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林さんちのあぐらぐち物語 2009年 葉月3号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 葉月3号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
完全に日照不足決定です。あとは残暑に期待するのみですが、結果は、稲刈
りして袋詰めしてみないと分かりません。林さんちの一番打者ハナエチゼンの
出荷も昨年の8月21日より4日は、遅れそうです。そんな中、ソーラーパネ
ルの工事が始まり、さらに23日には、その完成を祝って田んぼのフェスティ
バルを開催します。
******* 田んぼのフェスティバルのご案内 *******
「ネット、メルマガを見た」と受付でおっしゃってください。
林さんちの頑固揚げを進呈します、、(o^-^o)
8月23日(日)午後3時出店開店
午後3時半・ソーラーパネル見学・稲刈り体験
午後4時半ハシゴ登り
午後5時演奏開始〜午後8時終演予定
出店予定模擬店
『林さんちスタッフ有志のお店』 おにぎり、米粉唐揚げ、生ビール
『沖縄料理 ハイサイ屋』タコライス、シークァーサー
『たこらく』 米粉たこ焼き、手打ちそば
『第一電機工業(株)』 太陽光発電展示
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・田フェスギリギリ準備中
8月23日に「祝!ソーラー発電開始!」と銘打って、田んぼのフェスティ
バルを開催します。予定外に稲刈りが遅れていて、作業的には厳しい日になり
そうです。昨年は、24日でしたが、ハナエチゼンをとっくに刈り取って、そ
の合間での開催でした。今年は、昨年のテスト刈りが18日でしたが、どうみ
ても無理。今年は、なんとか19日にテスト刈りをしてみて、21日に本格的
に刈取り、22日乾燥、23日袋詰め、、では間に合わない。20日のテスト
刈りと同時に、ある程度、田フェス用に収穫しておかないと、収穫祭の意味が
なくなります。
林さんちのテスト刈りは、ライスセンターの乾燥調整ラインの掃除も兼ねて
います。ハナエチゼンの前に乾燥調整ラインを使用したのは、昨年ラストに刈
ったカグラモチです。当然、機械を掃除しますが、どうしても何処かに、前に
使用した品種が混じっています。そこで、少々もったいないのですが、品種の
入れ替えの度に、30キロ袋10袋前後分を、ラインの中を通して綺麗にしま
す。そうするとほぼ完全に、前の品種を除去できます。ハナエチゼンとカグラ
モチ混じりのお米は、スタッフや近所の人達に、今年一番の新米として贈呈し
ていますが、飛ぶように無くなります。
ところが、23日から逆算すると、せめて23日朝に精米するとして、22
日には袋詰めが、完了していないとダメです。ところが、ハナエチゼン稲刈り
初期の頃は、水分値が高く乾燥に時間がかかります。そこで20日のテスト刈
りの籾を、追っかけるように稲刈りをして乾燥機に入れて行きます。そうすれ
ば21日に乾燥が仕上がってなんとか22日には、籾摺り袋詰めという運びに
なります。というのは、籾摺り直後の玄米を、精米すると精米機の中でご飯に
なってしまい詰まってしまうのです。新米を、都会の子供に送ろうとして、林
さんちのコイン精米機でも、この時期たまにあるトラブルです。
これらを全てクリアしてなんとか、田んぼのフェスティバルでは、新米のオ
ニギリを出したいと考えています。ギリギリと言えば、ソーラーパネル。林さ
んちのソーラーパネルは、シャープ製ですが、昨今のエコの流れか生産が追い
つかず当初、設置が9月中旬にずれ込みそうになりました。しかし春先からの
話し合いでは、お盆前の設置予定で、しかも田んぼのフェスティバルのメイン
テーマになっています。実は、ソーラーパネルは間に合いませんでしたとは言
えません。そこで施工業者さんが頑張って、どこかのソーラーパネルを無理や
り引っ張って来たそうです。この時期、エコ関連の商品は、どれも品不足気味
のようですね。メーカーも、これほどとは読めなかったのでしょう。
読めなかったと言えば、このソーラーパネルの設置角度が11度になってし
まいました。社内規定で、ここ野々市は豪雪地帯となり、風雪に耐えれるよう
に寝かすことになっているようです。そうなると当然発電量も減るわけで、そ
の分、パネルの枚数も増やしてもらえるようになり、さらに半端な増やし方で
は、困るということで、ちゃんと四角になるような枚数ということで何枚か増
え、結局、発電量が当初の見積もり価格で、少し増えました。つまり業者さん
がとても頑張ったということです。
そこで業者さんにも、太陽光発電のブースを出してもらい、実際に足場から
林さんちのソーラーパネルを見学できるようしてもらいました。当日、石川県
産業展示館で、大規模なエコ展覧会があるにも、関わらず林さんちに来てもら
うので、ぜひ皆さんに太陽光発電について理解を深めてもらえればいいなと思
います。でも、よくよく考えると、米作りも太陽光発電のようなモノですね。
おてんとう様のご機嫌で、一喜一憂の毎日です。
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
3、林さんちのマニフェスト
地元の新聞記者さんから、農業者から見た、自民党と民主党のマニフェスト
に関して意見はないですかと取材申し込みがありました。実は、マニフェスト
は、しっかり読んでいませんでした。噂では、民主党が、所得の直接補償に流
れていると聞いたからです。自民党に関しては、今までとそう変わらないだろ
うなというのが本音でした。そこで、ようやく両方に目を通してみたのですが、
やはり噂どおりのマニフェストで、正直がっかりでした。
民主党の食糧安全保障の観点からの自給率アップや、自民党の米粉や飼料米
の利用に関しては、「あ〜そうだね」とは思います。しかし何かが違う、それ
は、マニフェスト全てに言えることだけど、国民主体で物事を動かさない限り
何も変わらないということです。農業に関して言えば、日本に農業が本当に必
要かどうかが、すでに問われているのに、ごく少数の農業者に、お金をあげて
なんとか続けてもらおうというのは、無理な話です。どうやったら今の日本に
農業が必要か、大多数の国民の皆さんが腑に落ちるような政策がないと感じま
す。
今の日本農業が、どうして産業として立ち行かないのか?それは、日本国民
にとって、それが本当に必要と感じられていないからです。それは、なぜか?
日本の農産物を、美味しく食べていないからです。自給率低下、国土の保全
安全保障と、どれだけ声高に叫んでも、それは頭で分かっていることであって
心から感じていることではありません。やはり、なんと言っても舌で感じ、脳
にインプットさせることが、大切です。某ハンバーガーチェーンは、子供達の
舌にインプットし続けて50数年、今では大人達も大挙して食べているではな
いですか?もうこなるとDNAレベルで、情報が伝達されていますので、大し
たものです。
生産者にどれだけお金をあげても、農業は良くなりません。それは、その作
った農産物を適正価格で買ってくれるお客様が増えない限り無理な話です。お
米で言えば、林さんちのお米がなぜ美味しいか?それは逆説的に言えば、他の
お米が不味過ぎるからです。それは、価格を下げようとして、本来主食には使
わない中米やミニマムアクセス米を、混ぜれば美味しいわけがありません。た
っだら本当の味の国産農産物を食べてもらうしかない。というわけで、林さん
ちでは、せっせと食育授業や稲作体験授業を通じ、皆さんにいろいろと伝えて
いるわけですが、しかし一番効果があるのは、食べてもらって「美味しい!」
と感じてもらうことです。
そこで林さんちのマニフェストに加えて欲しいのが『小中学校給食費無料化
』当然、国産農産物使用が前提になります。しかし、ここであまり突き詰める
と、栄養士さんを苦しめることになるので、入手可能な範囲で十分です。一番
困るのが調味料等に含まれるような微量な外国産農産物なんです。このトレイ
サビリティで、栄養士さんの業務の多くが割かれています。無料化による財源
は、私の試算によると5千億円。現在の農林予算が、2兆6千億円、この中で
農家へばら撒かれる転作関連費、建設業者にばら撒かれる公共事業費、自給率
向上と称しばら撒かれている宣伝費を、精査すれば十分可能性のある事業だと
信じています。当然、給食の米飯を100%に上げます。こうなるとパン屋さ
んが困るので米粉パンに移行してもらいます。お肉も、短角牛と言った、国内
飼料で育つ牛の肉を積極的に使います。そのコストアップ分は、それに関連し
た相乗効果で十分、補えます。その一つに、上田市の教育委員長が、給食を和
食へ変える取組みを行っただけで、非行が減り、学力も上がったそうです。効
果も十分な事業です。
つまり、今の農業者にお金をあげる政策は、お金の無駄使い。効果がないこ
とは歴史が物語っています。農業者には、釣竿を与える政策に、どんどん変え
るべきです。それは、全ての業種に言えることで建設業者に、公共事業をどれ
だけ与えても、景気は良くなりません。結局、そのための天下り、渡り、意味
の無い財団が、ワンサカ出来て我々の税金を食い潰しているだけです。例えば
林さんちで効果のあった事業としては、日本政策金融公庫の低利融資。おかげ
で工場も建設できて、利子補給以上に税金で返しています。経済産業省の事業
で県が行ってくれたバーチャルショップ道場のおかげで、今ではネット通販で、
収益を上げることが出来ています。もし、あの時、参加していなかったらと思
うとゾ〜〜っとします。これらは、直接の所得補償ではなく、釣竿の政策です。
税金に関しても、そんなにかかっていないと感じますし、それ以上の納税に繋
がっていると思います。
一度マニフェストを逆転眼鏡で、見る方向を逆にして、もっと国民力をアッ
プするような政策に、切り替えて欲しいと感じます。このままでは、日本国民
全員が「お上依存症」になってしまいます。野々市町でも「家の前の街路樹が
枯れそうだから水を撒きに来い!」なんてバカなことをいう輩がいます。枯れ
そうなら自分で水を遣ればいいんです。さらに「家の前に雪があるから除雪に
来てくれ!」という輩。自分で出来ないお年寄りならともかく、家の前くらい
は自分でやればいいんです。行政サービスで、どうしてもやらねばやらねばな
らないことは、山ほどあるんです。財政破綻した夕張市を見て、感じましたが
「お上依存症」は、破綻への高速道路です。しかし、国民に何かを強いるので
はなく街路樹に水をやるなら感謝状を一枚贈る。除雪をしてくれる家には、除
雪協力者の看板一枚を贈るだけでいいんです。人は、3匹のタイで動くそうで
す。認められタイ、褒められタイ、そしてお役に立ちタイ。「お上依存症」か
らの脱却こそが、これからの日本の最重要課題だと感じます。
てなことを新聞記者さんに、話すつもりだけど、言葉が通じないのは、承知
しています。それでも、一生懸命話すことが、私に与えられた使命と感じてい
ます、、o(^o^)o
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成20年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 69袋/374袋 18% 9月24日
普通じゃないコシヒカリ 18袋/515袋 3% 9月12日
普通のコシヒカリ 30袋/659袋 5% 9月12日
ハナエチゼン 0袋/175袋 0% 8月21日
ひとめぼれ 2袋/286袋 1% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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