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林さんちのあぐらぐち物語 2010年 卯月4号
http://www.hayashisanchi.co.jp
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このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年 卯月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. 巻頭言
いくらなんでも、もうそろそろ春らしいお天気になっても良さそうですが、
そんな淡い期待も火山噴火のように、どこかにぶっ飛んでしまったようです。
思い出せば、その平成5年の悪夢のような冷夏の年も、春先からかなり寒かっ
た。こうなれば冷夏を前提に、米作りをしなくてはいけないかもと考え始めて
います。
在庫メーター 空←――――――――――――――――→満
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
ハナエチゼン ■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ ■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□
詳しい数字は、メルマガの最後に
2.今週の林さんち・・・・冷害でもワルツを
忘れもしない平成5年の冷害。それは、私の骨の髄まで染み込んだ寒さの記
憶とともに昨日のことにように甦ります。期せずして平成4年に天皇杯を受賞
し、栄光の頂点?に達した翌年の3月23日福井県の芦原サーキットでのミニ
バイクレースで転倒、後続車に轢かれて肋骨5本を折る大怪我をしての入院。
その後の私自身の生き方に大きく影響与えた3週間の入院を経て復帰したのが
ちょうど今頃の代掻き時期です。しかしいくらなんでも3週間で肋骨がくっ付
く訳はなくモトGPライダー並みに半分折れたままの肋骨を、コルセットでギ
ュッと固めてトラクターに激痛に耐えながら乗っていました。その時も、とに
かく雨の中の代掻きが多かったことを、覚えています。それでも幸い購入して
間もないキャビン付きトラクターがあったので暖房を効かせての乗車は、助か
りました。
しかしゴールデンウィークの田植え時期になっても一向に好天に恵まれませ
ん。田植機は、さすがにオープンなので雨の中、合羽とさらに寒くて防寒着を
着込むだけ着込んでの田植えでした。こうなると寒くて骨折部分の痛みが増す
ので、かと言って着込むことによりその圧迫でさらに痛いという状況になりま
した。あれから17年も経ちますが、冷たい雨に打たれながらの寒い!痛い!
田植えは、キッチリ私の記憶に刻まれることとなりました。さらに記憶に刻ま
れたのが、その後の冷害による米不足による狂騒。農家も業者も、そして農協
さんも気が狂ったように、高価でお米を販売しまくっていました。そして売り
渋りで米不足、外米の緊急輸入、その結果が国民の米離れに拍車をかけてしま
いました。そして翌年の平成6年は、一転して大豊作、米離れした消費は、取
り戻せるわけもなく大暴落、大量在庫という最悪のパターンでした。
その後、狂ったように踊る米業界を見つめるだけだったのが、米販売自由化
により農家側でも主導権を握ることが出来るようになりました。林さんちが打
ち出したアイデアは、豊作であろうが不作であろうが一定の価値の提供。どん
なに不作でも、林さんちはワルツを踊っていたいと考えています。さらに平成
5年以来、土作り資材の投入、肥料体系の見直し、品種構成の見直しを加えて
有事に備えて来ました。冷夏の場合、化学肥料の効果が激減、最後は地力がモ
ノを言います。化学肥料にしても田植機の側条散布機による一発肥料ではなく
半分を田んぼ全体に散布して二発肥料にすることによる地力利用の栽培方法へ
の変換。化学肥料栽培の面積を減らし、有機肥料栽培の面積を増やすしました。
さらに品種構成の中に低温に強い「ひとめぼれ」を加えました。平成5年の
冷害の時も「ひとめぼれ」だけは、かなり頑張ったと聞きます。その名に恥じ
ず冷夏でも猛暑でも、東北生まれのお米らしく粘り強い生育をしてくれる林さ
んちの「しっかり者」です。ここまでは、すでに仕込まれた作戦ですが、いよ
いよ田植えに向け今度は、肥料散布量をどうするか?の選択があります。冷夏
と分れば当然散布量を抑える必要があります。平成5年の冷害の時は、田植機
の肥料散布機が詰まって化学肥料の散布が出来なかった稲だけが稔っていまし
た。林さんちの肥料散布量は、食味を保つために一般的な量より少なめに設定
しています。それでも本格的な冷夏には、対応出来るかは、自信がありません。
さてこれから天気予報を睨みながらの迷い葛藤の日々が続きそうです。
↓そんな林さんちのお米はこちら↓
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3、せめて志民の我々だけでも
昨年来、頑張って来た「よい国つくろう!日本志民会議」の活動ですが4月
18日に新党設立の発表がありました。しかし党名が「日本創新党」聞いて我
が耳を疑いました。「よい国」も「志民」の文字もまったく見当たりません。
良く読めば「新しい日本を創る」とも解釈できますが、どう見ても「日本新党
」の焼き直しに見えます。さらに新聞テレビの報道をみても、どこにも志民運
動からの新党立ち上げとは、まったく出てこない。そしてそれに先立ち、4月
12日に志民運動に関わって来た主だったメンバーを集め会議がありました。
その名も「100人委員会」つまりこの100人を核にして、今後の運動展開
を話し合う会議、、と思って北陸地区からも3名が参加しました。
3名とも青年塾生で農業を営んでいるので、もしかしたら新党の農業政策に
ついての提言をまとめる役目とか、またもっと違う展開があるかもしれないと
かなり「腹をくくって」の春作業ど真ん中に穴を空けての参加でした。しかし
会場には、100人どころか200人以上も集まっていて大盛会、、だと思っ
たのは最初だけ。携帯は、鳴らすわ、私語雑談、斜に構えて聞いている等々、
とても志民とは、思えない方が会場のそこらじゅうにいたのです。そして上甲
晃氏をはじめ多くの方の非常に重要な提案があったにも関わらず、その後の質
疑応答は、まったく的ハズレの質問や、自論をとうとうと語る人が出て来て会
議になりませんでした。原因は、どうも良かれと思って誰彼となく、お誘い合
わせの上参集した方がおられたようです。
そんなことがあっての新党設立、テンションガタ落ちです。22日に実行委
員長を囲む会を委員の皆様が催してくれましたが、やはり不満続出。しかし最
後は、「せめて北陸地区だけでも」志民運動の精神を貫き上甲晃氏を信じて応
援して行こうと話し合いました。しかしそれからのマスコミを見ても、ますま
す方向性が違う方向に向いています。誰も首長連合だから応援しているのでは
なくそもそも政治家ありきで志民運動しているのではありません。これでは、
せっかく志民登録していただいた方に申し訳が立ちません。そんな気持ちで悶
々と過ごしていましたが、先日、上甲晃氏から手紙届きました。
そこには、私が感じたのとまったく同様のことが書かれていました。必死に
志民運動の精神をもっての新党設立を訴えても、まったく取り上げてもらえな
い状況がそこには、ありました。そうなんです、あれほど今回の志民運動には、
困難が伴うと聞かされていたのに、新党の名前や、たった1回の会議、そして
マスコミの報道に振り回されて、落ち込んでしまったのです。「志民運動」と
いう言葉の意味がマスコミからすれば、宇宙人の言葉としてまったく理解され
ないことは、よ〜〜く分りました。そして今、我々志民のメンバーが、上甲晃
氏を信じてあげなければ、誰が信じてあげられるのでしょうか?もうこうなれ
ば、ただただ志民として活動するのみです。
林さんちの商品注文はこちら→http://www.hayashisanchi.co.jp/cargopro/
平成21年度 新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 173袋/360袋 48% 9月25日
普通じゃないコシヒカリ 209袋/490袋 46% 9月15日
普通のコシヒカリ 330袋/647袋 51% 9月15日
ハナエチゼン 87袋/243袋 36% 8月28日
ひとめぼれ 118袋/231袋 51% 9月 8日
敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。
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