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     林さんちのあぐらぐち物語 2009年 水無月1号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 水無月1号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 田植えが終わって、やれやれと思う間もなく、大豆播種、そして工場の改築
準備、子供達への食育授業と、予定がガンガン入って来ました。梅雨が来る前
に外仕事も済ましたいが、工場改築の業者さんが、もう待ち構えていてプレッ
シャーが、かかっています。

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・あっと言う間の補植

 田植えが終わって1週間ですが、カグラモチへの除草剤散布、補植、余った
苗の片付けと、なにやら色々とやっているうちに、あっと言う間に過ぎてしま
いました。私は、机の上の未決書類や封筒を、バッサバッサとさばいて行って
います。農業関係も、田植えが終わるやいなや、すぐに色々と動き始めるので
すが、少し動き出しが、林さんちの田植え終了より早い。おかげで、封筒を開
いてみたら、提出期日が、過ぎていたり寸前だったりということが毎年ありま
す。

 田植え後の作業として「補植(ほしょく)」と呼ばれる作業が時々登場しま
す。この辺の方言では「マナイ」と呼んでいますが、語源はさっぱり分かりま
せん。間苗?がなまってマナイになったのかもしれません。私が、小学校の頃
に田植え機が登場したことは、以前メルマガにも書きましたが、その頃の田植
え機は、今の機械とは違い植え付け精度が、悪く、よく欠株を生じました。欠
株とまでは行かずとも、1本植えになる場合も、多発していました。その欠株
に、手で苗を植えていく作業を「補植」と呼ぶのです。

 勤勉な日本人は、小さな田んぼの隅々まで稲を育てました。そんな欠株を許
すわけがありません。だから5年ほど前は、田植え後に、全ての田んぼに補植
に再度回っていました。田植え機の性能が、上がってもどうしても田植え機の
ターンの際、苗をタイヤで踏んでしまう箇所が出来てしまうのです。ところが、
5年ほど前から、額縁式と呼ばれる田植え法に変えてから、一気に踏む面積が
減りました。昔ながらのやり方は、四角の田んぼの一辺から縦に順番に折り返
しながら植えて行き、ラストに折り返し部分を横で植えていました。この時、
どうしても横で植える時に苗を踏んでしまったのです。

 額縁式は、最初に外周2週分を除いた真ん中を縦に植えて、最後に残った額
縁部分を、クルクルと回って植えます。こうするとほとんど、苗を踏んで植え
ないのです。せいぜい田んぼから出る際に踏むくらいです。今では、田植えし
ながらスタッフが、ちょいちょいと補植して行きます。それでも間に合わない
ような変形田の植え残し部分も、田植えの合間に、植えて行きます。使用する
苗箱は、300坪当たり22箱で計算していますが、田植え機分20箱、補植
分2箱の計算です。でも、この方法では、2箱も必要ないので、林さんちの苗
は、最近は、品質の向上も手伝って余り気味です。でも足りないと本当に酷い
目に会うので、この2箱はアドバンテージとしてどうしても必要と考えていま
す。

 ところが!林さんちの田んぼではなく、田植え作業請負いのお客様の田んぼ
では状況が一変します。田植え機で20箱使用した後に、補植苗を5箱以上、
場合によっては、それでも足りずに後で追加することもしばしばあります。最
初は、植え方が良くないのかと思い、苗の植え付け本数を増やしてもみました
が、結局、補植苗の箱数は変りませんでした。要するに、とにかく植えてあろ
うとなかろうと、田んぼ隅々まで植えたい方なんです。ちなみに、子供達の手
植えで使用する苗箱数は、300坪で15箱、軽く1.5倍は、苗を使用して
いる計算です。

 まあ稲の生育を考えると正解ではないかもしれませんが、でもそんなお客様
は、本当に田んぼを大事に守ってくださっています。だから苗箱の請求も。追
加分は、請求せず「田んぼの面積×標準の22箱」で計算しています。まあ、
苗数に余裕があるわけですし、お客様の気の済むまで植えていただければと考
えています。ただ、壁際5センチに植えられると、稲刈り機械で壁を削ること
になるので、堪忍して欲しいのですが、、(* ̄▽ ̄*) いつの間にか終わって
しまう補植作業を、田植え機の上から見ながら、昔の苦労を思い出していまし
た。

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、今度は借金返済に頑張るぞ

 工場の改築が、始まります。予定どおり田植えが終わってから作業開始にな
りますが、意外に、早い感じがします。田植えは、終わりましたが、ハウスの
ポリフィルムは、張ったままだし、大豆の播種も始まったばかり。しかし工務
店の方からは、田植えの終わる前から「いつ打ち合わせできますか?」「業者
に下見に行かせても良いですか?」と、プレッシャー?がどんどんかかって来
ます。そして6月2日に業者打ち合わせを行いました。

 4月の米倉庫増築部分に関しては、ほとんど何も考えなくとも、サクサクと
建ったのであるが、改築部分は、田植えの最中に、ぼんやり頭で考えてみても
なかなかややこしいことだと感じていました。しかし、いざ打ち合わせをして
見ると、こいつはかなり段取り良くやらないと大変な目に逢いそうです。まず
作業は、大きく分けて3つ、「加工場の天井工事」「クリーンルーム」「会議
室・更衣室・旧米倉庫を、商品倉庫に統合」。

 工事が始まったとしてシュミレーションしてみると、工事中は、餅加工は、
停止。商品発送業務は、現在の新築米倉庫部分で、なんとか継続。しかし一度
に全ての工事を行うと、中の機械や資材を、全て外に出さねばならず大変。そ
こで「加工場の天井工事」を先に行います。加工場の隣の部屋に、少しの移動
で済みますし商品発送業務は、まだ普通に出来ます。加工場の工事が終了後、
今度は、会議室・更衣室・旧米倉庫の壁や天井を解体します。解体後、クリー
ンルーム設置、新しい天井や壁で部屋を区切ります。この工事が、6月末から
7月10日です。この時は、工事中ですが、スタッフの出入りはなんとか可能
です。

 問題は、7月中旬の床塗装です。この間1週間は、出入りが出来なくなりま
すし、なんと言ってもシンナーの臭いが凄い!米倉庫の新築工事の時に、この
シンナー臭という思わぬ伏兵には、本当に参りました。14年前に建設した時
には、まったく気付かなかったのですが、それは近くで作業をしていなかった
だけで、恐らく塗装中は、かなり臭ったはず。今回は、お店やスタッフのいる
部屋には、完璧に目張りをしてもらい防ぐつもりですが、果たしてどうなるか
は塗ってみないと分かりません。

 そして改築では、元々あった場所から移設する設備もいくつかありますが、
その一つ一つに、問題が起きます。まず電源は?水道は?排水は?排気は?移
動先に邪魔な柱が!等々。もちろん打ち合わせ時に、かなり詰めてはいますが、
やはり現場で決めないといけない場面も多いはずです。そして最後は、考えに
考えたレイアウトですが、果たして上手く機能するのか?14年前に新築して
からずいぶん、あれやこれやと手を入れています。工場というのは、生き物で、
どんどん状況が変化して行来ます。なかなかこれで決定!いう形にはならない
のです。それでも、この改築でせめて借金の償還期限の10年間は、機能して
くれることを祈るばかりです。

 そしてこの改築工事終了と同時に、ソーラーパネルを設置します。その業者
の方も打ち合わせに来られました。ソーラーパネル設置完了で、今年の林さん
ちの一大イベントは、終了します。この工事を決めてから、リーマンショック
に始まる世界不況、太陽光発電の売電価格のアップと、上がったり下がったり
のジェットコースターのような世の中を進んでいます。少しづつ綺麗に仕上が
って行く工場を見ながら、今度は、借金返済に向け頑張らないといけないと、
フツフツと燃えている林さんちでした。でも、宝クジも、当然毎回購入してい
いる林さんちです、、(o^-^o)

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成20年度      新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 159袋/374袋 42%    9月24日
普通じゃないコシヒカリ 115袋/515袋 22%    9月12日  
普通のコシヒカリ    188袋/659袋 29%    9月12日    
ハナエチゼン      0袋/175袋  0%   8月21日
ひとめぼれ        55袋/286袋 19%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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