~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
林さんちのあぐらぐち物語 2008年 霜月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 霜月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
今年は、お正月餅の作業開始を、1週間早めた結果、何もかもが重なって
しまい、想像以上に大変なことになってしまいました。スタッフも、少しづ
つ増やして賑やかになって来ました。このまま大晦日かも、、( ̄○ ̄;)
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・神様!なにとぞ売り切れますよ〜に!
昨年のお正月餅の販売は、好調だったのは良いのですが、好調過ぎて欠品状
態で、お客様や納品先のスーパーさんに、大迷惑をかけてしまいました。生産
量も、取引先の増加に合わせて1割ほど増やしたのですが、予想が甘かった。
なにせ29日に餅売り場に、何もない状態でした。納品係りのスタッフは、お
店の方に叱られて大変だったようです。しかし、28日ぐらいに、欠品が発生
しても、そんなに急には餅は、作れないのです。お米を洗って最低5時間、つ
き始めて形を整えて、最低一晩冷やして固めて、切って袋詰めか、お鏡は重ね
て袋詰めです。最低3日間が必要です。
しかし年末の生産現場では、つきたて餅を、早朝から全開で生産しているし
袋詰めスタッフは、配送業務に移行しているので、どうしても足りない場合は、
生産現場のメンバーは、早朝からの餅つきでクタクタになった体にムチ打って
残業。翌日の袋詰めをすると、発送業務が、遅れてしまい配達スタッフがさら
に段取りが遅れるという状況に陥ります。やってやれないことはないですが、
社長としては、無理をさせると必ず、事故や怪我が起きるので、予定外の生産
は、どうしても避けたいのです。
今から22年前に、餅つきを始めた頃は、若さに任せてメチャメチャに作っ
ていました。深夜1時2時なんてざらでした。でも、スタッフもフラフラに、
なって来て、餅を落としたりミスを連発。最悪だったのは、餅つき機に手を挟
んだり、交通事故で車を大破する事態になったことがあります。幸い、怪我は
骨折もなくて何針か縫ってなんとか助かりました。交通事故は、幸い怪我もな
く、みんなで手分けして残りの配達を完了しました。でも、このことは非常に
多くの教訓を与えてくれました。
まずは、当時は、傷害保険にも入っていなかったので、さっそく保険に加入。
今は、林さんちも法人なので、社員は、労働保険に加入していますし、バイト
さんも、傷害保険に加入していますが、当時は、なんの補償もない状態だった
のです。今、考えるとゾ〜っとします。作業量の限界も、分かって来ました。
予定外の生産は、可能ではあるが無理を重ねると、必ず事故が起きるのです。
ですから今は、緻密に生産計画を練って、スタッフに負荷をかけ過ぎないよう
に、生産量をコントロールしています。
そこで、今年は欠品しないように、ド〜〜ンと2割増しの増産体制を組んだ
のですが、大丈夫かなぁ〜?林さんちには、隔年の法則というのがあり、1年
おきに、売れる年と売れない年が、やって来るのです。そして今年は、当然売
れない年な訳で、、( ̄○ ̄;) 米国のリーマン社の破綻に続く景気後退、材料
費の高騰による餅の値上げと、それを裏付ける要素ばかりが目に付きます。唯
一の好要素と言えば、多くの方が不景気で旅行や外食を避けて家で、お正月を
過ごすかもしれないという点だけです。それでも、なおかつ増産体制を組むの
は、賭けに近いと感じています。でも、昨年の閑散とした売り場の悲惨さを思
えば、例えリスクがあっても賭けに出ています。神様!なにとぞ、売り切れま
すよ〜に!
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、新型ワサオーロ実験中
林さんちの鏡餅には、10年以上前から、粉ワサビを入れてカビの発生を遅
らせています。お客様にも好評で、当初は辛い味がするというクレームも、あ
りましたが、カビが生えない効果の方が有効で、最近は、林さんちの鏡餅は、
こんな味なんだと認知されるようになりました。この粉ワサビを入れるように
なった経緯は、今から16年前に、新聞にカビた鏡餅が食べられず大量に捨て
られる記事が載ったことからです。昔は、餅はカビるのが当たり前で、水に浸
して洗い落としたり、削ったりして食べたものです。でも昨今の状況では、少
しでもカビたら食べないというのが、常識のようです。
う〜ん捨てられるなら、いっそ作らない方がいいかなとも考えましたが、ふ
としたことから「ワサオーロシート」という商品に出会います。このワサオー
ロは、ワサビの成分を特殊シートに染み込ませてカビを防ぐものです。へえ〜
ワサビってそんな効果があるんだ!と知ったのでした。さっそく取り寄せて鏡
餅に挟んでテストをしてみると、確かに効果抜群。これは良いと思い、鏡餅と
いっしょにワサオーロシートも、販売しました。
ところが、クレームがたくさん来てしまいました。林さんちの鏡餅は、表面
をスピーマーシートと呼ばれるビニルシートで上下がバラバラにならないよう
に覆ってあります。ワサオーロシートを挟む時には、このビニルシートの脇を
少し切って差し込むという説明書きがあったのですが、多くのお客様は、ビニ
ルシートを完全に取り去ってしまい、間に挟んだのです。まあ常識的には、そ
うなるででしょう。ところがビニルシートを剥がすと、最近の住宅は暖かいの
で、一気に表面が乾燥して、粉々に剥がれてしまうのです。「鏡餅が、バラバ
ラになってしまった!」というクレームの電話が、大晦日に飾り始めたお客様
からかかって来てしまいました。
ワサオーロシートは、素晴らしい商品で、今では駅弁等に使われていて腐敗
を防いでいます。でも林さんちの鏡餅には、向かなかったようです。困ったな
と思っていたら、今度は、ワサビ産地では、直接ワサビをつき込んでカビを防
いでいるという記事を新聞で読みました。お!そうか直接入れる方法があった
のか!と思い、さっそく粉ワサビを買って来て実験。効果は抜群で、それ以来
林さんちの鏡餅は、粉サワビ入りになったのでした。
ところが、林さんちの取引先で、無農薬野菜や安全な食材を宅配している会
社があるのですが、そこからワサビを抜いてくれとクレームが来ました。え?
なぜと聞くと、粉ワサビには合成着色剤が使用されているというのです。なん
と、良く見るとワサビだと思っていたモノは、多くがカラシを緑色に着色した
ものだったのです。全部ワサビだとばかり思い込んでいたので気付きませんで
した。そこで、無着色の粉カラシを探し始めたのですが、そんなモノが無いの
です。そう言えばカキモチ用に、無着色の乾燥エビを入手するのに、どれだけ
苦労したことか。なんでわざわざ染めてしまうんでしょうね?
そうこうしているうちに、食材屋さんからワサオーロはどうですか?と言わ
れました。「いやいやワサオーロシートは、以前失敗したんです」と言うと、
「今は、パウダーやエマルジョンがありますよ」とのこと。「え?粉?液?が
あるの?」ということで、サンプルを取り寄せました。現在、試験中ですがま
だ、コスト面、食味面、運用面の問題が解決していないので、商品化には至っ
ていませんが、来年には、モノにして合成着色剤使用を減らします。その実験
報告は、またしますね。
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成20年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 300袋/374袋 80% 9月24日
普通じゃないコシヒカリ 350袋/515袋 67% 9月12日
普通のコシヒカリ 483袋/659袋 73% 9月12日
ハナエチゼン 100袋/175袋 57% 8月21日
ひとめぼれ 247袋/286袋 86% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
〒921-8833 石川県石川郡野々市町藤平132
TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113
http://www.hayashisanchi.co.jp
koyo@karatsu.ne.jp
ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884