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     林さんちのあぐらぐち物語 2008年 長月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 長月1号  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 稲刈りが、始まって気付けばもう9月。2週間でたったの8ヘクタールし
か進んでいません。フルスペックで刈れば4日分を14日かかっています。
いかに市街地の稲刈りが大変か、そして雨が続いたか分かります。いよいよ
ひとめぼれを刈ります!

 林さんちのお米販売予定  ハナエチゼン 8月21日
              ひとめぼれ  9月 5日
              コシヒカリ  9月12日
              超コシ    9月30日

 今年は、昨年より3日から5日、稲刈りが早くなりそうですが、お天気にも
よりますので、まったく予想に過ぎません。一応参考にしてください。順次、
メルマガやHPで告知していきます。 

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
ひとめぼれ       ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・「たかが籾殻」とは言いません

 稲刈りを雨の合間に、なんとか進めても、雨の最中でもどうしても行わない
といけない作業があります、それは「籾摺り」。林さんちのお米の乾燥機は、
石油ファンヒーターの上に、籾タンクがくっついているモノです。まあ日本の
農家では一般的な装置です。しかし林さんちの乾燥機は、入る籾量が40石、
計算上は、150キロ×40=6トンという大きさですが、なぜだか一杯に、
入っても3トン。まあ車の大きさを、1000cc、2000ccというよう
なものなので、あまり呼び名は気にしていませんが他のプロ農家さんは、60
石サイズ以上の大きな乾燥機を使っているので、林さんちのは、かなり小型と
いうことになります。

 この小型乾燥機4台に、80石籾タンクが4台、40石の籾摺り用タンクが、
ライスセンターの装備です。小型でロクに入らないので、さながら自転車操業
のように、せっせと雨が降っても、籾摺りしてタンクから順次出していかない
と後がつかえてしまいます。まあ作業は、雨でも屋内なので大丈夫ですが、問
題が籾殻。大体20袋詰めた時点で、外に排出している軽トラックのタンクに、
一杯になります。普段この籾殻は、田んぼに撒いているのですが、今年の雨模
様の秋では、軟弱で軽トラックを入れることが出来ません。晴れていても場所
を選ばないと、はまってしまうのに、この雨ではお手上げです。

 でも籾摺りをしないと後がつかえるので、仕方なくアスファルト道路沿いに、
山のように置いてきます。結局、この籾殻の山は、後で人力やトラクターを使
って田んぼに撒くはめになります。だから、あまり撒きたくないのですが仕方
ありません。ところが、昨年からこの籾殻の山に「ご自由にお使いください。
林農産」と立て札を立てたら、山が平原になるくらいに、皆さん持って行って
くれるようになりました。今年は、特に雨でどこも稲刈りをしていないことも
あり籾殻不足なのかもしれません。

 この籾殻は、秋の大根やカブラの種を蒔く時に使ったり、畑の肥やしにと重
宝するようです。立て札がない時には、袋詰めしていた人が、我々が行くと逃
げ出したりしていましたが、林さんちにすれば有難い方々なので、逃げてもら
っては、こっちが困ります。どんどん畑でもなんでも使ってもらって、籾殻の
山を小さくしてくれれば手間が省けます。時々、そんな方で大口の注文があり
トラック何車と、籾殻を畑に入れることもあります。そのような時は、感謝感
激雨アラレです。

 大きなライスセンターでは、籾殻タンクも装備されていて大量に溜めておく
ことが出来るので、こんな苦労もないのですが、林さんちは、30年前の小さ
なライスセンターです。気合とアイデアで、なんとか遣り繰りしています。こ
の籾殻には、私自身の痛恨の思い出があります。20年前は、籾殻を全て袋詰
めして売っていました。その籾殻袋を運搬トラックに運んだ際、軽いはずの籾
殻袋に雨水が染みて超重量級になっていたのを気付かず、ヒョイと持ち上げた
瞬間、腰が「ボキッ!」となって以来、ずっとギックリ腰持ちになってしまい
ました。だから「たかが籾殻」とは言いません。しっかり処理させていただき
ます、、o(^o^)o

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、訓練と実際の差を縮めるためには

 8月31日に野々市町の秋の防災訓練が行われました。野々市の4つの公民
館地区で、持ち回りで行いますが、住民参加型のかなり本格的な訓練です。朝
各町内会の避難集合場所に集まり、サイレン吹鳴と同時に、一斉に訓練会場へ、
会場では、10部門ほどの各種訓練や体験を、町内会のグループ別に行います。
消防団員は、そのお手伝いで参加するのですが、初めて見る訓練もあってとて
も勉強になります。どんな訓練でも、一度やったか、やらなかったの差は、と
ても大きいのです。とは言え実際の火災現場となるとそうは行きません。

 そして、その日の午後、毎月定例の「ポンプ点検」を、我が第2分団にて行
いました。ポンプ点検というのは、文字通り「ポンプ車」「小型ポンプ」の整
備点検を行います。その後、格納庫の掃除をして、ご苦労さん会で飲むのが定
番です。しかし、私が入った15年前のポンプ点検は、ポンプ車から水を数回
出して終了。場合によっては、ホースを濡らすと干さなくてはならないので、
ホースも付けずに直出しで、行うこともしばしば。だから午後2時に集合すれ
ば、3時には全て終了してしまいます。格納庫に帰ってすることと言えばマー
ジャン。ベテラン団員のマージャンが終わるまで、格納庫で見たくもないテレ
ビを見て、ようやく夕方5時になると、近くの寿司屋さんで、ご苦労さん会を
しました。お寿司は、美味しかったのですが、親しい分団員もいなかったし、
話題も合わないので、つまらない思いをしていました。

 だから毎月のポンプ点検も、しばしばサボるようになり、まさしく不良団員
まっしぐら!しかし平成7年に格納庫が新築され、ポンプ車が新車になり、は
しご登りをするようになってから、少しづつ真面目になって行きました。ポン
プ点検にしても、毎月同じように、ただ水を出すだけでは、団員の習熟にまっ
たくなっていないことを感じていました。それまでも、ポンプの操作を一生懸
命教えるのですが、やはり実際にやらないとイマイチ。しかも、実際の火災現
場のような緊張感が必要。しかし、なかなか良いアイデアが浮かびませんでし
た。本番さながらに、水を出してしまうと、後片付けに時間がかかってしまい
回数が出来ないのです。

 しかし我が第2分団の団員は、地域から2〜3年の持ち回りで来る人も多く
まったくポンプ操作が、出来ずに終わってしまう方もいます。そこで2年前に
考えたのが、ジャンケン方式。ポンプ車を20mほど後方に置いて「想定は、
自然水利ホースは2本、途中に二股分水器を結合、要員は4名」と言ってジャ
ンケンをさせます。ジャンケンで4名になった瞬間、その要員はポンプ車に駆
け寄ります。その時、運転手=ポンプ操作になります。すると苦手な団員は避
ける傾向があるので、私が運転手だけは意地悪く、苦手意識を持っている者を
指名します。

 この練習方法は、かなり効きました。最初の頃は、実際の用水や消火栓では、
なく、格納庫の前で何度も何度もやって、器具の操作を覚えます。そして今度
は、実際の用水や消火栓を使って水を出します。1チームが終わるたびに、反
省会をして指導します。消防団員にしても、得意もあれば苦手もある。普段の
団員からは伺い知れない一面が垣間見れて、とても参考になります。団員同士
のそんな情報は、実際の火災現場では非常に役に立つのです。こうやって10
回以上も訓練をすれば、あっと言う間に2時間や3時間は過ぎて行きます。格
納庫に帰って、後片付け掃除したらもう夕方です。さらにここからご苦労さん
会の準備をみんなでします。焼肉や鍋が定番ですが、酒の肴はもちろんその日
の訓練です。

 効果的な訓練方法だと、結構大変であるにも関わらず、分団員の出席率は高
くなりました。なに一月一回のポンプ点検をサボると、次のポンプ点検に行く
と、他の分団員に大きく水を開けられていることになります。実際の火災現場
では、この訓練の10倍の効果があるのですが、幸いなことに最近は火災が少
なくなりました。訓練と実際の差を少しでも縮めることが出来ればと思い思い
毎月、ポンプ点検が近づくと、今度はどんな想定がいいかなぁ〜と思いを巡ら
しています。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

     平成19年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 35袋/290袋 12%   10月 2日
普通じゃないコシヒカリ 35袋/571袋 6%    9月15日  
普通のコシヒカリ     5袋/751袋 0%    9月15日    
ハナエチゼン      148袋/175袋 87%   8月21日
ひとめぼれ        0袋/245袋 2%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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