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林さんちのあぐらぐち物語 2009年 皐月2号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 皐月2号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
超ふつうじゃないコシヒカリとカグラモチを除き、田植えが終了。これで、
面積的には、70%終了。ここまで来れば、一段落と言った感じです。そこで
新工場の米倉庫にお米を移動、意外に小さいのかもう一杯一杯。でも、これで
夏の猛暑も乗り切れます、、(o^-^o)
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・昔ながらの方法が一番
今年は、昨年より1ヘクタール面積増にも関わらず、超コシを除くうるち米
の田植えが、昨年より半日早く終了した。GWの好天に助けられたのと、やは
り社長の私がフル参戦出来たのが大きいと思います。昨年は、怪我、一昨年ま
ではPTAの会合で必ずどこかで休んでいました。でもさすがに、フラフラ状
態です。私自身は、本当にガリ勉君で、眼鏡もカトちゃんの眼鏡をかけている
ようなひ弱なタイプだったので、体力には、まったく自信がありません。専務
も同様で林さんちで一番元気なのは、母親と猫のちょみのすけくらいなもんで
す。
このフラフラ状態に輪をかけて体力を消耗するのが除草剤散布です。田植え
をして5日〜7日の間に散布してやらないと草がニョキニョキ生えて来るので
焦ります。林さんちでは、基本的に除草剤は、この田植え後に散布する1回で
済ましたいので、ミスは許されません。失敗をすると、どうしても草が多発し
て2回目の除草剤散布をする面積が、増えてしまいます。数年前までは、この
除草剤散布は、田植え機に付けた除草剤散布機「まきちゃん」で田植えと同時
に撒いていました。だから、とても楽チンだったのです。
しかしこの「まきちゃん」雨が降ると湿気で農薬が詰まったりして、上手く
作動しないこともありました。さらに風が強いと、どうしてもムラになってや
はり上手く撒けませんでした。それでも、昔のように動力散布機に除草剤を入
れてホースで散布するような重労働はしたくなかったのです。でも新型田植え
機を購入したら「まきちゃん」は生産中止になっていて、新しい除草剤散布機
「イノーバ」が付いて来ました。このイノーバの性能が酷い!まきちゃんは、
かなり低い位置に長いカバー付きで、風の影響を防いでいましたが、イノーバ
は、かなり高い位置からまさしくばら撒く方式でした。結果、風が少しでも強
いと、ムラムラになってしまいました。
おかげで、その年は、草取りにエライ苦労しました。そこで、また昔の方式
に戻したらどうだという意見が出ました。夏の草取りの責任は、社長の責任。
そこで、私が責任を取って?昔ながらの背負い式動力散布機と長い20mホー
スで散布することになりました。朝夕の風の弱い時間を狙い、私とホース持ち
と運転手の3名で出動します。動力散布機のエンジン音で、意思疎通はアイコ
ンタクトと身振り手振りになります。だからチームは、勘の鋭い人と組むよう
にしています。なにせ、林さんちの田んぼは、モザイク模様に点在しているし
市街地の田んぼは、家や壁に囲まれていて、ホースをあっちにやったりこっち
にやったりして展ばして撒きます。運転手は、除草剤の補給のために軽トラッ
クを、私の動きを予想して移動して行きます。
10年ぶりに昔の方法を、やってみて助かったのは、まず除草剤の重さが軽
量化されて3分の1の重量になったこと。背負い式動力散布機の性能が上がっ
ていたこと。そして一番良かったのは、綺麗に除草剤が散布できたことでした。
おかげで、一発で除草剤を効かすことが出来て2回目の散布も減りました。フ
ラフラになりがならも、行う価値は十分にある作業です。でも市街地での動力
散布機を背負っての作業は、さながらサーカス状態です。擁壁(ようへき)と
呼ばれる幅12〜15センチほどのコンクリート壁の上を歩くのですが、結構
高いところもあり緊張します。軽くなったとは言え、除草剤込みで20キロ前
後はあります。だから市街地での肥料散布は、背負い式動力散布機では危ない
ので、田植え機の肥料散布機で撒いています。
市街地の除草剤散布は、終了しましたが、除草剤散布作業はまだまだ続きま
す。経験的に、油断して意外なところで足を滑らし転ぶので、油断せずに行き
たいと思います。だから除草剤を撒かなくて済む、超コシの紙マルチ栽培が、
いかに楽チンかが分かります。当然、紙を敷く作業は大変ですが、植えてしま
えばあとは、ノーメンテナンス。というより紙マルチを破ってしまうので、田
んぼには、入れないのです。その超普通じゃないコシヒカリの田植えを週末に
予定しています。晴れてくれ〜!
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、第2期工事へダイブ!
工場の米倉庫部分の増築が完了。本当は、4月中に完成していたのですが、
床の塗装が完全に乾くまで時間がかかったのです。もっと細かく言えば、ほと
んど4月初めには床にコンクリートも打ってほぼ完成していたのですが、コン
クリートの水分値が下がらず塗装が遅れたのです。見た目乾いているようでも
下から湿気が上がって来るようです。毎日、塗装業者さんが特殊な水分計を当
てて行っては、まだまだと言って帰って行きました。そういえば、昔々にコン
クリートを打った納屋の床は、雨が降ると湿気が上がって来てビチャビチャに
なります。今は、シートを敷いたり、特殊な土を入れたりして防水しているん
でしょうね。農業同様、仕事にはそれぞれノウハウがあって面白いです。
そして完成した米倉庫をウットリ見て楽しんでいましたが、そろそろ田植え
も中休みなのでお米を入れてみようと思い、ライスセンター、現在の工場内の
米置き場から、搬入しました。当然、商品別に並べないといけないので、一杯
一杯に詰められない。さらに、お味噌も置くスペースが必要となって、入れて
見ると想像以上に狭い。ゲゲゲッ!こいつはマズイぞと思いながら、結果的に
ハナエチゼン、ひとめぼれが、予定外の位置にはみ出てしまった。米倉庫部分
には、現在のロッカー、年末の配達用の商品棚を置く予定なのだが、そのスペ
ースが確保されていない。
図面的には、OKなんだが、商品別に加え10キロ袋もあるので、上のスペ
ースを有効に使いきれていないのである。う〜ん、しかしこの倉庫は、基本的
に夏場の避難所としての機能を優先しているので、冬場は、やはりライスセン
ターに、ほとんどのお米を置くので、大丈夫のはずと考え直しました。となる
と冬場は、やはり餅優先の配置を考えないと行けない。じゃあ、あの棚は、こ
ここへ、その棚は、ここへと、脳みそは一気に冬に飛んでいくのであるが、そ
の前に第2期工事があることを忘れていました。
おっとっとと、脳みそを巻き戻し、6月の第2期工事にダイブすると、あれ
をこっちに、これを、、と考えていると、ネットの配送作業が浮かんできた。
すると、ネットで発送する商品が米倉庫に全て置いてあるのであるが、事務所
とその間は、工事中のオジサン達や建設資材で一杯です。となると担当者は、
事務所をいったん出て、発送作業を行うことになります。すると店番も兼ねて
いるので、だれかその間、店番をする必要が出てきます。発送作業に必要な、
バーコードの機械、ダンボール、その他の七つ道具の置く場所も確保しなくて
はならない。
そして良く考えたら、現在、お餅やお味噌を保管している大型保冷庫の仮に
置く場所がない。この保冷庫は、電源が200ボルトですが、米倉庫に移動し
ようにも、200ボルトが来ていません。これは、ここに置いたままなんとか
工事をしてもらうしかないかも。となると、あれも、それも、仮置きの場所が
足りないかも〜。と、この時点で、脳みそはショートしてダウンしてしまいま
した。第2期工事開始予定は、6月からなので、とにかく田植え終了後は、み
んなで知恵を絞って、工事に支障のないようにしなくてはなりません。米倉庫
のような増築だとまったく簡単ですが、改築というのは、本当に大変だなと感
じました。完全休業できるならともかく、稼動させながらの工事ですから、ハ
ードルは、高くなります。
私自身、昭和61年に餅工場を稼動させてから、工場の設計は3回目ですが
何度やっても100点満点には、なりません。1回目は、倉庫を改造した工場
でしたが、10年で限界に達して2回目は、現在の工場を建設。今、考えると
この時に工場や店舗を建設していなかったら、今の林さんちは存在していなか
ったでしょう。それぐらいタイムリーな、そして私の人生の数少ない成功事例
です。それぐらいの成功事例にも、関わらず、なかなか思ったように機能せず
何度も細かい改築を繰り返して現在に至っています。そしてまたまた限界に達
したと感じて3回目の大規模な改装。それでも完璧とは言い難いですね。それ
ほど工場って生き物なんです。さあ、人生で何度出来るか分からない事業です。
楽しんで行きます、、(o^-^o)
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成20年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 178袋/374袋 48% 9月24日
普通じゃないコシヒカリ 141袋/515袋 27% 9月12日
普通のコシヒカリ 226袋/659袋 34% 9月12日
ハナエチゼン 9袋/175袋 5% 8月21日
ひとめぼれ 71袋/286袋 25% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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