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     林さんちのあぐらぐち物語 2010年 文月4号
       http://www.hayashisanchi.co.jp

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 このメールマガジンは、林さんちの大切なお客様と、ホームページをみて
   林さんちに興味をもっていただいたお客様にお送りしています。
   
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 2010年   文月4号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/

1. 巻頭言

連日気温32度を超える日々が続いています。猫のちょみのすけも、もうや
っとれんとばかりにグッタリしています。天気予報の雨マークを見て喜んでい
たら全然降らずにガッカリしています。春先は、雨ばかりで晴れマークを望ん
でいたのに人間って勝手ですよね。とにかく田んぼにタップリ水を与えるのみ
です、、o(^o^)o

******* 田んぼのフェスティバル開催のお知らせ *******

 8月22日(日)午後3時開店、午後4時半演奏開始 午後7時終演予定

    今年のテーマは「ようこそ新型コンバイン&玄米色彩選別機」

 在庫メーター     空←――――――――――――――――→満 
超普通じゃないコシヒカリ ■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□
普通じゃないコシヒカリ  ■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□
普通のコシヒカリ     ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□
ハナエチゼン       ■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
ひとめぼれ       ■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□

             詳しい数字は、メルマガの最後に

2.今週の林さんち・・・・瑞穂の国を忘れた人達へ

 最近、林さんちの「オア田んぼ構想」に共鳴する出来事が二つありました。
「オア田んぼ構想」は、オアシスと田んぼの造語である。皇帝ペンギンが卵を
産んで育てる場所が「オアモック」=氷の大地のオアシスと呼ばれていること
にヒントを得た考えです。林さんちは、都市部と農地のちょうど境目にありま
す。ここ20年でその境界線は、どんどん林さんちの農地を飲み込んできまし
た。おそらくこの先、林さんちの周辺だけを残して都市化して行くのも時代の
流れかもしれません。

 そんな時、なぜそこまでして農地を都市部に残さねばならないかという疑問
の答えが「オア田んぼ構想」なのです。おそらく林さんち周辺だが貴重な都市
の中のオアシスになると予想されます。都市は、非常に便利な場所であると同
時に環境に対しては、非常に負荷をかける場所でもあります。ヒートアイラン
ド現象、降雨時の急激な増水で、数々の被害が出ています。それに比べ田んぼ
があると夏も涼しいし、田んぼが水を貯めて保水する能力もあります。そして
なんと言っても田んぼという原風景が日本人の心を癒すのです。

 多くの都市部の地主さんは、農業生産で食糧を作るというより財産としての
価値を重要視していて何かあると田んぼを売って埋めてしまいます。しかし少
しでも田んぼの意義を「オア田んぼ構想」によって感じてもらえれば、その歯
止めになるのではと私は、考えています。そんな時、金沢大学の学生さんから
都市部の田んぼが、気温の上昇を防いでいることをデータ的に研究したいと相
談がありました。もう望むところで、二つ返事で了承しました。住宅地に囲ま
れていながらも、結構大きな田んぼをいくつか候補に上げて選んでもらいまし
た。8月中に、観測機を置いてデータを収集するそうです。結果が楽しみです。
ちなみに林さんちにはエアコンはありませんが、夏の夜も普通に寝ています。
それは外が田んぼで涼しい夜風が吹くからです。都市部じゃ考えられませんね。

 そしてさらに最近、県の方から田んぼが洪水等を防ぐ有効な手段にならない
かデータを取らせて欲しいとこれまた「待ってました!」と言わんばかりの申
し出があり、これまた二つ返事で受けました。日曜日に結婚式で行った新潟県
村上市では、洪水に備え田んぼの排水にもう一枚板を当てて高い水位を保つよ
うにしているそうです。その板には、直径5センチの穴を開けて、排水時にゆ
っくりと水が用水に流れるようにしてあるそうです。ここ野々市町でも、ここ
最近上流の開発で河川が溢れたりすることが起きてきました。しかし田んぼさ
えあれば、それが軽減されることは間違いないのです。それをデータとして収
集出来れば私の「オア田んぼ構想」もさらにリアリティーを増すことが出来ま
す。

 ただしいざ集中豪雨になった場合、排水の板どころか、田んぼの畦を遥かに
超えて、道路に囲まれたエリアは全て水浸しになります。林さんちの前の県道
と向かいの小学校の周辺の道路は、田んぼより1mは高いのですが、以前台風
の際、完全に小学校と道路と水面が同じになっていました。そうやって下流に
一気に流れるのを防いでいたのです。そんな時、林さんちに「あんたの田んぼ
から水が溢れて家の前を流れている!」と苦情の電話があります。そんな時は
「それは逆ですよ!林さんちの田んぼが水を貯めてお宅を守っているのですよ
!」と言い返しています。瑞穂の国のアイデンティティーを忘れた全国の人達
に、分かってもらえるまで頑張ります、、o(^o^)o

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3、消防の未来日記

 7月24日に行われた第58回石川県消防操法大会が無事終わりました。結
果は、昨年の15位から一つ上がって14位。このたった一つ順位を上げるた
めに一体どれだけの汗を流したことか。今から8年ほど前に今の分団長が一人
で石川県消防操法大会通称「県大会」を見学に行きビデオテープで納めて来ま
した。その時は、確かちょうど「野々市町じょんから祭り」の日にあたり分団
幹部からは、ブーブー文句を言われながらも行っていたのを覚えています。そ
の時、幟旗がたなびいて強豪分団が県内から一堂に会し凄かったぞ!と興奮気
味に話をされていたのを今でも覚えています。しかしこの分団長が、分団の反
対を押し切って撮って来てくれたビデオがことの始まりだったのです。

 そして5年前に初めて県大会に行き石川県能登町の三波分団が全国大会レベ
ルだと知りました。当然、石川県では常にトップの成績でした。そして今度は、
4年前に兵庫県で行われた第20回全国消防操法大会に見学に行きました。こ
の時、分団員も誘ったのですが誰も来てくれず寂しく一人で行ったのでした。
そしてその大会で三波分団が見事、全国優勝の栄冠に輝いたのです。その操法
を生で目の当たりに見た私は、非常に興奮したのを覚えています。偶然、その
日はハシゴ登りの練習で分団員が出動していて帰るなりビデオ上映して分団員
に熱く全国大会の様子を語ったのでした。しかし、その時聞いていた分団員も
どこか別の世界の話のように感じていたようです。

 昨年、三波さんの県大会の会場練習を見学に行こうと誘っても、結局私一人
で土砂降りの中で見ていました。強豪チームの多い、岐阜県大会を見学に行こ
うと誘ってもやはり私一人、そしてこれまた土砂降りで洪水警報が出て大会が
中止!観光して帰って来たのでした。ところが今年、三波さんの練習に誘うと
分団員が3名参加、そして岐阜県大会には、小型ポンプチームが私を逆に誘う
という向上心が芽生えて来ました。たった一人でも思いの強い人間がいれば、
物事は変わり、それにつれて人も変わるのです。

 そして別世界のように見ていた分団員も、まさか全国大会に行くとは思いも
しなかったと思うけど実際の映像と経験談を聞いていたというだけでもそれは
アドバンテージになるはずです。さらに昨年、全国大会会場の愛知県蒲郡市に
実際に行って来たのも大きいと感じます。何事でも、夢のような事でも、とに
かく「思ってみる」「行ってみる」「触ってみる」といったことが大切なので
す。そのことが未来日記に知らず知らずのうちに書き込まれていくのです。消
防に関しては順調に未来日記が完成していますが、農業となるとなかなか進み
ません。食の命の大切さを伝えようと必死に頑張っていますが、未来日記に書
き込まれるためには、もっと強く思い、いろんな所へ行き、触ってみないとい
けないのかもしれません。さて次の未来日記には、県大会優勝ポンプ車で全国
大会出場と書き込みますか!

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            平成21年度       新米発売日
超普通じゃないコシヒカ 103袋/360袋 29%    9月25日
普通じゃないコシヒカリ 112袋/490袋 23%    9月15日  
普通のコシヒカリ    115袋/647袋 18%    9月15日    
ハナエチゼン       31袋/243袋 13%   8月28日
ひとめぼれ        45袋/231袋 20%   9月 8日

敬白
「あぐらぐち」とは、我が社の志高きプロバイダー氏が、名付けた、
「ホームページといういろりばたで、あぐらをかいて、話でもしまいけ」と
いう意味で名付けられました。
妙ですが、オリジナリティーがあって、私は気に入っています。
なお、「こんなメールマガジンいらないよ」
「HPの日記読んでるからいらないよ」と言う方は、
そのまま送り返しください。こちらで、リストから、外します。

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