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林さんちのあぐらぐち物語 2008年 師走2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2008年 師走2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
いよいよお正月餅のネット注文の予約開始です。お早めのご予約をお願い
します。特に発送に関しては、年末ギリギリだと降雪等で年内に届かぬこと
もありました。皆様のご配慮を期待しております。餅工場では、老若男女の
スタッフが、毎日頑張っていますが、真剣な中にも笑いの絶えない林さんち
でもあります。きっと、そんなスタッフの気が乗り移った美味しいお餅に仕
上がっていると自負しています、、o(^o^)o
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・手造りであるが故に
毎日毎日、私の机の上には、未記入箇所があったり、意味不明の注文書の山
が、築かれています。その問い合わせをするのが、私の役目でもあります。で
も今では、ずいぶんこれでも減ったと思います。昔は、超ハードな方々がいて
電話口でどれだけ汗をかいたことか。配達指定日の未記入から始まり、よくあ
るのが注文方法の間違い。まず、お雑煮用丸餅は10個入りですので袋数を指
定していただければ良いのですが、ご丁寧に注文書に、丸餅の個数を指定され
ることがあります。「お雑煮用丸餅=20」と書かれている場合は、ほとんど
「お雑煮用丸餅=2袋」のことです。でも、ここで困るのが本当に20袋注文
される方が、時々いらっしゃるんです。だから予断を入れずに、しっかりと確
認の電話を入れています。
次は、お鏡餅の注文数も、よく上下で2個と数える方もいらっしゃって、例
えば一升お鏡餅の注文を、5合=1、5合=1とご注文されます。一升お鏡餅
の注文欄に書いてあるので、気付くのですが、どんな業種でも、商品単位とい
うのは、表現が難しいなぁと感じます。餅米や大豆の注文単位も、升だったり
キロだったりして、現場ではかなり混乱します。餅米は、そんな時に慌てない
ために、定番の一升1.5キロ袋の他に、10キロ袋や十升15キロ袋も用意
して備えています。
そんな混乱を防ぐために、注文書には、切り餅系には「袋」、お鏡餅には、
「紅白 組」「白白 組」と明記。さらに商品規格に、お客様から一番質問さ
れる数字を入れてあります。切り餅では、重さを聞く人は、ほとんどいません。
1袋に入っている数が問題なのです。おそらく家族で一人当たり何個という計
算をされているのでしょう。お鏡餅は、やはり重さより直径が問題。置く場所
の広さで決めているのでしょう。床の間は?居間は?神棚は?と言った具合で
す。
そして昔、本当に苦労したのが、特注品の対応です。お客様の中には、塩3
倍とか、塩抜きにとかの要望をされる方もいらっしゃって、どんなにお断りし
ても、なかなか理解していただけずに、結局受注してしまうことも、しばしば
ありました。すると、現場では、大混乱が起きてしまいます。特に、塩加減を
変えても、見た目では分からないので、私か専務が、横に付きっきりで、製造
過程を追っかけることになります。そうでもしないと各工程のスタッフは、伝
言ゲームのような状態になってしまい必ずミスが出ます。
お正月餅は、少しでも多くの方に美味しいお餅を、食べてもらおう、でもス
タッフの健康状態も保ちながら、なるべく作業はシンプルにしてあげるのが、
生産計画を練っている私の務めです。それが、私が体裁良く特注品を受けたば
かりに、ストレスをかけてしかも残業まで、させてしまいました。ここ数年は、
心を鬼にして特注品は、お断りしますと明記しています。それでも特注品をご
注文される方には、お正月以降にお願いをしています。お正月以降は、かきも
ちを、静かに作っているので、心安やかに作ることが出来ます。
林さんちのお餅は「手造り」。大きな工場が作る工業製品のようなお餅では、
ありません。そんな「手作り」の味を残すために、そんなのお客様本位の会社
ではないと、思われるか思われないかのギリギリの攻防が林さんちで毎日行わ
れています。そしていよいよ正月餅のネット受付が始まります。さらに激しい
攻防が予想されますが、全国からの注文は、さらに面白いことが起きるので楽
しみです。皆様の楽しいご注文をお待ちしています、、(o^-^o)
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、パンフレットでグランプリ!
林さんちのパンフレットが、富山県デザイン展で、グランプリ!を受賞しま
した。いやはや苦節十数年、良いご褒美をもらいました。林さんちのパンフレ
ットの歴史は、今から14年前にさかのぼります。当時、パンフレットなんて
もんは、どこかの大きな会社が作るもので、一農家が作るなんてと考えていま
した。ところが、農業青年の勉強会で知り合った経営コンサルタントの方へ、
かきもちを、お礼に贈ったところ、電話がかかってきて、てっきりお礼の電話
かと思いきや、もうダメ出しの連続。
お宅の商品は、これだけ?欲しいと思っても、どこに連絡すればいいの?ど
うやって買って、どう支払いするの?と矢継ぎ早やの質問。どれもこれも、し
どろもどろの回答しか出来ず。最後の一言は「ちゃんと商品説明できるモノを
作りなさい」ということでした。しかも、その商品説明を出来るモノを作る仕
事をかつてしていたのが、私の妻でした。私は、工業デザイン出身、妻は、商
業デザイン出身です。お互い、モノ作りとしての農業に就いた時点で、筆を置
いたのですが、結局、巡り巡って再度筆を取ることになったのです。妻に最初
に相談した時には、大変さを知っているだけに、簡単なことではないよと諭さ
れました。
やはり我々が、デザインして印刷までは、さすがに無理と知りました。そこ
へ、たまたま妻の同級生が東京から富山へ帰って来て、デザインの仕事をして
いると聞き、パンフレットの仕事を頼んでみました。しかも名前が、林さん。
林さんが3人揃って、あ〜でもないこ〜でもないと作り上げて行ったのでした。
一番大変だったのは、商品撮影。富山のスタジオへ、撮影用の商品を持参して
撮るのですが、予定を聞くと1日がかりになるよと言われビックリ。11カッ
トしかないのに!当時は、デジカメではなくて、フィルム撮影。だからポラロ
イドで、いちいち確認して一発撮影でした。ところが、ライティングで餅の包
装が光るので、あっちこっちテープで貼ったり、はさみで切ったりと、すごく
大変した。お餅もライトの熱で、割れたりするので、ヒヤヒヤの撮影でした。
そんな苦労の甲斐あって、素晴らしいパンフレットが完成。その後は、2年
おきに新しいパンフレットを、二人三脚で制作して行きました。当時からの、
基本コンセプトは、「お笑い系」最初の頃は、スタッフの参加も少しでしたが
回を重ねるごとに、前面に出てくるようになりました。しかもデザイナーの要
求は、だんだん過酷に。最初の頃は、どうしてこんなポーズなの?と質問もあ
りましたが、デザイナーのアーティスチックな答えを聞いても、チンプンカン
プン。結局、だまってやろうということに、スタッフ一同相談して決めたそう
です。
そんなデザイナーさんが、グランプリを取ったと聞き、ただただ一生懸命作
って来たパンフレットだったけど、評価してくれる方がいたんだと驚きました。
そして、よくよく話を聞くと、なかなかの高評価。井の中の蛙とは、まさしく
このことで、なるほどと思うことばかりでした。
以下、デザイナーさんのブログへのコメントを載せます。こっちが元気になる
ようなコメントです。ぜひ、
ご紹介、ありがとうございます。 (専属デザイナー)
ハヤシデザイン 林久美 http://www.hayashidesign.com/
どういう姿勢でお米を作っているか書きたくて、昔は、たくさん文章を書い
たもんでした。誰も読んどらんって。その気持ちをどう、ビジュアルに落とし
込むかが、試行錯誤でしたね。
「お笑い」をメインビジュアルにしてどうして「安全なお米作り」がアッピ
ールできるのか。と疑問を持ったかたは、ぜひパンフレットをご覧ください。
しかし、ここまで来るのに、10年以上かかりました。
「元気がでるよ」と審査員の先生からは言われました。
伝わっているんだ〜。そして「この社長が元気だ。生きる力が満ちている。す
ばらしい」と言われていました。
あの〜、やっぱり、私がエライんだと思うんですけどぉ〜…
ちなみに審査の先生
高井薫さん(アートディレクター)
サントリー宣伝部からサンアドへ。
主な仕事にサントリー、ユナイテッドアローズ、イッセイミヤケなどなど
立川祐大さん(デザインディレクター)
http://ubushina.com/japanese/abouttckw.html
地方の伝統産業と現代のデザインを結びつけながら、新たなプロジェクトを
生み出すプロジェクトを進行。プロダクト出身。
中村拓志さん(建築家)
http://www.nakam.info/
隈研吾建築設計事務所から独立。NAP建築設計事務所主宰。
今もっとも忙しい若い建築家。
ということです、、(o^-^o) これからも林さんちから目が、離せません!
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成20年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 281袋/374袋 75% 9月24日
普通じゃないコシヒカリ 318袋/515袋 61% 9月12日
普通のコシヒカリ 442袋/659袋 67% 9月12日
ハナエチゼン 81袋/175袋 46% 8月21日
ひとめぼれ 239袋/286袋 84% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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