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     林さんちのあぐらぐち物語 2009年 如月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 如月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 2月に入りカキモチは、ラストスパート。そして、いよいよ糀作りが始まり
ました。社長は、2月は、割りと時間があるので、今後の経営計画作成を練っ
ています。実は、静かな中にも、熱い思いを具現化する大事な時期なんです。

**************  糀予約販売  ************

 糀1キロ900円にて、予約受付します。注文は、備考欄に糀希望と書かれ
るか。info@hayashisanchi.co.jpに、メールをください。発送に関しては、予
約順に順次発送となります。発送開始は、2月9日から予定。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・絵に描いた餅

 経営目標売上げ1億円!の絵に描いた餅が完成しました。平成24年度まで
に達成する計画を組んでみました。前回メルマガでは「過去20年を振り返る」
「前半10年と後半10年で、分けられる」「前半10年は、売上げが、60
00〜7000万円の間」「後半10年は、7000〜8400万円の間」「
経常利益は、前半は乱高下 後半は、安定漸増」「新工場の建築、米販売自由
化」「最近売上げが頭打ち」「自己資本比率70%」と書きました。

 売上げの頭打ちの原因は、「餅加工場の限界」「米単価の目標不達成」が挙
げられました。現在、年末の餅つきの際、商品在庫をする場所が限界で、廊下
や会議室まではみ出る始末。これに関しては、今年の工場の改築で解消できま
す。さらに米単価の目標不達成ですが、目標平均単価は、1俵20,000円
ですが、平成19年度は、16,200円、平成20年は、17,400円と
いずれも下回っています。

 そこで新たな商品の開発を狙って「米粉パン」に、進出しようとして、自ら
パン業界に参入して苦労している先輩経営者に諭される。なぜ、林さんちとい
う素晴らしいブランドを持っているのに、わざわざ競争の激しい分野に来るの
か?そんな投資ができるなら、餅部門にするべしと、言われました。そこで、
餅加工場の改築増床、米倉庫の増築で、2200万円あまりの投資を決意しま
した。

 そこで借入先の日本政策金融公庫スーパーL資金の返済計画用のエクセルフ
ァイルを、石川信連さんよりいただいていたので、それを利用させてもらいま
した。このファイルに、全ての林さんちのデータを入力して行くと、5年後の
売上げや経常利益、返済計画が出来るという優れものです。そこで、数字をあ
っちにやったり、こっちにやったりして、実現可能な経営手法をシュミレーシ
ョンしました。基本は、現在の経営面積34ヘクタールをキープして売上げ1
億円を目指しました。

 すると「現在20トンの餅玄米加工分を、25トンまで増やす」「米の単価
を、1俵20,000円に、増やす」とデータを入力すると、あらあら不思議
売上げ1億円になります。そこで具体的には、餅部門は、直売店舗を含め10
ヶ所での販売店舗を、2店舗増やす。うるちの直売比率を、47%を5%アッ
プ。300万円売上げ増へ。具体的には、コシヒカリの直売数を250袋アッ
プさせる。そのためには、ネット販売を1000万円→1300万円へ。8年
で1000万円を達成したので、十分5年で1300万円は可能。

 これで見事「絵に描いた餅」が出来上がりました。これで22年前売上げ1
億円を夢見て、餅加工で無茶をして不渡り手形1400万円をもらった過去に、
リベンジしたいと考えています。でも、経営も人生も「絵に描いた餅」は、非
常に重要です。まずは、頭で考えないと何も実現しません。そして期限内に、
目標達成できずとも、成功するまで継続することが、経営も人生も上向きにな
る重要なポイントだと信じています。そして今回、若い経営者に、これをプレ
ゼンして何かを感じてもらえるように、現在、激しい練習中です、、o(^o^)o

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、マトリックス精米工場

2月4日に、野々市町稲作受託組合の研修で、石川県で昨年夏から稼動して
いる株式会社米心石川の精米工場へ行って来ました。米心は、農協系の米卸と
県内2社の米卸が、合併して出来た会社です。総工費40億円で出来た6階建
ての精米工場、炊飯工場、弁当工場、おにぎりのドライブスルー店舗が、敷地
内に並んでいます。今回の見学の目的は、米粉の機械があると聞き、なんとか
外注で、我々のお米も粉にしてもらえないかを、調べるためでした。

 しかし、見学に入りいきなり、米粉は、他社の米を扱っていないと、バス!
と切れられてしまいました。例え林さんちのお米が、信用できると言っても、
何か問題があった場合、保証できないという感じです。というのも、米心のシ
ステムは、荷受したお米のトレイサビリティーから始まり、精米、包装、出荷
に至るまで全てコンピューター管理されており、一分の隙もありません。そん
な中に、素性の知れないお米を、挟むのは米心としては、出来ないのでしょう。

 見学させてもらって感じたのは、昨今の食品偽装を受けて、とにかく検査、
検査の嵐。玄米、精米、炊飯、弁当に至るまで、定期、抜き打ちと全て、検査
するようになっており、それらが全て商品になっても、過去の履歴がトレース
出来るようになっています。だから、作業員も全て白衣で、精米工場というよ
り、どこかの研究所のようなイメージでした。これでは、林さんちが、農協精
米所に、お願いしま〜す!と持ち込むのとは、訳が違うなと感じました。

 そして精米のシステムは、白米を1トンごとに、全てステンレス製の容器に
入れて袋詰めや、炊飯に使用しています。この光り輝く1トン容器が、6階建
ての建物の下から上まで、ズラ〜〜と並びコンピューター制御の機械で出し入
れしている様は、まるでマトリックス!SFの世界かと思いました。なぜ、わ
ざわざ小型の容器に入れるのかというと、それまでのタンク方式だと、そこへ
搬入するためのパイプの中や、装置にアクが蓄積してそれが異物となったり、
パイプの中を移動する距離が長いと、お米が痛むので、精米機からすぐに1ト
ン容器に入れて、あとは、使う場所まで容器自体が移動するというシステムで
す。

 炊飯工場も、たくさんのお釜が並んでいてこれもマトリックス状態。それを
機械が全て、洗米、炊飯、容器詰めと、お釜を移動しながら作業をします。だ
から作業員は、お米に触るのは、ほとんど無くて触るのは、唯一弁当を作る時
くらいです。お米も同様で、各種5キロ、10キロは、言うに及ばず、業務用
では、1.4キロ、1.5キロ、2.8キロ、3キロ、4.2キロと言った炊
飯釜に合わせた袋に袋詰めしているそうです。全ては、コンピューター制御さ
れていて、袋の厚みも違うのでシールする際の熱線を当てる時間さえもコント
ロールしながら作業をするそうです。いやはや参りました。そして年間2万ト
ンの白米を生産しているそうです。

 そして最近話題のオニギリのドライブスルーのお店や、今年、米粉を使った
商品のお店も建設中です。米心の思いは、林さんち同様、お米の良さを知って
もらい消費を伸ばすことです。米粉は、撃沈でしたが、規模は、まったく違う
けど、同じ志を感じました。と同時に、石川県にこんな素晴らしい精米工場が
出来たことを逞しくも感じました。はぁ〜でも、米粉に関しては、ゼロからや
り直しですね、、頑張ります!

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成20年度      新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 257袋/374袋 69%    9月24日
普通じゃないコシヒカリ 259袋/515袋 50%    9月12日  
普通のコシヒカリ    371袋/659袋 56%    9月12日    
ハナエチゼン      61袋/175袋 35%   8月21日
ひとめぼれ        118袋/286袋 41%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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