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林さんちのあぐらぐち物語 2009年 卯月1号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 卯月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
第1回目の種まきの苗を、ハウスに並べました。天気も良くスタッフもたく
さん来てくれたので、早めに終了、すぐに2回目の種まきを開始。毎回、これ
ぐらい順調なら本当に助かります。でも、芽の出具合が、イマイチ、少し心配
の種を残した1回目の苗でした。伸びろよ!苗達!
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・芽より根っこ
あれほど吟味して催芽した種もみでしたが、1回目の苗は、芽の出具合が少
ない苗箱が、多かった。決して芽が出ていないわけではないが、種まき後の気
温が低くて十分、芽が伸びなかったのかもしれない。さらに、林さんちの種ま
き機は、通常のスピードの3倍近くに播けるように改造されているので、どう
しても「床土」つまり種もみの下の土の供給が追いつかないのである。すると
「覆土」種もみに、被せる土の量を増やさないと、基準の1箱当たり5キロの
土の量にならないのである。結果的に、覆土が多いと、芽が土の上に顔を出す
のが難しくなるのである。
しかし覆土の量を減らすと、全体の土の量が減ってしまい、苗が田植えまで
肥料分が持たずに、黄色くなってしまう。林さんち的には、黄色い苗の方が、
植えた後の根の生え具合は、良好なので別に良いのだが、林さんちの苗を購入
されるお客様は、そうはいかない。やはり青々とした長い苗をご要望なのであ
る。まあ、その辺りを調整しながら、土の量を少なめに詰めてはいるが、それ
でもやはり覆土は、多めになってしまう。元々の原因は、以前使用していた床
土詰め機が壊れてしまい、新型機を購入したことに始まる。この新型機は、旧
型機に比べ「遅い・詰まる・壊れる」の3拍子を兼ね備えた機械でした。なぜ
過去形かというと、1台目の新型機は、まったく使い物にならず、頭に来て業
者に突き返して、別の機種を購入したのです。それでも、能力の低さは変わら
ず現在の状況を打破できずにいます。
昨年も同様の苗が、あったが結果的には、問題なく伸びてくれたので、今回
も信じてはいるが、やはり心配である。しかし基本的には、芽より根が伸びて
欲しいので覆土が多めというのは、正解ではある。以前は、覆土も床土も、同
じ細かいサラサラの土を使用していたが、この細かい土は、いったん水を含む
と塗り壁のようになってしまい、芽が出にくいという性質がありました。しか
し10年ほど前から「粒状床土」が、販売されるようになってからは、覆土に
は、粒状を使うようになりました。粒状なので芽は、粒と粒の間を縫って顔を
出し易くなって芽揃いは、格段にアップしたのです。でも昔は、塗り壁状にな
った土から芽を出すために、とにかく覆土をギリギリ少なくして播いていまし
た。確かに芽は、出やすいのですが、今度は、土が上手く被らずに、種もみが
露出した状態の苗も、たくさん出来てしまいました。
露出してしまった苗は、種が浮き上がって「種もみが、踊る」と呼ばれる状
態になり、上手く根が、伸びません。これでは、困るので、重い土を一輪車で
ハウスの中に運んで、スコップで撒いて上に載せる作業をしたりしました。で
も、覆土が少ないと基本的に、苗は上へ上へと伸びてしまい、根が張りません。
いったん、上へ伸びてしまうとそれを止めることは難しくて、見た目は、青々
としているけど、根が張っていないので、田植え機に入れる際に、バラバラに
崩れたり、なんとか田植えをしても、生育が悪かったりロクなことがありませ
ん。
以前のように、芽が出ない出ないと言って、芽出し器の温度を上げすぎて、
種もみを焼いてしまったのとは違い、そ〜〜っと土の下を覗くと、種もみは、
みんな元気に芽を出しています。ただ、少し短いだけです。はぁ〜でも、やっ
ぱり芽が揃うまでは、心配だなぁ〜。ただし、1回目の苗は、林さんちが使用
するハナエチゼンとひとめぼれだったので、お客様の販売用ではない。それが
せめてもの救い。でも今日、播いた2回目のコシヒカリとゆめみづほは、販売
用なので、心配しない程度に芽が出てくれないと、眠れない夜を迎えそうであ
る。1回目の種まきのような雪が降るようなお天気でないことを祈るばかりで
ある、、\(_ _)
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、変化し続ける林さんち
今年は、林さんちは変化の年と、何度か書いているが、実は、工場の増改築
だけでなく人事面での変化が大きい。プライベートなことなので、ずっとだま
っていたが、女子社員の一人がご懐妊。ついに、林さんちでも、産休と育児休
業の手続きをすることになった。産休では、出産手当金が出産予定日から42
日前、出産後56日の間、給与の3分の2、育児休業給付金は、1年〜1年6
ヶ月で、給与の30%が、もらえる。そして育児休業後、仕事に復帰したら2
0%が、職場復帰給付金としてもらえる。
でもこうやってみると、なぁ〜んだ全額補償されないんだと正直思いました。
社会保険庁が、バカな建物を建てて無駄遣いしなければ、定額給付金で2兆円
もばら撒かれなければ、もっとマシな補償額なのにと感じます。これでは、少
子高齢化に歯止めが、かかるはずもありません。さらに、彼女には、ぜひ職場
復帰を望んでいますし、本人も家庭が許すならそう望んでいます。林さんちも
育児が必要なら育児をしながらの就業シフトを、考えようと考えています。今
すでに、子供が手を離れた社員の方も昔は、半日だったり、午後3時終業だっ
たりしていました。林さんちは、従業員何百人もいる会社ではありません。一
人一人の社員さんの都合に合わせて仕事をしてもらえば良いと考えています。
そして、そんなことも可能なのが農業という仕事だと思います。
しかし夏には、出産予定なので、現場のスタッフが一人足りなくなるのは、
現実問題として出てきます。この問題を、どうしようどうしようと悩んでいた
ら、1年前からバイトに来ていた高校生が、卒業後もバイトをさせて欲しいと
申し出て来た。さらに静岡県から大学卒業後、2年間研修をさせて下さいとい
う青年も、現れた。自分では、超能力でもあるのかと勘違いするようなタイミ
ングである。バイトに来ていた高校生に関してはこの1年間を通じ、なんと今
どきの高校生と違い、真面目でしかも気が利くのだろうかと驚嘆していた子で
した。父親は、なんと後で分かったのだが、青年塾の3期生でした。彼も、農
業志向が強くて、現在畑や田んぼを作っている。ご両親の方針もあったのだろ
うが、近くにアパートを借りてすでに自立モード全開です。この1年は、バイ
トとして来てもらい、お互いの覚悟に確信が持てた時点で、次のステージを考
えている。
研修生に関しては、かなり迷いました。新しいスタッフが1名増えるのは確
定している上に、今回は、自宅ではなくアパートを新たに寮として会社が借り
ることになるので、その経費負担も心配でした。しかし研修生の強い要望があ
り、最終的にはその思いに応える形で、受け入れを決心しました。かくして、
19歳と22歳の若者二人が、近所のアパートから毎日通って来ることになり
ました。片や未成年、片や研修生、社長の責任も重大です。幸い、真面目な二
人なので心配していませんが、長い月日、何があるか分かりません。でも二人
にとって実りある仕事場、研修先であることを信じています。
そして、そんなことをやっていたら、消防団員の一人が会社を辞めて別の就
職先が決まったが、1ヶ月間無職になってしまう。林さんちでバイトで雇って
くれませんか?とポンプ点検の打ち上げの席で言ってきた。畦塗りも種まきも
人手は、どれだけあっても足りないので、即座に、来て!と頼んだ。そして会
社で、そのことを言うと専務が、「いい加減にしてくれ!これ以上、見とれん
ぞ!」と切れてしまった。専務は、職人系なので、他人にとやかく指導するの
は、嫌いなのである。一人静かに、作業するのを好むし、作業をする相棒も、
言葉ではなく目で見て覚えるタイプを好みます。
でも本人も、自覚しているようだが、社長の私の言うことも半分くらい正し
いようです。でも、私も2度3度、反対してくる事案に関しては、専務が正し
いと判断しています。専務が2度以上反対して止めたのが、米粉パンが、そう
でしたし、今の工場の増改築の設計に関してもそうですし、他にもいろいろあ
ります。しかし、今まで成功した、フォークリフト2台体制、工場建設、紙マ
ルチ田植え機購入、ネット通販開始、これら全て一度は、反対されているので
すが、しばらく2度3度と言って来ないのを見計らって再度、検討して、まあ
賛成ならそれで正しいと判断しています。
結局、新人3名の面倒をみながらの春先の仕事になりましたが、結果的には、
あてにしていた、大学生のバイト2名と長男が、まったくの不発、、(-_-#)
ほとんど来ないので、この判断は、大成功でした、、というより来てもらわな
かったらどうなっていたかと思うとゾ〜〜とします。しかも3人とも優秀だっ
たので、大助かりです。さあ、この調子で1年間、米作りをバッチリやるぞ!
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成20年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 219袋/374袋 58% 9月24日
普通じゃないコシヒカリ 197袋/515袋 38% 9月12日
普通のコシヒカリ 298袋/659袋 45% 9月12日
ハナエチゼン 33袋/175袋 19% 8月21日
ひとめぼれ 91袋/286袋 31% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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