~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
     林さんちのあぐらぐち物語 2009年 神無月4号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2009年 神無月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

 秋の終わりにしては、お天気が、なんとかもって外仕事がはかどりました。
しかし日曜日ごとに、いろんなイベントがあって油断のならない状況にありま
す。さらに祝い餅の受注も始まりました。こっちは、もっと集中していかねば
なりません、、o(^o^)o

  在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□
ハナエチゼン       ■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・クリーンヒット連発

 林さんちの今期の決算が出ました。経常利益1000万円!最近では、かな
りの大きな収益になりました。法人税を払いたいと思っている珍しい会社?な
のですが、会計士さんからすると、あまりたくさん払うのは、敗北感があるの
か、決算ボーナスで調整して800万円以下にするようにしています。ただで
も、給料が安いので、せめてボーナスでどーん!と社員に還元したいのですが
近々の決算では、280万円、430万円、しまいには650万円の赤字と、
800万円どころか、はるかに下回っていました。

 実は、林さんちの決算時期の変更が昨年あって、1月末から8月末に変更と
なりました。だから650万円の赤字の決算は、移行のための7ヶ月間の収益
なのです。2月から8月なんて期間は、農家にとっては収入がなくて、どんど
ん肥料や農薬にお金が消えて行きますので、当然赤字になるわけです。おかげ
で、15期ぶりに赤字転落と相成ったわけです。ところが赤字になると、次の
決算でもし黒字になっても、その分相殺できて税金を払わずに済むということ
に後で気づきました。おかげで、半年決算をずらしたことで、ほぼ1期分の税
金を節税となってしまったのです。

 だから、まあいつもの黒字幅なら、下手すると2年は法人税を払わない、私
にすれば不良法人になってしまうと予想していました。しかし、いざフタを開
けて見ると、予想をはるかに上回る黒字にびっくりでした。どうして?と思い
調べると、まずはお米の在庫の増加。今年は、ハナエチゼンの売り切れを恐れ
例年より大幅に残しました。8月末には、当然、新米で在庫されているので棚
卸しの資産としてカウントされます。次に、分かったのが、仕掛かり品の増加。
稲の仕掛かり品は、いわゆる青立ち稲の資産評価ですが、林さんちでは、経費
の積算で計算しています。

 すると今年は、肥料費の大幅上昇で、青立ち稲の資産評価額が、ぐ〜〜んと
上がってしまいました。この二つで軽く400万円以上は、黒字を生み出して
いるので、実際は、いつもの経常利益と考えています。普通なら、ここで決算
ボーナスを出して、社員に還元して利益を調整するのですが、在庫や仕掛かり
品というのは、実はお金ではありません。売ってなんぼのモノばかりなので、
嬉しい顔して、ここでお金を使ってしまうと、後でエライ目に会う可能性があ
ります。さらに、この黒字は、リーマンショック前の利益が多いので、さらに
油断なりません。

 しかし、出てしまった数字は、数字なので仕方ないなと思っていたら、会計
士さんから「社長、こんなん出てきました!」と差し出されたのが『エネルギ
ー需給構造改革投資促進税制』略して『エネ革税制』これによると、ソーラー
発電設備は、一発償却できるというのです。しかもソーラーパネル完成が、8
月23日で、今期で使えるというのです。つまり800万円の領収書が1枚で
きるわけです。通常は17年かけてチマチマと、経費で落として行くのですが
タイムリーと言うか、びっくりしたと言うか、もし会計士さんが気づかなかっ
たら、どうなっていたのかと色々と感じました。でもここは、このカードは使
うべきという会計士さんの意見を取り入れることにしました。

 ということで、利益は、ガタンと減って200万、さらに前期の赤字がある
ので、ほとんど法人税を払わない極悪法人?になりました。会計士さんは、勝
利に酔いしれていましたが、黒字なのにほとんど税金を払わないで済むという
のは、会計士冥利に尽きるのでしょうね。私は、やはり、少々心苦しいのです
が、現実的には、利益の多くがキャッシュではなく、見かけ上の利益なので、
ここは、やはり我慢かなと思います。でもこんなクリーンヒットを繰り返して
いると、税務署さんが黙っていないような気もしますが、調査に来ても、おそ
らく今回も一銭も取れないと思うので、堪忍ください、、\(_ _)

           ↓そんな林さんちのお米はこちら↓
         http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

3、無事でいてくれれば

 10月25日に、白山市で行われる「ファイヤーフェスティバル」において
野々市町消防団『勇み鳶』と白山市南消防団『林分団』の恒例の合同ハシゴ登
りに向け、登り手の養成は2年前から、持ち手の練習は、この1週間と準備万
端進めて来ました。しかし23日深夜に、町内の老人男性の行方不明者捜索の
ため緊急召集の連絡があり、翌24日朝から、野々市町消防団で捜索が開始さ
れました。当然、ファイヤーフェスティバルのほとんどの担当をキャンセルさ
れることになりました。しかし、本来、開会式と閉会式の2回行うハシゴ登り
を、開会式のみ我が第2分団が参加することになり、なんとか新人登り手のデ
ビューでしたが、無事終了することが出来ました。終了後、ハシゴを片付け速
攻で、捜索本部へ急行。

 最近、認知症の方の捜索が、時々あります。しかも今回の方の捜索地域は、
自宅からはるかに離れた山の中です。ところが、以前、散々捜索して発見出来
なかった方の遺体が、やはりはるか離れた山中で発見されたことを思うと、認
知症の方は、すごく遠くまで歩いて行くということを認識しないといけません。
つい最近では、金沢駅ではぐれて、相当離れた白山市内で、交通事故に遭われ
て亡くなった方もいました。実は、私の祖母も、認知症になりかけの頃、よく
遠くへ歩いて行ってしまうことがありました。その時は、幸い発見が早くて連
絡がありました。なにせ格好が、スリッパや裸足と言った、誰が見てもおかし
いと思う格好だったのと、地域の知り合いがたまたま見つけてくれたこともあ
りました。周辺の交番には、全てお世話になったことを覚えています。

 そんな時に、迎えに行った私に祖母が「どこのどなたか、知りませんが、あ
りがとうございます。」と言われて、当時、認知症ということに対する知識が
まったく無かった私は、「何言うとんがいね!孫のこーよーやがいね!」と祖
母をかなり叱った覚えがあります。認知症の方への対応としては、最悪の態度
だったのです。そんな時は、「どういたしまして」と流して、孫であることを
それとなく気づいてもらい、気づいた時も、さっき忘れていたことを、こっち
は、気づいていないフリをしなくてはいけません。そして祖母には、連絡先を
書いた何かを持たす、孫のこーよーという名札を家族が付ける等々の工夫をす
れば、症状は進まなかったかもしれません。

 平地に住む私達には、慣れない山中の捜索は、かなりこたえます。ちょっと
入った山の中なのに、道から脇は藪で何も見えません。こんな山の中まで来る
ことってあるのかなと、母親に話したところ、なんと同じ場所で、祖父がやは
り発見されていると言われました。そんな話しは初めてだったので、びっくり
しましたが、その辺の山には、町や集落が所有している山もあって、時々行っ
ていたというのです。昔、ボーイスカウトで何度も言った地域なので、よく分
かりますが、歩いて行くにはかなりの距離であることは、間違いありません。
祖父が亡くなったのは、私が3歳の時でしたので、記憶にはわずかしかありま
せんが、当時は着物をはだけて草履履きだったので、不審に思った山の集落の
方から連絡があったので、迎えに行ったそうです。まあ、当時の野々市町の人
口と言えば6000人ほどで、どこのだれそれってすぐに分かったのだと思い
ます。

 最近の消防団は、火消しと言うより、水防や捜索と言った任務が増えていま
す。これも時代の流れかもしれませんが、捜索に関しては、とても他人事とは
思えないこともあり、当事者の気持ちを思うと、やりきれなくなります。そし
て残念ながら、その行方不明者の方は、未だ発見に至っていません。どこかで
元気にいらっしゃることを祈るだけです。

林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/

            平成21年度       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 317袋/360袋 88%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 412袋/490袋 84%    9月15日  
普通のコシヒカリ    490袋/647袋 75%    9月15日    
ハナエチゼン      175袋/243袋 72%   8月28日
ひとめぼれ        206袋/231袋 89%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884
発行 (株)林農産 林浩陽 2001 Copyright(C)
    〒921-8833 石川県石川郡野々市町藤平132
    TEL 076-246-1241 FAX 076-246-3113 
http://www.hayashisanchi.co.jp
 koyo@karatsu.ne.jp
 ご意見・アドレス変更・配信中止はこちらまで
884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884884