~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
     林さんちのあぐらぐち物語 2009年 如月2号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 如月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 カキモチ作りが終了。工場では、糀作りと味噌の仕込が始まりました。そし
ていよいよ、工場の増改築工事が始まるので、その準備も開始しています。田
んぼの作業申込書も発送終了。いよいよ、今年の米作りが始まります。

**************  糀予約販売  ************

 糀1キロ900円にて、予約受付します。注文は、備考欄に糀希望と書かれ
るか。info@hayashisanchi.co.jpに、メールをください。発送に関しては、予
約順に順次発送となります。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・話す相手は、自分

 2月だけで、講演、授業、プレゼンで9回もあります。ようやく半分終わっ
たという感じです。私の志は「食と命の大切さを伝えること」なので、話をさ
せていただくのは、やぶさかではないのですが、さすがにこんなに多いと、食
育関係以外は、堪忍して下さいという感じです。しかし、依頼して来る方も、
私が断れない筋を通して来るので、結局、行くことになります。先生、先生と
3日言われれば、勘違いすると言われていますので、この状況は要注意です。
特に講演は、あくまで先生ではなくて、仲間に話しかけるつもりで、行ってい
ます。

 しかも、今年は、話をする相手が、バラエティに富んでいます。農業青年、
新規就農者、農協組合員というのは、よくあるパターンですが、銀行の親睦会
、保育士さんの研修、能登の女性団体、小学校3年生、小学校6年生と、バラ
バラその度に、何を一体話しをしようか?と考えねばなりません。題目は、た
いてい「23世紀型お笑い系百姓を目指して」としています。そして、ハード
ルの高い相手が、小中学生。本当に、少しでも気を抜くと、よそ見したり、居
眠りしたり。でも中学生は、聞いてないようで、聞いているので下手なことも
言えません。

 苦手は、年配の男性です。男40歳を超すと人の話は聞きません。よほど、
聞く訓練をしないとダメです。講演会場へ行って、前ががら空きで、後ろにか
たまっていることが多いのも、年配の男性が多いです。そんな会場に行くと、
私もテンションを上げるのが、大変です。一番、話し易いのが、女性です。た
いがい席も前から埋まっているし、リアクションも素晴らしい!こっちも、ノ
リノリで話をすることが出来ます。

 実は、私、普段ペラペラしゃべる割りに講演が苦手なんです。でも、農業や
食育、いのちについて伝えたいことがあるから、経験を積んできました。最初
は、話の上手な人に憧れて、綺麗な言葉、整った言葉で、話をしていましたが
まったく伝わらずに冷や汗が、ドドドッと出る始末でした。特に、他人の話の
やデータの引用をするとひどいものです。聴いている人達の目の光が消えてい
くのが分かります。そこで、最近、心がけているのは、「自分の言葉」「自分
の失敗談」「現物主義」です。

 どんなに下手な言葉でも、自分が経験して来たことを話す時が、言葉に一番
力が宿ります。さらに、聴き易いのが失敗談。成功談や自慢話をした途端に、
聴衆のテンションが下がります。そして、私が頼りにしているのが、現物です。
食育の時は、野菜、お米、肉を持参しますし、経営の話の時は、20年前の不
渡り手形を持参します。やはり言葉で説明するより現物があれば、一発で伝わ
ります。そして、こうして苦労して話をしているのは、実は相手が自分なんで
す。話をしているうちに、考えが筋道立って来て、自分自身の生き方、経営方
針が、固まって行くのです。さあ、まだまだ強敵が続きますが、頑張ります!

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、火の用心!(長文暇な人向き)

 2月6日は、朝から全開でした。日本銀行金沢支店長に、アグリファンド石
川の総会記念講演のお願い、その足で、総会の段取り、新参与の方へ挨拶、昼
食後、鶴来信用金庫さんの親睦会で講演、終了後、車を飛ばして辰口温泉「ま
つさき」で行われた、野々市町消防第2分団家族慰安新年会の幹事と司会をし
て、2次会ではカラオケで盛り上げて3次会では、火消し魂を注入して就寝。

 2月7日は、当然二日酔い寝不足。ところが帰宅後、別の車で帰った息子二
人から、タイヤをぶつけてバーストさせたとの連絡。自分で交換しろ!とは言
ったものの、中古の軽自動車なのでロクなスペアタイヤが無いはず。仕方なし
に4キロほど離れた場所へ、行くと案の定、交換されたスペアタイヤは、ヒビ
ヒビ、空気圧不足でペッタンコ、これでは、二次災害になりかねない。再度、
私が持参したスペアに交換。

 これでようやく昼食を食べて昼寝開始。至高の時間を過ごしていたら今度は、
嫁さんがライブ会場に送って行った次男から電話。なにやらエフェクターとい
う大事な道具を入れたカバンを忘れたとのこと、持って来てとほぼ半泣き状態。
それでも寝起きで機嫌の悪い私は、「そんなモン知らん」と突っぱねてガシャ
ンと切るが、これで目が醒めて再度「仕方ない持って行く。どこへ何時まで?
」と聞くと2時半からリハーサルでどうしても必要とのこと。そしてカバンを
積んで出発したのが2時5分、会場は、金沢市の中心部、かなり時間的に厳し
い。でも結構、こういう緊急出動は嫌いではない。普段は省燃費走行の愛車ス
テージアを全開で、飛ばしてピッタリ5分前に到着。次男が飛び出して来て、
本当に嬉しそうに持って行きました。後で聞くと、初めてのライブ会場だった
のでいきなりのミスは致命傷になりかねなかったらしい。クールな次男が、あ
んなに喜んだ顔を見たのは、何年ぶり?

 小さい達成感の浸りながら運転していると、家の近くの交差点で目の前を消
防車が、凄い勢いで走り抜けました。嫌な予感、、すぐに火災情報に電話する
と「白山市で火災発生」としか言わないが、とりあえず格納庫へ針路変更。す
ると分団員が来て、明光(めいこう)町で火災入電と言う。明光なら管轄外な
ので行かずに済むと胸を撫で下ろしていると、次は、知気寺(ちきじ)町で火
災とメールが来た。知気寺は、管轄内!ゲッと思い3名で出動。格納庫を出て
すぐに煙が見えたので「これは大きい火事」とすぐに分かりました。

 消火の基本は、自然水利からの放水、しかも大きな火事ではなおさらです。
消化栓の水は限りがあるんです。しかし、現場は、用水から200m。覚悟を
決めてホース箱を延ばすが、3名では間に合わない。でもふと振り返ると、他
の分団員が、ホース箱を担いでやって来る。貸してくれ!と言うと、OKとの
こと。私の3本と他分団の3本を結合した時点で、120m、そこへようやく
ホース箱を担ぎ両手にも2本持った仲間が到着、即結合して延ばして火災現場
まで展張完了。そして仲間は、また200m走って放水開始をポンプまで伝令。
ようやく放水開始。自分では、永遠とも思える時間でした。この火災では、2
棟が全焼、おじいちゃんが一人焼死という悲しい火事でした。

 撤収命令が出たので、格納庫に帰り、みんなでドロドロのホースを洗って干
して再度、ホースを装備し直し、ご苦労様と帰りました。クタクタになったそ
の足で、町内会でお通夜の受付がありセレモニーホールへ。お通夜が終わり、
遅い晩飯を食べて午後10時20分にお風呂に。素っ裸になってドボン!と湯
船に入った途端サイレンが鳴り響きました!「げぇ〜〜〜マジですか!」とこ
れまた素っ裸で飛び出し消防の服に着替え出動。今度は野々市町内だが、かな
り遠い。現場到着するも用水もなく、仕方なく消化栓にポンプを繋ぎホース展
張開始。今度も現場が遠くて、ポンプ車に搭載している12本240m分全て
を使用して放水開始、今度も2棟全焼でした。しかも火元は、私の知り合いの
家でした。幸い人的被害はなく、撤収。格納庫で、またまたホースを洗い干し
まだ干せていないびしょ濡れのホースを、ポンプ車に装備し深夜に帰宅。

 2月8日、夜中の火災出動は、興奮して寝付けず寝不足で、告別式のお世話
と中陰という食事をして夕方帰宅、爆睡開始。2月9日月曜日に、ヘロヘロで
出社してたまった仕事をこなし、役場に所用で行く。さて用事を済ましさて帰
ろうとすると、役場の消防主任が血相変えて走ってきて「本町2丁目火災発生」
と一言。今度も「げぇ〜〜〜マジですか!」と格納庫へ急行。分団員も、もう
呆れ顔で集まり出動。いったいどうなってるんだぁ〜!幸い、現場到着前に鎮
火、撤収命令。格納庫に帰って、干してあったホースを片付けて帰りました。
しかし、年間、せいぜいあっても10回の出動が、3日間で3回!皆さん、火
の用心ですよ!

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成20年度      新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 254袋/374袋 68%    9月24日
普通じゃないコシヒカリ 253袋/515袋 49%    9月12日  
普通のコシヒカリ    368袋/659袋 56%    9月12日    
ハナエチゼン      60袋/175袋 34%   8月21日
ひとめぼれ        105袋/286袋 37%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
    〒921-8833 石川県石川郡野々市町藤平132
    TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113 
http://www.hayashisanchi.co.jp
 koyo@karatsu.ne.jp
 ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884