備えます。あとは、この猛暑の中の稲刈り
に、果たして我々の体が耐えられるかどうかです。夕立があればグッと気温が
下がるのですが、ここ2週間は、それさえもありません。8月18日からの、
稲刈りには、少し夏の太陽には手加減してもらうことを期待して、お盆休みに
突入します、、(o^-^o)
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、ふじひら保育園誕生
我が集落「藤平(ふじひら)」に、保育園が建つことになった。今、野々市
町は、5万人市政を目指し、農地を盛大に埋めて?宅地化を行っているので、
保育園、幼稚園は、どこも満員。だから、町では保育園建設を急いでいるが、
それが町立ではなく民営で行うという方向性らしい。そこで白羽の矢が、なぜ
か藤平の現在、資材置き場になっている土地に刺さった。なんで?盛大に埋め
ている現在の区画整理事業の土地ではないの?という疑問が渦巻くまま7月2
1日に、業者説明会が行われました。
実は、今年に入り色々と噂は、飛び回っていたし、説明会以前に新聞にも載
っていたけど、具体的に保育園建設の話が出たのは、6月7日の町長との町政
懇談会のこと。この時も、きっぱり藤平に幼稚園を作ると言われていたので、
「あ〜やっぱり出来るんだ」と思いましたが、説明会に出席してみてびっくり!
これは「説明会」ではなく「建設決定報告会」でした。「こんな保育園を目指
しています。そこで藤平の皆さんには、子供達の健全育成と安全のために、ご
意見をいただきます。ご意見を反映して今後、このような日程で手続きを行っ
て行きます。」なら分かるが「建設許可はいただいています。こんな設計図面
で10月に建てます」と、やってしまったもんだから、説明会は大紛糾!
建設予定地は、小学校の目の前。それはそれでいいのだが、実は特殊事情が、
あり過ぎた。現在、富陽小学校の児童は750名。その3割が、その建設予定
地の前を通学している。しかも、1mもない舗道を通って来る。そして毎朝、
大渋滞している藤平の大規模県道と町道の交差点からわずか50mしか離れて
いない。林さんちの田んぼも、その周辺にあるが、朝夕は、トラクターも田植
え機も、大渋滞で乗り入れは不可能である。幼稚園であれば送迎バスが2台程
度で問題がなかったのだが、今回は、保護者が送迎が基本の保育園。野々市の
保育園に車以外で送迎する保護者は皆無である。しかも、園児が120名。建
設予定地は、2車線の町道に面しているので、もしも右折で入園しようとして
詰まった場合、その渋滞はあっと言う間に、県道まで延びて危険この上ない。
そして慌てて入園しようものなら、通学中の小学生を巻き込む危険性大。
この対策がまったく為されていない設計図だったので、住民一同大騒ぎ。し
かも、この騒ぎは、設計から許可に至るまでの経緯について移り、ここでも大
騒ぎ。建設予定地の候補で、本来、説明や調査があるべき。そんなこと、全部
すっ飛ばして、町は、なぜこんなややこしい立地条件の場所に許可を出したん
だ?そして、許可申請から許可に至るまでに、まったく住民意見が反映されず
に一方的に許可を出したのは、おかしい!と、しまいには怒号の説明会に。
あまりにも酷い状態だったので、私が「安全対策を再度練って、説明会を開
催ください。さらに厚生労働省管轄の保育園だからと言って、文部科学省管轄
の小学校に事前説明は、したのですか?していないんですね!では、小学校校
長、およびPTAにも説明すべきです。その上で、また連絡を待っています」
と意見を言ってこの説明会を、締めました。私は、早々に帰宅しましたが、多
くの住民は会場に残ってあ〜だこ〜だ意見を話していたようです。
そして8月6日に、第2回説明会。今度は、町会長さんも巻き込んで図面を
修正して、通園のシステムも、渋滞交差点に集中しないように考えて来られま
した。まだ、穴は見えますが、以前よりずいぶん考えられたと思いました。こ
こから先は、実際に開園してみないと分からない部分です。ところが、話題が
通園問題から、許可申請に至る不信感の話題に移ってしまい、またまだ怒号の
会へ炎上。でもこれまでの経緯を見ると業者さんは、そんなことまったく知ら
ずに、町に言われた通りの建設場所を選んだだけ、言ってみれば被害者でした。
そこで、またまた最後に「近くにある富奥保育園が、交通状況としては決し
て安全な場所ではないのに、今まで何十年も1度も事故がないのは、それは地
域住民が守って来たからです。今回の通園システムも、おそらくやってみて形
を変えると思いますが、子供達の安全は、システムではなく我々地域住民が、
守るべきです。建設予定の保育園が、今後も地域に愛されるように、お互いに
協力理解しながら、やっていくということで、締めてはいかがですか?」と意
見を述べました。町への不信感、疑問はくすぶっていましたが、私にすれば子
供達の安全面が解決すれば、それはOKだと感じました。
多少まだ炎上していましたが、説明会は、おおむね鎮火。住民の皆さんは、
解散と相成りました。それにしても、地域を巻き込むのは、根回しが大事。そ
れを、ないがしろにすると、良いことでも、悪いことになる良い例だと思いま
した。それにしても、こんな狭い藤平に来なくても、今盛大に、田んぼ埋めて
いる区画整理の土地に建てれば良かったのにと、今も思っています。でも保育
園の名前は「ふじひら保育園」となったので、少しの誇りと大きな責任を感じ
ています。それにしても、実際の火災だけでなく、会議の炎上まで消すはめに
なるとは、消防バカも極めて来たかも、、(* ̄▽ ̄*)
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成19年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 46袋/290袋 16% 10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 41袋/571袋 7% 9月15日
普通のコシヒカリ 86袋/751袋 11% 9月15日
ハナエチゼン 13袋/279袋 5% 8月24日
ひとめぼれ 7袋/245袋 3% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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